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本編
31話 王都へ向かう旅路②
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翌朝、騎士達に起こされた。
外に出ると騎士達がチワワの様な目でこちらを見ている。
そこにベイグマン、ランセリア、ルーセリアそして、瑠璃も加わった。
「これで、最後ですからね。」
そう言いながら料理を出していると皆が驚愕の表情をする。
「野営の度にこの料理が出るのが当たり前になったら後々こまるでしょ?」
「たしかにそうだな。」
「仕方ないですわね。」
そんなこんなで朝食を食べ終え、出発する。
移動中の馬車の中でベイグマンが
「アーク、王都の屋敷に着いたらもう1人の妻を紹介するからな。」
「え?もう1人いたんですか?」
「貴族は最低でも2人は妻がいるぞ。跡継ぎが必要だからな。」
「そ、そうですか。」
「なんだ?」
「いや、ランセリア様の尻に敷かれている感じだったので。」
「…………」
ベイグマンは無言で目を反らした。
「なにかしら?」
ランセリアから殺気と冷気が漏れている。
「いえ、何でもありません("`д´)ゞ」
「ただ、辺境伯としては妻が2人は少ないだろうな。」
「そうなんですね。僕は、まだ、良いかな。」
「お前も貴族なんだから、良くはないぞ。」
「いや。貴族と言っても名誉士爵ですしね。」
「なんだ?なんなら、名誉をとってもいいのだぞ?」
「いえ、充分です。」
「アークは相変わらず欲がないな。」
「はははっ。」
いや、欲は有りまくりだけどなぁ。
そんなことを思っていた。
そんな会話をしつつ、進んでいき、何事もなく1週間程経ち、王都まで半分程旅程が過ぎた頃。
気配察知に異変があった。
アークは慌ててマップを確認する。
「大変です!2km先で戦闘が起こっているようです!」
「なに!半分応援に行け!」
「いや、僕が先行していきます。急いできてください!
なんだか、様子がおかしいので、注意してきてください!」
そう言ってアークは馬車から飛び降り身体強化を使い、身体に雷を纏って足を踏み込んだ。
すると、一瞬で見えなくなった。
「「「「「……………」」」」」
一同唖然である。
「はっ!と、とにかく急げ!応援に行くぞ!」
「「「「「はっ!」」」」」
数分後、戦闘が起こっている場所にたどり着いたアークが見たのは。
「なんだこれ?どうなってんだ?」
豪華な馬車を囲むように守る騎士達、そして、馬車に襲いかかるオーク。
ここは、なんとなく、わかる。
だが、オークと一緒に馬車に襲いかかる人が居るなかで、オークと戦っている人もいる。
こちらは装備からすると盗賊だろう、と判断した、アークは騎士達に加勢することにした。
「騎士の方々、加勢します!」
そう言って、無限収納から武器を出した。
まずは、魔法で数を減らすか。
『真空刃』
そうして、馬車から離れていたオーク達の首が飛ぶ。
『真空弾』
こちらは馬車から離れていた盗賊達の頭に当たる。
馬車に近いやつは魔法は不味いな。
アークは武器を構えてオークの群れと盗賊を一掃する。
「ふうっ、終わった。騎士の方々大丈夫でしたか?」
「そ、それ以上近づくな!」
そう言って騎士の1人がアークに武器を向ける。
「ああ、自分はアークって言います。一応、Aランクの冒険者でして。」
そう言ってアークはギルドカードを取り出し騎士に見せる。
「どうやら、本物のようだな。」
そう言って騎士達は警戒を解いた。
そこにベイグマン達が到着した。
「私は、ベイグマン・ジルベール・ロドスだ!加勢に参った!」
そう言ったベイグマンは馬車から降りながら、
「終わってるな。」
と呟いた。
襲われていた馬車に近づきながら
「そちらはアルバーノ公爵家の家紋だとお見受けするが、ご無事か?」
馬車の中から侍女と思われる人が出てきて、後に続いたのはルーセリアと同じぐらいの女の子2人が抱き合って怯えている。
無理もない。
そんなことを思っていると、ベイグマンが貴族の最上位礼をし始めた。
「これは、アイリス王女殿下、フィアーナ嬢、御無事で何よりです。」
「え?王女殿下?」
「アーク!何をしている!無礼だぞ!」
「す、すいません!」
怒られたアークもベイグマンに習い、最上位礼をする。
「「ベイグマン様、アーク様、助けていただきありがとうごさいます。」」
「改めて、アークこちらにいるのは、第3王女アイリス・ストークホルム様とアルバーノ公爵家の三女フィアーナ・アルバーノ嬢だ。」
「アーク・メイフィールド士爵です。」
「私はストークホルム王国第3王女アイリス・ストークホルムですわ。
アーク様助けていただきありがとうございました。」
そう言って腕に抱きついてきた。
髪と瞳の色が薄紫で可愛らしい。
「あっ!ずるい!私も!」
そう言って反対側の腕に抱きつきながら、
「私はアルバーノ公爵家の三女フィアーナ・アルバーノですわ。
アーク様助けていただきありがとうございました。」
こちらは薄い紅色の髪と瞳をしている。
そこへ、ランセリアとルーセリアも近づいてきた。
「アイリス王女殿下、フィアーナ様御無事で何よりです。」
ランセリアはそう言って礼をする。
ルーセリアは2人に近寄りながら、
「アイリス様、フィアーナ様、御無事で良かったですわ。ですが、女性が殿方に抱きつくのは駄目ですわ!」
そう言ってアークから2人を引き剥がす。
頬っぺたを膨らませて怒っていた。
その対応に不思議に思っているとベイグマンがルーセリアは2人の同級生でかなり仲が良いと教えてくれた。
「しかし、お2人は何故、こんなところに?」
「アイリス…あ、アイリス王女殿下は私の家、アルバーノ領に来ていて、王都に向かっているところだったのです。学校もありますし、社交の時期ですし。」
「そうだったのですか。」
そんな会話をしてから、
ベイグマンとアークは騎士の方に近付きオーク達と盗賊達の処理をしてしまおうと話をしながら、
そこでアークは騎士達に疑問を聞いてみた。
「なぜ、あのような状態に?」
すると騎士の1人が口を開く。
「王都に向かっているところに盗賊達が道を塞いできたのだ。そして、応戦しているうちにオーク達が混ざってきてあのような状態になったのだ。」
そこでアークは騎士達が怪我をしていることに気づいた。
「皆さん、今回復しますね!」
『エリアハイヒール』
「「「おおっ!」」」
騎士達が驚きの声を上げる。
「とりあえず、傷口は塞がったと思いますが無理をしないでくださいね。」
「アーク殿!助かったぞ!」
「いえいえ、気にしないでください。」
「申し遅れた、私は近衛騎士のエルヴィンと申します。」
「では改めて、アーク・メイフィールド士爵です。」
そこで、改めてオークと盗賊の処理について話した。
「オークは全てアイテムボックスに入れちゃいますね。盗賊は穴を掘って埋めましょうか。」
そう言って土魔法で大きめの穴を開け盗賊の死体を穴に放り込んでいると、
また気配察知に異変があった。
外に出ると騎士達がチワワの様な目でこちらを見ている。
そこにベイグマン、ランセリア、ルーセリアそして、瑠璃も加わった。
「これで、最後ですからね。」
そう言いながら料理を出していると皆が驚愕の表情をする。
「野営の度にこの料理が出るのが当たり前になったら後々こまるでしょ?」
「たしかにそうだな。」
「仕方ないですわね。」
そんなこんなで朝食を食べ終え、出発する。
移動中の馬車の中でベイグマンが
「アーク、王都の屋敷に着いたらもう1人の妻を紹介するからな。」
「え?もう1人いたんですか?」
「貴族は最低でも2人は妻がいるぞ。跡継ぎが必要だからな。」
「そ、そうですか。」
「なんだ?」
「いや、ランセリア様の尻に敷かれている感じだったので。」
「…………」
ベイグマンは無言で目を反らした。
「なにかしら?」
ランセリアから殺気と冷気が漏れている。
「いえ、何でもありません("`д´)ゞ」
「ただ、辺境伯としては妻が2人は少ないだろうな。」
「そうなんですね。僕は、まだ、良いかな。」
「お前も貴族なんだから、良くはないぞ。」
「いや。貴族と言っても名誉士爵ですしね。」
「なんだ?なんなら、名誉をとってもいいのだぞ?」
「いえ、充分です。」
「アークは相変わらず欲がないな。」
「はははっ。」
いや、欲は有りまくりだけどなぁ。
そんなことを思っていた。
そんな会話をしつつ、進んでいき、何事もなく1週間程経ち、王都まで半分程旅程が過ぎた頃。
気配察知に異変があった。
アークは慌ててマップを確認する。
「大変です!2km先で戦闘が起こっているようです!」
「なに!半分応援に行け!」
「いや、僕が先行していきます。急いできてください!
なんだか、様子がおかしいので、注意してきてください!」
そう言ってアークは馬車から飛び降り身体強化を使い、身体に雷を纏って足を踏み込んだ。
すると、一瞬で見えなくなった。
「「「「「……………」」」」」
一同唖然である。
「はっ!と、とにかく急げ!応援に行くぞ!」
「「「「「はっ!」」」」」
数分後、戦闘が起こっている場所にたどり着いたアークが見たのは。
「なんだこれ?どうなってんだ?」
豪華な馬車を囲むように守る騎士達、そして、馬車に襲いかかるオーク。
ここは、なんとなく、わかる。
だが、オークと一緒に馬車に襲いかかる人が居るなかで、オークと戦っている人もいる。
こちらは装備からすると盗賊だろう、と判断した、アークは騎士達に加勢することにした。
「騎士の方々、加勢します!」
そう言って、無限収納から武器を出した。
まずは、魔法で数を減らすか。
『真空刃』
そうして、馬車から離れていたオーク達の首が飛ぶ。
『真空弾』
こちらは馬車から離れていた盗賊達の頭に当たる。
馬車に近いやつは魔法は不味いな。
アークは武器を構えてオークの群れと盗賊を一掃する。
「ふうっ、終わった。騎士の方々大丈夫でしたか?」
「そ、それ以上近づくな!」
そう言って騎士の1人がアークに武器を向ける。
「ああ、自分はアークって言います。一応、Aランクの冒険者でして。」
そう言ってアークはギルドカードを取り出し騎士に見せる。
「どうやら、本物のようだな。」
そう言って騎士達は警戒を解いた。
そこにベイグマン達が到着した。
「私は、ベイグマン・ジルベール・ロドスだ!加勢に参った!」
そう言ったベイグマンは馬車から降りながら、
「終わってるな。」
と呟いた。
襲われていた馬車に近づきながら
「そちらはアルバーノ公爵家の家紋だとお見受けするが、ご無事か?」
馬車の中から侍女と思われる人が出てきて、後に続いたのはルーセリアと同じぐらいの女の子2人が抱き合って怯えている。
無理もない。
そんなことを思っていると、ベイグマンが貴族の最上位礼をし始めた。
「これは、アイリス王女殿下、フィアーナ嬢、御無事で何よりです。」
「え?王女殿下?」
「アーク!何をしている!無礼だぞ!」
「す、すいません!」
怒られたアークもベイグマンに習い、最上位礼をする。
「「ベイグマン様、アーク様、助けていただきありがとうごさいます。」」
「改めて、アークこちらにいるのは、第3王女アイリス・ストークホルム様とアルバーノ公爵家の三女フィアーナ・アルバーノ嬢だ。」
「アーク・メイフィールド士爵です。」
「私はストークホルム王国第3王女アイリス・ストークホルムですわ。
アーク様助けていただきありがとうございました。」
そう言って腕に抱きついてきた。
髪と瞳の色が薄紫で可愛らしい。
「あっ!ずるい!私も!」
そう言って反対側の腕に抱きつきながら、
「私はアルバーノ公爵家の三女フィアーナ・アルバーノですわ。
アーク様助けていただきありがとうございました。」
こちらは薄い紅色の髪と瞳をしている。
そこへ、ランセリアとルーセリアも近づいてきた。
「アイリス王女殿下、フィアーナ様御無事で何よりです。」
ランセリアはそう言って礼をする。
ルーセリアは2人に近寄りながら、
「アイリス様、フィアーナ様、御無事で良かったですわ。ですが、女性が殿方に抱きつくのは駄目ですわ!」
そう言ってアークから2人を引き剥がす。
頬っぺたを膨らませて怒っていた。
その対応に不思議に思っているとベイグマンがルーセリアは2人の同級生でかなり仲が良いと教えてくれた。
「しかし、お2人は何故、こんなところに?」
「アイリス…あ、アイリス王女殿下は私の家、アルバーノ領に来ていて、王都に向かっているところだったのです。学校もありますし、社交の時期ですし。」
「そうだったのですか。」
そんな会話をしてから、
ベイグマンとアークは騎士の方に近付きオーク達と盗賊達の処理をしてしまおうと話をしながら、
そこでアークは騎士達に疑問を聞いてみた。
「なぜ、あのような状態に?」
すると騎士の1人が口を開く。
「王都に向かっているところに盗賊達が道を塞いできたのだ。そして、応戦しているうちにオーク達が混ざってきてあのような状態になったのだ。」
そこでアークは騎士達が怪我をしていることに気づいた。
「皆さん、今回復しますね!」
『エリアハイヒール』
「「「おおっ!」」」
騎士達が驚きの声を上げる。
「とりあえず、傷口は塞がったと思いますが無理をしないでくださいね。」
「アーク殿!助かったぞ!」
「いえいえ、気にしないでください。」
「申し遅れた、私は近衛騎士のエルヴィンと申します。」
「では改めて、アーク・メイフィールド士爵です。」
そこで、改めてオークと盗賊の処理について話した。
「オークは全てアイテムボックスに入れちゃいますね。盗賊は穴を掘って埋めましょうか。」
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