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本編
6話 冒険者ギルド③
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会議室を出たアークは受付へ行き先程の女性に声を掛ける。
「あのぅ、すみません。」
「はい!何でしょうか?」
声を掛けられた女性はこちらを見た。
「あら、さっきの子ね。」
「ギルドマスターがカードを受け取ってこいって言ってたんで取りに来ました。」
「ちょっと待ってね。
あとはギルドマスターの確認と承認が必要だから。」
そう言って受付の女性は奥に行ってしまった。
少しして戻ってきた。
「お待たせしました。
こちらがあなたのギルドカードになります。」
そして、金色の名刺サイズのカードを渡された。
表には先程書いた情報が書いてある。
「ギルドカードは基本的にこの鎖で首から下げる等をして肌身離さず携帯してください。
紛失した場合は再発行に銀貨10枚掛かりますので気を付けてください。
ギルドカードには受けた依頼の総数と達成した依頼の数が書かれますので。
それとギルドカードはランクに応じて材質が違います。
F,Eは鉄、D,Cは銅、Bは銀、Aは金、S以上は白金になります。
それとギルドマスターからは何か説明されましたか?」
「ランクの種類の説明だけは受けましたよ。」
「なら、その説明は省きますね。
基本的に冒険者ギルドは何処の国にも肩入れしない中立の組織で各国の王都等に本部があります。
ああ、ランクについてですが、Cランク以上は緊急依頼等が発生した場合は強制参加になりますのでご注意ください。
依頼の受け方ですが、指名依頼、通常依頼、常設依頼があります。
あちらのボードに依頼票が貼ってあるので受けたい依頼を受付に持ってきてください。それが通常依頼です。
常設依頼はゴブリンの討伐などですねゴブリンの討伐証明は魔石になりますので、そちらを持ってきて頂ければ処理します。
指名依頼はCランク以上になるとギルド、領主、商人等から指名依頼が来るときがあります。
人によっては依頼の総数と達成依頼数の提示を求められることがありますよ。」
「わかりました。
あ!そう言えばゴブリンの魔石を10個買取お願いします。」
「ゴブリンの魔石は1個銅貨2枚になりますので大銅貨2枚ですね。」
「ありがとうございます。えっと…」
「ああ、私は、リリアンと申します。」
「ありがとうございます。リリアンさん。」
「細かい規約はその都度確認して頂ければと思います。」
「わかりました。今日は色々あったので依頼は受けないのでそろそろ宿を探しに行っちゃいますね。」
「宿ならここから出て左に真っ直ぐ行ったらありますよ。
また、明日来てください。」
そう言って冒険者ギルドを後にする。
リリアンから言われたように左に真っ直ぐ行くと宿を見つけた。
扉を開けて中に入ると
「いらっしゃい、泊まりかい?それとも食事かい?」
「えっと両方ですね。」
「そうかい、一泊、銅貨2枚で食事は別だよ。」
「とりあえず5日分で。」
そう言いながら大銅貨1枚を渡す。
「わかった。あんた、計算早いね。
台帳に名前を書いてくれ。」
アークは言われた通りに台帳に名前を書く。
「これが鍵だよ。2階の手前の部屋だ。出掛けるときは鍵を受け付けに預けてくれ。」
そう言って受付のおばさんは鍵をくれた。
「食事はすぐに出来ますか?」
「ああ、大丈夫だよ。適当に座っとくれ。」
席に座るアーク
「何がいい?と言ってもそんなに種類無いけどね。」
「スープとパンとウルフのステーキで。」
しばらくして、料理が運ばれてきた
「はいよ。銅貨3枚だね」
アークは銅貨を払い料理を受けとる。
そして、食べると
「う、薄い(´-ω-`)
ってか塩味だけかぁ」
現代の様々な味を食べなれている元日本人にとっては辛いだろう。
「ごちそうさま。」
食べ終わったアークは部屋に戻る
「はぁ、色々あったなぁ、今日1日でだいぶ疲れたよ。」
部屋に入り鍵を閉めてそう言いながらベッドに倒れ込む
そして、明日は何をしようか等と考えながらいつの間にか寝てしまった。
「あのぅ、すみません。」
「はい!何でしょうか?」
声を掛けられた女性はこちらを見た。
「あら、さっきの子ね。」
「ギルドマスターがカードを受け取ってこいって言ってたんで取りに来ました。」
「ちょっと待ってね。
あとはギルドマスターの確認と承認が必要だから。」
そう言って受付の女性は奥に行ってしまった。
少しして戻ってきた。
「お待たせしました。
こちらがあなたのギルドカードになります。」
そして、金色の名刺サイズのカードを渡された。
表には先程書いた情報が書いてある。
「ギルドカードは基本的にこの鎖で首から下げる等をして肌身離さず携帯してください。
紛失した場合は再発行に銀貨10枚掛かりますので気を付けてください。
ギルドカードには受けた依頼の総数と達成した依頼の数が書かれますので。
それとギルドカードはランクに応じて材質が違います。
F,Eは鉄、D,Cは銅、Bは銀、Aは金、S以上は白金になります。
それとギルドマスターからは何か説明されましたか?」
「ランクの種類の説明だけは受けましたよ。」
「なら、その説明は省きますね。
基本的に冒険者ギルドは何処の国にも肩入れしない中立の組織で各国の王都等に本部があります。
ああ、ランクについてですが、Cランク以上は緊急依頼等が発生した場合は強制参加になりますのでご注意ください。
依頼の受け方ですが、指名依頼、通常依頼、常設依頼があります。
あちらのボードに依頼票が貼ってあるので受けたい依頼を受付に持ってきてください。それが通常依頼です。
常設依頼はゴブリンの討伐などですねゴブリンの討伐証明は魔石になりますので、そちらを持ってきて頂ければ処理します。
指名依頼はCランク以上になるとギルド、領主、商人等から指名依頼が来るときがあります。
人によっては依頼の総数と達成依頼数の提示を求められることがありますよ。」
「わかりました。
あ!そう言えばゴブリンの魔石を10個買取お願いします。」
「ゴブリンの魔石は1個銅貨2枚になりますので大銅貨2枚ですね。」
「ありがとうございます。えっと…」
「ああ、私は、リリアンと申します。」
「ありがとうございます。リリアンさん。」
「細かい規約はその都度確認して頂ければと思います。」
「わかりました。今日は色々あったので依頼は受けないのでそろそろ宿を探しに行っちゃいますね。」
「宿ならここから出て左に真っ直ぐ行ったらありますよ。
また、明日来てください。」
そう言って冒険者ギルドを後にする。
リリアンから言われたように左に真っ直ぐ行くと宿を見つけた。
扉を開けて中に入ると
「いらっしゃい、泊まりかい?それとも食事かい?」
「えっと両方ですね。」
「そうかい、一泊、銅貨2枚で食事は別だよ。」
「とりあえず5日分で。」
そう言いながら大銅貨1枚を渡す。
「わかった。あんた、計算早いね。
台帳に名前を書いてくれ。」
アークは言われた通りに台帳に名前を書く。
「これが鍵だよ。2階の手前の部屋だ。出掛けるときは鍵を受け付けに預けてくれ。」
そう言って受付のおばさんは鍵をくれた。
「食事はすぐに出来ますか?」
「ああ、大丈夫だよ。適当に座っとくれ。」
席に座るアーク
「何がいい?と言ってもそんなに種類無いけどね。」
「スープとパンとウルフのステーキで。」
しばらくして、料理が運ばれてきた
「はいよ。銅貨3枚だね」
アークは銅貨を払い料理を受けとる。
そして、食べると
「う、薄い(´-ω-`)
ってか塩味だけかぁ」
現代の様々な味を食べなれている元日本人にとっては辛いだろう。
「ごちそうさま。」
食べ終わったアークは部屋に戻る
「はぁ、色々あったなぁ、今日1日でだいぶ疲れたよ。」
部屋に入り鍵を閉めてそう言いながらベッドに倒れ込む
そして、明日は何をしようか等と考えながらいつの間にか寝てしまった。
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