66 / 78
本編
63話 魔王級ダンジョン⑫
しおりを挟む
お昼ご飯を食べていると
「ん?今までボスを倒しても出てこなかったのに急に魔方陣が出てきたな!」
少し、警戒をするアークは魔方陣をみていると
【帰還の魔方陣】
と突然、説明文が目の前に現れた。
「き、帰還の魔方陣?
今までボス部屋攻略しても出てこなかったのに、なんで急に現れたんだ?」
「母様だね!ガイアがダンジョン管理も下の者に任せきりで何も見てなかったから、本来だったらあるはずの魔方陣の設定が抜けてたみたい!
魔方陣に乗れば地上まで一気に帰れるよ!
で、次に来るときは任意の階に行けるってさ!」
「なるほどなぁ…」
「難易度毎に設定を変更するみたいだけど、このダンジョンは魔王級の中でも最上位といっても過言ではないくらいのダンジョンだから、3~5階層ぐらいに隠し部屋と【帰還の魔方陣】を設定するってさ!
勿論、ボス部屋は倒したら現れる設定だよ!」
「なんで、態々隠し部屋にするんだ?」
「隠し部屋にして、魔物が入ってこれない様に結界を貼って、そこに【帰還の魔方陣】を設置するためだよ!
そのままにすると魔物が帰還の魔方陣に乗って地上に出る可能性があるからね!
ダンジョン内の魔物は基本的に外には出れないけど、稀に外に出ることがあるんだよ!
低ランクのダンジョンだとゴブリンとかだから対した脅威にはならないけど、ここからは1匹でも表に出たら大惨事でしょ?」
「たしかになぁ。
ここのゴブリンキングでさえ強くなってるからなぁ。
まあ、世界のシステムに関してはガイアがやるしかないからな。
俺は知らん!」
「それと、外にはこことは逆の魔方陣を設置したってさ。
まあ、魔方陣に関しては世界中のダンジョンが対象だけどね!
外の場合はその人もしくはパーティーが攻略した階までは任意の階に行けるようにするって!
10階のボスを倒せばそこまでの好きな階の入り口に転送出来るって、ただし15階までいったけど、10階まで戻ってきて【帰還の魔方陣】を使った場合は10階までしか入れない!
15階の隠し部屋を見つけてそこの【帰還の魔方陣】で帰還した場合は15階までなら入れるってことだよ!」
「へぇ~
なかなか面白いシステムにするんだね。」
「うん!だけど、アークの場合は途中の階の魔方陣は使っちゃ駄目だからね!
って言うか、使わなくても90階層までは任意の階に行けるようになってるけどもね!」
「まあ、この先も俺の場合は隠し部屋を探すよりボスを倒した方が早いだろうしね。
しかし、【帰還の魔方陣】が無かったって今まではどうしてたんだろ?」
「ん?攻略出来ても上層部迄とかだったんじゃない?
もしくは、深層まで行っても自力で戻ってたとか?
今までは完全攻略した場合じゃないと帰還の魔方陣が出現しなかったみたいだから!」
「それは、なかなかにしんどいね。
このダンジョンなんて戻るならまたドラゴンも倒さなきゃいけないし…」
そうして、昼食を食べ終えたアーク達は91階層へと降りていく
すると、そこには
「え?ボス部屋?」
「みたいだね!」
「まさか、これからの10階層はボスラッシュ?」
「さぁ、早く行くよ!
母様に怒られたいなら別にゆっくりしてても良いけど……」
「ッ!!
ヤバイ!急がなきゃ!」
その後
91階層はゴブリン種
92階層はウルフ種
93階層はボア種
94階層はオーク種
95階層はオーガ種
と今まで出てきた魔物が出てきているとわかった。
そして、
96階層はワイバーン
97階層はボーンドラゴン
98階層はドラゴンゾンビ
99階層はドラゴン
となっていた。
「さあ、次の100階層は何が出てくるんだろ?」
「まあ、気になるだろうけど、今日はもうご飯食べて寝ようよ!」
「それはそうだけど、相変わらずマイペースだね。
まあ、良いけど……」
*****7日目*****
翌朝、早々に朝食を食べ終えたアーク達は100階層のボス部屋に入っていった。
そして、中で待ち受けていたのは
「黒いドラゴン?
寝てるけど……」
「あれは、黒龍だね!」
「黒龍?ドラゴンじゃないの?」
「うん、ドラゴンは竜種だけど、黒龍は龍種だね!」
「何がちがうの?」
詳しく聞くとシャンバラでは龍種は竜種の上位の存在である。
一般的にドラゴン等の一部の魔物は産まれてから年月が経てば経つ程強く、賢くなるが、年老いた竜種でも産まれたばかりの龍種にすら敵わない程の絶対的な力の差が存在する。
龍種には黒龍の他に紅龍、天龍、地龍、水龍等がいる。
龍達は霊峰等に住んでいるため人々に目撃されることはない。
目撃されても、黒、白、赤、青等の色をしているため、色竜だと思われている。
まあ、竜種だろうと龍種だろうと出会ったら死が待ち受けているため、どうでも良いといったところかもしれない。一般的には……
勿論、冒険者ギルドや国の上層部はしっかりと認識している。
国防のことを考えても、竜種は撃退もしくは討伐は可能だが龍種は不可能であるため避難するしかない。
「しかし、ダンジョンで龍種が発生するなんて、ここはかなり魔素溜まってたんだね!」
「魔素?」
魔素とは自然界に存在する魔力の元となるものである。
人やドラゴン等の一部の魔物は自然界に存在する魔素を体内に取り込み魔力に変換して魔法や竜の息吹といったものを放つ。
「一応、龍種って神獣だからダンジョンで発生することはないんだけど……
ガイアが何かやったかな?」
「え?神獣なの?
神獣がダンジョンで発生って……
しかも、さっきの話だと龍種に攻撃されたりするんだろ?」
「龍種が神獣ってのは知られてないよ!
この世界の人々は魔物だと思ってるから!
だから、昔は倒して富や名声を得ようと霊峰だとかの龍達の住み処を荒らす人が沢山いたんだって!
それに、怒った龍達は街を攻撃したりしてたみたいだよ!」
「まあ、住み処を荒らされれば怒るよなぁ~
で?その神獣がなんでダンジョンの奥地にいるわけ?」
「いや、この黒龍は神獣じゃないよ!
ダンジョン内に溜まった魔素を使って産み出された魔物が黒龍だったんだね!
黒龍だけど黒龍じゃないね!」
「なんだか、ややこしいけど……
コイツは神獣?神龍?じゃなくて、魔物って考えて良いんだね?倒して良いんだよね?」
「大丈夫、魔物だよ!
どんどん倒して!」
「どんどん……
確かに黒龍の素材は欲しいから周回して集めまくるか…」ボソッ
「ん?なんか言った?」
「いや、なんでもない。」
そんな会話を終えると黒龍が目を覚ましたようで起き上がった。
「お~!寝てるときは見えなかったけど、見た目が完全にミラ○レアスだ!
まさに、黒龍というのに相応しい見た目だ!
さあ、倒しまくるぞ~~」
「ん?倒しまくる?」
黒龍はここまで来るのにかなり鍛えられたアークには他の魔物と変わらないためすぐに倒された。
そして、アークは黒龍が消える前に解体をして、素材を手に入れた。
そして、【帰還の魔方陣】が現れた。
「うん、下に降りる階段はないみたいだからここが最下層でいいみたいだね。
魔王級ダンジョン踏破だな。」
「うん!じゃあ、早く魔方陣に乗って地上に戻ろうよ!」
「え?まだ、戻らないよ!
黒龍の素材を集めなきゃ!
防具とかを新調するんだ!」
「いやいや、早く地上に戻らないと!母様も早く攻略しろって言ってたんだから!」
「大丈夫だよ!昨日の段階で明日か明後日には攻略って言ってたんだから、明日地上に戻れば!」
どうやら、黒龍の素材を使って防具や外套を新調することしかアークの頭にはないようだ。
「もう、怒られても知らないからね!」
その日は黒龍を狩りまくり黒龍の鱗、黒龍の爪、黒龍の角、黒龍の翼膜等の素材を大量に獲得したアークだった……
アークはホクホク顔であるが瑠璃は呆れていた。
そして、昼御飯等の休憩を挟みつつ99体倒したところでその日は夜になった…
「明日は100体目を倒して地上に戻ろうか。」
「そうだね……」
*****8日目*****
翌朝、朝食を食べ終えたアーク達はボス部屋に入り黒龍をさくっと倒した。
そして、帰還の魔方陣が現れた。と、ここまでは先日まで散々見た光景だったが今回は違った。
なんと、下に降りる階段が現れたのだ。
「あ!階段だ!」
「あれ?本当だ!
昨日は何も出てこなかったのに?
とりあえず降りてみるか。」
階段を降りた先は、小部屋になっており中央には台座がありその台座には、ハンドボールサイズの魔石が乗っていた。
「ずいぶん大きな魔石だな。」
「それは迷宮核だね!」
「迷宮核?」
「うん!」
迷宮核とは名前の通りダンジョンの心臓部である。
これを破壊しない限りダンジョンは成長を続けていき大きなダンジョンとなる。
迷宮核を破壊してしまえばダンジョンはそれ以上大きくならずに定期的に魔物を産み出すだけとなる。
「うーん、でも普通は迷宮主がいるはずなんだけどなぁ~…」
「未発見ダンジョンだから仕方ないんじゃない?
全てのダンジョンに必ずいるとは限らないし……」
そういったアークは刀を振り下ろし迷宮核を真っ二つに切った。
そして、切った迷宮核を無限収納にしまった。
すると、目の前に【帰還の魔方陣】が現れた。
「これで、本当に完全攻略だね。」
「そうだね!
戻ろうよ!アーク!」
「そうだね。
流石に疲れたからベッドでゆっくり寝たい…」
そんな会話をしながら【帰還の魔方陣】の上に乗り地上へと帰還していくのだった。
=======================
今回でダンジョンは終了です。
さて、地上に上がってからの話を考えなければ……
(´-ω-`) ウーン
「ん?今までボスを倒しても出てこなかったのに急に魔方陣が出てきたな!」
少し、警戒をするアークは魔方陣をみていると
【帰還の魔方陣】
と突然、説明文が目の前に現れた。
「き、帰還の魔方陣?
今までボス部屋攻略しても出てこなかったのに、なんで急に現れたんだ?」
「母様だね!ガイアがダンジョン管理も下の者に任せきりで何も見てなかったから、本来だったらあるはずの魔方陣の設定が抜けてたみたい!
魔方陣に乗れば地上まで一気に帰れるよ!
で、次に来るときは任意の階に行けるってさ!」
「なるほどなぁ…」
「難易度毎に設定を変更するみたいだけど、このダンジョンは魔王級の中でも最上位といっても過言ではないくらいのダンジョンだから、3~5階層ぐらいに隠し部屋と【帰還の魔方陣】を設定するってさ!
勿論、ボス部屋は倒したら現れる設定だよ!」
「なんで、態々隠し部屋にするんだ?」
「隠し部屋にして、魔物が入ってこれない様に結界を貼って、そこに【帰還の魔方陣】を設置するためだよ!
そのままにすると魔物が帰還の魔方陣に乗って地上に出る可能性があるからね!
ダンジョン内の魔物は基本的に外には出れないけど、稀に外に出ることがあるんだよ!
低ランクのダンジョンだとゴブリンとかだから対した脅威にはならないけど、ここからは1匹でも表に出たら大惨事でしょ?」
「たしかになぁ。
ここのゴブリンキングでさえ強くなってるからなぁ。
まあ、世界のシステムに関してはガイアがやるしかないからな。
俺は知らん!」
「それと、外にはこことは逆の魔方陣を設置したってさ。
まあ、魔方陣に関しては世界中のダンジョンが対象だけどね!
外の場合はその人もしくはパーティーが攻略した階までは任意の階に行けるようにするって!
10階のボスを倒せばそこまでの好きな階の入り口に転送出来るって、ただし15階までいったけど、10階まで戻ってきて【帰還の魔方陣】を使った場合は10階までしか入れない!
15階の隠し部屋を見つけてそこの【帰還の魔方陣】で帰還した場合は15階までなら入れるってことだよ!」
「へぇ~
なかなか面白いシステムにするんだね。」
「うん!だけど、アークの場合は途中の階の魔方陣は使っちゃ駄目だからね!
って言うか、使わなくても90階層までは任意の階に行けるようになってるけどもね!」
「まあ、この先も俺の場合は隠し部屋を探すよりボスを倒した方が早いだろうしね。
しかし、【帰還の魔方陣】が無かったって今まではどうしてたんだろ?」
「ん?攻略出来ても上層部迄とかだったんじゃない?
もしくは、深層まで行っても自力で戻ってたとか?
今までは完全攻略した場合じゃないと帰還の魔方陣が出現しなかったみたいだから!」
「それは、なかなかにしんどいね。
このダンジョンなんて戻るならまたドラゴンも倒さなきゃいけないし…」
そうして、昼食を食べ終えたアーク達は91階層へと降りていく
すると、そこには
「え?ボス部屋?」
「みたいだね!」
「まさか、これからの10階層はボスラッシュ?」
「さぁ、早く行くよ!
母様に怒られたいなら別にゆっくりしてても良いけど……」
「ッ!!
ヤバイ!急がなきゃ!」
その後
91階層はゴブリン種
92階層はウルフ種
93階層はボア種
94階層はオーク種
95階層はオーガ種
と今まで出てきた魔物が出てきているとわかった。
そして、
96階層はワイバーン
97階層はボーンドラゴン
98階層はドラゴンゾンビ
99階層はドラゴン
となっていた。
「さあ、次の100階層は何が出てくるんだろ?」
「まあ、気になるだろうけど、今日はもうご飯食べて寝ようよ!」
「それはそうだけど、相変わらずマイペースだね。
まあ、良いけど……」
*****7日目*****
翌朝、早々に朝食を食べ終えたアーク達は100階層のボス部屋に入っていった。
そして、中で待ち受けていたのは
「黒いドラゴン?
寝てるけど……」
「あれは、黒龍だね!」
「黒龍?ドラゴンじゃないの?」
「うん、ドラゴンは竜種だけど、黒龍は龍種だね!」
「何がちがうの?」
詳しく聞くとシャンバラでは龍種は竜種の上位の存在である。
一般的にドラゴン等の一部の魔物は産まれてから年月が経てば経つ程強く、賢くなるが、年老いた竜種でも産まれたばかりの龍種にすら敵わない程の絶対的な力の差が存在する。
龍種には黒龍の他に紅龍、天龍、地龍、水龍等がいる。
龍達は霊峰等に住んでいるため人々に目撃されることはない。
目撃されても、黒、白、赤、青等の色をしているため、色竜だと思われている。
まあ、竜種だろうと龍種だろうと出会ったら死が待ち受けているため、どうでも良いといったところかもしれない。一般的には……
勿論、冒険者ギルドや国の上層部はしっかりと認識している。
国防のことを考えても、竜種は撃退もしくは討伐は可能だが龍種は不可能であるため避難するしかない。
「しかし、ダンジョンで龍種が発生するなんて、ここはかなり魔素溜まってたんだね!」
「魔素?」
魔素とは自然界に存在する魔力の元となるものである。
人やドラゴン等の一部の魔物は自然界に存在する魔素を体内に取り込み魔力に変換して魔法や竜の息吹といったものを放つ。
「一応、龍種って神獣だからダンジョンで発生することはないんだけど……
ガイアが何かやったかな?」
「え?神獣なの?
神獣がダンジョンで発生って……
しかも、さっきの話だと龍種に攻撃されたりするんだろ?」
「龍種が神獣ってのは知られてないよ!
この世界の人々は魔物だと思ってるから!
だから、昔は倒して富や名声を得ようと霊峰だとかの龍達の住み処を荒らす人が沢山いたんだって!
それに、怒った龍達は街を攻撃したりしてたみたいだよ!」
「まあ、住み処を荒らされれば怒るよなぁ~
で?その神獣がなんでダンジョンの奥地にいるわけ?」
「いや、この黒龍は神獣じゃないよ!
ダンジョン内に溜まった魔素を使って産み出された魔物が黒龍だったんだね!
黒龍だけど黒龍じゃないね!」
「なんだか、ややこしいけど……
コイツは神獣?神龍?じゃなくて、魔物って考えて良いんだね?倒して良いんだよね?」
「大丈夫、魔物だよ!
どんどん倒して!」
「どんどん……
確かに黒龍の素材は欲しいから周回して集めまくるか…」ボソッ
「ん?なんか言った?」
「いや、なんでもない。」
そんな会話を終えると黒龍が目を覚ましたようで起き上がった。
「お~!寝てるときは見えなかったけど、見た目が完全にミラ○レアスだ!
まさに、黒龍というのに相応しい見た目だ!
さあ、倒しまくるぞ~~」
「ん?倒しまくる?」
黒龍はここまで来るのにかなり鍛えられたアークには他の魔物と変わらないためすぐに倒された。
そして、アークは黒龍が消える前に解体をして、素材を手に入れた。
そして、【帰還の魔方陣】が現れた。
「うん、下に降りる階段はないみたいだからここが最下層でいいみたいだね。
魔王級ダンジョン踏破だな。」
「うん!じゃあ、早く魔方陣に乗って地上に戻ろうよ!」
「え?まだ、戻らないよ!
黒龍の素材を集めなきゃ!
防具とかを新調するんだ!」
「いやいや、早く地上に戻らないと!母様も早く攻略しろって言ってたんだから!」
「大丈夫だよ!昨日の段階で明日か明後日には攻略って言ってたんだから、明日地上に戻れば!」
どうやら、黒龍の素材を使って防具や外套を新調することしかアークの頭にはないようだ。
「もう、怒られても知らないからね!」
その日は黒龍を狩りまくり黒龍の鱗、黒龍の爪、黒龍の角、黒龍の翼膜等の素材を大量に獲得したアークだった……
アークはホクホク顔であるが瑠璃は呆れていた。
そして、昼御飯等の休憩を挟みつつ99体倒したところでその日は夜になった…
「明日は100体目を倒して地上に戻ろうか。」
「そうだね……」
*****8日目*****
翌朝、朝食を食べ終えたアーク達はボス部屋に入り黒龍をさくっと倒した。
そして、帰還の魔方陣が現れた。と、ここまでは先日まで散々見た光景だったが今回は違った。
なんと、下に降りる階段が現れたのだ。
「あ!階段だ!」
「あれ?本当だ!
昨日は何も出てこなかったのに?
とりあえず降りてみるか。」
階段を降りた先は、小部屋になっており中央には台座がありその台座には、ハンドボールサイズの魔石が乗っていた。
「ずいぶん大きな魔石だな。」
「それは迷宮核だね!」
「迷宮核?」
「うん!」
迷宮核とは名前の通りダンジョンの心臓部である。
これを破壊しない限りダンジョンは成長を続けていき大きなダンジョンとなる。
迷宮核を破壊してしまえばダンジョンはそれ以上大きくならずに定期的に魔物を産み出すだけとなる。
「うーん、でも普通は迷宮主がいるはずなんだけどなぁ~…」
「未発見ダンジョンだから仕方ないんじゃない?
全てのダンジョンに必ずいるとは限らないし……」
そういったアークは刀を振り下ろし迷宮核を真っ二つに切った。
そして、切った迷宮核を無限収納にしまった。
すると、目の前に【帰還の魔方陣】が現れた。
「これで、本当に完全攻略だね。」
「そうだね!
戻ろうよ!アーク!」
「そうだね。
流石に疲れたからベッドでゆっくり寝たい…」
そんな会話をしながら【帰還の魔方陣】の上に乗り地上へと帰還していくのだった。
=======================
今回でダンジョンは終了です。
さて、地上に上がってからの話を考えなければ……
(´-ω-`) ウーン
32
お気に入りに追加
1,781
あなたにおすすめの小説
異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
2回目チート人生、まじですか
ゆめ
ファンタジー
☆☆☆☆☆
ある普通の田舎に住んでいる一之瀬 蒼涼はある日異世界に勇者として召喚された!!!しかもクラスで!
わっは!!!テンプレ!!!!
じゃない!!!!なんで〝また!?〟
実は蒼涼は前世にも1回勇者として全く同じ世界へと召喚されていたのだ。
その時はしっかり魔王退治?
しましたよ!!
でもね
辛かった!!チートあったけどいろんな意味で辛かった!大変だったんだぞ!!
ということで2回目のチート人生。
勇者じゃなく自由に生きます?
異世界転生!俺はここで生きていく
おとなのふりかけ紅鮭
ファンタジー
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
小説家になろうでも投稿しています。
メインはあちらですが、こちらも同じように投稿していきます。
宜しくお願いします。
異世界でスキルを奪います ~技能奪取は最強のチート~
星天
ファンタジー
幼馴染を庇って死んでしまった翔。でも、それは神様のミスだった!
創造神という女の子から交渉を受ける。そして、二つの【特殊技能】を貰って、異世界に飛び立つ。
『創り出す力』と『奪う力』を持って、異世界で技能を奪って、どんどん強くなっていく
はたして、翔は異世界でうまくやっていけるのだろうか!!!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
1枚の金貨から変わる俺の異世界生活。26個の神の奇跡は俺をチート野郎にしてくれるはず‼
ベルピー
ファンタジー
この世界は5歳で全ての住民が神より神の祝福を得られる。そんな中、カインが授かった祝福は『アルファベット』という見た事も聞いた事もない祝福だった。
祝福を授かった時に現れる光は前代未聞の虹色⁉周りから多いに期待されるが、期待とは裏腹に、どんな祝福かもわからないまま、5年間を何事もなく過ごした。
10歳で冒険者になった時には、『無能の祝福』と呼ばれるようになった。
『無能の祝福』、『最低な能力値』、『最低な成長率』・・・
そんな中、カインは腐る事なく日々冒険者としてできる事を毎日こなしていた。
『おつかいクエスト』、『街の清掃』、『薬草採取』、『荷物持ち』、カインのできる内容は日銭を稼ぐだけで精一杯だったが、そんな時に1枚の金貨を手に入れたカインはそこから人生が変わった。
教会で1枚の金貨を寄付した事が始まりだった。前世の記憶を取り戻したカインは、神の奇跡を手に入れる為にお金を稼ぐ。お金を稼ぐ。お金を稼ぐ。
『戦闘民族君』、『未来の猫ロボット君』、『美少女戦士君』、『天空の城ラ君』、『風の谷君』などなど、様々な神の奇跡を手に入れる為、カインの冒険が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる