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本編
63話 魔王級ダンジョン⑫
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お昼ご飯を食べていると
「ん?今までボスを倒しても出てこなかったのに急に魔方陣が出てきたな!」
少し、警戒をするアークは魔方陣をみていると
【帰還の魔方陣】
と突然、説明文が目の前に現れた。
「き、帰還の魔方陣?
今までボス部屋攻略しても出てこなかったのに、なんで急に現れたんだ?」
「母様だね!ガイアがダンジョン管理も下の者に任せきりで何も見てなかったから、本来だったらあるはずの魔方陣の設定が抜けてたみたい!
魔方陣に乗れば地上まで一気に帰れるよ!
で、次に来るときは任意の階に行けるってさ!」
「なるほどなぁ…」
「難易度毎に設定を変更するみたいだけど、このダンジョンは魔王級の中でも最上位といっても過言ではないくらいのダンジョンだから、3~5階層ぐらいに隠し部屋と【帰還の魔方陣】を設定するってさ!
勿論、ボス部屋は倒したら現れる設定だよ!」
「なんで、態々隠し部屋にするんだ?」
「隠し部屋にして、魔物が入ってこれない様に結界を貼って、そこに【帰還の魔方陣】を設置するためだよ!
そのままにすると魔物が帰還の魔方陣に乗って地上に出る可能性があるからね!
ダンジョン内の魔物は基本的に外には出れないけど、稀に外に出ることがあるんだよ!
低ランクのダンジョンだとゴブリンとかだから対した脅威にはならないけど、ここからは1匹でも表に出たら大惨事でしょ?」
「たしかになぁ。
ここのゴブリンキングでさえ強くなってるからなぁ。
まあ、世界のシステムに関してはガイアがやるしかないからな。
俺は知らん!」
「それと、外にはこことは逆の魔方陣を設置したってさ。
まあ、魔方陣に関しては世界中のダンジョンが対象だけどね!
外の場合はその人もしくはパーティーが攻略した階までは任意の階に行けるようにするって!
10階のボスを倒せばそこまでの好きな階の入り口に転送出来るって、ただし15階までいったけど、10階まで戻ってきて【帰還の魔方陣】を使った場合は10階までしか入れない!
15階の隠し部屋を見つけてそこの【帰還の魔方陣】で帰還した場合は15階までなら入れるってことだよ!」
「へぇ~
なかなか面白いシステムにするんだね。」
「うん!だけど、アークの場合は途中の階の魔方陣は使っちゃ駄目だからね!
って言うか、使わなくても90階層までは任意の階に行けるようになってるけどもね!」
「まあ、この先も俺の場合は隠し部屋を探すよりボスを倒した方が早いだろうしね。
しかし、【帰還の魔方陣】が無かったって今まではどうしてたんだろ?」
「ん?攻略出来ても上層部迄とかだったんじゃない?
もしくは、深層まで行っても自力で戻ってたとか?
今までは完全攻略した場合じゃないと帰還の魔方陣が出現しなかったみたいだから!」
「それは、なかなかにしんどいね。
このダンジョンなんて戻るならまたドラゴンも倒さなきゃいけないし…」
そうして、昼食を食べ終えたアーク達は91階層へと降りていく
すると、そこには
「え?ボス部屋?」
「みたいだね!」
「まさか、これからの10階層はボスラッシュ?」
「さぁ、早く行くよ!
母様に怒られたいなら別にゆっくりしてても良いけど……」
「ッ!!
ヤバイ!急がなきゃ!」
その後
91階層はゴブリン種
92階層はウルフ種
93階層はボア種
94階層はオーク種
95階層はオーガ種
と今まで出てきた魔物が出てきているとわかった。
そして、
96階層はワイバーン
97階層はボーンドラゴン
98階層はドラゴンゾンビ
99階層はドラゴン
となっていた。
「さあ、次の100階層は何が出てくるんだろ?」
「まあ、気になるだろうけど、今日はもうご飯食べて寝ようよ!」
「それはそうだけど、相変わらずマイペースだね。
まあ、良いけど……」
*****7日目*****
翌朝、早々に朝食を食べ終えたアーク達は100階層のボス部屋に入っていった。
そして、中で待ち受けていたのは
「黒いドラゴン?
寝てるけど……」
「あれは、黒龍だね!」
「黒龍?ドラゴンじゃないの?」
「うん、ドラゴンは竜種だけど、黒龍は龍種だね!」
「何がちがうの?」
詳しく聞くとシャンバラでは龍種は竜種の上位の存在である。
一般的にドラゴン等の一部の魔物は産まれてから年月が経てば経つ程強く、賢くなるが、年老いた竜種でも産まれたばかりの龍種にすら敵わない程の絶対的な力の差が存在する。
龍種には黒龍の他に紅龍、天龍、地龍、水龍等がいる。
龍達は霊峰等に住んでいるため人々に目撃されることはない。
目撃されても、黒、白、赤、青等の色をしているため、色竜だと思われている。
まあ、竜種だろうと龍種だろうと出会ったら死が待ち受けているため、どうでも良いといったところかもしれない。一般的には……
勿論、冒険者ギルドや国の上層部はしっかりと認識している。
国防のことを考えても、竜種は撃退もしくは討伐は可能だが龍種は不可能であるため避難するしかない。
「しかし、ダンジョンで龍種が発生するなんて、ここはかなり魔素溜まってたんだね!」
「魔素?」
魔素とは自然界に存在する魔力の元となるものである。
人やドラゴン等の一部の魔物は自然界に存在する魔素を体内に取り込み魔力に変換して魔法や竜の息吹といったものを放つ。
「一応、龍種って神獣だからダンジョンで発生することはないんだけど……
ガイアが何かやったかな?」
「え?神獣なの?
神獣がダンジョンで発生って……
しかも、さっきの話だと龍種に攻撃されたりするんだろ?」
「龍種が神獣ってのは知られてないよ!
この世界の人々は魔物だと思ってるから!
だから、昔は倒して富や名声を得ようと霊峰だとかの龍達の住み処を荒らす人が沢山いたんだって!
それに、怒った龍達は街を攻撃したりしてたみたいだよ!」
「まあ、住み処を荒らされれば怒るよなぁ~
で?その神獣がなんでダンジョンの奥地にいるわけ?」
「いや、この黒龍は神獣じゃないよ!
ダンジョン内に溜まった魔素を使って産み出された魔物が黒龍だったんだね!
黒龍だけど黒龍じゃないね!」
「なんだか、ややこしいけど……
コイツは神獣?神龍?じゃなくて、魔物って考えて良いんだね?倒して良いんだよね?」
「大丈夫、魔物だよ!
どんどん倒して!」
「どんどん……
確かに黒龍の素材は欲しいから周回して集めまくるか…」ボソッ
「ん?なんか言った?」
「いや、なんでもない。」
そんな会話を終えると黒龍が目を覚ましたようで起き上がった。
「お~!寝てるときは見えなかったけど、見た目が完全にミラ○レアスだ!
まさに、黒龍というのに相応しい見た目だ!
さあ、倒しまくるぞ~~」
「ん?倒しまくる?」
黒龍はここまで来るのにかなり鍛えられたアークには他の魔物と変わらないためすぐに倒された。
そして、アークは黒龍が消える前に解体をして、素材を手に入れた。
そして、【帰還の魔方陣】が現れた。
「うん、下に降りる階段はないみたいだからここが最下層でいいみたいだね。
魔王級ダンジョン踏破だな。」
「うん!じゃあ、早く魔方陣に乗って地上に戻ろうよ!」
「え?まだ、戻らないよ!
黒龍の素材を集めなきゃ!
防具とかを新調するんだ!」
「いやいや、早く地上に戻らないと!母様も早く攻略しろって言ってたんだから!」
「大丈夫だよ!昨日の段階で明日か明後日には攻略って言ってたんだから、明日地上に戻れば!」
どうやら、黒龍の素材を使って防具や外套を新調することしかアークの頭にはないようだ。
「もう、怒られても知らないからね!」
その日は黒龍を狩りまくり黒龍の鱗、黒龍の爪、黒龍の角、黒龍の翼膜等の素材を大量に獲得したアークだった……
アークはホクホク顔であるが瑠璃は呆れていた。
そして、昼御飯等の休憩を挟みつつ99体倒したところでその日は夜になった…
「明日は100体目を倒して地上に戻ろうか。」
「そうだね……」
*****8日目*****
翌朝、朝食を食べ終えたアーク達はボス部屋に入り黒龍をさくっと倒した。
そして、帰還の魔方陣が現れた。と、ここまでは先日まで散々見た光景だったが今回は違った。
なんと、下に降りる階段が現れたのだ。
「あ!階段だ!」
「あれ?本当だ!
昨日は何も出てこなかったのに?
とりあえず降りてみるか。」
階段を降りた先は、小部屋になっており中央には台座がありその台座には、ハンドボールサイズの魔石が乗っていた。
「ずいぶん大きな魔石だな。」
「それは迷宮核だね!」
「迷宮核?」
「うん!」
迷宮核とは名前の通りダンジョンの心臓部である。
これを破壊しない限りダンジョンは成長を続けていき大きなダンジョンとなる。
迷宮核を破壊してしまえばダンジョンはそれ以上大きくならずに定期的に魔物を産み出すだけとなる。
「うーん、でも普通は迷宮主がいるはずなんだけどなぁ~…」
「未発見ダンジョンだから仕方ないんじゃない?
全てのダンジョンに必ずいるとは限らないし……」
そういったアークは刀を振り下ろし迷宮核を真っ二つに切った。
そして、切った迷宮核を無限収納にしまった。
すると、目の前に【帰還の魔方陣】が現れた。
「これで、本当に完全攻略だね。」
「そうだね!
戻ろうよ!アーク!」
「そうだね。
流石に疲れたからベッドでゆっくり寝たい…」
そんな会話をしながら【帰還の魔方陣】の上に乗り地上へと帰還していくのだった。
=======================
今回でダンジョンは終了です。
さて、地上に上がってからの話を考えなければ……
(´-ω-`) ウーン
「ん?今までボスを倒しても出てこなかったのに急に魔方陣が出てきたな!」
少し、警戒をするアークは魔方陣をみていると
【帰還の魔方陣】
と突然、説明文が目の前に現れた。
「き、帰還の魔方陣?
今までボス部屋攻略しても出てこなかったのに、なんで急に現れたんだ?」
「母様だね!ガイアがダンジョン管理も下の者に任せきりで何も見てなかったから、本来だったらあるはずの魔方陣の設定が抜けてたみたい!
魔方陣に乗れば地上まで一気に帰れるよ!
で、次に来るときは任意の階に行けるってさ!」
「なるほどなぁ…」
「難易度毎に設定を変更するみたいだけど、このダンジョンは魔王級の中でも最上位といっても過言ではないくらいのダンジョンだから、3~5階層ぐらいに隠し部屋と【帰還の魔方陣】を設定するってさ!
勿論、ボス部屋は倒したら現れる設定だよ!」
「なんで、態々隠し部屋にするんだ?」
「隠し部屋にして、魔物が入ってこれない様に結界を貼って、そこに【帰還の魔方陣】を設置するためだよ!
そのままにすると魔物が帰還の魔方陣に乗って地上に出る可能性があるからね!
ダンジョン内の魔物は基本的に外には出れないけど、稀に外に出ることがあるんだよ!
低ランクのダンジョンだとゴブリンとかだから対した脅威にはならないけど、ここからは1匹でも表に出たら大惨事でしょ?」
「たしかになぁ。
ここのゴブリンキングでさえ強くなってるからなぁ。
まあ、世界のシステムに関してはガイアがやるしかないからな。
俺は知らん!」
「それと、外にはこことは逆の魔方陣を設置したってさ。
まあ、魔方陣に関しては世界中のダンジョンが対象だけどね!
外の場合はその人もしくはパーティーが攻略した階までは任意の階に行けるようにするって!
10階のボスを倒せばそこまでの好きな階の入り口に転送出来るって、ただし15階までいったけど、10階まで戻ってきて【帰還の魔方陣】を使った場合は10階までしか入れない!
15階の隠し部屋を見つけてそこの【帰還の魔方陣】で帰還した場合は15階までなら入れるってことだよ!」
「へぇ~
なかなか面白いシステムにするんだね。」
「うん!だけど、アークの場合は途中の階の魔方陣は使っちゃ駄目だからね!
って言うか、使わなくても90階層までは任意の階に行けるようになってるけどもね!」
「まあ、この先も俺の場合は隠し部屋を探すよりボスを倒した方が早いだろうしね。
しかし、【帰還の魔方陣】が無かったって今まではどうしてたんだろ?」
「ん?攻略出来ても上層部迄とかだったんじゃない?
もしくは、深層まで行っても自力で戻ってたとか?
今までは完全攻略した場合じゃないと帰還の魔方陣が出現しなかったみたいだから!」
「それは、なかなかにしんどいね。
このダンジョンなんて戻るならまたドラゴンも倒さなきゃいけないし…」
そうして、昼食を食べ終えたアーク達は91階層へと降りていく
すると、そこには
「え?ボス部屋?」
「みたいだね!」
「まさか、これからの10階層はボスラッシュ?」
「さぁ、早く行くよ!
母様に怒られたいなら別にゆっくりしてても良いけど……」
「ッ!!
ヤバイ!急がなきゃ!」
その後
91階層はゴブリン種
92階層はウルフ種
93階層はボア種
94階層はオーク種
95階層はオーガ種
と今まで出てきた魔物が出てきているとわかった。
そして、
96階層はワイバーン
97階層はボーンドラゴン
98階層はドラゴンゾンビ
99階層はドラゴン
となっていた。
「さあ、次の100階層は何が出てくるんだろ?」
「まあ、気になるだろうけど、今日はもうご飯食べて寝ようよ!」
「それはそうだけど、相変わらずマイペースだね。
まあ、良いけど……」
*****7日目*****
翌朝、早々に朝食を食べ終えたアーク達は100階層のボス部屋に入っていった。
そして、中で待ち受けていたのは
「黒いドラゴン?
寝てるけど……」
「あれは、黒龍だね!」
「黒龍?ドラゴンじゃないの?」
「うん、ドラゴンは竜種だけど、黒龍は龍種だね!」
「何がちがうの?」
詳しく聞くとシャンバラでは龍種は竜種の上位の存在である。
一般的にドラゴン等の一部の魔物は産まれてから年月が経てば経つ程強く、賢くなるが、年老いた竜種でも産まれたばかりの龍種にすら敵わない程の絶対的な力の差が存在する。
龍種には黒龍の他に紅龍、天龍、地龍、水龍等がいる。
龍達は霊峰等に住んでいるため人々に目撃されることはない。
目撃されても、黒、白、赤、青等の色をしているため、色竜だと思われている。
まあ、竜種だろうと龍種だろうと出会ったら死が待ち受けているため、どうでも良いといったところかもしれない。一般的には……
勿論、冒険者ギルドや国の上層部はしっかりと認識している。
国防のことを考えても、竜種は撃退もしくは討伐は可能だが龍種は不可能であるため避難するしかない。
「しかし、ダンジョンで龍種が発生するなんて、ここはかなり魔素溜まってたんだね!」
「魔素?」
魔素とは自然界に存在する魔力の元となるものである。
人やドラゴン等の一部の魔物は自然界に存在する魔素を体内に取り込み魔力に変換して魔法や竜の息吹といったものを放つ。
「一応、龍種って神獣だからダンジョンで発生することはないんだけど……
ガイアが何かやったかな?」
「え?神獣なの?
神獣がダンジョンで発生って……
しかも、さっきの話だと龍種に攻撃されたりするんだろ?」
「龍種が神獣ってのは知られてないよ!
この世界の人々は魔物だと思ってるから!
だから、昔は倒して富や名声を得ようと霊峰だとかの龍達の住み処を荒らす人が沢山いたんだって!
それに、怒った龍達は街を攻撃したりしてたみたいだよ!」
「まあ、住み処を荒らされれば怒るよなぁ~
で?その神獣がなんでダンジョンの奥地にいるわけ?」
「いや、この黒龍は神獣じゃないよ!
ダンジョン内に溜まった魔素を使って産み出された魔物が黒龍だったんだね!
黒龍だけど黒龍じゃないね!」
「なんだか、ややこしいけど……
コイツは神獣?神龍?じゃなくて、魔物って考えて良いんだね?倒して良いんだよね?」
「大丈夫、魔物だよ!
どんどん倒して!」
「どんどん……
確かに黒龍の素材は欲しいから周回して集めまくるか…」ボソッ
「ん?なんか言った?」
「いや、なんでもない。」
そんな会話を終えると黒龍が目を覚ましたようで起き上がった。
「お~!寝てるときは見えなかったけど、見た目が完全にミラ○レアスだ!
まさに、黒龍というのに相応しい見た目だ!
さあ、倒しまくるぞ~~」
「ん?倒しまくる?」
黒龍はここまで来るのにかなり鍛えられたアークには他の魔物と変わらないためすぐに倒された。
そして、アークは黒龍が消える前に解体をして、素材を手に入れた。
そして、【帰還の魔方陣】が現れた。
「うん、下に降りる階段はないみたいだからここが最下層でいいみたいだね。
魔王級ダンジョン踏破だな。」
「うん!じゃあ、早く魔方陣に乗って地上に戻ろうよ!」
「え?まだ、戻らないよ!
黒龍の素材を集めなきゃ!
防具とかを新調するんだ!」
「いやいや、早く地上に戻らないと!母様も早く攻略しろって言ってたんだから!」
「大丈夫だよ!昨日の段階で明日か明後日には攻略って言ってたんだから、明日地上に戻れば!」
どうやら、黒龍の素材を使って防具や外套を新調することしかアークの頭にはないようだ。
「もう、怒られても知らないからね!」
その日は黒龍を狩りまくり黒龍の鱗、黒龍の爪、黒龍の角、黒龍の翼膜等の素材を大量に獲得したアークだった……
アークはホクホク顔であるが瑠璃は呆れていた。
そして、昼御飯等の休憩を挟みつつ99体倒したところでその日は夜になった…
「明日は100体目を倒して地上に戻ろうか。」
「そうだね……」
*****8日目*****
翌朝、朝食を食べ終えたアーク達はボス部屋に入り黒龍をさくっと倒した。
そして、帰還の魔方陣が現れた。と、ここまでは先日まで散々見た光景だったが今回は違った。
なんと、下に降りる階段が現れたのだ。
「あ!階段だ!」
「あれ?本当だ!
昨日は何も出てこなかったのに?
とりあえず降りてみるか。」
階段を降りた先は、小部屋になっており中央には台座がありその台座には、ハンドボールサイズの魔石が乗っていた。
「ずいぶん大きな魔石だな。」
「それは迷宮核だね!」
「迷宮核?」
「うん!」
迷宮核とは名前の通りダンジョンの心臓部である。
これを破壊しない限りダンジョンは成長を続けていき大きなダンジョンとなる。
迷宮核を破壊してしまえばダンジョンはそれ以上大きくならずに定期的に魔物を産み出すだけとなる。
「うーん、でも普通は迷宮主がいるはずなんだけどなぁ~…」
「未発見ダンジョンだから仕方ないんじゃない?
全てのダンジョンに必ずいるとは限らないし……」
そういったアークは刀を振り下ろし迷宮核を真っ二つに切った。
そして、切った迷宮核を無限収納にしまった。
すると、目の前に【帰還の魔方陣】が現れた。
「これで、本当に完全攻略だね。」
「そうだね!
戻ろうよ!アーク!」
「そうだね。
流石に疲れたからベッドでゆっくり寝たい…」
そんな会話をしながら【帰還の魔方陣】の上に乗り地上へと帰還していくのだった。
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今回でダンジョンは終了です。
さて、地上に上がってからの話を考えなければ……
(´-ω-`) ウーン
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