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本編
28話 ルート変更になりました(´-ω-`)
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冒険者ギルドに着いた。
ふぅ、着いたけど、気まずいなぁ。
まあ、仕方ないか。
ガラン、ガラン
アークは冒険者ギルドの扉を開ける、すると、視線が集中したが皆、直ぐに目を反らした。1人を覗いては。
「アーク君?昼間に迷宮都市に行くからって出ていったわよね?」
リリアンからそんな声が掛かる。
「そうなんですが、実は、東側の門から出て走っていたら途中で盗賊を発見したので、捕まえてロドスまで運んできました。」
「盗賊…ギルドマスターの所に行きましょうか?」
「……はい。」
アークは仕方ないかと思いながら着いていった。
リリアンがギルドマスターの部屋の扉をノックする。
「入れ!」
「失礼します。」
「リリアンか、どうした?」
「実はアーク君が戻ってきました。」
そう言われたのでアークは中に入る。
「戻ってきた?なんで?」
「東側の門から出て走っていたら途中で盗賊を発見したので捕まえて戻ってきました。
規模は20人で頭は僕が登録に来たときに絡んできたオークです。」
「ブエーンか!あのあとアイツは除名処分になってから、誰も姿を見なくなったと言っていたがまさか、盗賊になっているとはな。」
「あっ!これ、盗賊の受け渡しの証明書です。」
「…わかった。因みに、東側のどの辺りにいたんだ?」
アークは衛兵にしたように地図を見ながら答える。
「まさか、馬車で1日半の距離を数時間程で往復するとはな。」
「その辺りの盗賊は討伐依頼が出てたから、処理しておくわ。」
「とにかく、これで、盗賊討伐の依頼も完了したから正式にAランクの冒険者だな。」
「そうですね。」
「さて、じゃあ、領主邸に報告にいくか!」
「え?なんで?」
「なんでって、Aランク冒険者誕生の報告だよ!」
「そんなこと言ってサボるつもりですよね?」
リリアンから殺気が漏れてきた。
「いや…そ、そんなことはないぞ…」
「貴方が行く必要はありません!」
「は、はい。」
「と言うわけでアーク君!領主様への報告よろしくね!どうせ、屋敷に行くんだから!」
そう言ったリリアンからは嫌とは言わせないと言った感じのオーラが出ていた、気がする。
「は、はい、わかりました("`д´)ゞ」
そんな感じの話が終わり、解散となる、リリアンが盗賊討伐の処理をしてくれた。
そうして、冒険者ギルドをあとにして、領主邸に向かった。
領主邸に着いて、門番に挨拶をすると、ビックリした顔をしていた。
まあ、数時間前に迷宮都市に向かったアークが目の前にいるのだから、わからなくもない。
アークは苦笑いをしながら、中に入っていき、書斎の前に着いた。
扉をノックする。
「…入れ!」
少し間があったか返事があったので扉を開けて中に入る。
「……ど、どうしたんだ?」
ベイグマンはアークを見て驚いている。
「いやぁ、実は………」
アークは戻ってきた経緯を説明した。
「はぁ、そんなことになっていたとは。まあ、とにかく、今日は泊まっていけ。改めて明日出発しろ。北門からな。」
「なんで、北門なんですか?
そんなに、王都の息子に会わせたいんですか?」
「いや、そうではない。」
「では、なぜ?」
「そろそろ社交シーズンだからですわ。それと、ルーセリアを学校に戻しませんと。」
そんなことを言いながらランセリアが部屋に入ってきた。
「ランセリア様、どうしたんですか?」
「どうしたもなにも貴方が戻ってきたと聞いたから来たんです。」
「そ、そうですか。」
ちょっと、怒っているみたいだ。
「と、とにかく、明日、出発だからな。北門から一緒に行って貰うぞ。馬車でな。」
「わ、わかりました。」
「では、そろそろ夕食のようなので行きますわよ。」
そうして、3人は食堂に移動した。
少ししてからルーセリアが来た。
やはり、アークを見て驚いていた。
「アークさん、どうしたのですか?」
「いや、まあ、色々とありまして……」
「まあ、その話は食事の時に話そう。」
「わかりましたわ。」
そうして、4人は食事をしながら、何故、アークがいるのかをルーセリアに説明し、明日改めて出発する事、そして一緒に王都に行くことを話した。
ルーセリアは嬉しそうだった。
食事が終わり部屋に戻ってきたアークと瑠璃は明日以降のことを話していた。
「結局、王都に行くんだね。」
「ああ、仕方ないさ。
瑠璃はルーセリアを守って上げてね。たぶん、俺から奪われるから。」
「う、うん。わかったよ。」
「さて、もう、寝るか。
おやすみ瑠璃。」
「おやすみ、アーク。」
ふぅ、着いたけど、気まずいなぁ。
まあ、仕方ないか。
ガラン、ガラン
アークは冒険者ギルドの扉を開ける、すると、視線が集中したが皆、直ぐに目を反らした。1人を覗いては。
「アーク君?昼間に迷宮都市に行くからって出ていったわよね?」
リリアンからそんな声が掛かる。
「そうなんですが、実は、東側の門から出て走っていたら途中で盗賊を発見したので、捕まえてロドスまで運んできました。」
「盗賊…ギルドマスターの所に行きましょうか?」
「……はい。」
アークは仕方ないかと思いながら着いていった。
リリアンがギルドマスターの部屋の扉をノックする。
「入れ!」
「失礼します。」
「リリアンか、どうした?」
「実はアーク君が戻ってきました。」
そう言われたのでアークは中に入る。
「戻ってきた?なんで?」
「東側の門から出て走っていたら途中で盗賊を発見したので捕まえて戻ってきました。
規模は20人で頭は僕が登録に来たときに絡んできたオークです。」
「ブエーンか!あのあとアイツは除名処分になってから、誰も姿を見なくなったと言っていたがまさか、盗賊になっているとはな。」
「あっ!これ、盗賊の受け渡しの証明書です。」
「…わかった。因みに、東側のどの辺りにいたんだ?」
アークは衛兵にしたように地図を見ながら答える。
「まさか、馬車で1日半の距離を数時間程で往復するとはな。」
「その辺りの盗賊は討伐依頼が出てたから、処理しておくわ。」
「とにかく、これで、盗賊討伐の依頼も完了したから正式にAランクの冒険者だな。」
「そうですね。」
「さて、じゃあ、領主邸に報告にいくか!」
「え?なんで?」
「なんでって、Aランク冒険者誕生の報告だよ!」
「そんなこと言ってサボるつもりですよね?」
リリアンから殺気が漏れてきた。
「いや…そ、そんなことはないぞ…」
「貴方が行く必要はありません!」
「は、はい。」
「と言うわけでアーク君!領主様への報告よろしくね!どうせ、屋敷に行くんだから!」
そう言ったリリアンからは嫌とは言わせないと言った感じのオーラが出ていた、気がする。
「は、はい、わかりました("`д´)ゞ」
そんな感じの話が終わり、解散となる、リリアンが盗賊討伐の処理をしてくれた。
そうして、冒険者ギルドをあとにして、領主邸に向かった。
領主邸に着いて、門番に挨拶をすると、ビックリした顔をしていた。
まあ、数時間前に迷宮都市に向かったアークが目の前にいるのだから、わからなくもない。
アークは苦笑いをしながら、中に入っていき、書斎の前に着いた。
扉をノックする。
「…入れ!」
少し間があったか返事があったので扉を開けて中に入る。
「……ど、どうしたんだ?」
ベイグマンはアークを見て驚いている。
「いやぁ、実は………」
アークは戻ってきた経緯を説明した。
「はぁ、そんなことになっていたとは。まあ、とにかく、今日は泊まっていけ。改めて明日出発しろ。北門からな。」
「なんで、北門なんですか?
そんなに、王都の息子に会わせたいんですか?」
「いや、そうではない。」
「では、なぜ?」
「そろそろ社交シーズンだからですわ。それと、ルーセリアを学校に戻しませんと。」
そんなことを言いながらランセリアが部屋に入ってきた。
「ランセリア様、どうしたんですか?」
「どうしたもなにも貴方が戻ってきたと聞いたから来たんです。」
「そ、そうですか。」
ちょっと、怒っているみたいだ。
「と、とにかく、明日、出発だからな。北門から一緒に行って貰うぞ。馬車でな。」
「わ、わかりました。」
「では、そろそろ夕食のようなので行きますわよ。」
そうして、3人は食堂に移動した。
少ししてからルーセリアが来た。
やはり、アークを見て驚いていた。
「アークさん、どうしたのですか?」
「いや、まあ、色々とありまして……」
「まあ、その話は食事の時に話そう。」
「わかりましたわ。」
そうして、4人は食事をしながら、何故、アークがいるのかをルーセリアに説明し、明日改めて出発する事、そして一緒に王都に行くことを話した。
ルーセリアは嬉しそうだった。
食事が終わり部屋に戻ってきたアークと瑠璃は明日以降のことを話していた。
「結局、王都に行くんだね。」
「ああ、仕方ないさ。
瑠璃はルーセリアを守って上げてね。たぶん、俺から奪われるから。」
「う、うん。わかったよ。」
「さて、もう、寝るか。
おやすみ瑠璃。」
「おやすみ、アーク。」
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