164 / 250
第11章 聖ギイス領と魔物の島
第1話 聖ギイス領・港町スフーレにて (司祭:ヴァール・マンツフ)
しおりを挟む異世界召喚 213日目
城塞都市ロムニア(旧グリナ)・占領97日目
ロムニア国建国宣言より96日目
スタンツァ・ガリア占領89日目
鉄門砦陥落52日目
協定会議・敵討ちより30日目
スタンツア・ガリアを出発し、13日目
聖ギイス領1日目
帝国、旧ルピア公国の捕虜が収容された大きな建物では、聖ギイスの担当の司祭と帝国の聖ギイス駐在文官とスキピオ将軍、ロムニア国代表としてシスティナとドレアが最終的な話し合いを行い、書類を作成していた。
その書類に聖ギイスの教皇がサインを行う。この取り決めを守らなかった国は、永久的に聖ギイスへの立ち入りを禁ずることとなる。
黒騎士、チェル、ルーナ、ゲオル、イオンと10人の鉄意騎士団十字隊、スコイ(オスの狼)は、助祭に港の別の大きな建物へ案内された。
面会室の大広間には、供の者は二人だけだとの事で、ルーナとチェルを連れ広間に入る。その広間はまるで大理石のように輝く床で出来ており、壁の壁画など大きく見事な物だった。
しばらくすると、一人の女の司祭が入ってきた。
黒騎士とルーナは、椅子から立ち司祭へ頭を下げる。
「どうぞ、お座りください」
黒騎士達が椅子に座ると、司祭は傍らの助祭に下がるように命じた。
「私は、この港町スフーミを教皇様よりお預かりしている、司祭:ヴァール・マンツフと申します。
黒騎士様、カラデニス海横断という大きな船旅ご苦労様でした。
私たちは、皆様を歓迎いたします」
「労いの言葉を頂きありがとうございます。又、今回我々の申し出を受けていただき、感謝しています」
「聖ギイスは、中立を謳う教皇国ですから、捕虜の預かり・引き渡しなども国家間を平和に導くための我々の大切な務めです」
そういうと、ヴァール司祭はにっこりと微笑む。ルーナもにこやかな笑顔を湛えているが…ロムニアからも帝国からも、それなりの謝礼を要求する癖に…と思っていた。
もちろん、仲介料を要求する事は当たり前のことである。だが、建前の言葉が気に入らない…
「ところで、黒騎士様は、興味深い出自の方ですね」
「ん? と言われると?」
「異なる世界…この世界とは異なる世界から召喚された者ですね」
ヴァール司祭の語尾は、疑問形ではなかった。黒騎士は、想定外の事を言われ思わず言葉を失う。
「うふふ、なぜわかったのか…でしょうか? 聖ギイス領は、港や関所に入国希望者が悪意を持った人間かどうかを判別できる前世界の遺物があります。
そして、この大広間の床石も遺物で、ここに踏み入れた人物の大まかな出自などもわかるのです。
うふふ、前世界の遺物を使用しているのは、あなただけではないのですよ」
「なるほど、この床石、これほど素晴らしい物はこの世界で見たことがないと感じていたのですが、前世界の遺物だったとは…
この世界に不釣り合いの大きな城壁、大きな川の両岸を繋ぐ橋、馬車で幾度通ろうが擦り減らない石畳、そして私が持つ黒い武具など、不思議なものに少しばかり出会いましたが、これもまた遺物だったとは…」
「あなたの大きな帆船も遺物ですね。私たちもあの船がスタンツア・ガリアの港に繋がれている事は承知していましたが、記録に残る数百年の間、誰も動かせたものはいなかった。
教皇でさえも…それをあなたは動かした。
あなたには興味が尽きませんね」
「ヴァール司祭、あなたがそこまで種明かしをされると言う事は、この床石で普通ならわかることが、わからなかったと言う事ですね。
いつも通り知ることが出来たのなら、種明かしをする必要はありません」
「うふふ、今日はなんて楽しい日でしょう。そうその通りです。あなたが異世界から召喚された者だと言う事は分かったのですが、あなたの住む異世界はどのような世界なのか? あなたの身分は? どうやってこの世界に召喚されたのか? なにもわかりません。
分かったことは、あなたがこの世界に来てから行ったことだけ…
あなたは、すべての調停者なのですか?」
「すべての調停者? 申し訳ありませんが意味がわかりません。それと、話を進める前に確認したい。
あなたがた聖ギイスは、遺物で得た情報又は、私と話した情報を他国…つまり帝国に売ったりすることもあるのでしょうか?」
「そう、そうですね。そこを確認しないと話が出来ませんね」
司祭は、テーブルに身を乗り出すようにして話を続けた。
「我らは、中立国です。得た情報を教皇国の為に、ギイス神の為に役立てる事はあっても他国へ売ることはありません、ギイス神に誓って。
ただ、ギイス神の妨げになると思われたことは、自らの力で排除します。我らには聖騎士がおりますから」
「わかりました。私もこの世界の事を知りたい、私自身の事については偽りなく話しましょう。ところで、そのすべての調停者とはどういうことですか?」
「すべての調停者とは…この世界の調停者という意味です。この世界が出来てどれほどの時がたったのか…私たちでもわかりません。
ただ、言い伝えによると、様々な文明が栄えては滅んだ…いや、滅ぼされたとの言い伝えがあります。
どれほどの時が経っても、そこに存在し続ける前世界の遺物…その遺物の世界では、人の聖力が見いだされ、その力を活かすことで空を飛ぶほどに文明が発展したと伝えられています。
しかし、発展すれば発展するほど人の欲望は強くなり、その欲望を満たすために人々お互いの富を知識を奪い合った。
自分らの町だけでなく、山を森を海を消し去りながら戦った。その時、世界の調停者が現れ人々に罰を与えた。
すべての文明を消し去り、殆どの人々を消し去った…
そして、長い年月がたち、人はまた同じことを繰り返す…そして、調停者から罰せられ、滅ぼされる…そのような事を何度も…何度も繰り返した。
調停者は考えた、別の世界の人を連れてくれば、その者の考えや知識でこの世界は愚かな行いをくりかえさないのかと…でも、何も変わらなかった…」
「なるほど、だからこの世界には様々な人種や亜人や魔物などがいるのですね」
「いや、それは召喚者の末裔ではないと思います。言い伝えでは、異世界召喚は数百年に一人か数人程度だと伝えられていますから」
「一人、又は数人で世界を変える事など出来はしないと思いますが、調停者とはどのような者達なのですか?」
「調停者は、人ではありません。竜だと言われています」
「竜ですか?」
「そうです、竜です。まぁ、竜を見たことのある者など聞いた事もありませんが、魔物の島には、火竜、水竜と呼ばれる魔物はいます。
上級魔物なので、寿命で死んだものしか見たことはありませんが…
ただ、火竜、水竜といってもトカゲが馬車程におおきくなったような見かけですが…一応あれも竜かな?
でも、火竜とは呼ばずに火トカゲと呼ぶもの達もいますから、あの魔物を竜と呼ぶことは、伝説上の竜に失礼かもしれませんね」
ヴァール司祭は、水を一口飲み黒騎士やルーナにも飲むように勧めた。
「あなたは、どのように召喚されたのですか?」
黒騎士は、ティアナやルーナの事は伏せて、召喚された時の事を話した。
「ふ~む、竜は現れなかったのですね。でも、あなたが操る魔法陣のようなもので戦や治療をしている歴史を見たと…そして、あなたの魔法陣はその歴史とは異なり、火や雷などを吐き戦うことは出来ないと…」
「よく、私の魔法陣が火や雷を出せない事を知っていますね」
「ギイス領へは多くの商人が出入りしていますから。あなたの魔法陣については、半信半疑でしたが、これほど黒騎士の現れた戦場で魔法陣を見た…という情報が集まるなら、信じられませんが信じるしかないでしょう」
ルーナは、黒騎士の横で黙って話を聞いているが、黒騎士が魔法陣の力の不利になることまで話すことを隣で聞きながらハラハラしていた。
もちろんそれでも、口を挟む事はないが…チェルは、腹が減ったと黒騎士の足をトントンと指で叩いた。
「このような場所で申し訳ありません、連れの者に少しばかりの干し肉を与えても良いでしょうか?」
「えぇ、一向に構いませんよ。その足元の方はチェル様でしたか…黒騎士様の力の影響なのか、その方も、又隣に座るルーナ様も、黒騎士様と同じくあなたとの僅かばかりの関りの出来事しかわかりませんでした。
ただ、黒騎士様が2人を大変信頼している事はわかりましたけどね」
その司祭の言葉は本当かどうかわからないな…と黒騎士は思っていたが、ルーナは急に上機嫌となった。チェルは、言葉に関係なく干し肉を貰い上機嫌となっている。
ただチェルは魔人である。どれほど友好的な関係を築こうとチェルが魔人と分かれば、宗教国家は、チェルを討伐しようとするだろう。
チェルの事は知られてはならない、黒騎士はこの部屋にチェルを連れてきたことを後悔していた。
ヴァール司祭は、黒騎士の世界の事を知りたがった。家族の事は伏せながら、文明については聞かれるままに話した。
「すばらしい。まさに言い伝えにあるような文明世界ですね。それほど、文明が発達していながらやはり戦いは無くならないのですね」
「私は、そのような事を決める立場の人間ではありませんでしたから、なぜ戦いがなくならないのかはわかりません」
司祭は、文明の事だけでなく衣食の事や人々の生活の楽しみ方、宗教の事なども黒騎士へ聞く。
………
トントン…
ドアがノックされ、一人の助祭が申し訳なさそうに入ってきた。
「ヴァール司祭、もうかなり予定の時間を過ぎておりますが…」
「えっ? まぁ、なんてことでしょう。これほど時がたつのが早いなんて、黒騎士様、申し訳ありませんでした。でも、まだまだ話したりなくて…
そうだ、今宵の夕食は、私に準備させてください。
これほどの話を聞ける機会などありません、お付きの方々のお食事…もちろんお酒も用意しますから」
「いや、そこまでして頂かなくても、又明日、お伺いしますよ」
「いえ、ぜひ私にお任せください。その代わり、私は黒騎士様とお話がしたいので、私たちは別の部屋での夕食とさせていただきたいのですが…」
「別に構いま…」
「ヴァール司祭、ありがとうございます。ぜひ、その夕食には私も同席させていただきたいのですが!」
あまりに長い話で少々眠くなり、勧められるままにソファーでゆっくりさせてもらっていたルーナだったが、急いで立ち上がりながら黒騎士の言葉を遮った。
「うふふ、こんなおばさんが、このように若い黒騎士様をどうこうするわけにはいかないと思いますが、お若いルーナ様が嫉妬するくらい、私はまだいけてるのかしら?」
ヴァール司祭は、楽しそうにルーナに見つめる。
「いえ、そっ、そんな嫉妬しているわけでは…」
「あら? では、黒騎士様と2人でお願いしようかしら?」
「そっ、それはダメです。その…そう、護衛として、私とチェルは同席しなければなりません」
「うふふ、ごめんなさい。意地悪はここまでね。夕食は、四人で囲むことにいたしましょう」
黒騎士、ルーナ、チェルは大広間を退出する。外で待っていたゲオル達から…遅すぎると小言を言われる。
まぁ、昼前から昼食抜きで3時間も待たされれば、小言も言いたくなるだろう。
………
夕方、スマルトの留守番を10人の騎士と5人の水夫に頼み、そのほかの者達は、黒騎士とヴァール司祭と昼間会談した港の大きな建物に向かった。
一階の大きな食堂のテーブルには、様々な料理が並べられており、酒も樽ごと置いてあった。
食堂で待っていたヴァール司祭に皆で礼を述べ、ドレア達はさっそく食事を頂く。
黒騎士とルーナ、チェル、スコイ(オスの狼)は、昼間の大広間とは別の小部屋に通された。
「この部屋は、なにも仕掛けはありません。私の生活エリアの部屋ですから、どうぞテーブルについてくつろいでください。
黒騎士様は、どうやってお食事をされるのかと思っていたら、目元を隠すマスクをつけてこられたのですね」
「申し訳ありません。素顔をさらすわけにはいかなくて」
「いえいいえ、こちらからお誘いしたことですから良いですよ」
昼間と同じように、ヴァール司祭から多くの質問をされた。黒騎士が答えるたびにさらに、詳しくその先を聞いてきた。
非常に好奇心旺盛又、知識欲の高い人だと感じた。
食事が終わり、食後のワインを飲みながら話を続けていると…
「黒騎士様。教皇様も黒騎士様を一目見たいとおっしゃられています。しかし、教皇様は、他国の方と直接お会いするわけにはいきません。
そこでお願いがあるのですが、港町スフーレの隣町スグジンの闘技場で試合をしていただけませんか?」
「闘技場で試合ですか?」
「えぇ、相手は下級魔物や剣闘士になります。ぜひ、黒騎士様の戦い方…つまり魔法陣を使用した戦い方を見せていただきたいのです。
悪い話ではないと思います。この聖ギイスの闘技場で、黒騎士様の力を見せる事で、各国の駐在文官達がその力を目にすることとなります。
その力を見れば、他国の支援や同盟など良いご縁が舞い込むかもしれません。
又、ロムニアは新しい国ですから人材不足でしょう。国の礎となる良い文官や武官が集まってくるかもしれませんよ」
「いや…それは、この場で決める事は出来ません」
二人の話を邪魔しないように黙って聞いていたルーナが、初めて口を挟んだ。黒騎士は、返事はせず考えていた。
…たしかに、魔法陣の力を示すことで、余計な戦は回避できるかもしれない。又、他国と軍事同盟を組めれば、戦う意思のない同盟国だとしても、帝国の戦力分散にはなる…
そして、この国の教皇の希望に従えば、これからの付き合いにもプラスになるだろう…
「わかりました。参加いたしましょう」
「黒騎士様、どのような相手かわからないのに危険です」
「ルーナ、大丈夫だ。自分の力を過信しているわけではない。それに…ヴァール司祭、闘技場という事は、チーム戦でも良いのでしょう?」
「えぇ、構いませんよ。出場していただけますか?」
黒騎士は頷いた。
…闘技場であれば、一人で多数を相手にするわけではない。魔力が枯渇するような事態にはならないだろう。少々、力を見せればよいだけだ…
それに、もしもの場合に備えて、チェルやドレアと共にチームで出場すればかなり効率的に戦える…今までの戦場であったような危険な事態にはならない…
ルーナは、少し心配していた。この司祭の人の良い雰囲気にのまれ気軽に了承しているが、本当にいいのだろうか…と…
0
お気に入りに追加
694
あなたにおすすめの小説
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる