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第六幕 踊り子
おぼれる者はツタをつかむ
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よく見ると、牛ゴリラが左手に握った斧には刃がない、つまり柄だけが残っていた。刃はどこに行ったんだ?
……ああ、そうか。
斧の刃はゴリラ自身の背中を割って身体に深く食い込んでいた。
さっき勢いよく振りかぶった瞬間に、俺が震刃で切った所がちぎれ、刃の部分だけが自分の背中を直撃したんだろう。
「がっ、がはっ、はっ、はっ、はっ……」
さすがのモンスターも口から血泡を吐いて虫の息だ。これはもう助かるまい。
タウロとかいったっけ。こんな醜悪な化け物でも生き物だ。自業自得とはいえ断末魔の苦しみは見るに堪えない。哀れになってくる。
しかしだ。こいつがこれまでどんな酷いことをしてきたか……おそらく、たくさんの女性を無残に殺してきたのだろう。同情の余地はない。
あの世で女性たちに謝ってこい……
俺はゴリラの延髄の辺りを狙って震貫を撃った。武士の情け、安楽死のつもりだ。
静かになった化け物を後に、ハルさんを助け起こした。
「いよいよこの世におさらばかと思ったわ。ソウタ、ありがとう」
「いえいえ、僕一人ではとても倒せませんでした。ハルさんのツタのおかげです」
「まあ少しだけゴリラの足を引っ張れたかしら」
そういえば、ゴリラはもう一頭いたな。広場の隅を振り返る。
俺たちがボスを倒してしまったのを見て、連中は小さくなっている。今さら戦う気もないだろう。格下の雑魚なんて殺すまでもない。捨て置こう。
橋のたもとまで戻って来ると、向こう側からまた拍手喝采が起った。
もちろん最前列はニコとアミだ。二人の美少女が並んで俺に拍手してくれてる。
何だか町を救ったヒーローみたいだが……本当は俺がいるからこの町が襲われたんだ。それを知ったら、みんな拍手なんかしてくれないだろう。黒髪の歌い手であることもバレてしまった。どっちにしても、もうここにはいられないな。
「おい!」
橋の3分の2ぐらいまで来た時、後から呼ぶ声が聞こえた。
何だ? 振り返ると、馬鹿ゴリラのお供の剣術講師が立っていた。
??
そのまま何も言わない。青ざめた顔でこっちを見てるだけだ。
「何か用か?」
立ち止まって返事をするが、それでも黙ったままだ。仕方なく、橋の真ん中あたりまで引き返してやる。
その時、そいつが小声で何か歌術を使った。
『どごーん!』
どこかで爆発音がして橋が激しく揺れた。揺れただけではない、木造の橋はガラガラと崩れ出した。橋の向こうからきゃーっと悲鳴があがる。
「ソウタ!」
俺を呼ぶ声が聞こえる。振り返ると、橋を渡り終えていたハルさんから、ツタのツルが飛んできた。しかしそれをつかもうと手を伸ばした瞬間に足元が崩れ、俺はがれきもろとも宙に投げ出された。
『ざっばーん!』
当然ながら下は川だ。しかも折からの雨でかなり増水している。濁流に近い状態だ。
「ぶはっ!」
すぐに水面に顔を出したが、流れは速い。多少は泳げるが、ぐいぐい押し流されてしまって、岸にはなかなか近寄れない。これ、ちょっとまずいぞ。
顔をぐっと上げて上流を見る。
橋はバラバラになってしまい原形を留めていない。あいつら、橋に何か仕掛けてやがったのか。どこまでも卑怯な奴らだ。まあそれでも川に落ちたのが俺だけで良かった。
誰かが川岸を走って俺を追ってくる。ああ、ハルさんだ。何か叫んでるが聞き取れない。ニコもいるし、アミまで走ってきてる。申し訳ないな。
そのうちまたツタのツルが飛んでくる。ハルさんが次々にツタを出してくれてるみたいだ。しかしもうちょっとのところで手が届かない。
手を伸ばしているうち、背中からドンと岩にぶつかる。濁流にのまれる。しばらくもがいてようやっと水面に顔を出す。思ったよりも流れの力は大きい。
1週間ほど前に見た、断崖絶壁を霧のようになって落ちていく滝の映像が浮かんだ。このイズ川はあとちょっとで大海峡に注ぐ。落ちたら絶対に助からないと言われているあの玉ヒュンの滝だ。やばいぞ。
しかしその時、信じられない事が起った。横から誰かが川に飛び込んだのだ。
川岸を見ると、ハルさんとアミはいる。しかしニコがいない。ニコが飛び込んだのか!?
見えた! 誰かが水面でアップアップしてる。
やっぱりニコだ! 何やってんだあいつ! 泳げるのか?
いや、どう見てもあれは泳げてない。半分溺れてる。
俺は必死に泳いでそっちに近寄ろうとした。たまたま川の流れがこっちに集まってきている。俺はニコの手をつかんで引っ張り寄せた。
「ソウタ! あぶっ! げほっ!」
「馬鹿だな、何やってんだ!」
「ソウタ、これ!」
見ると彼女の手にはツタが巻き付いていた。ああそうかこれを持って飛び込んでくれたのか。
俺もそのツタをつかんだ。しかしすぐにツタは伸びきってしまったようで、俺たち二人はツタに引っ張られ、濁流の中を激しく振り回されることになった。
ダメだ。水流が強過ぎてどうにもできない。かえって溺れてしまいそうだ。
次の瞬間、ツタがふっと軽くなって、俺たちの身体はまた濁流に乗って流れだした。
あまりの力にツタが切れてしまったか、地面から引っこ抜けてしまったんだろう。ただ、流れに逆らうより、こうやって流れてる方が、まだ息をする余裕がある。
ニコは俺にしがみついて安心したようで、俺と一緒に浮きつ沈みつしながらも呼吸はできている。俺は手に残ったツタで二人の身体をぐるぐる巻きにした。水流で引き離されてしまわないようにだ。
時々ドンと岩にぶつかる。流れにのまれる。しばらくしてようやっと水面に顔を出して呼吸する。また何かにぶつかって水をかぶる。その繰り返しで、とても歌術を使って流れを止めるなどできない。
支流が交わる地点に来たが橋がない。ハルさんとアミはそれ以上、俺たちを追えなくなった。両手を口に当て何か叫んでいる。
「あなたたちは死なないわ! 必ず迎えに行くから、諦めずに生き延びなさい!」
そう言ってるように聞こえた。俺は必死で片手を上げ、サムアップしてそれに答えた。
滝に近づくにつれ、流れはさらに速度を増してきた。どこかで緩やかになる場所があるんじゃないか、そんな微かな希望も消えた。
どっちにしても流れにもまれてるうちは何もできない。こうなったら滝から空中に放り出されてしまった方が、歌術を使ったり、奏鳴剣を使ったりできるかもしれない。
大海峡の断崖絶壁は1500メートル以上の高さだと聞いた。物理は苦手なので、下まで落ちるのに何秒かかるのか分らないが、たぶん20秒ぐらいはあるだろう。
その間に奏鳴剣や歌術を使って落下の勢いを弱めることができれば、何とか即死は免れるだろう。生きてさえいれば、ニコは癒歌の名手だ。何とかなる。
「ニコ! うぷっ! 聞いてくれ!」
「げほっ! 何!?」
「俺たちはもうすぐ大海峡に放り出される。空中に出たら、下に向かって水鳴剣を放つ。それで勢いが落ちたところで凍鳴剣に切り替える。うまく行けば落下の勢いと相殺して軟着陸できるはずだ」
「分った!」
そんなにうまく行くかどうかは分らない。しかし他に手はない。俺は左手でしっかりニコの身体を抱きしめ、右手を奏鳴剣の柄に添えた。
すべり台をすべり落ちるように、流れはどんどん加速していく。まるで絶叫マシーンだ。俺とニコは抱き合ったまま流されて行き、そして勢いよく空中に放り出された。
二人の身体は真っ暗な夜の闇の中を加速しながら落ちていった。
耳元を切る風がぴゅーぴゅーと音を立てている。全身の血液が逆流するような、あのフリーフォール特有の感覚が身体を支配する。
「ニコっ! 大丈夫かっ!?」
「大丈夫っ!」
良かった。ニコもちゃんと意識を保ってくれてるようだ。何とかなる。何とかなる。そう唱えながら、俺は奏鳴剣を構えようとした。
しかしその時だ。何か歌声のようなものが聞こえて、急に眠くなった。
ニコが何か歌ってるのか? いや、違う。ニコも驚いたような顔をしてこちらを見ている。
何だ? 何が起ったんだ? こんな絶体絶命の状況で眠くなるなんてあり得ないだろ。しかしワケが分らないまま俺の意識は遠くなっていく。
ダメだ! このまま落ちたら死んでしまう。ダメだ、抗わないと!
必死で目を開こうとしている俺の視界の隅に、俺たちの横を同じ速度で急降下している黒い影が見えた……気がした。
……ああ、そうか。
斧の刃はゴリラ自身の背中を割って身体に深く食い込んでいた。
さっき勢いよく振りかぶった瞬間に、俺が震刃で切った所がちぎれ、刃の部分だけが自分の背中を直撃したんだろう。
「がっ、がはっ、はっ、はっ、はっ……」
さすがのモンスターも口から血泡を吐いて虫の息だ。これはもう助かるまい。
タウロとかいったっけ。こんな醜悪な化け物でも生き物だ。自業自得とはいえ断末魔の苦しみは見るに堪えない。哀れになってくる。
しかしだ。こいつがこれまでどんな酷いことをしてきたか……おそらく、たくさんの女性を無残に殺してきたのだろう。同情の余地はない。
あの世で女性たちに謝ってこい……
俺はゴリラの延髄の辺りを狙って震貫を撃った。武士の情け、安楽死のつもりだ。
静かになった化け物を後に、ハルさんを助け起こした。
「いよいよこの世におさらばかと思ったわ。ソウタ、ありがとう」
「いえいえ、僕一人ではとても倒せませんでした。ハルさんのツタのおかげです」
「まあ少しだけゴリラの足を引っ張れたかしら」
そういえば、ゴリラはもう一頭いたな。広場の隅を振り返る。
俺たちがボスを倒してしまったのを見て、連中は小さくなっている。今さら戦う気もないだろう。格下の雑魚なんて殺すまでもない。捨て置こう。
橋のたもとまで戻って来ると、向こう側からまた拍手喝采が起った。
もちろん最前列はニコとアミだ。二人の美少女が並んで俺に拍手してくれてる。
何だか町を救ったヒーローみたいだが……本当は俺がいるからこの町が襲われたんだ。それを知ったら、みんな拍手なんかしてくれないだろう。黒髪の歌い手であることもバレてしまった。どっちにしても、もうここにはいられないな。
「おい!」
橋の3分の2ぐらいまで来た時、後から呼ぶ声が聞こえた。
何だ? 振り返ると、馬鹿ゴリラのお供の剣術講師が立っていた。
??
そのまま何も言わない。青ざめた顔でこっちを見てるだけだ。
「何か用か?」
立ち止まって返事をするが、それでも黙ったままだ。仕方なく、橋の真ん中あたりまで引き返してやる。
その時、そいつが小声で何か歌術を使った。
『どごーん!』
どこかで爆発音がして橋が激しく揺れた。揺れただけではない、木造の橋はガラガラと崩れ出した。橋の向こうからきゃーっと悲鳴があがる。
「ソウタ!」
俺を呼ぶ声が聞こえる。振り返ると、橋を渡り終えていたハルさんから、ツタのツルが飛んできた。しかしそれをつかもうと手を伸ばした瞬間に足元が崩れ、俺はがれきもろとも宙に投げ出された。
『ざっばーん!』
当然ながら下は川だ。しかも折からの雨でかなり増水している。濁流に近い状態だ。
「ぶはっ!」
すぐに水面に顔を出したが、流れは速い。多少は泳げるが、ぐいぐい押し流されてしまって、岸にはなかなか近寄れない。これ、ちょっとまずいぞ。
顔をぐっと上げて上流を見る。
橋はバラバラになってしまい原形を留めていない。あいつら、橋に何か仕掛けてやがったのか。どこまでも卑怯な奴らだ。まあそれでも川に落ちたのが俺だけで良かった。
誰かが川岸を走って俺を追ってくる。ああ、ハルさんだ。何か叫んでるが聞き取れない。ニコもいるし、アミまで走ってきてる。申し訳ないな。
そのうちまたツタのツルが飛んでくる。ハルさんが次々にツタを出してくれてるみたいだ。しかしもうちょっとのところで手が届かない。
手を伸ばしているうち、背中からドンと岩にぶつかる。濁流にのまれる。しばらくもがいてようやっと水面に顔を出す。思ったよりも流れの力は大きい。
1週間ほど前に見た、断崖絶壁を霧のようになって落ちていく滝の映像が浮かんだ。このイズ川はあとちょっとで大海峡に注ぐ。落ちたら絶対に助からないと言われているあの玉ヒュンの滝だ。やばいぞ。
しかしその時、信じられない事が起った。横から誰かが川に飛び込んだのだ。
川岸を見ると、ハルさんとアミはいる。しかしニコがいない。ニコが飛び込んだのか!?
見えた! 誰かが水面でアップアップしてる。
やっぱりニコだ! 何やってんだあいつ! 泳げるのか?
いや、どう見てもあれは泳げてない。半分溺れてる。
俺は必死に泳いでそっちに近寄ろうとした。たまたま川の流れがこっちに集まってきている。俺はニコの手をつかんで引っ張り寄せた。
「ソウタ! あぶっ! げほっ!」
「馬鹿だな、何やってんだ!」
「ソウタ、これ!」
見ると彼女の手にはツタが巻き付いていた。ああそうかこれを持って飛び込んでくれたのか。
俺もそのツタをつかんだ。しかしすぐにツタは伸びきってしまったようで、俺たち二人はツタに引っ張られ、濁流の中を激しく振り回されることになった。
ダメだ。水流が強過ぎてどうにもできない。かえって溺れてしまいそうだ。
次の瞬間、ツタがふっと軽くなって、俺たちの身体はまた濁流に乗って流れだした。
あまりの力にツタが切れてしまったか、地面から引っこ抜けてしまったんだろう。ただ、流れに逆らうより、こうやって流れてる方が、まだ息をする余裕がある。
ニコは俺にしがみついて安心したようで、俺と一緒に浮きつ沈みつしながらも呼吸はできている。俺は手に残ったツタで二人の身体をぐるぐる巻きにした。水流で引き離されてしまわないようにだ。
時々ドンと岩にぶつかる。流れにのまれる。しばらくしてようやっと水面に顔を出して呼吸する。また何かにぶつかって水をかぶる。その繰り返しで、とても歌術を使って流れを止めるなどできない。
支流が交わる地点に来たが橋がない。ハルさんとアミはそれ以上、俺たちを追えなくなった。両手を口に当て何か叫んでいる。
「あなたたちは死なないわ! 必ず迎えに行くから、諦めずに生き延びなさい!」
そう言ってるように聞こえた。俺は必死で片手を上げ、サムアップしてそれに答えた。
滝に近づくにつれ、流れはさらに速度を増してきた。どこかで緩やかになる場所があるんじゃないか、そんな微かな希望も消えた。
どっちにしても流れにもまれてるうちは何もできない。こうなったら滝から空中に放り出されてしまった方が、歌術を使ったり、奏鳴剣を使ったりできるかもしれない。
大海峡の断崖絶壁は1500メートル以上の高さだと聞いた。物理は苦手なので、下まで落ちるのに何秒かかるのか分らないが、たぶん20秒ぐらいはあるだろう。
その間に奏鳴剣や歌術を使って落下の勢いを弱めることができれば、何とか即死は免れるだろう。生きてさえいれば、ニコは癒歌の名手だ。何とかなる。
「ニコ! うぷっ! 聞いてくれ!」
「げほっ! 何!?」
「俺たちはもうすぐ大海峡に放り出される。空中に出たら、下に向かって水鳴剣を放つ。それで勢いが落ちたところで凍鳴剣に切り替える。うまく行けば落下の勢いと相殺して軟着陸できるはずだ」
「分った!」
そんなにうまく行くかどうかは分らない。しかし他に手はない。俺は左手でしっかりニコの身体を抱きしめ、右手を奏鳴剣の柄に添えた。
すべり台をすべり落ちるように、流れはどんどん加速していく。まるで絶叫マシーンだ。俺とニコは抱き合ったまま流されて行き、そして勢いよく空中に放り出された。
二人の身体は真っ暗な夜の闇の中を加速しながら落ちていった。
耳元を切る風がぴゅーぴゅーと音を立てている。全身の血液が逆流するような、あのフリーフォール特有の感覚が身体を支配する。
「ニコっ! 大丈夫かっ!?」
「大丈夫っ!」
良かった。ニコもちゃんと意識を保ってくれてるようだ。何とかなる。何とかなる。そう唱えながら、俺は奏鳴剣を構えようとした。
しかしその時だ。何か歌声のようなものが聞こえて、急に眠くなった。
ニコが何か歌ってるのか? いや、違う。ニコも驚いたような顔をしてこちらを見ている。
何だ? 何が起ったんだ? こんな絶体絶命の状況で眠くなるなんてあり得ないだろ。しかしワケが分らないまま俺の意識は遠くなっていく。
ダメだ! このまま落ちたら死んでしまう。ダメだ、抗わないと!
必死で目を開こうとしている俺の視界の隅に、俺たちの横を同じ速度で急降下している黒い影が見えた……気がした。
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