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地下二階に下りて来た僕とフィーネは、襲ってくる魔物を倒しつつ進んでいた。魔物は一階とは比べ物にならないくらい、強敵がうろうろしていた。しかし、僕たちでは物足りなく、感じながら進んでいた。
そして三階の階段は無く、大きい扉の前には、二体の石像が扉を挟んで並んでいた。
「フィーネ注意ね。その二体動くよ。」
「了解。」
「さてと、近づくから頼むね。」
「はーい」
僕は近づいて行った。そして、予想通りその石像は動きだして、攻撃してくるのだった。
「それ【アイスニードル】」
「【サンダーボルト】」
石像は音を立てて崩れ去り、アイテムを残して消えていくのだった。そして、扉を開けるとその中にはボスであろう景が見えていた。近づくと何とリッチだった。
「リッチか。厄介だけど何とかなるな。」
「そうね。今の私たちなら余裕よ。」
「僕が前に出るから、フィーネは支援よろしくね。」
「うん。いつも通りね。」
「そそ。がんばっていきますか!」
僕は槍を構えて攻撃を、フィーネは魔法を使って攻撃を仕掛けた。
「それ【三段突き】」
「このー【ファイヤーランス】」
「フィーネちょっと本気で行くよ!」
「うん。」
「さてと、これでもくらえー! 【ダイヤモンドダストー】」
「ブツブツ…。 【サイクロン】」
二人の強烈な呪文により、リッチは悲鳴を上げた。
『ギャー…。 オノレ͡コノカリハ、イツカ、ハラサセテ、モラウカラナ。アア【暗黒神エレボス様】ニンム、シッパイ、シマシタ。』
そう言ってリッチは朽ち果てていくのだった。それを聞いたフィーネは震えていた。
「フィーネどうしたの? 凄く震えているけど。大丈夫?」
「ちょっと昔の事思い出して。ユウト聞いてくれる?」
「うん。何が有ったのか話してくれるんだね?」
「うん。私がなぜあそこで倒れていたのか、なぜ傷だらけだったのか。さっきリッチが言ってた【暗黒神エレボス】の軍勢に、約十年前に村を襲われたの。」
僕は劇的な話を聞いて何も言えなかった。それは、あまりにもひどい仕打ちだ。村を無くし両親もフィーネをかばって死んだそうだ。僕は何も言わないままフィーネをそっと抱きしめていた。
それから、暫くして…。
「ユウトもう大丈夫。」
「そう。ならよかった。さてと奥に扉があるからあけてみようぜ!」
「うん。」
僕たちは扉を開けてびっくり。そこには財宝がたっぷりと有ったのだ。中には結界石や、武器や鉱石などなど。僕はこれで皆の武器と防具を作れるって思っていた。僕は財宝を全部アイテムボックスにしまって、地上えと戻ってきて家に帰った。
まぁ、簡単に話したけど、こんなことがあって、僕は工房に引きこもって居るわけなんだよね。それでまず魔物除けの結界石と台座が完成したので設置に行くのだけど、その前にスケルトンを5体召喚しとこうかな。
僕は、スケルトンの魔石を使って召喚した。
「カクカク、御主人様召喚してくださってありがとうございます。何なりとお申し付けくだしませ。」
「うん。そうだね、まず真ん中のお前名前は、【ライナー】な。それでこの中の隊長に任命するから周りの警戒及び身辺警護を頼むね。」
「はっ! 名前頂き感謝します。任務件了解しました。早速取り掛かろうかと思います」
「うん。頼むね。あ、それとそこにある剣と盾を皆にあげるから持って行って装備してね。後、家の後ろに稽古出来るようにしてあるからちゃんと訓練するように。」
「はっ!承りました」
そう言ってスケルトン達はカクカク言わせながら出ていくのだった。僕は彼らの後ろ姿を見ながら、神殿に向かうのだった。
「この辺りから結界石って言うか、これ防御壁築いた方が早いかも。」
そう言って僕は、神殿の周りに横二メートル縦五メートルの防御壁を築いていった。出来上がった防御壁を遠くから眺めて、うまくいったっと思っていると…。
「何か砦の一角みたいだね。」
「ああ~そう見えるのか。」
「うん。村の近くにお城が有ってそれに見えたの。それで神殿の周りだけやるつもり?」
「いや、あの丘と湖の畔までの直線と洞窟まで伸ばすつもり。」
「そうなのね。大変だと思うけど頑張ってね。チュッ」
ってキスをしてフィーネは家に帰って行った。
「よし。気合を入れて頑張るぞぉぉぉぉx!」
僕は日が暮れるまでやり続けて洞窟の近くまで終わらせて、後は結界石を設置してかえっていったのだった。
そして三階の階段は無く、大きい扉の前には、二体の石像が扉を挟んで並んでいた。
「フィーネ注意ね。その二体動くよ。」
「了解。」
「さてと、近づくから頼むね。」
「はーい」
僕は近づいて行った。そして、予想通りその石像は動きだして、攻撃してくるのだった。
「それ【アイスニードル】」
「【サンダーボルト】」
石像は音を立てて崩れ去り、アイテムを残して消えていくのだった。そして、扉を開けるとその中にはボスであろう景が見えていた。近づくと何とリッチだった。
「リッチか。厄介だけど何とかなるな。」
「そうね。今の私たちなら余裕よ。」
「僕が前に出るから、フィーネは支援よろしくね。」
「うん。いつも通りね。」
「そそ。がんばっていきますか!」
僕は槍を構えて攻撃を、フィーネは魔法を使って攻撃を仕掛けた。
「それ【三段突き】」
「このー【ファイヤーランス】」
「フィーネちょっと本気で行くよ!」
「うん。」
「さてと、これでもくらえー! 【ダイヤモンドダストー】」
「ブツブツ…。 【サイクロン】」
二人の強烈な呪文により、リッチは悲鳴を上げた。
『ギャー…。 オノレ͡コノカリハ、イツカ、ハラサセテ、モラウカラナ。アア【暗黒神エレボス様】ニンム、シッパイ、シマシタ。』
そう言ってリッチは朽ち果てていくのだった。それを聞いたフィーネは震えていた。
「フィーネどうしたの? 凄く震えているけど。大丈夫?」
「ちょっと昔の事思い出して。ユウト聞いてくれる?」
「うん。何が有ったのか話してくれるんだね?」
「うん。私がなぜあそこで倒れていたのか、なぜ傷だらけだったのか。さっきリッチが言ってた【暗黒神エレボス】の軍勢に、約十年前に村を襲われたの。」
僕は劇的な話を聞いて何も言えなかった。それは、あまりにもひどい仕打ちだ。村を無くし両親もフィーネをかばって死んだそうだ。僕は何も言わないままフィーネをそっと抱きしめていた。
それから、暫くして…。
「ユウトもう大丈夫。」
「そう。ならよかった。さてと奥に扉があるからあけてみようぜ!」
「うん。」
僕たちは扉を開けてびっくり。そこには財宝がたっぷりと有ったのだ。中には結界石や、武器や鉱石などなど。僕はこれで皆の武器と防具を作れるって思っていた。僕は財宝を全部アイテムボックスにしまって、地上えと戻ってきて家に帰った。
まぁ、簡単に話したけど、こんなことがあって、僕は工房に引きこもって居るわけなんだよね。それでまず魔物除けの結界石と台座が完成したので設置に行くのだけど、その前にスケルトンを5体召喚しとこうかな。
僕は、スケルトンの魔石を使って召喚した。
「カクカク、御主人様召喚してくださってありがとうございます。何なりとお申し付けくだしませ。」
「うん。そうだね、まず真ん中のお前名前は、【ライナー】な。それでこの中の隊長に任命するから周りの警戒及び身辺警護を頼むね。」
「はっ! 名前頂き感謝します。任務件了解しました。早速取り掛かろうかと思います」
「うん。頼むね。あ、それとそこにある剣と盾を皆にあげるから持って行って装備してね。後、家の後ろに稽古出来るようにしてあるからちゃんと訓練するように。」
「はっ!承りました」
そう言ってスケルトン達はカクカク言わせながら出ていくのだった。僕は彼らの後ろ姿を見ながら、神殿に向かうのだった。
「この辺りから結界石って言うか、これ防御壁築いた方が早いかも。」
そう言って僕は、神殿の周りに横二メートル縦五メートルの防御壁を築いていった。出来上がった防御壁を遠くから眺めて、うまくいったっと思っていると…。
「何か砦の一角みたいだね。」
「ああ~そう見えるのか。」
「うん。村の近くにお城が有ってそれに見えたの。それで神殿の周りだけやるつもり?」
「いや、あの丘と湖の畔までの直線と洞窟まで伸ばすつもり。」
「そうなのね。大変だと思うけど頑張ってね。チュッ」
ってキスをしてフィーネは家に帰って行った。
「よし。気合を入れて頑張るぞぉぉぉぉx!」
僕は日が暮れるまでやり続けて洞窟の近くまで終わらせて、後は結界石を設置してかえっていったのだった。
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