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第七幕 崖の下の住人
約束の夜
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「あいつは昔からワケ分らんヤツやったわ。正体不明で怪しいことを『ヌエみたいな』って言うけどな、まさにそういうヤツや」
小屋に戻ってきてナラさんがぼやく。
いや、一番謎なのは、歌い手のメンバーとして一緒に黙呪王と戦って負けたのに、何で敵側についたのかだ。何考えてるんだ?
「あの……いろいろ事情があるみたいですけど……何であの人は黙呪王の眷属なんかになったんですか?」
ナラさんは小さくため息をついた。
「もちろんワシも必死で止めたんやで。そやけどあいつな、キョウに心底惚れとってな、キョウと二人で何か約束しとったみたいやねん」
えっ! あの鳥女にそんな色っぽい話があったのか。
「約束って?」
「それが、その内容は絶対に言いよらへん。ただその約束を果たすためにわざわざ黙呪王の眷属になりよったみたいやな」
「はあ……でも分からないですね。キョウさんに惚れてたなら、なおさら黙呪王は憎き仇じゃないですか」
「そうなんやけどな。まあ眷属いうてもあいつ、上の言うこと聞かんと好き勝手やって睨まれてるみたいやろ? 何か……何かたくらんどるんやろ。それにあいつは自分の一族のことも背負とるからな」
「一族?」
「ハーピーいう魔物の一族や。みなあいつと同じような鳥女の格好しとってな、大陸の北方の島でひっそり生きとる。ところが魔物いうても、むしろ人間に迫害されとってな、あいつは族長の娘で、一族のために島を出ていろいろ活動してる途中でワシらと出会ったんや」
はああ、なるほど。いろいろ事情があるんだろうな。
俺たちを助けたことで立場が悪くなってるようなことを言ってたぐらいだし、まあ、とりあえず敵ではないと考えていいのか。どうもあの笑い声を聞くと信用できなくなるけどな。
「そういえば、イレンとか、フリトとか言ってたのは、それも眷属の名前ですか?」
「せや。どちらも古くから黙呪王の眷属として知られた魔物や」
「ということはかなりの強者なんですね?」
「そうやな。海魔イレンっちゅうのはその名の通り海の魔物や。海の中に棲んどって海の水を思うように操りよる。フリトの方は火山の魔物や。マグマやら火やら噴きよる」
「はあ、水と火と両方ですか」
「そやけど、あいつら眷属同士はたいてい仲悪いし、連携とか共闘とかそういうことにはならんやろ。フリトの方は船に乗っとるからあんまり岸には近寄れんし、まず怖いのは海魔イレンの方やな」
「海の水を操るんですか?」
「そうや。山みたいな大波起こしたり、水面をぐいぐい上げて町を水没させたりしよる。もちろん一般的な水の歌術の腕前は神様の域や。かなりタチが悪いやっちゃ」
「水だったら、凍歌で凍らせたらどうなんですか?」
「まあそれが正攻法やろけどな、知ってるやろ? 海水は真水よりも凍りにくいで。しかもそれをジャマするためにフリトを連れて来るんやろ」
「黙呪兵も来ますよね?」
「当然や。水に強いタイプの黙呪兵もおる。水歌や水刃を使ってきよる」
「雷歌で反撃したら……こっちも感電しちゃいますよね?」
「おそらく全員水浸しの状態で戦うことになるからな。敵も味方もみんな仲良くビリビリやな」
その時、ずっと黙っていたニコが口を開いた。
「凍鳴剣にナラさんのドラムを合わせたら海の水でも凍るかな?」
「まあ、やってみな分からんけど、それが今ワシらができる中で一番威力のある歌術やからな」
「じゃあ、ニコと俺が奏鳴剣、ナラさんはドラムで奏術、これを中心に作戦を考えましょうか」
「よっしゃ」
ナラさんが帰った後もニコは元気がなかった。
そりゃそうだよな。
この狭いけど平和な場所でずっと暮らして行くつもりで、子供部屋付きの小屋まで作った。
そして俺がプロポーズして、来週には結婚式しようっていう話をしてたところだ。
結婚式っていうワードですごい喜んでたし、着たいドレスがあるって言ってたな。結婚式、したかっただろう。
それがもう、どう考えてもそれどころではなくなってしまった。
「ニコ、大丈夫か?」
「うん? 私は大丈夫だよ」
「元気なさそうだよ」
「ううん、大丈夫だよ……でもね、ソウタ」
「ん? 何だ?」
「結婚のこと……取り消しじゃないよね? 私たち結婚するんだよね」
ニコは可哀想なぐらい不安げな顔してる。
「当たり前だろ。まあ結婚式は延期だけど、いつかちゃんと式をしよう。約束だ」
「約束……うん」
彼女は左手の指輪をジッと見た。
「それまでは俺たち『婚約者』だ」
「婚約者……」
その顔にちょっとだけ光が差した。
「もう事実上、結婚してるのと同じだけど、でも式を挙げるまでは婚約者だろ?」
「うん、そうだね。婚約者だね……婚約者……」
「それとも結婚式なしで、もう結婚したことにする? 俺はそれでもいいよ」
「ううん、婚約でいいの。それに婚約者って格好いい言葉だなって。何か『妻』とか『夫』とか言うより言葉の響きがいいなあって思って」
「そ、そうかな?」
早く結婚したいのか、そうじゃないのか、どっちなんだろ。まあ、ニコの感性には独特のところがあるからなあ。これ以上突っ込まないことにしよう。
そういえば、さっきヌエのやつが妙なことを言ってたな。
彼女を「歌い手被疑者」とか呼んでた。それに最後にわざわざ振り返って「お前が覚醒するのを楽しみにしてる」とか「お前次第だ」とかっていうのも言ってた。あれはどういう意味だ?
すっかり黒くなってしまったその髪、時々見る前世の記憶らしき夢。アミも言っていたが、確かにニコは転生者なのかもしれない。
ということは、ニコが歌い手っていう可能性もあるのか?
でもそれじゃ俺は何なんだ? わざわざ異世界から召喚しといて、お前は歌い手でも何でもない、っていうのか?
ナラさんによると、これまでの歌い手はみな異世界からの『転移』者で、『転生』者の歌い手なんて、そんなモン聞いたことないわ、っていうことだった。
しかもこれまでこの世界に歌い手が二人同時に存在したこともないらしい。ということはやっぱり俺が歌い手で、彼女はたまたまの転生者か?
しかしニコの歌術の腕はどんどん上がっている。ボナ・キャンプにいる頃から既に常人の域をはるかに超えていたが、ここに来て3ヶ月でさらに術の強さも射程範囲も増した。
若干リズム音痴なところがあるので震の歌術だけは苦手だが、それ以外の歌術はものすごいことになっている。逆に震の歌術以外はほとんど使い物にならない俺とは全然違う。
本人はなかなか俺の前で実力を出したがらないが、正直、普通にバトルすればもう俺は彼女に勝てないだろう。総合力で言えば明らかに彼女の方が上だ。
しかもここからさらに『覚醒』するのか?
そうなったら間違いなくニコが歌い手だ。俺が彼女を守るなんておこがましい。
しかし黒髪の美少女はもう既に気を取り直し、ベッドの上にドレスを並べて思案顔をしている。もしここを出ることになったらどのドレスを持って行くか優先順位をつけているようだ。
そのいじらしい姿を見ていると、とても『黙呪王を倒しこの大陸に平和をもたらすため異世界から召喚された救世主』には思えない。
いや、まあ、それを言えば俺だってそうか。ジゴさんからもアミからも「イメージと違う」って言われたもんな。
まあ、どっちが本当の歌い手かなんて考えててもしょうがないか。とにかく二人で力を合わせて生き抜いて行くしかない。
ヌエの言うことには、連中は「2、3日中には大挙して押し寄せてくる」っていうことだった。いろいろ準備しないといけないことはあるが、夜の間は動けない。今夜はもう寝よう。明日は夜明けと同時に行動開始だ。
本当は人生で一番ロマンティックな夜になるはずだったのに、とんだ邪魔が入ってしまった。
でも今や、俺たちは婚約者だ。
せめてしっかり手を握り合ったまま眠ろう。
小屋に戻ってきてナラさんがぼやく。
いや、一番謎なのは、歌い手のメンバーとして一緒に黙呪王と戦って負けたのに、何で敵側についたのかだ。何考えてるんだ?
「あの……いろいろ事情があるみたいですけど……何であの人は黙呪王の眷属なんかになったんですか?」
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「約束って?」
「それが、その内容は絶対に言いよらへん。ただその約束を果たすためにわざわざ黙呪王の眷属になりよったみたいやな」
「はあ……でも分からないですね。キョウさんに惚れてたなら、なおさら黙呪王は憎き仇じゃないですか」
「そうなんやけどな。まあ眷属いうてもあいつ、上の言うこと聞かんと好き勝手やって睨まれてるみたいやろ? 何か……何かたくらんどるんやろ。それにあいつは自分の一族のことも背負とるからな」
「一族?」
「ハーピーいう魔物の一族や。みなあいつと同じような鳥女の格好しとってな、大陸の北方の島でひっそり生きとる。ところが魔物いうても、むしろ人間に迫害されとってな、あいつは族長の娘で、一族のために島を出ていろいろ活動してる途中でワシらと出会ったんや」
はああ、なるほど。いろいろ事情があるんだろうな。
俺たちを助けたことで立場が悪くなってるようなことを言ってたぐらいだし、まあ、とりあえず敵ではないと考えていいのか。どうもあの笑い声を聞くと信用できなくなるけどな。
「そういえば、イレンとか、フリトとか言ってたのは、それも眷属の名前ですか?」
「せや。どちらも古くから黙呪王の眷属として知られた魔物や」
「ということはかなりの強者なんですね?」
「そうやな。海魔イレンっちゅうのはその名の通り海の魔物や。海の中に棲んどって海の水を思うように操りよる。フリトの方は火山の魔物や。マグマやら火やら噴きよる」
「はあ、水と火と両方ですか」
「そやけど、あいつら眷属同士はたいてい仲悪いし、連携とか共闘とかそういうことにはならんやろ。フリトの方は船に乗っとるからあんまり岸には近寄れんし、まず怖いのは海魔イレンの方やな」
「海の水を操るんですか?」
「そうや。山みたいな大波起こしたり、水面をぐいぐい上げて町を水没させたりしよる。もちろん一般的な水の歌術の腕前は神様の域や。かなりタチが悪いやっちゃ」
「水だったら、凍歌で凍らせたらどうなんですか?」
「まあそれが正攻法やろけどな、知ってるやろ? 海水は真水よりも凍りにくいで。しかもそれをジャマするためにフリトを連れて来るんやろ」
「黙呪兵も来ますよね?」
「当然や。水に強いタイプの黙呪兵もおる。水歌や水刃を使ってきよる」
「雷歌で反撃したら……こっちも感電しちゃいますよね?」
「おそらく全員水浸しの状態で戦うことになるからな。敵も味方もみんな仲良くビリビリやな」
その時、ずっと黙っていたニコが口を開いた。
「凍鳴剣にナラさんのドラムを合わせたら海の水でも凍るかな?」
「まあ、やってみな分からんけど、それが今ワシらができる中で一番威力のある歌術やからな」
「じゃあ、ニコと俺が奏鳴剣、ナラさんはドラムで奏術、これを中心に作戦を考えましょうか」
「よっしゃ」
ナラさんが帰った後もニコは元気がなかった。
そりゃそうだよな。
この狭いけど平和な場所でずっと暮らして行くつもりで、子供部屋付きの小屋まで作った。
そして俺がプロポーズして、来週には結婚式しようっていう話をしてたところだ。
結婚式っていうワードですごい喜んでたし、着たいドレスがあるって言ってたな。結婚式、したかっただろう。
それがもう、どう考えてもそれどころではなくなってしまった。
「ニコ、大丈夫か?」
「うん? 私は大丈夫だよ」
「元気なさそうだよ」
「ううん、大丈夫だよ……でもね、ソウタ」
「ん? 何だ?」
「結婚のこと……取り消しじゃないよね? 私たち結婚するんだよね」
ニコは可哀想なぐらい不安げな顔してる。
「当たり前だろ。まあ結婚式は延期だけど、いつかちゃんと式をしよう。約束だ」
「約束……うん」
彼女は左手の指輪をジッと見た。
「それまでは俺たち『婚約者』だ」
「婚約者……」
その顔にちょっとだけ光が差した。
「もう事実上、結婚してるのと同じだけど、でも式を挙げるまでは婚約者だろ?」
「うん、そうだね。婚約者だね……婚約者……」
「それとも結婚式なしで、もう結婚したことにする? 俺はそれでもいいよ」
「ううん、婚約でいいの。それに婚約者って格好いい言葉だなって。何か『妻』とか『夫』とか言うより言葉の響きがいいなあって思って」
「そ、そうかな?」
早く結婚したいのか、そうじゃないのか、どっちなんだろ。まあ、ニコの感性には独特のところがあるからなあ。これ以上突っ込まないことにしよう。
そういえば、さっきヌエのやつが妙なことを言ってたな。
彼女を「歌い手被疑者」とか呼んでた。それに最後にわざわざ振り返って「お前が覚醒するのを楽しみにしてる」とか「お前次第だ」とかっていうのも言ってた。あれはどういう意味だ?
すっかり黒くなってしまったその髪、時々見る前世の記憶らしき夢。アミも言っていたが、確かにニコは転生者なのかもしれない。
ということは、ニコが歌い手っていう可能性もあるのか?
でもそれじゃ俺は何なんだ? わざわざ異世界から召喚しといて、お前は歌い手でも何でもない、っていうのか?
ナラさんによると、これまでの歌い手はみな異世界からの『転移』者で、『転生』者の歌い手なんて、そんなモン聞いたことないわ、っていうことだった。
しかもこれまでこの世界に歌い手が二人同時に存在したこともないらしい。ということはやっぱり俺が歌い手で、彼女はたまたまの転生者か?
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若干リズム音痴なところがあるので震の歌術だけは苦手だが、それ以外の歌術はものすごいことになっている。逆に震の歌術以外はほとんど使い物にならない俺とは全然違う。
本人はなかなか俺の前で実力を出したがらないが、正直、普通にバトルすればもう俺は彼女に勝てないだろう。総合力で言えば明らかに彼女の方が上だ。
しかもここからさらに『覚醒』するのか?
そうなったら間違いなくニコが歌い手だ。俺が彼女を守るなんておこがましい。
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まあ、どっちが本当の歌い手かなんて考えててもしょうがないか。とにかく二人で力を合わせて生き抜いて行くしかない。
ヌエの言うことには、連中は「2、3日中には大挙して押し寄せてくる」っていうことだった。いろいろ準備しないといけないことはあるが、夜の間は動けない。今夜はもう寝よう。明日は夜明けと同時に行動開始だ。
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