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第5章:△に⬅️のテッペンの謎

△とテッペンを示す⬅️の謎と秘密

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渡辺は毒グモカードの謎解きと秘密をひたすら探すことにした。
渡辺の思いが届いたのか、同期の斎藤、浜田が「暇だからきたよ。何か進展は?」
渡辺「余計なお世話だ。帰ってくれ。」
斎藤、浜田「冗談だよ。手伝いにきたんだよ。お前の婚約者と片山に、顔向けできねーんだよ。俺らにも首覚悟で、手伝わせてくれ。」
片山「お前ら…くっそー泣かせやがって…ありがとう…な。」

渡辺は気になっていることを斎藤と浜田に相談しようとした、その時だった!

部屋の扉がバンッと勢いよく開いた。
3人の上司の警視生でもある『木村、吉沢』だった。
渡辺、斎藤、浜田は「すみません。勝手に捜査しておりました。しかし我々はこの事件を闇に葬りたくないのであります。首覚悟での行動であります。」と3人全員で頭を下げ続けた。

すると、木村、吉田は「勝手な行動をあれだけするなと言っただろう!」
続けてこう言った。
「部下の行動の責任は、上司がとる。だから……そのまま、事件の捜査を続けろ!命令だ。そして、我々も加わる。だから、とことん邁進せよ!」
3人は、「…え。しかし先輩方に迷惑かけてしまいます。」
木村、吉田「やるだけやって、首になったっていいさ。いつでも退職してやるよ」
3人は泣きながら木村、吉田に抱きついた。

そして、再び渡辺は年代ごとの毒グモカードを机に並べ、木村、吉田に『△のテッペンに⬅️が、ある時からつけられている』と説明した。
すると、木村と吉田も、「確かに不自然だな。」と呟いた。
木村「でも今この瞬間にも毒グモ事件で殺されている人がいる。全員毒グモカードが指に挟まれてるはずじゃ?もしかして、犯人は複数いて、そのボスだけが、このマークを書いているのか?」
吉田「そもそもの謎は、犯人が1人も逮捕されていないこと。なんだか嫌な気分になるな。」
斎藤「…ん?マーク?△のマーク…」
木村「△マークにはいろんな意味が存在するはずだよな。△は決済のマイナスや赤字関連。他には危険、注意勧告。あとは、何かあったか?」
すると、渡辺の顔がみるみる青くなっていった。
木村、吉田、斎藤、浜田は「どうした?体調でも悪いか?」
渡辺「ち、ち、ちがいます。△のもう1つの意味が…分かってしまったかも…しれないんです…」
うなだれる渡辺。
渡辺「こ、こ、の△は、…ヒエラルキーを現しているのではないでしょうか?…」
木村、吉田、斎藤、浜田「…ということは…」




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