36 / 72
第二章
第36話「蠱毒よ、俺は再びやってきた」
しおりを挟む
ライミーが地面に膝をついて顔をしかめている。
俺とリルはライミーに駆け寄り、猫たちも心配そうにしている。
「ライミー、どうしたの!?」
「クルニャー(ライミー、大丈夫?)」
ライミーは苦しそうで、顔色も悪いようにみえる
「…………大丈夫。
…………少し疲れただけ」
ライミーは大きく深呼吸をして呼吸を整える。
すぐに立ち上がり、少し休めば大丈夫と言う。
一見、少し落ち着いたように見える。
旅をしてきたみたいだし、その疲れってこと?
その時、門の方からミーナの声が聞こえてくる。
「ただいま~!」
ミーナが仕事から帰ってきたようだ。
猫が数匹ミーナの方へ向かった。
お出迎えのつもりだろうか。
「ミーナ、おかえり!」
「ただいま。あ……、お客さまかな?」
ミーナがライミーに気づいた。
「ポヨ族のライミーだよ。森で会ったんだけど、今日からうちで一緒に過ごすことになるんだ」
リルがライミーを紹介する。
「…………ライミーです」
ライミーがちょっと緊張している。
「私はミーナよ。私もリルにお世話になってる立場だし、気を使わないでね。ミーナって気軽に欲しいな」
「…………ミーナ。
…………よろしく」
「うん、ライミー。よろしくね! でもポヨ族って珍しいわね。会ったのは初めてよ」
やっぱり珍しい種族なんだ。
ただ、言い方からすると聞いたことはあったようだ。
ミーナはギルドで働いてるからか、いろんな事を知ってるよね。
ライミーは緊張がとけたのか、表情もいくぶんやわらいだ気がする。
良かったポヨ。
なんとなくライミーの口癖を頭の中でつぶやいてみた。
特に意味はないポヨ。
その後、他愛もない会話を少ししてから、ライミーにはゆっくり休んでもらうことにした。
さっき倒れたのも気になるしね。
ライミーには一部屋使ってもらうことにして、俺はいつもどおりリルとミーナと一緒の部屋で寝る。
部屋はいっぱいあまってるけど、寝る時は一緒が良いというのがリルとミーナの共通の意見だ。
もちろん俺が大賛成なのは言うまでもないことだ。
ライミーが倒れたこと、ポヨ族のこと、調べられる立場にあるミーナに詳しく調べてもらうべきだったかもしれない。
俺がミーナに直接言葉で伝えることはできないけど、ライミーを通して頑張れば伝えられたのではないだろうか。
そうすれば、後にあんな思いをすることはなかったかもしれない……。
もっとライミーのことを知っていれば……。
◇◇◇
次の日、俺は一人で行きたい場所があった。
朝起きてすぐに、リル、ミーナ、ライミーに俺は一人で出かけたいことを訴えた。
もしかしたら、帰りが明日になってしまうかもしれないことも伝えようとクルニャーした。
ライミーが言葉の一部を拾ってくれて、なんとか伝えることができた。
ミーナがライミーに感心してて、リルと同じく猫語を教えて欲しいとお願いしていた。
これって教えて覚えられるものなのかな……?
そんなわけで、俺は今、森の中を疾走している。
ある場所を目指して単独で全力疾走しているところだ。
目的地は“蠱毒の洞穴”。
以前、リルを助ける強さを手に入れるために挑んで踏破した森の中にあるダンジョンだ。
最下層にいた赤竜は本当に強敵だった。
今思えば、オークキングより遥かに強い敵だった。
毒攻撃が上手くハマって勝てたけど、正面からぶつかったら今でも勝てるかあやしいと思う。
今回の目的は、そのドラゴンの素材だ。
皮や肉はもうその場に残ってないかもしれないけど、牙や骨とかは残ってるんじゃないかなと思う。
魔物の素材は、その魔物が強ければ強いほど、強力な武器や防具に加工できる。
リルや猫たちの武器への加工を期待して、素材回収に向かっているというわけだ。
あの洞窟は強力な魔物が多かったので、念のため俺一人で行くことにした。
猛毒持ちの魔物がうじゃうじゃいて、危ないことこの上ないからね。
「クルニャー……(着いた……)」
蠱毒の洞穴の入口に到着した。
相変わらずいい雰囲気をかもし出している。
闇に潜む魔の気配を数倍濃く煮詰めたかのような重くどんよりとした空気。
洞窟自体が獲物を飲み込もうと口を開けているようにすら感じられる。
「クルルゥ……(また魔物が湧いてるかもなあ……)」
時間も結構経っているし、また毒系魔物の巣になってるような気もする。
まあ、一度は踏破したんだし、気にせず行くんだけどね。
俺はあまり気負わずダンジョンに足を踏み入れた。
◇
案の定、毒虫の巣になっていた。
前回、洞窟内の魔物を全滅させたわけじゃないからしょうがない。
大型犬サイズの毒蜘蛛や毒サソリどもをザクザクと倒しながら進む。
調子に乗って進んでいた時のことだ。
いきなり地面が勢いよく盛り上がり、俺はそれに突き飛ばされた。
「ルニャッ!?(痛っ!?)」
罠なんてあったっけ?
俺は空中で受け身を取り、着地しようと……。
着地しようとした地面が陥没した。
俺は落とし穴にハマった。
深さは二メートルくらいで大したことはない。
と思ってると、上から大きな岩が降ってきた。
落とし穴に蓋をするイメージだ。
「クルナ~!(ふざけんな~!)」
降ってきた岩を右腕で粉々にしつつ、落とし穴の外に飛び上がる。
なんだこの悪意のある罠は……と思っていると、視界に大きなイモムシが見えた。
大型犬サイズのイモムシで、毒々しい色をしている。
カブトムシの幼虫のでかいやつだ。
「ギューギュー!」
イモムシが憤慨とばかりに鳴き声を上げる。
こいつが今の罠……いやもしかしたら土魔法か?
俺はイモムシに向かって風刃を放つ。
イモムシに当たると思った瞬間、イモムシの前面に土の壁が出現した。
風刃は土の壁にあたり、壁を少し削っただけにとどまる。
「クルニャー(こいつ!? 発動が早い上に、強度もかなりだ)」
こうなったら、ちょっと本気だしちゃうよ。
“火魔法”と“風魔法”を合成してイモムシに向かって放つ。
――炎熱嵐――
渦巻く炎がイモムシに向かう。
炎の竜巻といった感じだ。
イモムシは土壁を出して防ごうとしたけど、炎は通路を埋め尽くす。
回り込んだ炎がイモムシを丸焼きにした。
「クルニャン……(なにこの威力……)」
ぶっつけ本番で魔法スキルを合成してみた。
思ってた以上の威力にちょっとびっくりした。
森で使ったら大火事になりかねない威力だった。
オークキングのときもそうだったけど、スキルの合成ってとんでもないものの気がする。
二つを合わせて二倍どころか、数倍の威力になることがザラにある予感。
人族にも合成魔法のエキスパートとか、凄い魔法使いがいるかもしれないね。
機会があったら、いろいろ教えてもらいたいものだね。
さて……。
イモムシの丸焼きに近づく。
表面は黒く焦げてプスプスと煙を上げている。
あまり気が進まないけど……。
土魔法の可能性を見せられちゃうとね。
結果だけ言おう――。
体の中がヒュンとして、俺は“土魔法”を覚えた。
そして、リルの美味しいご飯が恋しくなったのだった――。
俺とリルはライミーに駆け寄り、猫たちも心配そうにしている。
「ライミー、どうしたの!?」
「クルニャー(ライミー、大丈夫?)」
ライミーは苦しそうで、顔色も悪いようにみえる
「…………大丈夫。
…………少し疲れただけ」
ライミーは大きく深呼吸をして呼吸を整える。
すぐに立ち上がり、少し休めば大丈夫と言う。
一見、少し落ち着いたように見える。
旅をしてきたみたいだし、その疲れってこと?
その時、門の方からミーナの声が聞こえてくる。
「ただいま~!」
ミーナが仕事から帰ってきたようだ。
猫が数匹ミーナの方へ向かった。
お出迎えのつもりだろうか。
「ミーナ、おかえり!」
「ただいま。あ……、お客さまかな?」
ミーナがライミーに気づいた。
「ポヨ族のライミーだよ。森で会ったんだけど、今日からうちで一緒に過ごすことになるんだ」
リルがライミーを紹介する。
「…………ライミーです」
ライミーがちょっと緊張している。
「私はミーナよ。私もリルにお世話になってる立場だし、気を使わないでね。ミーナって気軽に欲しいな」
「…………ミーナ。
…………よろしく」
「うん、ライミー。よろしくね! でもポヨ族って珍しいわね。会ったのは初めてよ」
やっぱり珍しい種族なんだ。
ただ、言い方からすると聞いたことはあったようだ。
ミーナはギルドで働いてるからか、いろんな事を知ってるよね。
ライミーは緊張がとけたのか、表情もいくぶんやわらいだ気がする。
良かったポヨ。
なんとなくライミーの口癖を頭の中でつぶやいてみた。
特に意味はないポヨ。
その後、他愛もない会話を少ししてから、ライミーにはゆっくり休んでもらうことにした。
さっき倒れたのも気になるしね。
ライミーには一部屋使ってもらうことにして、俺はいつもどおりリルとミーナと一緒の部屋で寝る。
部屋はいっぱいあまってるけど、寝る時は一緒が良いというのがリルとミーナの共通の意見だ。
もちろん俺が大賛成なのは言うまでもないことだ。
ライミーが倒れたこと、ポヨ族のこと、調べられる立場にあるミーナに詳しく調べてもらうべきだったかもしれない。
俺がミーナに直接言葉で伝えることはできないけど、ライミーを通して頑張れば伝えられたのではないだろうか。
そうすれば、後にあんな思いをすることはなかったかもしれない……。
もっとライミーのことを知っていれば……。
◇◇◇
次の日、俺は一人で行きたい場所があった。
朝起きてすぐに、リル、ミーナ、ライミーに俺は一人で出かけたいことを訴えた。
もしかしたら、帰りが明日になってしまうかもしれないことも伝えようとクルニャーした。
ライミーが言葉の一部を拾ってくれて、なんとか伝えることができた。
ミーナがライミーに感心してて、リルと同じく猫語を教えて欲しいとお願いしていた。
これって教えて覚えられるものなのかな……?
そんなわけで、俺は今、森の中を疾走している。
ある場所を目指して単独で全力疾走しているところだ。
目的地は“蠱毒の洞穴”。
以前、リルを助ける強さを手に入れるために挑んで踏破した森の中にあるダンジョンだ。
最下層にいた赤竜は本当に強敵だった。
今思えば、オークキングより遥かに強い敵だった。
毒攻撃が上手くハマって勝てたけど、正面からぶつかったら今でも勝てるかあやしいと思う。
今回の目的は、そのドラゴンの素材だ。
皮や肉はもうその場に残ってないかもしれないけど、牙や骨とかは残ってるんじゃないかなと思う。
魔物の素材は、その魔物が強ければ強いほど、強力な武器や防具に加工できる。
リルや猫たちの武器への加工を期待して、素材回収に向かっているというわけだ。
あの洞窟は強力な魔物が多かったので、念のため俺一人で行くことにした。
猛毒持ちの魔物がうじゃうじゃいて、危ないことこの上ないからね。
「クルニャー……(着いた……)」
蠱毒の洞穴の入口に到着した。
相変わらずいい雰囲気をかもし出している。
闇に潜む魔の気配を数倍濃く煮詰めたかのような重くどんよりとした空気。
洞窟自体が獲物を飲み込もうと口を開けているようにすら感じられる。
「クルルゥ……(また魔物が湧いてるかもなあ……)」
時間も結構経っているし、また毒系魔物の巣になってるような気もする。
まあ、一度は踏破したんだし、気にせず行くんだけどね。
俺はあまり気負わずダンジョンに足を踏み入れた。
◇
案の定、毒虫の巣になっていた。
前回、洞窟内の魔物を全滅させたわけじゃないからしょうがない。
大型犬サイズの毒蜘蛛や毒サソリどもをザクザクと倒しながら進む。
調子に乗って進んでいた時のことだ。
いきなり地面が勢いよく盛り上がり、俺はそれに突き飛ばされた。
「ルニャッ!?(痛っ!?)」
罠なんてあったっけ?
俺は空中で受け身を取り、着地しようと……。
着地しようとした地面が陥没した。
俺は落とし穴にハマった。
深さは二メートルくらいで大したことはない。
と思ってると、上から大きな岩が降ってきた。
落とし穴に蓋をするイメージだ。
「クルナ~!(ふざけんな~!)」
降ってきた岩を右腕で粉々にしつつ、落とし穴の外に飛び上がる。
なんだこの悪意のある罠は……と思っていると、視界に大きなイモムシが見えた。
大型犬サイズのイモムシで、毒々しい色をしている。
カブトムシの幼虫のでかいやつだ。
「ギューギュー!」
イモムシが憤慨とばかりに鳴き声を上げる。
こいつが今の罠……いやもしかしたら土魔法か?
俺はイモムシに向かって風刃を放つ。
イモムシに当たると思った瞬間、イモムシの前面に土の壁が出現した。
風刃は土の壁にあたり、壁を少し削っただけにとどまる。
「クルニャー(こいつ!? 発動が早い上に、強度もかなりだ)」
こうなったら、ちょっと本気だしちゃうよ。
“火魔法”と“風魔法”を合成してイモムシに向かって放つ。
――炎熱嵐――
渦巻く炎がイモムシに向かう。
炎の竜巻といった感じだ。
イモムシは土壁を出して防ごうとしたけど、炎は通路を埋め尽くす。
回り込んだ炎がイモムシを丸焼きにした。
「クルニャン……(なにこの威力……)」
ぶっつけ本番で魔法スキルを合成してみた。
思ってた以上の威力にちょっとびっくりした。
森で使ったら大火事になりかねない威力だった。
オークキングのときもそうだったけど、スキルの合成ってとんでもないものの気がする。
二つを合わせて二倍どころか、数倍の威力になることがザラにある予感。
人族にも合成魔法のエキスパートとか、凄い魔法使いがいるかもしれないね。
機会があったら、いろいろ教えてもらいたいものだね。
さて……。
イモムシの丸焼きに近づく。
表面は黒く焦げてプスプスと煙を上げている。
あまり気が進まないけど……。
土魔法の可能性を見せられちゃうとね。
結果だけ言おう――。
体の中がヒュンとして、俺は“土魔法”を覚えた。
そして、リルの美味しいご飯が恋しくなったのだった――。
0
お気に入りに追加
1,708
あなたにおすすめの小説
【完結】引きこもり令嬢は迷い込んできた猫達を愛でることにしました
かな
恋愛
乙女ゲームのモブですらない公爵令嬢に転生してしまった主人公は訳あって絶賛引きこもり中!
そんな主人公の生活はとある2匹の猫を保護したことによって一変してしまい……?
可愛い猫達を可愛がっていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまった主人公の無自覚無双の幕開けです!
そしていつのまにか溺愛ルートにまで突入していて……!?
イケメンからの溺愛なんて、元引きこもりの私には刺激が強すぎます!!
毎日17時と19時に更新します。
全12話完結+番外編
「小説家になろう」でも掲載しています。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
幼馴染のチート竜,俺が竜騎士を目指すと伝えると何故かいちゃもんつけ始めたのだが?
モモ
ファンタジー
最下層のラトムが竜騎士になる事をチート幼馴染の竜に告げると急に彼女は急にいちゃもんをつけ始めた。しかし、後日協力してくれそうな雰囲気なのですが……
睡眠スキルは最強です! 〜現代日本にモンスター!? 眠らせて一方的に倒し生き延びます!〜
八代奏多
ファンタジー
不眠症に悩んでいた伊藤晴人はいつものように「寝たい」と思っていた。
すると突然、視界にこんな文字が浮かんだ。
〈スキル【睡眠】を習得しました〉
気付いた時にはもう遅く、そのまま眠りについてしまう。
翌朝、大寝坊した彼を待っていたのはこんなものだった。
モンスターが徘徊し、スキルやステータスが存在する日本。
しかし持っているのは睡眠という自分を眠らせるスキルと頼りない包丁だけ。
だが、その睡眠スキルはとんでもなく強力なもので──
魔境暮らしの転生予言者 ~開発に携わったゲーム世界に転生した俺、前世の知識で災いを先読みしていたら「奇跡の予言者」として英雄扱いをうける~
鈴木竜一
ファンタジー
「前世の知識で楽しく暮らそう! ……えっ? 俺が予言者? 千里眼?」
未来を見通す千里眼を持つエルカ・マクフェイルはその能力を生かして国の発展のため、長きにわたり尽力してきた。その成果は人々に認められ、エルカは「奇跡の予言者」として絶大な支持を得ることになる。だが、ある日突然、エルカは聖女カタリナから神託により追放すると告げられてしまう。それは王家をこえるほどの支持を得始めたエルカの存在を危険視する王国側の陰謀であった。
国から追いだされたエルカだったが、その心は浮かれていた。実は彼の持つ予言の力の正体は前世の記憶であった。この世界の元ネタになっているゲームの開発メンバーだった頃の記憶がよみがえったことで、これから起こる出来事=イベントが分かり、それによって生じる被害を最小限に抑える方法を伝えていたのである。
追放先である魔境には強大なモンスターも生息しているが、同時にとんでもないお宝アイテムが眠っている場所でもあった。それを知るエルカはアイテムを回収しつつ、知性のあるモンスターたちと友好関係を築いてのんびりとした生活を送ろうと思っていたのだが、なんと彼の追放を受け入れられない王国の有力者たちが続々と魔境へとやってきて――果たして、エルカは自身が望むようなのんびりスローライフを送れるのか!?
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる