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本編
61話 魔王級ダンジョン⑩
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*****昼食後*****
「さて、腹ごしらえも済んだし、次の階に行くか。」
――83階層――――――――
「あ……暑い。『断熱結界』を発動してと…」
83階層は火山の火口部分に道があるといった場所だった、蟻の巣の様になっている道の横に火山と火口がある。
道を外れたら一発でアウトの状態だ。
「火口があるってことは……」
喋っている途中のアークに向かって何かが突撃してきた。
「……やっぱり…」
そこに居たのは火竜であった。
突撃してきた火竜を倒して、『解体』をして無限収納に収納した。
「うーん、この辺り都合良く鉱床になってたりしないかなぁ。」
目を付けた場所まで火竜を倒して、『解体』して、収納しながらどんどん進んでいく。
そして、地面に手を当てると鶴嘴が出来ていた。
「よし!これで………」
ものすごい速さで掘っていくアーク。
5m程掘り進めたようだ。
「これだけ掘った成果は、鉄と銀だけど、そんなに量は出ないよねぇ、やっぱり…
まあ、次行こう次!」
採掘作業を止めたアークは次を目指して進んでいく。
全体の半分ほど進んだとき、近くの火口の溶岩が大きく動いた。
アークも驚いて、様子を見ている。
「げっ!」
溶岩のしたから現れたのは金属竜であった。
溶岩の下で寝ていたようだが上の騒がしさで目覚めたらしい。
【金属竜】 Lv.372 天災級
地竜が進化した姿、脚は地竜以上に強靭であるが、脚力は劣る。
走る事よりも身を守る事に特化した。
岩竜とは違い身体が金属と同化している状態と言っても過言ではない。
自身の体重を支えるために更に強靭な脚が必要だった。
主食は金属類であるため、その体内には相当量の金属を溜め込んでいる。
体長は凡そ50m
「うわぁ、岩竜よりレベルが高い。
でも、体内に金属を溜め込んでいるってことは、解体すれば出るかな?
ファンタジーの定番の金属!
オリハルコン!アダマンタイト!
楽しみだなぁ。」
アークには金属竜が歩く鉱床にしか見えていなかった。
金属竜が火口から上がってくるとまずブレスを吐いてきた。
「うわぁ!これはブレスっていうかレーザーみたいな感じだな。」
アークは頭の中で某有名狩猟ゲームに出てくるグラ○モスのようだと思っていた。
見た目もちょうどそんな感じである。
『落雷』
アークが突如魔法を放った。
金属の身体に雷は有効のようでかなり苦しんでいる。
『落雷』
『落雷』
『落雷』
『落雷』
『落雷』
雷魔法の連発でグラ○モスもとい金属竜は倒れた。
「ヨッシャ!早速解体だ~~!」
アークのテンションがおかしかった。
解体の結果………
金属竜の皮等は勿論だが、体内の金属が大量だった。
鉄塊×10,800kg
銀塊×5,760kg
金塊×3,840kg
ウーツ鋼×2,620kg
アダマンタイト×1,900kg
オリハルコン×1,850kg
と出てきた為、アークのテンションがヤバかった。
「ヒャッホー!イェェェイ!」
そんなテンションだが、しっかりと金属に鑑定をかけていく。
「ん?これは?他に比べるとやけに小さい金属塊だな。」
【金属竜の胆石】SS
金属竜が食べた銀が胆嚢に蓄積したもの。
金属竜の魔力により体内で変質したもの。
通常の魔銀より硬く、オリハルコン以上の魔力伝導率を有している。
容量 10kg
「え?何これ?すごっ!」
「ん?どうしたの?
あぁ、それで魔法発動媒体を作れば良いんじゃない?」
「やっぱり、そうだよね!」
「それはあとにしてさ、アークが叫んでたから、近くにいた火竜が集まってきてるよ?」
「あ!ダンジョンの中だった!」
そこからはテンションが元に戻ったアークが淡々と火竜を倒していた。
そして、火竜を狩り終えた頃、何処かから炎竜が現れた。
「やっぱりここでも上位種が出てくるのね。」
すると、いきなり炎竜が竜の息吹を吐いてきた。
火の属性竜の上位種であるため今までとは比較にならない程強力な火属性の竜の息吹である。
『大渦潮』
アークは咄嗟に水魔法を放ったが、竜の息吹の方が強力だったらしく水は蒸発してしまった。
「ヤバッ!」
『氷柱の槍』
竜の息吹を氷魔法で相殺した、周りは水蒸気だらけで相手はアークを見失ったようだ。
その間に『隠密』を発動して炎竜の後ろに回り込み首を切断した。
「ふうっ、危なかったぁ。」
そして、解体を済ませたアークは次の階層へと進んだ。
――84階層――――――――
「さ、寒い。」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
84階層は83階層とは真逆の環境だった。
「下に降りて今日は野営しようと思ったけど無理だ。」
そういって階段を上っていくアーク。
階段の暑さも寒さも丁度、中間のところで今夜は休むようだ。
======================
今回はこんな感じです。
感想等お待ちしております
「さて、腹ごしらえも済んだし、次の階に行くか。」
――83階層――――――――
「あ……暑い。『断熱結界』を発動してと…」
83階層は火山の火口部分に道があるといった場所だった、蟻の巣の様になっている道の横に火山と火口がある。
道を外れたら一発でアウトの状態だ。
「火口があるってことは……」
喋っている途中のアークに向かって何かが突撃してきた。
「……やっぱり…」
そこに居たのは火竜であった。
突撃してきた火竜を倒して、『解体』をして無限収納に収納した。
「うーん、この辺り都合良く鉱床になってたりしないかなぁ。」
目を付けた場所まで火竜を倒して、『解体』して、収納しながらどんどん進んでいく。
そして、地面に手を当てると鶴嘴が出来ていた。
「よし!これで………」
ものすごい速さで掘っていくアーク。
5m程掘り進めたようだ。
「これだけ掘った成果は、鉄と銀だけど、そんなに量は出ないよねぇ、やっぱり…
まあ、次行こう次!」
採掘作業を止めたアークは次を目指して進んでいく。
全体の半分ほど進んだとき、近くの火口の溶岩が大きく動いた。
アークも驚いて、様子を見ている。
「げっ!」
溶岩のしたから現れたのは金属竜であった。
溶岩の下で寝ていたようだが上の騒がしさで目覚めたらしい。
【金属竜】 Lv.372 天災級
地竜が進化した姿、脚は地竜以上に強靭であるが、脚力は劣る。
走る事よりも身を守る事に特化した。
岩竜とは違い身体が金属と同化している状態と言っても過言ではない。
自身の体重を支えるために更に強靭な脚が必要だった。
主食は金属類であるため、その体内には相当量の金属を溜め込んでいる。
体長は凡そ50m
「うわぁ、岩竜よりレベルが高い。
でも、体内に金属を溜め込んでいるってことは、解体すれば出るかな?
ファンタジーの定番の金属!
オリハルコン!アダマンタイト!
楽しみだなぁ。」
アークには金属竜が歩く鉱床にしか見えていなかった。
金属竜が火口から上がってくるとまずブレスを吐いてきた。
「うわぁ!これはブレスっていうかレーザーみたいな感じだな。」
アークは頭の中で某有名狩猟ゲームに出てくるグラ○モスのようだと思っていた。
見た目もちょうどそんな感じである。
『落雷』
アークが突如魔法を放った。
金属の身体に雷は有効のようでかなり苦しんでいる。
『落雷』
『落雷』
『落雷』
『落雷』
『落雷』
雷魔法の連発でグラ○モスもとい金属竜は倒れた。
「ヨッシャ!早速解体だ~~!」
アークのテンションがおかしかった。
解体の結果………
金属竜の皮等は勿論だが、体内の金属が大量だった。
鉄塊×10,800kg
銀塊×5,760kg
金塊×3,840kg
ウーツ鋼×2,620kg
アダマンタイト×1,900kg
オリハルコン×1,850kg
と出てきた為、アークのテンションがヤバかった。
「ヒャッホー!イェェェイ!」
そんなテンションだが、しっかりと金属に鑑定をかけていく。
「ん?これは?他に比べるとやけに小さい金属塊だな。」
【金属竜の胆石】SS
金属竜が食べた銀が胆嚢に蓄積したもの。
金属竜の魔力により体内で変質したもの。
通常の魔銀より硬く、オリハルコン以上の魔力伝導率を有している。
容量 10kg
「え?何これ?すごっ!」
「ん?どうしたの?
あぁ、それで魔法発動媒体を作れば良いんじゃない?」
「やっぱり、そうだよね!」
「それはあとにしてさ、アークが叫んでたから、近くにいた火竜が集まってきてるよ?」
「あ!ダンジョンの中だった!」
そこからはテンションが元に戻ったアークが淡々と火竜を倒していた。
そして、火竜を狩り終えた頃、何処かから炎竜が現れた。
「やっぱりここでも上位種が出てくるのね。」
すると、いきなり炎竜が竜の息吹を吐いてきた。
火の属性竜の上位種であるため今までとは比較にならない程強力な火属性の竜の息吹である。
『大渦潮』
アークは咄嗟に水魔法を放ったが、竜の息吹の方が強力だったらしく水は蒸発してしまった。
「ヤバッ!」
『氷柱の槍』
竜の息吹を氷魔法で相殺した、周りは水蒸気だらけで相手はアークを見失ったようだ。
その間に『隠密』を発動して炎竜の後ろに回り込み首を切断した。
「ふうっ、危なかったぁ。」
そして、解体を済ませたアークは次の階層へと進んだ。
――84階層――――――――
「さ、寒い。」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
84階層は83階層とは真逆の環境だった。
「下に降りて今日は野営しようと思ったけど無理だ。」
そういって階段を上っていくアーク。
階段の暑さも寒さも丁度、中間のところで今夜は休むようだ。
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今回はこんな感じです。
感想等お待ちしております
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