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本編
38話 応接室にて……④
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「ねぇ、アーク!お腹空いた!」
この中でもマイペースの瑠璃。流石、神獣である。
「わかったよ、今出すから。」
そう言ってアークは無限収納から料理を出す。
瑠璃が食べてる横でアークも少し摘まむ。
ルーセリア、アイリス、フィアーナが欲しそうにしている。
「少しなら食べていいよ。
料理人が作ってるのがあるはずだからね。」
「「「はい、いただきます。」」」
食べ始めて少しして周りを見るとランセリア、アイリア、フィリーナ、ベイグマン、レオナルド、セドリック、更にはエトムートまでも見ていた。
「あの、少しですけど食べますか?」
「「「「頂こう。」」」」
「「「頂きますわ。」」」
ちょっとした食事会が始まった。
「な、なんだこの料理は旨すぎる!」
「今まで食べたことない味ですわ!」
「アークの料理は相変わらず美味しいわね。」
「こんな料理は宮廷料理人いや、料理長ですら作れんぞ!」
軽食で出した焼きおにぎりを食べながらの感想である。
「これは米を使った簡単なものですよ。」
「米?米とはリゾットにするやつだよね?それが、こんなに?」
「とまあ、アーク子爵よ、お主には更なる功績を上げて貰わないといけないからな!早急に頼むぞ!」
「功績と言われても、迷宮都市に行って食材を探しにダンジョンに籠るつもりでしたし。」
「なら、後々仕事等で功績を早めに上げて貰うしかないな。」
「なんだか、言い方が切羽つまったような感じですけどどうしたんですか?」
そう言われたレオナルドは視線だけをランセリア、アイリア、フィリーナの方へ向ける。
どうやら、3人から殺気と怒気が出ていて脅されているらしい。
「ところで、その従魔は喋るのか?」
「はい、僕の従魔で神獣の瑠璃です。
本当の大きさはもっと大きいですよ。」
それを聞いたルーセリアが
「アークさん、瑠璃ちゃんの元の大きさを見てみたいですわ。」
と言い出した。
「瑠璃大きくなれそう?」
「大丈夫だよ。」
そう言って大きくなる瑠璃全長で5m程あるだろう。
そんな瑠璃にルーセリア、アイリス、フィアーナが近づいてモフモフし始めた。
やっぱり、モフモフは正義だよね!
「神獣なのか?」
「教会で従魔が欲しいって祈ったら貰えたので。」
「そ、そうか。」
ルーセリア達がモフモフをしていると、ランセリア達が加わり始めた。
「あら?いいわね。」
モフモフ、モフモフ、モフモフ、モフモフ
「くすぐったいよぉぉぉ。」
そう言って瑠璃は小さくなった。
皆、残念そうな顔をしている。
そんななか、レオナルドが咳払いをして喋り始める。
「とりあえず、話はそれだけだ。
与える屋敷については後程連絡する。
ベイグマンの屋敷でいいだろ?」
「良いですけど、すぐに迷宮都市に行くつもりなのですぐには受け取れませんよ?」
「なに?もう、いくのか?」
そこで、ランセリアが
「社交シーズンなんだから、社交会に出なさい。
貴方はもう、子爵になったんでしょ?
それに、社交シーズンが終わったらルーセリアは学校の寮に入ってしまうから会えなくなるのですよ!」
と言っている。
「いや、しかし、元々迷宮都市に行ってダンジョンに籠るつもりでしたし。」
そう言った途端、ランセリアから殺気が出始めた、更にはアイリア、フィリーナからも出ていた。
「「「ひっ!」」」
ベイグマン達は完全に駄目だ。
「学校に戻るのはアイリスとフィアーナもですから、当分の間、自分の婚約者に会えなくなるんですよ?
それなりのフォローをしても良いのではないかしら?」
「そうですわね。それとも、3人が婚約者は嫌だと言うのかしら?」
アイリア、フィリーナがそんなことを言う。
その言葉にルーセリア、アイリス、フィアーナが
「「「私たちが嫌いですか?」」」
と上目遣いで言ってきた。
「いや、大好きです。」
その言葉に3人は喜んでいる。
「はぁ、わかりました。
社交シーズンが終わったらダンジョンに籠りますからね。」
その言葉にランセリア、アイリア、フィリーナが満足そうな顔をしている。
「それで?アークに与える屋敷はどの辺りになりそうなんだ?」
「おそらく、マルセルム男爵の屋敷になるだろうなぁ。」
「「げ!」」
「なんだ?」
「いや、まあ、ここだから言ってしまうが、アイツは俺の街で横領に始まり、暴行、強姦、殺人、違法取引等色々とやってくれたから頭に来て処刑したんだよ。」
「はぁ、あの街で賊に襲われたと言うのが怪しいとは思ってはいたがそんな感じだったとは。
まあ、仕方ないだろうな。」
そんなこんなで話し合いこの日は解散となった。
この中でもマイペースの瑠璃。流石、神獣である。
「わかったよ、今出すから。」
そう言ってアークは無限収納から料理を出す。
瑠璃が食べてる横でアークも少し摘まむ。
ルーセリア、アイリス、フィアーナが欲しそうにしている。
「少しなら食べていいよ。
料理人が作ってるのがあるはずだからね。」
「「「はい、いただきます。」」」
食べ始めて少しして周りを見るとランセリア、アイリア、フィリーナ、ベイグマン、レオナルド、セドリック、更にはエトムートまでも見ていた。
「あの、少しですけど食べますか?」
「「「「頂こう。」」」」
「「「頂きますわ。」」」
ちょっとした食事会が始まった。
「な、なんだこの料理は旨すぎる!」
「今まで食べたことない味ですわ!」
「アークの料理は相変わらず美味しいわね。」
「こんな料理は宮廷料理人いや、料理長ですら作れんぞ!」
軽食で出した焼きおにぎりを食べながらの感想である。
「これは米を使った簡単なものですよ。」
「米?米とはリゾットにするやつだよね?それが、こんなに?」
「とまあ、アーク子爵よ、お主には更なる功績を上げて貰わないといけないからな!早急に頼むぞ!」
「功績と言われても、迷宮都市に行って食材を探しにダンジョンに籠るつもりでしたし。」
「なら、後々仕事等で功績を早めに上げて貰うしかないな。」
「なんだか、言い方が切羽つまったような感じですけどどうしたんですか?」
そう言われたレオナルドは視線だけをランセリア、アイリア、フィリーナの方へ向ける。
どうやら、3人から殺気と怒気が出ていて脅されているらしい。
「ところで、その従魔は喋るのか?」
「はい、僕の従魔で神獣の瑠璃です。
本当の大きさはもっと大きいですよ。」
それを聞いたルーセリアが
「アークさん、瑠璃ちゃんの元の大きさを見てみたいですわ。」
と言い出した。
「瑠璃大きくなれそう?」
「大丈夫だよ。」
そう言って大きくなる瑠璃全長で5m程あるだろう。
そんな瑠璃にルーセリア、アイリス、フィアーナが近づいてモフモフし始めた。
やっぱり、モフモフは正義だよね!
「神獣なのか?」
「教会で従魔が欲しいって祈ったら貰えたので。」
「そ、そうか。」
ルーセリア達がモフモフをしていると、ランセリア達が加わり始めた。
「あら?いいわね。」
モフモフ、モフモフ、モフモフ、モフモフ
「くすぐったいよぉぉぉ。」
そう言って瑠璃は小さくなった。
皆、残念そうな顔をしている。
そんななか、レオナルドが咳払いをして喋り始める。
「とりあえず、話はそれだけだ。
与える屋敷については後程連絡する。
ベイグマンの屋敷でいいだろ?」
「良いですけど、すぐに迷宮都市に行くつもりなのですぐには受け取れませんよ?」
「なに?もう、いくのか?」
そこで、ランセリアが
「社交シーズンなんだから、社交会に出なさい。
貴方はもう、子爵になったんでしょ?
それに、社交シーズンが終わったらルーセリアは学校の寮に入ってしまうから会えなくなるのですよ!」
と言っている。
「いや、しかし、元々迷宮都市に行ってダンジョンに籠るつもりでしたし。」
そう言った途端、ランセリアから殺気が出始めた、更にはアイリア、フィリーナからも出ていた。
「「「ひっ!」」」
ベイグマン達は完全に駄目だ。
「学校に戻るのはアイリスとフィアーナもですから、当分の間、自分の婚約者に会えなくなるんですよ?
それなりのフォローをしても良いのではないかしら?」
「そうですわね。それとも、3人が婚約者は嫌だと言うのかしら?」
アイリア、フィリーナがそんなことを言う。
その言葉にルーセリア、アイリス、フィアーナが
「「「私たちが嫌いですか?」」」
と上目遣いで言ってきた。
「いや、大好きです。」
その言葉に3人は喜んでいる。
「はぁ、わかりました。
社交シーズンが終わったらダンジョンに籠りますからね。」
その言葉にランセリア、アイリア、フィリーナが満足そうな顔をしている。
「それで?アークに与える屋敷はどの辺りになりそうなんだ?」
「おそらく、マルセルム男爵の屋敷になるだろうなぁ。」
「「げ!」」
「なんだ?」
「いや、まあ、ここだから言ってしまうが、アイツは俺の街で横領に始まり、暴行、強姦、殺人、違法取引等色々とやってくれたから頭に来て処刑したんだよ。」
「はぁ、あの街で賊に襲われたと言うのが怪しいとは思ってはいたがそんな感じだったとは。
まあ、仕方ないだろうな。」
そんなこんなで話し合いこの日は解散となった。
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