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三界巡行編
第五章:時間移動と空中庭園
しおりを挟む調査隊が現在遺跡施設内で拠点にしている大部屋にやって来た朔耶。
拠点に残っている調査隊メンバーから進捗状況を聞いていると、探索に出ていたメンバーが休憩を取りに戻って来た。コウ達ガウィーク隊とレイオス王子の金色の剣竜隊。それにフレグンス遺跡調査隊だ。
「やほーコウ君。調子はどう?」
「やほー朔耶。色々見つかったよー」
コウに声を掛けてそんな挨拶を交わしたところで、フレグンス遺跡調査隊の代表から最深部に巨大な格納庫施設を見つけた事や、古代文明の様々な資料が記された『発掘品』を大量に確保した等の報告をされた。
朔耶はこの遺跡調査の指揮を執っている訳では無いので、そこまで熱心且つ詳細に報告されても困るなぁと思っていたのだが、神社の精霊曰く、今後も遺跡調査に王室から予算が出る事を期待しているとの事だった。
(まあ、気持ちは分かるけど)
王室特別査察官でもある自分に遺跡調査への興味を持ってもらう事で、安定した活動資金を確保したいという意気込みは理解出来るとする朔耶であった。
調査隊の皆が休憩している間、朔耶はコウと連れ立って大部屋を後にする。件の格納庫や資料室に案内してもらいながら、レクティマの近況について話し合った。
「ティマちゃんの事なんだけど、向こうのお祭りに参加した事が切っ掛けで記憶がかなり戻り掛けてるらしいわ」
「そうなんだ? じゃあそろそろエイネリア連れて行く?」
「そうね、この探索が一段落したら数日以内くらいには連れて行きたいけど、大丈夫?」
「おっけ~」
エイネリアを狭間世界に連れて行く具体的な時期も定まったところで、先程からコウの事を観察していた神社の精霊から奇妙な報告があげられた。
コウドノニ ジクウノ ユガミガ カンジラレル
『時空の歪み?』
神社の精霊によると、転移による世界移動を行った時のような、僅かなズレの痕跡がみられると言う。歪みは既にほとんど消えかかっており、特に問題になるような影響はないそうだ。
朔耶はコウにその事を訊ねてみた。
「何か、コウ君に時空の歪みの跡が出てるってあたしの精霊が言ってるんだけど、何かあった?」
「実はまた過去に行って来たんだ」
コウは今まさにその話をするところだったと言って、時間跳躍が起きた事を説明した。この先にある資料室で精霊石の置物に触れた瞬間、過去の時間に跳ばされたらしい。
「実はここの通路って壊れてて先に進めなかったんだけど――」
虫に憑依して崩れた部分を飛び越え、その先にあった資料室で過去に跳ばされたのだが、そこで通路崩壊の原因である爆弾を無力化して元の時間に戻って来た。
「そしたらここの空間が歪んで通れるようになったんだ」
「大丈夫なのそれ?」
朔耶は、とうとうタイムスリップまでやるようになったかと、コウの特異な多彩さに驚く。念の為、神社の精霊に詳しく解析してもらったが、やはり然程大きな影響は無いので大丈夫との事。
「朔耶の精霊はなんて?」
こちらが神社の精霊と相談していた事を、その特殊な視点で確認しているコウが訊ねてきたので、朔耶は神社の精霊が出した解析結果と見解を説明しておいた。
神社の精霊曰く、世界の在り方と時間の流れについて。
一本の糸を一つの可能性、時間軸とするならば、それらが無数に絡み合って交ざり合い、沢山の可能性が束ねられた一本の縄を、一つの世界と形容する事が出来る。
その一本の世界縄は、沢山の可能性と共に結果も内在した状態で存在している。そんな世界縄が複数並んでおり、それぞれが他の世界縄を『異世界』と見做しているのが、この次元の世界の姿なのだ。
そしてコウがもたらせた改変は、その一本の世界縄の範囲内に納まる程度の変動であり、それは可能性の誤差に含まれる。なので世界全体に対して影響は非常に局地的。故に問題無いのだと。
「へぇ~そうなんだ? でもどうして急に過去に跳ばされたんだろう?」
「コウ君が無意識にそういう力を使ったとかじゃないの?」
古い時代から存在する力ある精霊『個の精霊』が宿った精霊石は、何らかの役割を得た精霊石として確立した存在になった瞬間から、その精霊による記憶の蓄積が始まる。
精霊はその存在した全ての時間、場所に遍在しているので、精霊の記憶に触れる事が出来れば、その精霊の記憶を通してあらゆる時間や出来事にも触れられる。
コウの時間跳躍に関しては、例の無人島の遺跡施設でエイネリアが古の魔術士マイローに託された日誌の最終巻が大いに関係していると思われる。マイローの日誌最終巻の表紙に埋め込まれていた精霊石の働きで、想定外に過去の時間に移動した経験により、精霊石の記憶から特定の時間に移動する方法を覚えたのかもしれない、というのが、神社の精霊の推論だった。
マイローの日誌最終巻に埋め込まれた精霊石の働きは、そこに書かれた内容が鍵となり、読んだ者をそれが書かれた時間と時空の窓枠越しに繋ぐというもの。
通常はそのページが書かれた時間の空気を、その場に居るかの様な臨場感で体感出来る程度で、時空の窓枠を越えて干渉し合う事は出来ない。
しかし、精神体として自律安定しているコウは、個の精霊と同じような性質にある為、繋がった時間に時空の窓枠を超えて移動する事が出来た。
思いのままにとはいかないであろうが、コウは一つの世界として存在する一本の時間縄の範囲内で、かつ精霊の記憶が及ぶ範囲、今回の場合は精霊石の置物に宿っている精霊の記憶の範囲内で時間を移動し、局地的ながら過去に干渉して現在に反映させたような形で、可能性の一つである時間軸の一つに移動して来た。
通路が壊れていた移動元の時間軸と、通路が壊れていない移動先の時間軸(今居る時間軸)は大きく離れていない為、世界に大きな影響はなかった。
これが、神社の精霊が出したコウの時間跳躍に対する見解であった。
「それってつまり、世界を改変してるんじゃなく、ボクが少し違ったすぐ傍の世界に移動してるって事?」
「多分、そういう事みたいよ?」
コウは理解したようだが、神社の精霊の推論と解説をそのまま説明した朔耶は、ややこしくてよく分からなかったので、疑問形の肯定になった。
神社の精霊からの忠告として、隣り合った時間軸のような直ぐ近くの可能性に少し干渉する程度なら問題無いが、あまりに大きな干渉は時空の歪みやズレを深くしてしまい、移動元と移動先の時間軸が精霊の記憶の範囲から外れてしまう危険があるという。
通路が壊れていなかっただけでも、その後の探索結果が大きく変わる事になった。神社の精霊曰く『誤差の範囲』でもこれだけの影響力があるのだから、それ以上の改変があれば完全に別の運命を辿った世界に移動してしまい、戻って来られなくなるかもしれない。
今この世界から、コウの存在が消える可能性もあるのだ。
「あんまり過去で色々しない方がいいね」
「そうね、確かに危なそうだわ」
時間跳躍に対する見解や推論、注意事項等を一通りコウと話し合った朔耶は、その後は奥の広い格納庫を見学するなどして過ごした。
やがて休憩を終えて探索を再開した調査隊と合流すると、コウ達は探索を続行。朔耶はコウに、後日またエイネリアを迎えに来る事を告げて地上に戻った。
臨時休校中の大学院を出てフレグンス城まで飛んだ朔耶は、遺跡調査の状況を報告しに担当部署を訪れると、大量の発掘品が見つかった事や、運び出す為の人手が必要な事を伝えた。
「あんまり大きいモノは無かったけど、数が結構多いみたい」
「分かりました、追加の職員を手配しておきます」
城を出た頃にはそろそろ夕方に差し掛かっていた。
『さて、それじゃあ今日は……あともう一ヵ所回って終わりにしましょうかね』
ウム ユクカ
一度地球世界の自宅庭に帰還し、そこから狭間世界に転移する。転移目標として挙げるイメージは、ガゼッタ国の『マッチョ王』ことシンハ王のところへ。
景色が切り替わり、少し空気の涼しい緑の平原のような場所に立っていた。
「ここは……?」
見渡せば色とりどりの花々。所々に風化した石柱が立っていたり倒れていたりしている。神殿の遺跡のような雰囲気で、少し離れたところにはドーム状の建物が見えた。平原の先には山の天辺がちらっと見えており、ここがかなり高い場所である事が分かる。
黒い翼を出して上空に舞い上がり、眼下の景色を見て確認出来た。ここはガゼッタ国の首都で、パトルティアノーストという城塞都市であった。
朔耶が転移で降り立った場所は、パトルティアノーストの中枢施設である『中枢塔』その天辺にある『空中庭園』だったようだ。ドーム状の建物は『神議堂』と呼ばれる施設で、最高権力者によって意思決定が下されるガゼッタの最重要施設である。
再び空中庭園に降り立った朔耶は、夕暮れ前の景色をぐるっと眺めて感嘆する。360度ほとんど空と雲に囲まれた、長閑で平穏な景色が広がっている。
「ここ良いなぁ」
幻想的とは少し違う、落ち着いた雰囲気。昼来ても夜来ても癒されそうな不思議な空間だった。ふと見れば、ドーム状の建物『神議堂』の傍に佇む人影。今回の転移目標にしたガゼッタの王、シンハであった。
どうやら神議堂に居たらしく、空中庭園に人の気配を感じて出て来たようだ。朔耶がそちらへと足を向けると、シンハは剣の柄に掛けていた手を放した。
彼の王と直接顔を合わせるのは、ポルヴァーティアとの戦いの時以来になる。
「お前か」
「こんにちはー」
無難に挨拶を交わした朔耶は、今日ここを訪れた理由を伝える。
「悠介君に時々顔出して欲しいって頼まれちゃって」
「ふむ、そうか」
突然の最重要施設訪問にも係わらず理解を示すシンハ。現在アユウカス達はまだカルツィオ聖堂から戻っておらず、不在らしい。
「歓迎しよう。何か食っていくか?」
「いただきます」
この日、シンハ王と夕食を共にした朔耶は、アユウカスからも聞いていたガゼッタの現状について、少し話す等して帰宅した。
朔耶とシンハ王がパトルティアノースト内を並んで歩く姿を見せた事により、フォンクランクの闇神隊長と密接な関わりを持つと知られる『黒翼の戦女神』が、ガゼッタを訪れた意味について、様々な憶測が噂として飛び交う事になった。
悠介の狙い通り、ガゼッタの内部で暗躍していた各勢力は警戒し始め、動きを鈍らせる牽制効果になっていた。
『まーた二つ名が増えた』
ゲンザイ ジュウイチノ フタツナ デアルナ
朔耶は新しい訪問場所が出来る度に増えていく二つ名に、どうしたものかと溜め息など吐いたりするのだった。
朔耶がガゼッタでご飯食べて帰ってから数日。フレグンスでは遺跡調査が一段落し、魔導船団を率いるレイオス王子達も帰国準備を進めている。彼等は帰国前の王都観光を楽しんでいた。
一方、狭間世界ではカルツィオとポルヴァーティアの和平交渉が始まっていた。
ポルヴァーティア大陸の旧カーストパレス跡。囲郭都市群の中でも中央に位置するポルヴァーティア人自治区にて、旧大聖堂跡に立つ大きな神殿施設に招かれたカルツィオの使節団は、会議場で大神官を中心とした真聖光徒機関の幹部達とテーブルで向かい合い、カルツィオとポルヴァーティアの正式な交流に向けて話し合う。
朔耶はこの席にステルスモードで潜入して、偉い人達の交渉の様子を眺めていた。カルツィオの代表にはガゼッタの里巫女アユウカスと、フォンクランクから炎神隊員のヒヴォディルが参加している。
カルツィオ側が先の戦争による損害賠償などを求めなかった事もあり、話し合い自体はかなり円滑に進められた。
「では、これらの決定は後日、両大陸の民に向けて発表すると致しましょう」
カルツィオとポルヴァーティアの間では、現在でも非公式ながら食材や鉱石などの輸出入が小さい規模で行われている。今後は両大陸の国交を正常化するに伴い、通貨なども整備して公式に貿易を始める事になる。
そしてカルツィオとポルヴァーティアの融合したこの大地は『カルパディア』と呼称される事が決まった。
(カルパディアか~。なんかアルカディアっぽい響きだね)
粛々と進められる両大陸の代表による和平交渉。色々な取り決めが交わされて協議も一段落し、双方の代表達が雑談に入った頃、アユウカスが仕掛け始めた。
会議場に入った時から気になっていたのだが、アユウカスの衣服は普段の里巫女の衣装とほぼ同じながら、内側の何枚かが省かれており、隙間からちらちらと身体の各部が見えている。
その姿には、特に大神官が目を奪われている様子が覗えた。
細かい仕草で大神官の視線を惹き付けては、ガゼッタの代表としてポルヴァーティア勢力の最高権力者でもある大神官と親睦を深めたい、個人的にお話を伺いたいと、粉を掛けているようだ。
『あの大神官って人、やっぱロリコンジジイか!』
オトコハ タイテイガ ロォリィコーン デハナイカ?
『一括りにしないであげて』
朔耶が神社の精霊と『一般男性の平均的性癖』について語り合ったりしている内に、和平交渉の会談は無事終了。通常ならこの後は歓迎パーティー的な晩餐会にでもなるところだが、ポルヴァーティアには長い年月の間に料理の概念が失われており、エリート層ですら食事は土から精製される固形物だった為、そういった催しは準備されなかった。
とは言え、その辺りの事情はカルツィオ側にも予め伝えられているので、会談後は各自速やかに自室に戻って休養し、カルツィオの使節団は帰国準備に入る。
そんな中、大神官と個人的に会う約束を取り付けたアユウカスは、会議場を後にするとさっそく二人で廊下を歩き始めた。ステルスモード継続中の朔耶はこっそり追跡する。
アユウカスは大神官の腕に身を寄せ、指を絡め合う深い手の繋ぎ方――いわゆる『恋人繋ぎ』をすると、幼げながら妖艶な雰囲気の笑みを向ける。大神官の目が危ない人のそれになっている。
やがて二人は妖しい雰囲気のまま、離れた別室に入って行った。
『上の方から入れそう』
マルデ シノビノモノ デアルナ
天井付近に点検や工事に使うのか、通風孔のような横穴があったので、そこから部屋の天井裏に侵入し、中の様子を覗う。
『天井裏から失礼しま――失礼しました~』
部屋の中では、テーブルの上でおもいきり着衣を乱したアユウカスの下腹部にがっつり突っ伏してるロリコンジジィという衝撃的な光景が展開されていた。その先は色々酷い絵面を見せられそうなので、ステルス観察を切り上げた朔耶は、直ちに撤退を決意した。
ポルヴァーティア大陸から帰還した朔耶は、自宅庭を経由してカルツィオ大陸に転移。フォンクランク国の首都サンクアディエットに聳えるヴォルアンス宮殿を訪れた。
一応、悠介には和平交渉の様子について、見て来た限り上手く行っていた事を伝え、アユウカスが大神官を誘惑していた事もついでに報告しておいた。
「あ~もう、エライもん見せられたわ」
「ああ、やっぱり。誘惑する気満々だったし」
自分から見に行っておいて酷い言い草な朔耶に、悠介は苦笑しながら納得していた。
悠介の話では後日、和平交渉の成果報告などで再び各国代表がカルツィオ聖堂に集まる事になるという。
その席では、相互理解を目的に人材交流の一環としてポルヴァーティアから派遣されて来る大使の受け入れについても話し合う。
「ガゼッタとフォンクランクで半々に受け入れようか、期間を割って一括で受け入れようかでまだ調整付かないみたいでさ」
ポルヴァーティアの魔導技術導入を目論んでいるガゼッタとしては、大使の中に技術者がいるなら優先的に引き受けたいという思惑もあり、フォンクランク側もあからさまにそれを妨害するのは角が立つという事で、上の方で細かい調整をしているそうな。
「そっか、そういうところでもまた揉めそうなんだね」
「まあこの前の会談でみんなぶっちゃけてるし、流石に今更感はあるけどね」
公式にやって来る大使達の扱いに関しては特に問題は無い。むしろガゼッタとフォンクランクが密接に話し合える良い切っ掛けにもなる。
不安なのは、既にカルツィオに潜入して暗躍しているポルヴァーティアの非公式勢力がどう動くかだという。
「じゃあまたその時にでも顔出すよ」
「頼んます」
朔耶は、もうここまで乗りかかった船なら最後まで係わる事にした。
ポルヴァーティアからカルツィオの使節団が戻るまでの間は、悠介にも空き時間が出来ている。そして、フレグンスでは遺跡調査も終わり、コウとエイネリアの手も空いた。
「明日か明後日にはネリアちゃんを連れて来ようと思うんだけど、大丈夫?」
「問題無いっす」
悠介から了承を得た朔耶は、「それじゃあまた後日」と挨拶して地球世界へ帰還するのだった。
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