76 / 123
第七幕 崖の下の住人
怒りの女神
しおりを挟む
俺たちが岩を駆け上がって1段上の広場に避難したと同時に、すぐその下まで海水が押し寄せてきた。
俺たちが3ヶ月かかって建てた浜小屋も、黒い大波に何度も何度も揺さぶられ、とうとうバラバラに壊されてしまった。
クローゼットから流れ出たんだろう、波間に花柄のドレスが1枚浮かんでいる。と、見る間にどす黒い濁流にのみ込まれてしまった。
滝のように汗を流しながら、3人で協力して建てた小屋だ。ソファーやテーブルを船から持ってくるのも本当に大変だった。
風の吹き抜けるリビングも、玄関横のハンモックも、2人の寝室も、居心地は最高だった。
窓を全部開け放しスダレを巻き上げてバスタブに入れば、まるで浜辺の露天風呂のような雰囲気だった。
クローゼットから出したドレスを並べて嬉しそうに笑ってるニコ、簡易スタジオで熱くなってタイコを叩くナラさん、3人で食べる夕食も美味しかったな……他にも平和で楽しい思い出ばかりが浮かんでくる。
ありがとう、さようなら、俺たちの浜小屋。ほんのわずかの付き合いだったな。もっと長く住んでやりたかった。
ニコもナラさんも悲痛な顔で濁流を見つめている。
いや、しかし悲嘆にくれている暇はない。蛇女が何か歌いながら身体をにょろにょろくねらせると、沖合の海面が持ち上がり、また大きな波がこっちに向かって来た。
「また波が来る! 凍鳴剣よろしく!」
「おっしゃあっ!」
ナラさんも感情が抑えられなくなってきてるんだろう。声に気合いが入ってきた。黙って笛を構えたニコも、明らかに目が怒ってる。
『パキパキパキ、ミシミシッ』
2人の演奏をバックに白く光る剣を一振りすると、先ほどよりも大きい波が、音を立てながらガチガチに凍りついた。
よし。さあ、どうだ。感情に任せた凍鳴剣、さっきよりも効果が上がったかもしれない。
しかし、続けざまに大波がやって来て、凍らせたばかりの波の上からまた海水がなだれ込んでくる。
「凍鳴剣、もう一度! いや、何回も繰り返してくれ!」
「うん!」
「よっしゃ!」
波が来る。凍らせる。また波が来る、また凍らせる。時々沖合から炎の塊が飛んできて氷を崩される。流れ込んできた海水を凍らせる。その繰り返しだ。黙呪兵や小舟に乗った親衛隊員なんかは波にのまれてしまったのだろう。もう影も形も見当たらない。
しかしだんだん目の前の氷の壁が高くなってきた。それにもう俺たちのすぐ足元まで氷がきている。ちょっとまずいぞ。次に氷を崩されるとこの1段目は水没してしまう。
「ナラさん! 2段目に上がりましょう」
「しゃあない! 行こか」
間一髪だった。俺たちが2段目のスペースに駆け上がると同時に氷の壁の一角が崩れ、どっと海水が流れ込んできた。1段目の広場も波にのまれた。
ああ、今度は家庭菜園が流される。夏野菜がちょうどいい感じに実っていたのに。それにやっと芽が出たばかりの芝生も濁流の中だ。俺たちが平和に暮らしてきた場がどんどん失われていく。
何だ。何だってんだ。俺たちが何か悪いことしたか? 髪が黒いからって、ここまでひどい目に遭わされないといけないのか?
「あっはははははは! あはあは、あはははは!」
突然バカ笑いの声が響いた。
誰が笑ってるのかと思ったら、蛇女だ。蛇女が大口を開けて笑ってる。
「愚か者ども! 海の水、全てを凍らせることはできまい。海の水は無限。私の力も無限。虫けらは波にのまれ魚に食われて糞になり、海底に降り積もるがいい」
言い終わるや、またにょろにょろっと下半身をくねらせた。海面がぐーっと持ち上がり、大波になってこちらに向かって来る。先ほど凍らせた波にぶつかり、その上を越えてこちらにザザっと流れ込んで来た。
凍鳴剣よろ! また叫ぼうとしたが止めた。
ダメだ。いくら波を凍らせてもキリがない。蛇女の野郎、どんどん水面を上げやがる。というか、もうこの2段目もヤバい。
「ナラさん! 早めに3段目に上がって何か別の策を考えましょう。いくら凍らせても上を越されます」
「ああ! もう! 腹立つな! しゃあない、上がろ!」
「ニコ、先に上がってくれ!」
ニコは黙ってうなずき、岩の階段に足をかけた。
俺が最後に上がると、ニコが俺にべー太を差し出した。怪訝な顔をする俺に彼女は言った。
「蛇って寒いの苦手なんでしょ?」
「あ? ああ、そうだな。よく知ってるな」
「昔、ソウタが教えてくれたのよ」
「そ、そうだった?」
「凍鳴剣だと波を凍らせるだけで、どうしてもあの蛇女のところまで届かないでしょ? 私が思いきり凍歌を歌ってみるから、ソウタとナラさんでバンドみたいに奏術をしてくれないかな」
ああ、その手があったか。今のニコの歌術なら、しかも奏術付きなら、奏鳴剣の射程範囲を越えるかもしれない。
「分かった、やってみよう。ナラさん、あれ? ナラさん?」
ナラさんは奥の倉庫スペースからタイコを持って出てきた。
「おおよ! やったろやないか! クソ蛇が! シバキ倒したる!」
やる気満々だな。しかしその顔を見てると俺も気合いが入ってくる。
『ドンチッ、タンチッ、ドンチッ、タンチッ、ドンチッ、タンチッ、ドンチッ、タンチッ』
いい感じのリズムだ。いつも以上にノリノリだ。
よし! べー太も行くぞ。
凍歌のメロディーからコード進行を推測し、ベースラインを組み立てる。4小節ごとに軽くフィルインを入れる。
弾きまくる。ぐいぐい弾きまくる。
どうだ、いい感じだろう。普通の歌術のバックをベースで弾くのは初めてだが、これぐらいベーシストには容易いことだ。
しかしその時、沖の船から炎塊が飛んできて高く積み重なった氷の壁の一部が壊れ、どっと海水が流れ込んできた。ああ……2段目のスペースにあった花壇、ニコが毎日手入れしていた花壇も海水に呑まれてしまった。
「あはあは、あははははっ! 何だそのチンケな花は。魚のエサにもなりゃしない。ナマコのエサか、いや、ゴカイのエサだね。あはあはあはっ! あはははははっ!」
大口を開けて蛇女が笑っている。こいっつ、ホントに性格悪いな。サイアクだ。
ニコ、大丈夫か? 心配になって彼女の顔をのぞき込む。
彼女は目にいっぱい涙を溜めていた。しかし彼女はもう泣いてはいなかった。ニコは怒っていた。静かに、しかし強烈に怒っていた。彼女のこんな顔は見たことがない。
「私……許さない。あなた達を絶対に許さない」
女神は宣告した。そして俺たちの伴奏に乗って朗々と歌い出した。
「凍てよ、凍てよ、芯まで凍てつき、氷り固まり命尽きたまえ~♪」
『ペキペキペキ、ピシピシピシ、ミシミシッ』
彼女が手をかざした先が音を立てて凍りついていく。氷の帯はどんどん延びていって蛇女の下半身も捕らえた。
やった! 捕まえたぞ。
蛇女は焦って海の中に逃げようとするが、周囲の海面も凍りついている。上半身だけニョロニョロもがいているが、その動きも鈍い。ざまあ見ろ、変温動物め。
ニコの発した氷の帯はそのまま真っ直ぐ沖の方まで延びて行って、炎塊を発する船にまで届いた。
船は沈黙した。おそらく船の中までガチガチに凍りついただろう。奏鳴剣の射程距離など比較にならない、ものすごい威力だ。
しかし女神はそれで赦しはしなかった。
息継ぎするや、すぐに次の歌を歌い始めた。その右手の人差し指は真っ直ぐ蛇女を指している。
「来たれよ光、来たれよ光、走り走りて悪しき者を貫き滅ぼしたまえ~♪」
雷歌だ。すぐにベースラインを変えてフォローする。
あれ? いつもと歌詞がちょっと違う……そう思った瞬間だった。
目の前が強烈な光で真っ白になった。全身に電気が走り筋肉が強直した。
仁王立ちになったニコのシルエットを網膜に刻みながら俺の意識は消失した。
俺たちが3ヶ月かかって建てた浜小屋も、黒い大波に何度も何度も揺さぶられ、とうとうバラバラに壊されてしまった。
クローゼットから流れ出たんだろう、波間に花柄のドレスが1枚浮かんでいる。と、見る間にどす黒い濁流にのみ込まれてしまった。
滝のように汗を流しながら、3人で協力して建てた小屋だ。ソファーやテーブルを船から持ってくるのも本当に大変だった。
風の吹き抜けるリビングも、玄関横のハンモックも、2人の寝室も、居心地は最高だった。
窓を全部開け放しスダレを巻き上げてバスタブに入れば、まるで浜辺の露天風呂のような雰囲気だった。
クローゼットから出したドレスを並べて嬉しそうに笑ってるニコ、簡易スタジオで熱くなってタイコを叩くナラさん、3人で食べる夕食も美味しかったな……他にも平和で楽しい思い出ばかりが浮かんでくる。
ありがとう、さようなら、俺たちの浜小屋。ほんのわずかの付き合いだったな。もっと長く住んでやりたかった。
ニコもナラさんも悲痛な顔で濁流を見つめている。
いや、しかし悲嘆にくれている暇はない。蛇女が何か歌いながら身体をにょろにょろくねらせると、沖合の海面が持ち上がり、また大きな波がこっちに向かって来た。
「また波が来る! 凍鳴剣よろしく!」
「おっしゃあっ!」
ナラさんも感情が抑えられなくなってきてるんだろう。声に気合いが入ってきた。黙って笛を構えたニコも、明らかに目が怒ってる。
『パキパキパキ、ミシミシッ』
2人の演奏をバックに白く光る剣を一振りすると、先ほどよりも大きい波が、音を立てながらガチガチに凍りついた。
よし。さあ、どうだ。感情に任せた凍鳴剣、さっきよりも効果が上がったかもしれない。
しかし、続けざまに大波がやって来て、凍らせたばかりの波の上からまた海水がなだれ込んでくる。
「凍鳴剣、もう一度! いや、何回も繰り返してくれ!」
「うん!」
「よっしゃ!」
波が来る。凍らせる。また波が来る、また凍らせる。時々沖合から炎の塊が飛んできて氷を崩される。流れ込んできた海水を凍らせる。その繰り返しだ。黙呪兵や小舟に乗った親衛隊員なんかは波にのまれてしまったのだろう。もう影も形も見当たらない。
しかしだんだん目の前の氷の壁が高くなってきた。それにもう俺たちのすぐ足元まで氷がきている。ちょっとまずいぞ。次に氷を崩されるとこの1段目は水没してしまう。
「ナラさん! 2段目に上がりましょう」
「しゃあない! 行こか」
間一髪だった。俺たちが2段目のスペースに駆け上がると同時に氷の壁の一角が崩れ、どっと海水が流れ込んできた。1段目の広場も波にのまれた。
ああ、今度は家庭菜園が流される。夏野菜がちょうどいい感じに実っていたのに。それにやっと芽が出たばかりの芝生も濁流の中だ。俺たちが平和に暮らしてきた場がどんどん失われていく。
何だ。何だってんだ。俺たちが何か悪いことしたか? 髪が黒いからって、ここまでひどい目に遭わされないといけないのか?
「あっはははははは! あはあは、あはははは!」
突然バカ笑いの声が響いた。
誰が笑ってるのかと思ったら、蛇女だ。蛇女が大口を開けて笑ってる。
「愚か者ども! 海の水、全てを凍らせることはできまい。海の水は無限。私の力も無限。虫けらは波にのまれ魚に食われて糞になり、海底に降り積もるがいい」
言い終わるや、またにょろにょろっと下半身をくねらせた。海面がぐーっと持ち上がり、大波になってこちらに向かって来る。先ほど凍らせた波にぶつかり、その上を越えてこちらにザザっと流れ込んで来た。
凍鳴剣よろ! また叫ぼうとしたが止めた。
ダメだ。いくら波を凍らせてもキリがない。蛇女の野郎、どんどん水面を上げやがる。というか、もうこの2段目もヤバい。
「ナラさん! 早めに3段目に上がって何か別の策を考えましょう。いくら凍らせても上を越されます」
「ああ! もう! 腹立つな! しゃあない、上がろ!」
「ニコ、先に上がってくれ!」
ニコは黙ってうなずき、岩の階段に足をかけた。
俺が最後に上がると、ニコが俺にべー太を差し出した。怪訝な顔をする俺に彼女は言った。
「蛇って寒いの苦手なんでしょ?」
「あ? ああ、そうだな。よく知ってるな」
「昔、ソウタが教えてくれたのよ」
「そ、そうだった?」
「凍鳴剣だと波を凍らせるだけで、どうしてもあの蛇女のところまで届かないでしょ? 私が思いきり凍歌を歌ってみるから、ソウタとナラさんでバンドみたいに奏術をしてくれないかな」
ああ、その手があったか。今のニコの歌術なら、しかも奏術付きなら、奏鳴剣の射程範囲を越えるかもしれない。
「分かった、やってみよう。ナラさん、あれ? ナラさん?」
ナラさんは奥の倉庫スペースからタイコを持って出てきた。
「おおよ! やったろやないか! クソ蛇が! シバキ倒したる!」
やる気満々だな。しかしその顔を見てると俺も気合いが入ってくる。
『ドンチッ、タンチッ、ドンチッ、タンチッ、ドンチッ、タンチッ、ドンチッ、タンチッ』
いい感じのリズムだ。いつも以上にノリノリだ。
よし! べー太も行くぞ。
凍歌のメロディーからコード進行を推測し、ベースラインを組み立てる。4小節ごとに軽くフィルインを入れる。
弾きまくる。ぐいぐい弾きまくる。
どうだ、いい感じだろう。普通の歌術のバックをベースで弾くのは初めてだが、これぐらいベーシストには容易いことだ。
しかしその時、沖の船から炎塊が飛んできて高く積み重なった氷の壁の一部が壊れ、どっと海水が流れ込んできた。ああ……2段目のスペースにあった花壇、ニコが毎日手入れしていた花壇も海水に呑まれてしまった。
「あはあは、あははははっ! 何だそのチンケな花は。魚のエサにもなりゃしない。ナマコのエサか、いや、ゴカイのエサだね。あはあはあはっ! あはははははっ!」
大口を開けて蛇女が笑っている。こいっつ、ホントに性格悪いな。サイアクだ。
ニコ、大丈夫か? 心配になって彼女の顔をのぞき込む。
彼女は目にいっぱい涙を溜めていた。しかし彼女はもう泣いてはいなかった。ニコは怒っていた。静かに、しかし強烈に怒っていた。彼女のこんな顔は見たことがない。
「私……許さない。あなた達を絶対に許さない」
女神は宣告した。そして俺たちの伴奏に乗って朗々と歌い出した。
「凍てよ、凍てよ、芯まで凍てつき、氷り固まり命尽きたまえ~♪」
『ペキペキペキ、ピシピシピシ、ミシミシッ』
彼女が手をかざした先が音を立てて凍りついていく。氷の帯はどんどん延びていって蛇女の下半身も捕らえた。
やった! 捕まえたぞ。
蛇女は焦って海の中に逃げようとするが、周囲の海面も凍りついている。上半身だけニョロニョロもがいているが、その動きも鈍い。ざまあ見ろ、変温動物め。
ニコの発した氷の帯はそのまま真っ直ぐ沖の方まで延びて行って、炎塊を発する船にまで届いた。
船は沈黙した。おそらく船の中までガチガチに凍りついただろう。奏鳴剣の射程距離など比較にならない、ものすごい威力だ。
しかし女神はそれで赦しはしなかった。
息継ぎするや、すぐに次の歌を歌い始めた。その右手の人差し指は真っ直ぐ蛇女を指している。
「来たれよ光、来たれよ光、走り走りて悪しき者を貫き滅ぼしたまえ~♪」
雷歌だ。すぐにベースラインを変えてフォローする。
あれ? いつもと歌詞がちょっと違う……そう思った瞬間だった。
目の前が強烈な光で真っ白になった。全身に電気が走り筋肉が強直した。
仁王立ちになったニコのシルエットを網膜に刻みながら俺の意識は消失した。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる