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死そして後悔
しおりを挟む僕が人間だったころは、特にいい人だったわけではないが、悪い人だったわけでもなかった。
だから、悪魔になるなんて、考えもしなかった。
原因は、あの悪魔……シセス…。
僕は、許さない。 あいつを、絶対…
この話は、僕達の始まりから 終りまで…………復讐からその後まで……
終わらない。
「いい年を」もうすぐ今年が終わる
僕は来年まで生きられるのだろうか。
明日しんでも、今しんでもおかしくない
僕はそういうやまいにかかっているのだから。
その時は、突然訪れた
僕は、闇に包まれて でも、怖いなんて思えない
そう…その逆だ。これまでの辛さがなくなるのだから
………
光…それは急に僕の目の前に現れ、手を差し伸べた。その光は僕に言った
「君は~の役に立つ 生きるんだ まだいきろ
君に 俺の~をあげよう 」
「君は悪魔と契約したなんて思わなくてもいい だが、だれにもしんじつをいうな俺以外信じるな…」
よく聞こえなかったが、その姿はハッキリとみた
『あいつは 悪魔だ』なぜか、そうおもわせる姿をしていた
僕は目覚めた。目の前には、叔母さん夫婦がいた。僕は悪魔のことを話した。でも、しんじてはくれなかった何度言っても…僕はこの時 悪魔のいったことが少しわかった。でも、それでも、悲しかった。すると、悪魔が僕の心に話しかけてきた。「だから言ったんだ。おれは、お前にこころをあげたんだぞ!お前が感じる悲しみは俺も感じるんだ お前の痛みも 怒りも 喜びも!
人間はすぐに傷つく。お前もすこしは考えて行動しろ」そういうと、悪魔は僕の中から、スッときえていった
僕はなぜか寝ていた。目が覚めるとそこは、見たこともない場所だった。壁も、大きさも、色も僕の家ではなかった。 部屋いっぱいのお菓子やフルーツの袋
すぐそこにおかれていたメッセージカードを手に取り読んでみた。「シセスへ ~早く元気になってね」
「?」『シセス?』僕は、意味もわからず、このへやをでようとした。少し歩くと、目の前にあった鏡に、僕は自分の目を疑った。なんで、僕は あの悪魔の姿をしているんだ?!あきらかにあいつの姿だったが、少し人間のようだった。
僕は自分の胸に声をかけた。『おい!!どうしてこんなことになってるんだ!?』悪魔は少しの間だまっていたが、そのあと「すまんおれもこんなことになるなんて思っても見なかったんだ。…』
僕は悪魔に聞いた。「ここはどこなの?」悪魔は黙った。「ねぇ?もしかして知ってる場所なの?」
「ここは、おれの住んでいたところ、そして死んだところ。 俺はこの街に住んでいたんだ。今から18年ほど前までな俺は お前と同じやまいにかかっていたんだ。当時は病名もわからない病気だった。
俺は愛されていないと思って… そして死んだ。」
僕は「そうだったんだ…でも、悪魔でしょ?」
「悪魔だってもとは生きていたんだ。天使もな」
「元にはもどれるんだよね?」
「それは、わからないんだとりあえず今は、俺をえんじていてくれ、このじだいのおれがかわれば、悪魔にはなっていないそして、お前はしんでいただろう
俺もできるだけサポートはする」 この時、なぜ僕はシセスをしんじてしまったんだろうか、あとで後悔するとも知らずに…。
そしてぼくは二度目の死を経験した。僕は悲しかった。シセスは、誰の愛も受け取らずに生きてきたんだ僕は経験した。あいつはみんなの愛にきずけなかったんだ、だからあんなこと言って…。 僕は、悲しかった
悲しくて、悲しくて…そして死んだ。
でも、なぜか また、目が覚めた。 僕は、悪魔になっていた。「あれ…あれ?なんで… なんで僕は、 だってもとに戻れるはずっ これはきっと悪い夢だ。
そうだよただの悪夢だ。ただ…の ゆめ…」そう思いたかった。でも、そうは思えなかった。何でだろう。緑の草が一本も生えてないから?建物が、ゆがんでいるから?違う…。僕をみながらこちらに向かって来る女性のせいだろう。頭にはツノ背中には、羽。
僕がシセスになっている…ならあいつは、僕に?…
そしてぼくは、恨んだ。恨んで、恨んで、恨んだ
ぼくは、まだ生まれていないシセスを恨んだ。
ぼくは、あいつ あいつは、ぼく
僕は、ぼくに復習するために また、18年まつ…
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