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第七幕 崖の下の住人
センベイ以外はあげないで下さい
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「ま、そんなんどうでもええわ。それより朝メシ食わしてくれ。まだ食うてないねん」
ナラさんは四つ足でどっこいしょと起き上がり、ぶるぶるっと身体を震わせた。
「お前らも来るか? 朝メシ食うてへんやろ?」
「あ、はい。お願いします」
そうだな。混乱した脳みそをリセットするには、とりあえずメシか。
あれ? そういえば鹿って何食べるんだっけ。奈良公園の鹿は鹿センベイをぼりぼり食ってたけど、本来鹿って草食動物だよな。草を食べるのかな。それだと俺たちは食えないな。
ナラさんは角を器用に使って扉を開け外に出た。俺たちもそれに続く。
普通の鹿よりちょっと大きい。顔の位置が人間と同じくらいの高さにあり、角は見上げるぐらいになる。しかし背中にある白い斑点や短い尻尾はバンビみたいで妙に愛嬌がある。何か可愛い。
小屋は岩壁の下にある洞窟状の部分にはまり込むように建てられていた。岩がゴロゴロしたところをちょっと下りると砂浜が朝陽で白く光っている。
さっきナラさんが「猫の額」と言ったが、たしかに砂浜は広くない。ちょうど満潮ということもあるんだろうが、ちょっと歩けばすぐに波打ち際だ。
砂浜の長さもせいぜい数百メートルというところか。この辺りは小さな入り江になっていて、両端はどっちに行っても岩場で遮られている。
海と反対側は空まで続く断崖絶壁だ。しかしこの辺りは垂直にそそり立つ岩壁というわけではなく、途中までは階段状になっている。
しかも上から滝が落ちているようで、その段々を小さな流れが無数に流れ下りている。それらはやがて一本にまとまって小さい川となり、砂浜の真ん中を流れ海に注いでいた。
推測だが、上から落ちてきた水の流れが長年の間にちょっとずつ岸壁を削り、このような入り江と砂浜を作ったんだろう。俺たちが落ちたイズの滝も、下はこんな感じになってたのかもしれない。
岩壁と砂浜の継ぎ目の辺りには低木が生い茂り、草も生えている。ナラさんはあの草を食べるのか、と思いきや、悠々とした足取りで砂浜に下りて行く。あれ、草を食べるんじゃないのか。
波打ち際まで来るとおもむろに頭を下げ、角を海に向けた。何だ? 何するんだ?
「来たれよ光 来たれよ光 走り走りて貫き通せ~♪」
低い、渋い声で歌う。
あっ、これは雷歌だ、と思った途端、その角の辺りから海面に向かって小さい稲妻がほとばしった。
『ぱしん!』
あの鳥女ほどの稲妻ではないが、それでも海の中の小さな生き物にとっては十分な電撃になったようだ。海面に小魚がいっぱい浮いた。ナラさんはじゃぶじゃぶ海に入っていくと、海面に鼻面を突っ込んでその小魚をむしゃむしゃ食べ始めた。
シュールだ。鹿が電気ショック漁をして魚を食ってる。草を食むように魚を食ってる。すごいシュールな絵柄だ。
「お前らも食うてええで。要らんか?」
って言われてもなあ。
「あの、焼いて食べてもいいですか?」
ニコは鹿が魚を食っててもそんなにショックは受けてないようだ。屈託ない様子で尋ねる。
「ああ、別にええで。火ぃ出せるか?」
「はい、大丈夫です」
彼女はばしゃばしゃっと海に入り、その辺に浮いてる魚を何匹か拾い上げると、俺のところに持ってきた。
「ソウタ、これ持ってて。私、炎歌で焼くから」
「あ、ああ。分った」
彼女の手から出た炎で魚が焼けていく。塩味をつけるため、時々海水につけてまた焼いてを繰り返す。じゅうじゅうという音がして美味しそうな匂いが周囲に拡がった。
良い具合いに焼けたヤツにかじりつく。
「美味しい!」
「美味しいね」
やっぱりこういう場面では俺なんかよりニコの方がたくましいな。
「あの、ナラさんは魚が主食なんですか?」
訊いてみた。
「そやな。遭難するまでは普通に草とか木の実とか食うとったけど、ここでそれやってみ? あっという間に食いモンなくなるやろ。ほんで仕方なしに魚食うてみたらな、意外に美味かったんや。最初は腹こわしたけど2、3ヶ月で慣れたわ。それにな、魚は身体にエエねんで。頭も良うなるらしいで」
そう言いながら、まだ水面に顔を突っ込んでむしゃむしゃ食ってる。
確か、奈良公園ではあちこちに「鹿には鹿センベイ以外の食べ物をあげないで下さい」という看板があった。人間の食べ物をあげるとすぐに体調を崩してしまうから、っていうことだったと思う。
どこまでもワイルド。さすが異世界の鹿は違うな。
「お前ら番やろ?」
小屋に戻ってくるといきなり確認された。
「えっと……まだ結婚はしてませんけど……カレシ、カノジョの間柄です」
改まって言葉にすると気恥ずかしい。
「それを番て言うんや。どうせお前ら夜になったらいちゃいちゃするやろ? 交尾するやろ? ワシが寝とる横で交尾されたらうるさいから、お前らの小屋を別に作ろか。交尾小屋や」
だあああああっ! ここでも交尾の話かい!
「わはは! 交尾小屋っちゅうネーミングは冗談やけどな、どうせお前ら当面ここにおることになるやろ。誰かが迎えに来ん限りここで何十年も過ごすことになるかもしれん。手伝ったるからしっかりした小屋作れ」
そう言われたらそうか。
俺たちがここにいることを知ってるのは、このナラさん以外は、俺たちを運んできたヤツだけだろう。何故ここに運んだのか、そいつの意図は分らない。しかしここは世間から隔絶された陸の孤島だ。ここにいる限り、黙呪王と関わらず、のんびり暮らしていけるかもしれない。
しばらくここでゆっくりしてもいいよね? ニコを見るとうんうんとうなづいている。
しかし材料はどうするんだ。木材になるような大きな木は生えてないぞ。ネジも釘もない。
そういえばこの小屋はどうやって建てたんだろうか? ナラさんが一人で作業したのか? よく見たら、質素とはいえちゃんとした造りをしてるぞ、この小屋。
「ふふん。ええもん見したろ。ついて来いや」
キョロキョロしている俺たちにナラさんは声をかけた。
小屋を出て砂浜を左手に進み、入り江の西端にあたる岩場を登り始めた。幸い、岩場は思ったほどの高さはなく、すぐに向こう側が見えてきた。
あれは!?
「どうや、ええモンあるやろ?」
そこには大きな木造船が座礁したままボロボロになっていた。ああ、あそこから木材や釘なんかを持ってきて小屋にしたのか。
「あそこから材料を持って来て小屋を建てたんですか」
「そや。まあ完成までに3ヶ月ぐらいかかったけどな」
「一人で作業したんですか?」
「当たり前やろ。他に誰がおんねん」
「すごい……」
俺とニコは顔を見合わせて感心した。
「っちゅうかな、あれは元々ワシが客として乗っとった船や。外洋航路で嵐に遭うて流されて、岩礁か何かにぶつかって浸水し始めたんや。ワシは船酔いで死んだみたいになっとって知らんかってんけど、気がついたら船員も客もみな救命ボートで逃げてしもて、ワシだけ取り残されとったんや」
「ええっ? マジすか?」
「マジや。あん時はビビったな。いや、想像してみ。何や急に静かなったな思てフラフラしながら甲板に出てみたら人っ子一人おらんねんで。しかも救命ボートが全部無くなっとるし」
「それは焦りますよね」
「まあ、キョウが王の間から戻って来んかった時にワシの人生は終わったようなモンやからな。沈むんやったら勝手に沈め、思て覚悟決めて、もっかい部屋に戻って寝とったんや。ほんで目が覚めたらな、どないなっとったと思う?」
「全て夢だったとか?」
「夢オチはアカンで。人間辞めますか、夢オチ辞めますか、ダメ、ゼッタイっちゅうぐらいアカン」
「鹿に生まれ変わってたとか?」
「アカンわ、お前、ボケのセンスなさ過ぎやわ」
ちょっとボケてみようとしたが全然ダメだ。っていうか、さすがツッコミの鋭さがハンパない。
「あのな、目が覚めたらな、ウソみたいに嵐は鎮まっててな、ここに漂着しとったんや。救命ボートで逃げた奴らは誰も流れ着いとらん。船に残されたワシだけが助かったんかもしれんな」
ああ、なるほど。そういうことか。
「あの……あの船の中に、調味料ってありますか?」
何を言うのかと思ったら、全然文脈の違う発言に俺はズッコケかかった。ニコは天然だからボケのレベルが違う。しかしナラさんはツッコまず普通に返事した。
「おお、あるで。調理場はそのままのはずや。さすがに言うことが女の子やな」
「ちょっといただいてもいいですか?」
「ええで、気にすな。別にワシのモンちゃうし、何でも勝手に使こたらええ」
「やた!」
ニコは素直に喜んでいる。まあ、美味しい料理を作ってくれそうだから、俺も喜んでおこう。
ナラさんは四つ足でどっこいしょと起き上がり、ぶるぶるっと身体を震わせた。
「お前らも来るか? 朝メシ食うてへんやろ?」
「あ、はい。お願いします」
そうだな。混乱した脳みそをリセットするには、とりあえずメシか。
あれ? そういえば鹿って何食べるんだっけ。奈良公園の鹿は鹿センベイをぼりぼり食ってたけど、本来鹿って草食動物だよな。草を食べるのかな。それだと俺たちは食えないな。
ナラさんは角を器用に使って扉を開け外に出た。俺たちもそれに続く。
普通の鹿よりちょっと大きい。顔の位置が人間と同じくらいの高さにあり、角は見上げるぐらいになる。しかし背中にある白い斑点や短い尻尾はバンビみたいで妙に愛嬌がある。何か可愛い。
小屋は岩壁の下にある洞窟状の部分にはまり込むように建てられていた。岩がゴロゴロしたところをちょっと下りると砂浜が朝陽で白く光っている。
さっきナラさんが「猫の額」と言ったが、たしかに砂浜は広くない。ちょうど満潮ということもあるんだろうが、ちょっと歩けばすぐに波打ち際だ。
砂浜の長さもせいぜい数百メートルというところか。この辺りは小さな入り江になっていて、両端はどっちに行っても岩場で遮られている。
海と反対側は空まで続く断崖絶壁だ。しかしこの辺りは垂直にそそり立つ岩壁というわけではなく、途中までは階段状になっている。
しかも上から滝が落ちているようで、その段々を小さな流れが無数に流れ下りている。それらはやがて一本にまとまって小さい川となり、砂浜の真ん中を流れ海に注いでいた。
推測だが、上から落ちてきた水の流れが長年の間にちょっとずつ岸壁を削り、このような入り江と砂浜を作ったんだろう。俺たちが落ちたイズの滝も、下はこんな感じになってたのかもしれない。
岩壁と砂浜の継ぎ目の辺りには低木が生い茂り、草も生えている。ナラさんはあの草を食べるのか、と思いきや、悠々とした足取りで砂浜に下りて行く。あれ、草を食べるんじゃないのか。
波打ち際まで来るとおもむろに頭を下げ、角を海に向けた。何だ? 何するんだ?
「来たれよ光 来たれよ光 走り走りて貫き通せ~♪」
低い、渋い声で歌う。
あっ、これは雷歌だ、と思った途端、その角の辺りから海面に向かって小さい稲妻がほとばしった。
『ぱしん!』
あの鳥女ほどの稲妻ではないが、それでも海の中の小さな生き物にとっては十分な電撃になったようだ。海面に小魚がいっぱい浮いた。ナラさんはじゃぶじゃぶ海に入っていくと、海面に鼻面を突っ込んでその小魚をむしゃむしゃ食べ始めた。
シュールだ。鹿が電気ショック漁をして魚を食ってる。草を食むように魚を食ってる。すごいシュールな絵柄だ。
「お前らも食うてええで。要らんか?」
って言われてもなあ。
「あの、焼いて食べてもいいですか?」
ニコは鹿が魚を食っててもそんなにショックは受けてないようだ。屈託ない様子で尋ねる。
「ああ、別にええで。火ぃ出せるか?」
「はい、大丈夫です」
彼女はばしゃばしゃっと海に入り、その辺に浮いてる魚を何匹か拾い上げると、俺のところに持ってきた。
「ソウタ、これ持ってて。私、炎歌で焼くから」
「あ、ああ。分った」
彼女の手から出た炎で魚が焼けていく。塩味をつけるため、時々海水につけてまた焼いてを繰り返す。じゅうじゅうという音がして美味しそうな匂いが周囲に拡がった。
良い具合いに焼けたヤツにかじりつく。
「美味しい!」
「美味しいね」
やっぱりこういう場面では俺なんかよりニコの方がたくましいな。
「あの、ナラさんは魚が主食なんですか?」
訊いてみた。
「そやな。遭難するまでは普通に草とか木の実とか食うとったけど、ここでそれやってみ? あっという間に食いモンなくなるやろ。ほんで仕方なしに魚食うてみたらな、意外に美味かったんや。最初は腹こわしたけど2、3ヶ月で慣れたわ。それにな、魚は身体にエエねんで。頭も良うなるらしいで」
そう言いながら、まだ水面に顔を突っ込んでむしゃむしゃ食ってる。
確か、奈良公園ではあちこちに「鹿には鹿センベイ以外の食べ物をあげないで下さい」という看板があった。人間の食べ物をあげるとすぐに体調を崩してしまうから、っていうことだったと思う。
どこまでもワイルド。さすが異世界の鹿は違うな。
「お前ら番やろ?」
小屋に戻ってくるといきなり確認された。
「えっと……まだ結婚はしてませんけど……カレシ、カノジョの間柄です」
改まって言葉にすると気恥ずかしい。
「それを番て言うんや。どうせお前ら夜になったらいちゃいちゃするやろ? 交尾するやろ? ワシが寝とる横で交尾されたらうるさいから、お前らの小屋を別に作ろか。交尾小屋や」
だあああああっ! ここでも交尾の話かい!
「わはは! 交尾小屋っちゅうネーミングは冗談やけどな、どうせお前ら当面ここにおることになるやろ。誰かが迎えに来ん限りここで何十年も過ごすことになるかもしれん。手伝ったるからしっかりした小屋作れ」
そう言われたらそうか。
俺たちがここにいることを知ってるのは、このナラさん以外は、俺たちを運んできたヤツだけだろう。何故ここに運んだのか、そいつの意図は分らない。しかしここは世間から隔絶された陸の孤島だ。ここにいる限り、黙呪王と関わらず、のんびり暮らしていけるかもしれない。
しばらくここでゆっくりしてもいいよね? ニコを見るとうんうんとうなづいている。
しかし材料はどうするんだ。木材になるような大きな木は生えてないぞ。ネジも釘もない。
そういえばこの小屋はどうやって建てたんだろうか? ナラさんが一人で作業したのか? よく見たら、質素とはいえちゃんとした造りをしてるぞ、この小屋。
「ふふん。ええもん見したろ。ついて来いや」
キョロキョロしている俺たちにナラさんは声をかけた。
小屋を出て砂浜を左手に進み、入り江の西端にあたる岩場を登り始めた。幸い、岩場は思ったほどの高さはなく、すぐに向こう側が見えてきた。
あれは!?
「どうや、ええモンあるやろ?」
そこには大きな木造船が座礁したままボロボロになっていた。ああ、あそこから木材や釘なんかを持ってきて小屋にしたのか。
「あそこから材料を持って来て小屋を建てたんですか」
「そや。まあ完成までに3ヶ月ぐらいかかったけどな」
「一人で作業したんですか?」
「当たり前やろ。他に誰がおんねん」
「すごい……」
俺とニコは顔を見合わせて感心した。
「っちゅうかな、あれは元々ワシが客として乗っとった船や。外洋航路で嵐に遭うて流されて、岩礁か何かにぶつかって浸水し始めたんや。ワシは船酔いで死んだみたいになっとって知らんかってんけど、気がついたら船員も客もみな救命ボートで逃げてしもて、ワシだけ取り残されとったんや」
「ええっ? マジすか?」
「マジや。あん時はビビったな。いや、想像してみ。何や急に静かなったな思てフラフラしながら甲板に出てみたら人っ子一人おらんねんで。しかも救命ボートが全部無くなっとるし」
「それは焦りますよね」
「まあ、キョウが王の間から戻って来んかった時にワシの人生は終わったようなモンやからな。沈むんやったら勝手に沈め、思て覚悟決めて、もっかい部屋に戻って寝とったんや。ほんで目が覚めたらな、どないなっとったと思う?」
「全て夢だったとか?」
「夢オチはアカンで。人間辞めますか、夢オチ辞めますか、ダメ、ゼッタイっちゅうぐらいアカン」
「鹿に生まれ変わってたとか?」
「アカンわ、お前、ボケのセンスなさ過ぎやわ」
ちょっとボケてみようとしたが全然ダメだ。っていうか、さすがツッコミの鋭さがハンパない。
「あのな、目が覚めたらな、ウソみたいに嵐は鎮まっててな、ここに漂着しとったんや。救命ボートで逃げた奴らは誰も流れ着いとらん。船に残されたワシだけが助かったんかもしれんな」
ああ、なるほど。そういうことか。
「あの……あの船の中に、調味料ってありますか?」
何を言うのかと思ったら、全然文脈の違う発言に俺はズッコケかかった。ニコは天然だからボケのレベルが違う。しかしナラさんはツッコまず普通に返事した。
「おお、あるで。調理場はそのままのはずや。さすがに言うことが女の子やな」
「ちょっといただいてもいいですか?」
「ええで、気にすな。別にワシのモンちゃうし、何でも勝手に使こたらええ」
「やた!」
ニコは素直に喜んでいる。まあ、美味しい料理を作ってくれそうだから、俺も喜んでおこう。
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