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本編
18話 神々の世界
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「ふふっ、空狐とはね、
3,000歳を超え、神通力を自在に操れる最強の大神狐。
天狐から、さらに2,000年という長い年月を生きた善狐が空狐に成るといわれているのよ。
地球ではね。詳しくは調べて。
本来、空狐と九尾の狐は別物なんだけどね、この子は特別みたいで。」
「母様とお別れ?」
「あら、瑠璃ちゃん、お別れだなんて、違うわよ。
アークと一緒に旅をしてきて。
旅が終わったらどんな旅をしたのか聞かせてね。」
「よろしくね、瑠璃ちゃん!」
「よろしくね、アーク!」
「こんなところかしら、あと、何かある?」
「瑠璃ちゃんの好物は?」
「何でも食べるけど、やっぱり、いなり寿司には凄く反応するわね。」
ピョコッ
「ほらね」
「こっちの世界に米あるのかなぁ?」
「あら、あるはずよ。
地球を元にしてガイアが世界を作ったから、食べ物は呼び方とか同じだったでしょ?」
「たしかに、なら、探すしかないな。
あっ!炊飯器欲しい。」
「炊飯器か……よしわかったわ。
魔道具にすると盗まれたら大変ね。
よし!神器にしちゃおう!
はい、炊飯器ね。それと、音楽はスキルにしちゃいましょうか。」
顎に指を当てて考えたり、指をならして神器を作ったりしている姿を見て、アークはときめいていた、見た目が幼い感じで黒髪のロングヘアーは幼女趣味のアークとしては、ドストライクである。
いや、幼女趣味でなくても、ドキドキしてしまうだろう。
「ん?どうしたの?顔が赤いよ?」
天照大神の顔が近づいて来る。
「な、何でもない。
ところで、瑠璃ちゃんと向こうに行って大丈夫なんですか?
向こうの人からしたらいきなり、瑠璃ちゃんが現れることにな、なりますよね?」
「まあ、ガイアの像が光ってるから神獣だと思ってくれるわよ。
実際に神獣だし!」
「イエェェェェェェェイ」
まだ、やってるよこのクソジジイめ!
「あっ!そうそう。日本の鍛冶の神から刀の製作に関する知識を預かっているわ。」
そう言っておでこに触れる。
アークは驚いて更に顔が赤くなる。
「それと、これ。」
「これは、神棚?」
「正解!定住先を見つけるまではたまにでいいからお供えよろしくね。」
「ワインとかエールとかしか無いと思いますよ?
味の方も美味しいかどうか……」
「ふふっ無理に敬語は使わなくて良いわよ。
その気になれば考えを読むことが出来るから。
たまには他の世界のものも良いかと思ってね。」
「わかった。まあ、定住して日本酒とか作れるようになったらそれをお供えするから。」
「ありがとう。
さて、あんまり長いこといると大変だからそろそろ行った方が良いわね。」
そう、促されて神棚を無限収納にしまうアーク。
すると、身体が光り始めた。
「バイバイ。また、来てね。
瑠璃ちゃんもね。
あっ!因みに瑠璃ちゃんは女の子だからね。」
「はい、わかりました。
絶対に会いに来ます。」
「キューン!!」
視界が真っ白になり目を開けると教会に戻っていた。
「キューン!!」
そんな声のした方を見ると瑠璃ちゃんがいた。
「ふふっ、じゃあ、宿に行くか。」
「キューン!!」
アークはいくらか、お布施をして教会を後にする。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
アークが去った後の神界では、
人の子にあそこまで純粋な好意を向けられるとはね。
にこやかな笑みを浮かべていた。
だが、ふと能面のような顔になった。
「さて、……ガイア!!!」
殺気と怒気が出てガイアに向けられる。
先程は、アークが居たためかなり手加減していたようだ。
あまりにも強すぎる殺気と怒気でガイアが喋れなくなっている。
「ガイア!!!洗いざらい吐いて貰おうか!!!」
「ひぃぃぃぃぃぃ!!」
バキッ ドカッ ボコッ
様々な音が響いていた……
天照大神は地球の神の1人、ガイアは創造神だが、世界の規模が違う為、神としての格は天地の差があった。
故に、一方的な蹂躙になるわけだが、
他の神達はそんな蹂躙劇を恐々としながら見ていただけであった。
==============================
進んだようで進んでない?
3歩進んで2歩下がるの状態?
3,000歳を超え、神通力を自在に操れる最強の大神狐。
天狐から、さらに2,000年という長い年月を生きた善狐が空狐に成るといわれているのよ。
地球ではね。詳しくは調べて。
本来、空狐と九尾の狐は別物なんだけどね、この子は特別みたいで。」
「母様とお別れ?」
「あら、瑠璃ちゃん、お別れだなんて、違うわよ。
アークと一緒に旅をしてきて。
旅が終わったらどんな旅をしたのか聞かせてね。」
「よろしくね、瑠璃ちゃん!」
「よろしくね、アーク!」
「こんなところかしら、あと、何かある?」
「瑠璃ちゃんの好物は?」
「何でも食べるけど、やっぱり、いなり寿司には凄く反応するわね。」
ピョコッ
「ほらね」
「こっちの世界に米あるのかなぁ?」
「あら、あるはずよ。
地球を元にしてガイアが世界を作ったから、食べ物は呼び方とか同じだったでしょ?」
「たしかに、なら、探すしかないな。
あっ!炊飯器欲しい。」
「炊飯器か……よしわかったわ。
魔道具にすると盗まれたら大変ね。
よし!神器にしちゃおう!
はい、炊飯器ね。それと、音楽はスキルにしちゃいましょうか。」
顎に指を当てて考えたり、指をならして神器を作ったりしている姿を見て、アークはときめいていた、見た目が幼い感じで黒髪のロングヘアーは幼女趣味のアークとしては、ドストライクである。
いや、幼女趣味でなくても、ドキドキしてしまうだろう。
「ん?どうしたの?顔が赤いよ?」
天照大神の顔が近づいて来る。
「な、何でもない。
ところで、瑠璃ちゃんと向こうに行って大丈夫なんですか?
向こうの人からしたらいきなり、瑠璃ちゃんが現れることにな、なりますよね?」
「まあ、ガイアの像が光ってるから神獣だと思ってくれるわよ。
実際に神獣だし!」
「イエェェェェェェェイ」
まだ、やってるよこのクソジジイめ!
「あっ!そうそう。日本の鍛冶の神から刀の製作に関する知識を預かっているわ。」
そう言っておでこに触れる。
アークは驚いて更に顔が赤くなる。
「それと、これ。」
「これは、神棚?」
「正解!定住先を見つけるまではたまにでいいからお供えよろしくね。」
「ワインとかエールとかしか無いと思いますよ?
味の方も美味しいかどうか……」
「ふふっ無理に敬語は使わなくて良いわよ。
その気になれば考えを読むことが出来るから。
たまには他の世界のものも良いかと思ってね。」
「わかった。まあ、定住して日本酒とか作れるようになったらそれをお供えするから。」
「ありがとう。
さて、あんまり長いこといると大変だからそろそろ行った方が良いわね。」
そう、促されて神棚を無限収納にしまうアーク。
すると、身体が光り始めた。
「バイバイ。また、来てね。
瑠璃ちゃんもね。
あっ!因みに瑠璃ちゃんは女の子だからね。」
「はい、わかりました。
絶対に会いに来ます。」
「キューン!!」
視界が真っ白になり目を開けると教会に戻っていた。
「キューン!!」
そんな声のした方を見ると瑠璃ちゃんがいた。
「ふふっ、じゃあ、宿に行くか。」
「キューン!!」
アークはいくらか、お布施をして教会を後にする。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
アークが去った後の神界では、
人の子にあそこまで純粋な好意を向けられるとはね。
にこやかな笑みを浮かべていた。
だが、ふと能面のような顔になった。
「さて、……ガイア!!!」
殺気と怒気が出てガイアに向けられる。
先程は、アークが居たためかなり手加減していたようだ。
あまりにも強すぎる殺気と怒気でガイアが喋れなくなっている。
「ガイア!!!洗いざらい吐いて貰おうか!!!」
「ひぃぃぃぃぃぃ!!」
バキッ ドカッ ボコッ
様々な音が響いていた……
天照大神は地球の神の1人、ガイアは創造神だが、世界の規模が違う為、神としての格は天地の差があった。
故に、一方的な蹂躙になるわけだが、
他の神達はそんな蹂躙劇を恐々としながら見ていただけであった。
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進んだようで進んでない?
3歩進んで2歩下がるの状態?
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