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本編
5話 冒険者ギルド②
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「そこに座れ!」
奥の会議室の様な場所に来たアークは塾長に促されてソファに座る。
「俺は冒険者ギルド、ロドス支部のギルドマスターのゴアンだ。」
「アークです。」
「すまなかった。」
そう言って頭を下げる塾長、いやゴアン
「お前さんが倒したヤツはブエーンと言う、あんなんでもDランクの冒険者だ。」
「Dランク?」
「ランクがわからんか?」
「そう言う話をする前に絡まれたので。」
「そうか、なら、説明するが、あんなことがあったが、まだ、冒険者になるつもりはあるか?」
「はい!大丈夫です!」
異世界と言ったら冒険者だからね!
「わかった。
それでランクなんだがな下はFから上はSSランクまである、F,Eランクは見習い、Dランクは一般、Cランクは熟練者、Bランクは一流、Aランクは超一流、Sランク以上は総じて化物と一般的に言われている。
ランクに応じた難易度の魔物の討伐、盗賊の討伐、商人等の護衛依頼を受けている。」
「なるほど。」
「そして、お前さんに絡んだブエーンは一般冒険者と言われているDランクだ。
だが、ヤツは素行が悪くて今までも新人冒険者に絡んだりして散々注意はしていて、今度やったら除名って言ってあったんだ。
特に今回は登録前の一般人に絡んだからな。」
「はぁ、そうですか。」
「まあ、能力的には一般人ではなくてAランク以上はありそうだがな。」
「はは、まあ、それほどでも…」
「と言う訳でお前さんはAランクとして登録するからな。」
「ええ!いきなり?
Fランクからで良いんですけど。」
「Dランクを一撃で倒すヤツをFランクに出来るわけがないだろ?
しかもかなり手加減してたようだしな。」
「………」
かなりの人数に見られていたのでなにも言い返せない。
「本来Cランク以上に上がるには盗賊の討伐が出来ないと駄目なんだがこの辺りに盗賊はいないから盗賊がいるところに行ったときに受けられるようにギルドカードに登録しとくから。」
「そんなことが出来るんですか?」
「ああ、ギルドマスター以上じゃないと見れないようになってるがな。
連絡事項とかが他のギルドマスターに見られていないと受け付けでもその事がわかるようにはなっている。
と、そうだ登録用紙に必要事項を書いてくれ。」
そう言って1枚の紙を渡してくる。
「あ!そう言えば書いてないや。」
いきなり色々あったからなぁ。
【名前】アーク
【年齢】15 【性別】男
【スキル】剣術 体術 魔法(火,水,土,風)
【戦闘様式】前衛 中衛 後衛
必要事項を書いていき戦闘様式の部分は中衛に○を書いておいた。
そして、記入漏れがないかを確認しギルドマスターに渡す。
登録用紙を受け取ったギルドマスターは用紙を確認していた。
「ほう、体術だけじゃなく剣術に魔法までしかも4属性も!
お前さん、剣術と書いてる割には剣を持ってないようだが?」
「ここに来るとちゅうにゴブリン10匹と戦ったら壊れちゃって。」
微妙な嘘を混ぜながら話す。
「なに?ゴブリン10匹?それどこにいた?」
「城塞都市と交易都市の間の街道です!」
「あそこは普段4,5匹ぐらいしかいないはずだが一気に10匹も……」
「商人のマイクさんがゴブリンから逃げてるときに挟み撃ちにあったって言ってましたよ。」
「なに?わかった。
おい!誰かいるか!?」
入口に向かって叫ぶギルドマスター
「お呼びでしょうか?」
先程の受け付けにいた女性が入ってきた。
「坊主の登録用紙だ。処理を頼む。
それと城塞都市と交易都市の間の街道でゴブリンが10匹も出たらしい。
詳しいことを商人のマイクに聞いて来るように使いを出してくれ。店にいるはずだ。」
それを聞いた女性が慌てて出ていった。
「あの?ゴブリンが10匹ってそんなに慌てることですか?」
「あの街道は馬車で1日あれば行き来ができるからな定期的に兵士が見回りしたりでゴブリン等は間引きをしているんだ。
だけど、一気にその数が出たってことは近くの森から溢れてきてるかもしれないってことだよ。」
「なるほど、わかりました。」
「あとはこちらで調べるから、受付に行ってカードを受け取ってこい。」
そしてお互いに席を立ち会議室を後にした。
============================
冒険者ギルドの話が意外と長いまだ終わらなかったよ(´-ω-`)
まだ宿も探してないのに(´-ω-`)
奥の会議室の様な場所に来たアークは塾長に促されてソファに座る。
「俺は冒険者ギルド、ロドス支部のギルドマスターのゴアンだ。」
「アークです。」
「すまなかった。」
そう言って頭を下げる塾長、いやゴアン
「お前さんが倒したヤツはブエーンと言う、あんなんでもDランクの冒険者だ。」
「Dランク?」
「ランクがわからんか?」
「そう言う話をする前に絡まれたので。」
「そうか、なら、説明するが、あんなことがあったが、まだ、冒険者になるつもりはあるか?」
「はい!大丈夫です!」
異世界と言ったら冒険者だからね!
「わかった。
それでランクなんだがな下はFから上はSSランクまである、F,Eランクは見習い、Dランクは一般、Cランクは熟練者、Bランクは一流、Aランクは超一流、Sランク以上は総じて化物と一般的に言われている。
ランクに応じた難易度の魔物の討伐、盗賊の討伐、商人等の護衛依頼を受けている。」
「なるほど。」
「そして、お前さんに絡んだブエーンは一般冒険者と言われているDランクだ。
だが、ヤツは素行が悪くて今までも新人冒険者に絡んだりして散々注意はしていて、今度やったら除名って言ってあったんだ。
特に今回は登録前の一般人に絡んだからな。」
「はぁ、そうですか。」
「まあ、能力的には一般人ではなくてAランク以上はありそうだがな。」
「はは、まあ、それほどでも…」
「と言う訳でお前さんはAランクとして登録するからな。」
「ええ!いきなり?
Fランクからで良いんですけど。」
「Dランクを一撃で倒すヤツをFランクに出来るわけがないだろ?
しかもかなり手加減してたようだしな。」
「………」
かなりの人数に見られていたのでなにも言い返せない。
「本来Cランク以上に上がるには盗賊の討伐が出来ないと駄目なんだがこの辺りに盗賊はいないから盗賊がいるところに行ったときに受けられるようにギルドカードに登録しとくから。」
「そんなことが出来るんですか?」
「ああ、ギルドマスター以上じゃないと見れないようになってるがな。
連絡事項とかが他のギルドマスターに見られていないと受け付けでもその事がわかるようにはなっている。
と、そうだ登録用紙に必要事項を書いてくれ。」
そう言って1枚の紙を渡してくる。
「あ!そう言えば書いてないや。」
いきなり色々あったからなぁ。
【名前】アーク
【年齢】15 【性別】男
【スキル】剣術 体術 魔法(火,水,土,風)
【戦闘様式】前衛 中衛 後衛
必要事項を書いていき戦闘様式の部分は中衛に○を書いておいた。
そして、記入漏れがないかを確認しギルドマスターに渡す。
登録用紙を受け取ったギルドマスターは用紙を確認していた。
「ほう、体術だけじゃなく剣術に魔法までしかも4属性も!
お前さん、剣術と書いてる割には剣を持ってないようだが?」
「ここに来るとちゅうにゴブリン10匹と戦ったら壊れちゃって。」
微妙な嘘を混ぜながら話す。
「なに?ゴブリン10匹?それどこにいた?」
「城塞都市と交易都市の間の街道です!」
「あそこは普段4,5匹ぐらいしかいないはずだが一気に10匹も……」
「商人のマイクさんがゴブリンから逃げてるときに挟み撃ちにあったって言ってましたよ。」
「なに?わかった。
おい!誰かいるか!?」
入口に向かって叫ぶギルドマスター
「お呼びでしょうか?」
先程の受け付けにいた女性が入ってきた。
「坊主の登録用紙だ。処理を頼む。
それと城塞都市と交易都市の間の街道でゴブリンが10匹も出たらしい。
詳しいことを商人のマイクに聞いて来るように使いを出してくれ。店にいるはずだ。」
それを聞いた女性が慌てて出ていった。
「あの?ゴブリンが10匹ってそんなに慌てることですか?」
「あの街道は馬車で1日あれば行き来ができるからな定期的に兵士が見回りしたりでゴブリン等は間引きをしているんだ。
だけど、一気にその数が出たってことは近くの森から溢れてきてるかもしれないってことだよ。」
「なるほど、わかりました。」
「あとはこちらで調べるから、受付に行ってカードを受け取ってこい。」
そしてお互いに席を立ち会議室を後にした。
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冒険者ギルドの話が意外と長いまだ終わらなかったよ(´-ω-`)
まだ宿も探してないのに(´-ω-`)
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