33 / 72
第二章
第33話「新たな出会い」
しおりを挟む
森の中を独り歩く者がいる。
黒いローブ姿のその者の足取りは重い。
「…………疲れた」
声は少女のそれだ。
口数が少ないのは、疲労ゆえかそれとも性格によるものだろうか。
とぼとぼとあまり変わらない景色の中を歩く。
「…………水」
喉が渇いているようだ。
水を求めてさまよい歩いている。
「…………ぽよ」
その者の前には、延々と木々が広がるばかりだった――。
◆◆◆
今日はギルドの依頼を受けて森にきている。
俺のすぐ後ろには、可愛い狼っ娘と五匹の猫がついてきている。
猫たちは狩りの雰囲気に慣れさせるために連れてきた。
いざという時に守れるように、一組ずつ連れ歩くことにした。
「シュン、サンダーバッファローすぐ見つかるかな?」
リルが俺に声をかけてくる。
今回の討伐対象は、Cランク魔物のサンダーバッファローだ。
体に電気をまとって、外敵から身をまもったりするとのことだ。
見た目は水牛のような感じらしい。
川の近くに出没することが多いらしい。
俺たちは川沿いを上流に向かって進んでいる。
しばらく進むと少し先に気配を感じた。
目的の魔物だろうかと考えていた時のことだ。
バチッと雷撃のような音が、向かってる方角から聞こえた。
「クルニャ!(向かうよ!)」
俺たちは音のした方へ急ぐ。
すぐに視界に一体の魔物……と、そのそばで倒れている人らしき姿が見える。
魔物は特徴からしてサンダーバッファローだろう。
その水牛の太い足は、半分ほど川に浸かっている。
その近くに黒いローブ姿の人がうつぶせに倒れている。
やばそうだ!
「シュン!」
「ニャン!(ボス!)」
リルとミケの声が耳に入った時には、すでに駆け出していた。
水牛との距離を一気につめる。
途中でこちらに気づかれたけど、速度にものを言わせて近づく。
近づいたところで風刃を放ち、水牛を倒す。
水牛を倒したところで、倒れている人の方を見てみる。
「クルルゥ……(死んでるってことはないよね……)」
ちょっと不安になりながらも、黒ローブの人に近づいてみる。
うつぶせに倒れているため、その顔は見えない。
恐る恐る、肩のあたりを手でツンツンしてみる。
ん?
感触に違和感が……。
思っていた以上に柔らかい感触だった。
もしかして女の子?
こんなところに一人で?
リルも猫を六匹連れてるけど、女の子一人と言えば一人かもしれない。
ふとそんなことを思った。
黒ローブの人をゴロンと仰向けになるように転がしてみる。
「ルニャ!?(本当に女の子!? それよりも……)」
可愛らしい女の子だった。
見た感じの歳はリルより少し上くらいに見える。
ただ……、その姿に驚いた。
「クルルゥ……?(人じゃない……?)」
遠くからぱっと見ただけなら人に見えるだろう。
けど、近くで見ると明らかに人と違う点がある。
肌が白くプニプニした感じなのだ。
よくモチモチのほっぺたというけど、ツンツンしたらそれどころではない弾力だった。
なんというかクセになる弾力?
俺の肉球を上回るプニプニ感に、軽い敗北感をおぼえた。
俺の頭に浮かんだのは、『スライム娘』という言葉だった。
白スライムの女の子が俺の目の前に倒れている。
「シュン~!」
リルと猫たちが追いついてきた。
◇
リルがスライム娘の脈を確認して、少しほっとしたところだ。
みんなでスライム娘の様子を見守っている。
スライム娘が小さくうなりながら目を覚ました。
「…………うぅ」
「おはよっ」
リルがスライム娘に声をかける。
「…………おはよう?」
寝起きのスライム娘は戸惑っている様子だ。
声は少女らしく可愛らしいものだった。
戸惑うのもしょうがないと思う。
目覚めたら狼っ娘と猫に囲まれてるんだもんね。
「だいじょうぶ?」
リルが心配そうにしている。
「…………モフモフがいっぱい。…………ここは天国?」
スライム娘はポーっとしている。
モフモフするのが天国というのは、俺も同意だ。
「あれのそばで倒れてたんだよ」
リルが水牛の方を指差す。
スライム娘はそれを見て思い出したようだ。
「…………バチッときた」
スライム娘が倒れていた経緯を教えてくれた。
どうやら川で水を飲んでたところ、通りがかりの水牛が川に雷撃を放ったらしい。
それに感電して倒れていたらしい。
この口数の少ない少女は、運が悪かったようだ。
「え~と、わたしはリル。こっちはシュンと猫たちだよ。あなたの名前は?」
リルがスライム娘に自己紹介する。
プニプニな感じから普通の人族ではないことを、リルも気づいてるはずだ。
リルはそういうのあまり気にしないもんね。
あるとしたら、俺と一緒でプニプニさせて欲しいなとか、そんなところだろう。
「…………ライミ―」
スライム娘はライミ―と言うらしい。
ライミ―は、黒ローブの下は軽装だった。
短めのショートパンツからのぞく太ももがプニプニしててまぶしい。
美味しそう……じゃなくて、触りたい……でもなくて、膝まくらして欲しい……。
駄目だ……、見てると邪念しか浮かばない。
「…………じ~」
邪念にもだえてたら、ライミ―が俺をじっと見ていた。
なんだか見透かされてるようで、恥ずかしい気持ちになる。
ライミーは寡黙であまり表情を変えない子だけど、なんとなく悪い子ではない気がする。
「ライミー、よろしくね!」
リルが笑顔でライミーの手を握る。
「クルニャン!(よろしくね!)」
「「「ニャーン!(よろしく~!)」」」
ここで出会ったのも何かの縁だと思う。
「…………よろしく」
ライミーの表情はあまり変わらないけど、なんだか嬉しそうにしてる気がする。
「ライミーの手、プニプニで気持ちいいね!」
リルがライミーの手の感触を喜んでいる。
「…………ぽ、ぽよ」
ライミーが明らかに照れている様子だ。
照れ方が可愛いな……。
「クルニャーン(いいなあ……俺も俺も)」
リルが羨ましくて、俺もライミーに近づいた。
「…………触りたい?」
俺の気持ちを察したのか、ライミーが白い太ももを俺に近づけてくれる。
プニプニスライム太ももが目前に……。
「クルルゥ?(触っていいの?)」
俺は上目づかいでライミーを見る。
「…………少しだけ」
ライミーが少し照れている。
お言葉に甘えて触らせてもらうことにする。
「クルニャ(いくよ)」
ちょっとばかり気合を入れて、ライミーの太ももをツンツンする。
「ルニャッ!?(これは!?)」
何というか、凄く気持ちいい。
プヨンプヨンと押し返してくる弾力がたまらない。
ずっとプニプニしていたくなる。
ふと、梱包用のプチプチを無心でプチる心境になった。
ツンツン……、プニプニ……。
ツンツン……。
「…………ぽ、ぽよっ!」
俺はライミーの声で我に返った。
ツンツンしすぎたかも。
恥ずかしそうにしてるライミーを見て、ちょっと罪悪感が……。
でも、照れてるライミーがなんか可愛いぞ。
ツンデレならぬツンポヨさんではないか。
ちょっとツンの意味が違うけど。
「クルニャ……(結構なお手前で……)」
混乱していたせいで、俺は変な事を口走っている。
周囲の冷たい視線を感じリルを見ると、ジト目だった。
「シュン……」
ご、ごめんなさい……?
「ニャン……(ボス……)」
猫たちもあきれた様子でこっちを見ている。
「クルニャー……(ご、ごめん。夢中になりすぎました……)」
でもさ、でもさ。
触り心地が良すぎるんだよ。
その時、ライミーが爆弾を投下する。
「…………全身おっぱい?」
このツンポヨさん、真顔で何てことを言いやがる……。
たしかに最高の触り心地だったけどさ。
なんだか無性に恥ずかしくなってきた。
居たたまれなくなった俺は、その場で丸くなる。
その後、リルが「と、とりあえずご飯にしようか」と言うまで、俺は丸まっていたのだった――。
黒いローブ姿のその者の足取りは重い。
「…………疲れた」
声は少女のそれだ。
口数が少ないのは、疲労ゆえかそれとも性格によるものだろうか。
とぼとぼとあまり変わらない景色の中を歩く。
「…………水」
喉が渇いているようだ。
水を求めてさまよい歩いている。
「…………ぽよ」
その者の前には、延々と木々が広がるばかりだった――。
◆◆◆
今日はギルドの依頼を受けて森にきている。
俺のすぐ後ろには、可愛い狼っ娘と五匹の猫がついてきている。
猫たちは狩りの雰囲気に慣れさせるために連れてきた。
いざという時に守れるように、一組ずつ連れ歩くことにした。
「シュン、サンダーバッファローすぐ見つかるかな?」
リルが俺に声をかけてくる。
今回の討伐対象は、Cランク魔物のサンダーバッファローだ。
体に電気をまとって、外敵から身をまもったりするとのことだ。
見た目は水牛のような感じらしい。
川の近くに出没することが多いらしい。
俺たちは川沿いを上流に向かって進んでいる。
しばらく進むと少し先に気配を感じた。
目的の魔物だろうかと考えていた時のことだ。
バチッと雷撃のような音が、向かってる方角から聞こえた。
「クルニャ!(向かうよ!)」
俺たちは音のした方へ急ぐ。
すぐに視界に一体の魔物……と、そのそばで倒れている人らしき姿が見える。
魔物は特徴からしてサンダーバッファローだろう。
その水牛の太い足は、半分ほど川に浸かっている。
その近くに黒いローブ姿の人がうつぶせに倒れている。
やばそうだ!
「シュン!」
「ニャン!(ボス!)」
リルとミケの声が耳に入った時には、すでに駆け出していた。
水牛との距離を一気につめる。
途中でこちらに気づかれたけど、速度にものを言わせて近づく。
近づいたところで風刃を放ち、水牛を倒す。
水牛を倒したところで、倒れている人の方を見てみる。
「クルルゥ……(死んでるってことはないよね……)」
ちょっと不安になりながらも、黒ローブの人に近づいてみる。
うつぶせに倒れているため、その顔は見えない。
恐る恐る、肩のあたりを手でツンツンしてみる。
ん?
感触に違和感が……。
思っていた以上に柔らかい感触だった。
もしかして女の子?
こんなところに一人で?
リルも猫を六匹連れてるけど、女の子一人と言えば一人かもしれない。
ふとそんなことを思った。
黒ローブの人をゴロンと仰向けになるように転がしてみる。
「ルニャ!?(本当に女の子!? それよりも……)」
可愛らしい女の子だった。
見た感じの歳はリルより少し上くらいに見える。
ただ……、その姿に驚いた。
「クルルゥ……?(人じゃない……?)」
遠くからぱっと見ただけなら人に見えるだろう。
けど、近くで見ると明らかに人と違う点がある。
肌が白くプニプニした感じなのだ。
よくモチモチのほっぺたというけど、ツンツンしたらそれどころではない弾力だった。
なんというかクセになる弾力?
俺の肉球を上回るプニプニ感に、軽い敗北感をおぼえた。
俺の頭に浮かんだのは、『スライム娘』という言葉だった。
白スライムの女の子が俺の目の前に倒れている。
「シュン~!」
リルと猫たちが追いついてきた。
◇
リルがスライム娘の脈を確認して、少しほっとしたところだ。
みんなでスライム娘の様子を見守っている。
スライム娘が小さくうなりながら目を覚ました。
「…………うぅ」
「おはよっ」
リルがスライム娘に声をかける。
「…………おはよう?」
寝起きのスライム娘は戸惑っている様子だ。
声は少女らしく可愛らしいものだった。
戸惑うのもしょうがないと思う。
目覚めたら狼っ娘と猫に囲まれてるんだもんね。
「だいじょうぶ?」
リルが心配そうにしている。
「…………モフモフがいっぱい。…………ここは天国?」
スライム娘はポーっとしている。
モフモフするのが天国というのは、俺も同意だ。
「あれのそばで倒れてたんだよ」
リルが水牛の方を指差す。
スライム娘はそれを見て思い出したようだ。
「…………バチッときた」
スライム娘が倒れていた経緯を教えてくれた。
どうやら川で水を飲んでたところ、通りがかりの水牛が川に雷撃を放ったらしい。
それに感電して倒れていたらしい。
この口数の少ない少女は、運が悪かったようだ。
「え~と、わたしはリル。こっちはシュンと猫たちだよ。あなたの名前は?」
リルがスライム娘に自己紹介する。
プニプニな感じから普通の人族ではないことを、リルも気づいてるはずだ。
リルはそういうのあまり気にしないもんね。
あるとしたら、俺と一緒でプニプニさせて欲しいなとか、そんなところだろう。
「…………ライミ―」
スライム娘はライミ―と言うらしい。
ライミ―は、黒ローブの下は軽装だった。
短めのショートパンツからのぞく太ももがプニプニしててまぶしい。
美味しそう……じゃなくて、触りたい……でもなくて、膝まくらして欲しい……。
駄目だ……、見てると邪念しか浮かばない。
「…………じ~」
邪念にもだえてたら、ライミ―が俺をじっと見ていた。
なんだか見透かされてるようで、恥ずかしい気持ちになる。
ライミーは寡黙であまり表情を変えない子だけど、なんとなく悪い子ではない気がする。
「ライミー、よろしくね!」
リルが笑顔でライミーの手を握る。
「クルニャン!(よろしくね!)」
「「「ニャーン!(よろしく~!)」」」
ここで出会ったのも何かの縁だと思う。
「…………よろしく」
ライミーの表情はあまり変わらないけど、なんだか嬉しそうにしてる気がする。
「ライミーの手、プニプニで気持ちいいね!」
リルがライミーの手の感触を喜んでいる。
「…………ぽ、ぽよ」
ライミーが明らかに照れている様子だ。
照れ方が可愛いな……。
「クルニャーン(いいなあ……俺も俺も)」
リルが羨ましくて、俺もライミーに近づいた。
「…………触りたい?」
俺の気持ちを察したのか、ライミーが白い太ももを俺に近づけてくれる。
プニプニスライム太ももが目前に……。
「クルルゥ?(触っていいの?)」
俺は上目づかいでライミーを見る。
「…………少しだけ」
ライミーが少し照れている。
お言葉に甘えて触らせてもらうことにする。
「クルニャ(いくよ)」
ちょっとばかり気合を入れて、ライミーの太ももをツンツンする。
「ルニャッ!?(これは!?)」
何というか、凄く気持ちいい。
プヨンプヨンと押し返してくる弾力がたまらない。
ずっとプニプニしていたくなる。
ふと、梱包用のプチプチを無心でプチる心境になった。
ツンツン……、プニプニ……。
ツンツン……。
「…………ぽ、ぽよっ!」
俺はライミーの声で我に返った。
ツンツンしすぎたかも。
恥ずかしそうにしてるライミーを見て、ちょっと罪悪感が……。
でも、照れてるライミーがなんか可愛いぞ。
ツンデレならぬツンポヨさんではないか。
ちょっとツンの意味が違うけど。
「クルニャ……(結構なお手前で……)」
混乱していたせいで、俺は変な事を口走っている。
周囲の冷たい視線を感じリルを見ると、ジト目だった。
「シュン……」
ご、ごめんなさい……?
「ニャン……(ボス……)」
猫たちもあきれた様子でこっちを見ている。
「クルニャー……(ご、ごめん。夢中になりすぎました……)」
でもさ、でもさ。
触り心地が良すぎるんだよ。
その時、ライミーが爆弾を投下する。
「…………全身おっぱい?」
このツンポヨさん、真顔で何てことを言いやがる……。
たしかに最高の触り心地だったけどさ。
なんだか無性に恥ずかしくなってきた。
居たたまれなくなった俺は、その場で丸くなる。
その後、リルが「と、とりあえずご飯にしようか」と言うまで、俺は丸まっていたのだった――。
0
お気に入りに追加
1,708
あなたにおすすめの小説
【完結】引きこもり令嬢は迷い込んできた猫達を愛でることにしました
かな
恋愛
乙女ゲームのモブですらない公爵令嬢に転生してしまった主人公は訳あって絶賛引きこもり中!
そんな主人公の生活はとある2匹の猫を保護したことによって一変してしまい……?
可愛い猫達を可愛がっていたら、とんでもないことに巻き込まれてしまった主人公の無自覚無双の幕開けです!
そしていつのまにか溺愛ルートにまで突入していて……!?
イケメンからの溺愛なんて、元引きこもりの私には刺激が強すぎます!!
毎日17時と19時に更新します。
全12話完結+番外編
「小説家になろう」でも掲載しています。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
幼馴染のチート竜,俺が竜騎士を目指すと伝えると何故かいちゃもんつけ始めたのだが?
モモ
ファンタジー
最下層のラトムが竜騎士になる事をチート幼馴染の竜に告げると急に彼女は急にいちゃもんをつけ始めた。しかし、後日協力してくれそうな雰囲気なのですが……
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
神々の娯楽に巻き込まれて強制異世界転生ー1番長生きした人にご褒美有ります
ぐるぐる
ファンタジー
□お休みします□
すみません…風邪ひきました…
無理です…
お休みさせてください…
異世界大好きおばあちゃん。
死んだらテンプレ神様の部屋で、神々の娯楽に付き合えと巻き込まれて、強制的に異世界転生させられちゃったお話です。
すぐに死ぬのはつまらないから、転生後の能力について希望を叶えてやろう、よく考えろ、と言われて願い事3つ考えたよ。
転生者は全部で10人。
異世界はまた作れるから好きにして良い、滅ぼしても良い、1番長生きした人にご褒美を考えてる、とにかく退屈している神々を楽しませてくれ。
神々の楽しいことってなんぞやと思いながら不本意にも異世界転生ゴー!
※採取品についての情報は好き勝手にアレンジしてます。
実在するものをちょっと変えてるだけです。
冒険者パーティから追放された俺、万物創生スキルをもらい、楽園でスローライフを送る
咲阿ましろ
ファンタジー
とある出来事をきっかけに仲間から戦力外通告を突きつけられ、パーティを追放された冒険者カイル。
だが、以前に善行を施した神様から『万物創生』のスキルをもらい、人生が一変する。
それは、便利な家具から大規模な土木工事、果てはモンスター退治用のチート武器までなんでも作ることができるスキルだった。
世界から見捨てられた『呪われた村』にたどり着いたカイルは、スキルを使って、美味しい料理や便利な道具、インフラ整備からモンスター撃退などを次々とこなす。
快適な楽園となっていく村で、カイルのスローライフが幕を開ける──。
●表紙画像は、ツギクル様のイラストプレゼント企画で阿倍野ちゃこ先生が描いてくださったヒロインのノエルです。大きな画像は1章4「呪われた村1」の末尾に載せてあります。(c)Tugikuru Corp. ※転載等はご遠慮ください。
最恐魔女の姉に溺愛されている追放令嬢はどん底から成り上がる
盛平
ファンタジー
幼い頃に、貴族である両親から、魔力が少ないとう理由で捨てられたプリシラ。召喚士養成学校を卒業し、霊獣と契約して晴れて召喚士になった。学業を終えたプリシラにはやらなければいけない事があった。それはひとり立ちだ。自分の手で仕事をし、働かなければいけない。さもないと、プリシラの事を溺愛してやまない姉のエスメラルダが現れてしまうからだ。エスメラルダは優秀な魔女だが、重度のシスコンで、プリシラの周りの人々に多大なる迷惑をかけてしまうのだ。姉のエスメラルダは美しい笑顔でプリシラに言うのだ。「プリシラ、誰かにいじめられたら、お姉ちゃんに言いなさい?そいつを攻撃魔法でギッタギッタにしてあげるから」プリシラは冷や汗をかきながら、決して危険な目にあってはいけないと心に誓うのだ。だがなぜかプリシラの行く先々で厄介ごとがふりかかる。プリシラは平穏な生活を送るため、唯一使える風魔法を駆使して、就職活動に奮闘する。ざまぁもあります。
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる