異世界召喚戦記

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第11章 聖ギイス領と魔物の島

第1話 聖ギイス領・港町スフーレにて (司祭:ヴァール・マンツフ)

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異世界召喚 213日目

城塞都市ロムニア(旧グリナ)・占領97日目
ロムニア国建国宣言より96日目
スタンツァ・ガリア占領89日目
鉄門砦陥落52日目
協定会議・敵討ちより30日目

スタンツア・ガリアを出発し、13日目

聖ギイス領1日目




帝国、旧ルピア公国の捕虜が収容された大きな建物では、聖ギイスの担当の司祭と帝国の聖ギイス駐在文官とスキピオ将軍、ロムニア国代表としてシスティナとドレアが最終的な話し合いを行い、書類を作成していた。
その書類に聖ギイスの教皇がサインを行う。この取り決めを守らなかった国は、永久的に聖ギイスへの立ち入りを禁ずることとなる。


黒騎士、チェル、ルーナ、ゲオル、イオンと10人の鉄意騎士団十字隊、スコイ(オスの狼)は、助祭に港の別の大きな建物へ案内された。
面会室の大広間には、供の者は二人だけだとの事で、ルーナとチェルを連れ広間に入る。その広間はまるで大理石のように輝く床で出来ており、壁の壁画など大きく見事な物だった。
しばらくすると、一人の女の司祭が入ってきた。
黒騎士とルーナは、椅子から立ち司祭へ頭を下げる。

「どうぞ、お座りください」

黒騎士達が椅子に座ると、司祭は傍らの助祭に下がるように命じた。

「私は、この港町スフーミを教皇様よりお預かりしている、司祭:ヴァール・マンツフと申します。
黒騎士様、カラデニス海横断という大きな船旅ご苦労様でした。
私たちは、皆様を歓迎いたします」

「労いの言葉を頂きありがとうございます。又、今回我々の申し出を受けていただき、感謝しています」

「聖ギイスは、中立を謳う教皇国ですから、捕虜の預かり・引き渡しなども国家間を平和に導くための我々の大切な務めです」

そういうと、ヴァール司祭はにっこりと微笑む。ルーナもにこやかな笑顔を湛えているが…ロムニアからも帝国からも、それなりの謝礼を要求する癖に…と思っていた。
もちろん、仲介料を要求する事は当たり前のことである。だが、建前の言葉が気に入らない…

「ところで、黒騎士様は、興味深い出自の方ですね」

「ん? と言われると?」

「異なる世界…この世界とは異なる世界から召喚された者ですね」

ヴァール司祭の語尾は、疑問形ではなかった。黒騎士は、想定外の事を言われ思わず言葉を失う。

「うふふ、なぜわかったのか…でしょうか? 聖ギイス領は、港や関所に入国希望者が悪意を持った人間かどうかを判別できる前世界の遺物があります。
そして、この大広間の床石も遺物で、ここに踏み入れた人物の大まかな出自などもわかるのです。
うふふ、前世界の遺物を使用しているのは、あなただけではないのですよ」

「なるほど、この床石、これほど素晴らしい物はこの世界で見たことがないと感じていたのですが、前世界の遺物だったとは…
この世界に不釣り合いの大きな城壁、大きな川の両岸を繋ぐ橋、馬車で幾度通ろうが擦り減らない石畳、そして私が持つ黒い武具など、不思議なものに少しばかり出会いましたが、これもまた遺物だったとは…」

「あなたの大きな帆船も遺物ですね。私たちもあの船がスタンツア・ガリアの港に繋がれている事は承知していましたが、記録に残る数百年の間、誰も動かせたものはいなかった。
教皇でさえも…それをあなたは動かした。
あなたには興味が尽きませんね」

「ヴァール司祭、あなたがそこまで種明かしをされると言う事は、この床石で普通ならわかることが、わからなかったと言う事ですね。
いつも通り知ることが出来たのなら、種明かしをする必要はありません」

「うふふ、今日はなんて楽しい日でしょう。そうその通りです。あなたが異世界から召喚された者だと言う事は分かったのですが、あなたの住む異世界はどのような世界なのか? あなたの身分は? どうやってこの世界に召喚されたのか? なにもわかりません。
分かったことは、あなたがこの世界に来てから行ったことだけ…
あなたは、すべての調停者なのですか?」

「すべての調停者? 申し訳ありませんが意味がわかりません。それと、話を進める前に確認したい。
あなたがた聖ギイスは、遺物で得た情報又は、私と話した情報を他国…つまり帝国に売ったりすることもあるのでしょうか?」

「そう、そうですね。そこを確認しないと話が出来ませんね」

司祭は、テーブルに身を乗り出すようにして話を続けた。

「我らは、中立国です。得た情報を教皇国の為に、ギイス神の為に役立てる事はあっても他国へ売ることはありません、ギイス神に誓って。
ただ、ギイス神の妨げになると思われたことは、自らの力で排除します。我らには聖騎士がおりますから」

「わかりました。私もこの世界の事を知りたい、私自身の事については偽りなく話しましょう。ところで、そのすべての調停者とはどういうことですか?」

「すべての調停者とは…この世界の調停者という意味です。この世界が出来てどれほどの時がたったのか…私たちでもわかりません。
ただ、言い伝えによると、様々な文明が栄えては滅んだ…いや、滅ぼされたとの言い伝えがあります。
どれほどの時が経っても、そこに存在し続ける前世界の遺物…その遺物の世界では、人の聖力が見いだされ、その力を活かすことで空を飛ぶほどに文明が発展したと伝えられています。
しかし、発展すれば発展するほど人の欲望は強くなり、その欲望を満たすために人々お互いの富を知識を奪い合った。
自分らの町だけでなく、山を森を海を消し去りながら戦った。その時、世界の調停者が現れ人々に罰を与えた。
すべての文明を消し去り、殆どの人々を消し去った…
そして、長い年月がたち、人はまた同じことを繰り返す…そして、調停者から罰せられ、滅ぼされる…そのような事を何度も…何度も繰り返した。
調停者は考えた、別の世界の人を連れてくれば、その者の考えや知識でこの世界は愚かな行いをくりかえさないのかと…でも、何も変わらなかった…」

「なるほど、だからこの世界には様々な人種や亜人や魔物などがいるのですね」

「いや、それは召喚者の末裔ではないと思います。言い伝えでは、異世界召喚は数百年に一人か数人程度だと伝えられていますから」

「一人、又は数人で世界を変える事など出来はしないと思いますが、調停者とはどのような者達なのですか?」

「調停者は、人ではありません。竜だと言われています」

「竜ですか?」

「そうです、竜です。まぁ、竜を見たことのある者など聞いた事もありませんが、魔物の島には、火竜、水竜と呼ばれる魔物はいます。
上級魔物なので、寿命で死んだものしか見たことはありませんが…
ただ、火竜、水竜といってもトカゲが馬車程におおきくなったような見かけですが…一応あれも竜かな?
でも、火竜とは呼ばずに火トカゲと呼ぶもの達もいますから、あの魔物を竜と呼ぶことは、伝説上の竜に失礼かもしれませんね」

ヴァール司祭は、水を一口飲み黒騎士やルーナにも飲むように勧めた。

「あなたは、どのように召喚されたのですか?」

黒騎士は、ティアナやルーナの事は伏せて、召喚された時の事を話した。

「ふ~む、竜は現れなかったのですね。でも、あなたが操る魔法陣のようなもので戦や治療をしている歴史を見たと…そして、あなたの魔法陣はその歴史とは異なり、火や雷などを吐き戦うことは出来ないと…」

「よく、私の魔法陣が火や雷を出せない事を知っていますね」

「ギイス領へは多くの商人が出入りしていますから。あなたの魔法陣については、半信半疑でしたが、これほど黒騎士の現れた戦場で魔法陣を見た…という情報が集まるなら、信じられませんが信じるしかないでしょう」

ルーナは、黒騎士の横で黙って話を聞いているが、黒騎士が魔法陣の力の不利になることまで話すことを隣で聞きながらハラハラしていた。
もちろんそれでも、口を挟む事はないが…チェルは、腹が減ったと黒騎士の足をトントンと指で叩いた。

「このような場所で申し訳ありません、連れの者に少しばかりの干し肉を与えても良いでしょうか?」

「えぇ、一向に構いませんよ。その足元の方はチェル様でしたか…黒騎士様の力の影響なのか、その方も、又隣に座るルーナ様も、黒騎士様と同じくあなたとの僅かばかりの関りの出来事しかわかりませんでした。
ただ、黒騎士様が2人を大変信頼している事はわかりましたけどね」

その司祭の言葉は本当かどうかわからないな…と黒騎士は思っていたが、ルーナは急に上機嫌となった。チェルは、言葉に関係なく干し肉を貰い上機嫌となっている。
ただチェルは魔人である。どれほど友好的な関係を築こうとチェルが魔人と分かれば、宗教国家は、チェルを討伐しようとするだろう。
チェルの事は知られてはならない、黒騎士はこの部屋にチェルを連れてきたことを後悔していた。

ヴァール司祭は、黒騎士の世界の事を知りたがった。家族の事は伏せながら、文明については聞かれるままに話した。

「すばらしい。まさに言い伝えにあるような文明世界ですね。それほど、文明が発達していながらやはり戦いは無くならないのですね」

「私は、そのような事を決める立場の人間ではありませんでしたから、なぜ戦いがなくならないのかはわかりません」

司祭は、文明の事だけでなく衣食の事や人々の生活の楽しみ方、宗教の事なども黒騎士へ聞く。


………


トントン…

ドアがノックされ、一人の助祭が申し訳なさそうに入ってきた。

「ヴァール司祭、もうかなり予定の時間を過ぎておりますが…」

「えっ? まぁ、なんてことでしょう。これほど時がたつのが早いなんて、黒騎士様、申し訳ありませんでした。でも、まだまだ話したりなくて…
そうだ、今宵の夕食は、私に準備させてください。
これほどの話を聞ける機会などありません、お付きの方々のお食事…もちろんお酒も用意しますから」

「いや、そこまでして頂かなくても、又明日、お伺いしますよ」

「いえ、ぜひ私にお任せください。その代わり、私は黒騎士様とお話がしたいので、私たちは別の部屋での夕食とさせていただきたいのですが…」

「別に構いま…」

「ヴァール司祭、ありがとうございます。ぜひ、その夕食には私も同席させていただきたいのですが!」

あまりに長い話で少々眠くなり、勧められるままにソファーでゆっくりさせてもらっていたルーナだったが、急いで立ち上がりながら黒騎士の言葉を遮った。

「うふふ、こんなおばさんが、このように若い黒騎士様をどうこうするわけにはいかないと思いますが、お若いルーナ様が嫉妬するくらい、私はまだいけてるのかしら?」

ヴァール司祭は、楽しそうにルーナに見つめる。

「いえ、そっ、そんな嫉妬しているわけでは…」

「あら? では、黒騎士様と2人でお願いしようかしら?」

「そっ、それはダメです。その…そう、護衛として、私とチェルは同席しなければなりません」

「うふふ、ごめんなさい。意地悪はここまでね。夕食は、四人で囲むことにいたしましょう」

黒騎士、ルーナ、チェルは大広間を退出する。外で待っていたゲオル達から…遅すぎると小言を言われる。
まぁ、昼前から昼食抜きで3時間も待たされれば、小言も言いたくなるだろう。


………


夕方、スマルトの留守番を10人の騎士と5人の水夫に頼み、そのほかの者達は、黒騎士とヴァール司祭と昼間会談した港の大きな建物に向かった。
一階の大きな食堂のテーブルには、様々な料理が並べられており、酒も樽ごと置いてあった。
食堂で待っていたヴァール司祭に皆で礼を述べ、ドレア達はさっそく食事を頂く。
黒騎士とルーナ、チェル、スコイ(オスの狼)は、昼間の大広間とは別の小部屋に通された。


「この部屋は、なにも仕掛けはありません。私の生活エリアの部屋ですから、どうぞテーブルについてくつろいでください。
黒騎士様は、どうやってお食事をされるのかと思っていたら、目元を隠すマスクをつけてこられたのですね」

「申し訳ありません。素顔をさらすわけにはいかなくて」

「いえいいえ、こちらからお誘いしたことですから良いですよ」

昼間と同じように、ヴァール司祭から多くの質問をされた。黒騎士が答えるたびにさらに、詳しくその先を聞いてきた。
非常に好奇心旺盛又、知識欲の高い人だと感じた。



食事が終わり、食後のワインを飲みながら話を続けていると…

「黒騎士様。教皇様も黒騎士様を一目見たいとおっしゃられています。しかし、教皇様は、他国の方と直接お会いするわけにはいきません。
そこでお願いがあるのですが、港町スフーレの隣町スグジンの闘技場で試合をしていただけませんか?」

「闘技場で試合ですか?」

「えぇ、相手は下級魔物や剣闘士になります。ぜひ、黒騎士様の戦い方…つまり魔法陣を使用した戦い方を見せていただきたいのです。
悪い話ではないと思います。この聖ギイスの闘技場で、黒騎士様の力を見せる事で、各国の駐在文官達がその力を目にすることとなります。
その力を見れば、他国の支援や同盟など良いご縁が舞い込むかもしれません。
又、ロムニアは新しい国ですから人材不足でしょう。国の礎となる良い文官や武官が集まってくるかもしれませんよ」

「いや…それは、この場で決める事は出来ません」

二人の話を邪魔しないように黙って聞いていたルーナが、初めて口を挟んだ。黒騎士は、返事はせず考えていた。

…たしかに、魔法陣の力を示すことで、余計な戦は回避できるかもしれない。又、他国と軍事同盟を組めれば、戦う意思のない同盟国だとしても、帝国の戦力分散にはなる…
そして、この国の教皇の希望に従えば、これからの付き合いにもプラスになるだろう…

「わかりました。参加いたしましょう」

「黒騎士様、どのような相手かわからないのに危険です」

「ルーナ、大丈夫だ。自分の力を過信しているわけではない。それに…ヴァール司祭、闘技場という事は、チーム戦でも良いのでしょう?」

「えぇ、構いませんよ。出場していただけますか?」

黒騎士は頷いた。

…闘技場であれば、一人で多数を相手にするわけではない。魔力が枯渇するような事態にはならないだろう。少々、力を見せればよいだけだ…
それに、もしもの場合に備えて、チェルやドレアと共にチームで出場すればかなり効率的に戦える…今までの戦場であったような危険な事態にはならない…

ルーナは、少し心配していた。この司祭の人の良い雰囲気にのまれ気軽に了承しているが、本当にいいのだろうか…と…


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