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短編的なの書こうかなの章
閑話5-1 探偵と怪盗
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「怪盗からの予告状?」
「そうなんです!これを見て下さい!」
時夫とルミィ、そしてイーナが一緒に饅頭屋で新たな商品開発を試行錯誤していると、最近お馴染みの王都警察署のモルガー刑事が相談に来たのだ。
そしてシャレ乙なカードを見せてくれた。
『ウサギの月の七つ目の夜重なり合う頃にドラゴンの心を奪いに行きます――怪盗⭐︎タコネズミ』
ウサギの月というのは普通に今月のことだろう。
「重なり合うっていうのは?」
時夫の疑問にはルミィが答えてくれる。
「二つの月が重なる時間のことでしょうね」
「……つまりそれを計算できるだけの学のある人物ってことか」
この世界の二つの月は少し大きさと一周する時間が異なるので、日によっては片方しか見えない事もある。
二つの月が両方綺麗に満月だと魔獣が増えるなんて言う人もいるが、それは流石に眉唾だ。
「ほほう……トキタさんも推理が出来るんですね!流石拷問探偵ルミィ様の相棒だ!」
モルガー刑事が手放しに褒めてくれるが、そもそもルミィは推理とかして無い。
それともこの世界では薬や暴力も推理に含むと言うのか?
推理という言葉の持つ包容力半端ねぇ。
「しかし……タコネズミか。
前にも聞いたなぁ。あのスフィンク……じゃなくて人面大猫だっけかのクイズでも。
タコネズミって何?」
「トキオはそんな事も知らないんですか?
タコネズミは伝説上の生き物ですよ!」
ルミィの説明を纏めると自分の手足を食ったりしながら人々を襲うヤバい奴らしい。
でも、伝説っていうからには実在はしないんだろうな。
良かった良かった。
「つまりはこの怪盗もヤバい奴だと自称してるのか。ヤバいな。
で、ルミィの拷問でなんとかしてほしいって話か」
拷問の前に先ずは捕まえるところからだな。
ルミィは機動力が国内どころか世界一らしい上に、アルマのボーナスで飛行距離も上がり続けてダントツだ。
相手は地下にでも身を潜めるしか無いんじゃ無いかな。
「それがですね……怪盗がこれまで捕まらなかった理由なんですが、なんと空を飛ぶんですよ!」
「何ですって!!」
ルミィがガタンと椅子を蹴倒して立ち上がる。
飛行魔法はルミィにとってはアイデンティティだ。
ライバル出現に気色ばむ。
杖による飛行はルミィの専売特許では無いが、他の空を飛べる風の魔法使いの能力では戦闘に利用するのが難しい。
そもそも使用方法が極めて限定的になってしまう程に短距離しか飛べない人が多いのだ。
そこそこ長距離飛べる人もいるが、その速度はルミィと比べると断然に劣る。
その為に普通は戦闘ではなく、上空からの偵察、監視のために使われるらしい。
時夫がこれまでに見た、ルミィ以外の飛んでいる奴らはビックリするほど低速だった。
そして、あんまりのんびりな速度のまま上空に行くと、空を飛ぶ魔獣に狙わる危険がある。
その上で――ルミィ以外の奴は――たまにバランスを崩してグルグル回転して落下してしまう事があるそうだ。
だから基本は低空でしか活動しないらしいし、いざ落下した時に地面激突から魔道具なんかで守ってもらう為に、飛ぶ時は安全面を考えて仲間数人と行動するのが半分規則のようなものだそうだ。
…………だからこそ、三人乗りでもバランスを崩さない技術を持ち、魔物に負けない速度で超高高度を飛び回り、自由落下と共に敵陣に突っ込んでいたルミィが戦争で比類なき活躍を出来ていたのだ。
空を飛ぶ魔法は、そもそも習得にはかなりの時間を要するので、他の技の習得に時間を割くのが難しくなる。
なのに色々出来るルミィは実は天才とかいう奴の様だった。
つまり、その相棒である時夫は天才と同格なので、ほぼ天才と言っても過言ではない。
要するにそういう事なのだ。
で、色々と思考があちこちに飛んだが、そんな特別な魔法を怪盗とやらは使っているのだ。警察から逃げるのに。
「空は私のモノ!カトンボは叩き落としてやる!」
ルミィが勝手なことを言っている。
ルミィの空にかける想いは狂気に満ちていた。
「カトンボ……?カトンボって言ったかしら?」
フルーツ大福モドキを一人黙々と食べていたイーナが虫の名前に反応した。
この虫殺しの勇者は、そのうちこの世界の虫を殺戮し過ぎて生態系を破壊しそうだ。
「普通の速度の飛行魔法なら、鉄砲とかで撃ち落とせるんじゃ?」
この世界の魔道具の鉄砲は発射されるのが魔法なので反動が少なくて扱いやすいらしい。
自動翻訳で鉄砲だけど、鉄はあんまり関係なさそうだ。形状は割と似ている。
「それがあっという間に空高く飛び上がるとか……」
モルガー刑事はお茶を濃いめの啜りながら答えてくれる。
「……怪盗は単独なんですよね?」
「ああ……そうなんだ」
何てこった。
ルミィ以外の飛行魔法使いの定石を覆す存在だ。
単なる命知らずなだけかも知れないが。
ルミィはグギギギギ……と歯軋りしている。
ルミィだけの高高度強襲使いなど許さないのだろう。
「安心してルミィちゃん。私とルミィちゃんの力が合わされば敵なんていないわ」
そうなのだ。
イーナが杖に一緒に乗って数十の光線を撃ち出せば大抵の敵は倒せそうなのだ。
イーナは小柄で軽いから、杖に乗せた時の負荷も軽い。
因みに時夫がルミィとタッグを組んだら、上空からのスライム爆撃が多分最強最悪だと思う。
燃料スライムと火炎スライムをばら撒いたら広範囲に地獄を生み出せる。
女子二人でライバルを消し炭にする計画を話し出してるので、そちらは放置して時夫がモルガー刑事に話を聞く。
「それでドラゴンの心というのは……?」
「世界最大の炎の魔石です。
博物館に特別に展示するのですが……」
「なるほど……わかりました。
とりあえず女子達がヤル気なので任せてください」
かくして拷問探偵ルミィと怪盗⭐︎タコネズミとの戦いが幕を開けた!
「そうなんです!これを見て下さい!」
時夫とルミィ、そしてイーナが一緒に饅頭屋で新たな商品開発を試行錯誤していると、最近お馴染みの王都警察署のモルガー刑事が相談に来たのだ。
そしてシャレ乙なカードを見せてくれた。
『ウサギの月の七つ目の夜重なり合う頃にドラゴンの心を奪いに行きます――怪盗⭐︎タコネズミ』
ウサギの月というのは普通に今月のことだろう。
「重なり合うっていうのは?」
時夫の疑問にはルミィが答えてくれる。
「二つの月が重なる時間のことでしょうね」
「……つまりそれを計算できるだけの学のある人物ってことか」
この世界の二つの月は少し大きさと一周する時間が異なるので、日によっては片方しか見えない事もある。
二つの月が両方綺麗に満月だと魔獣が増えるなんて言う人もいるが、それは流石に眉唾だ。
「ほほう……トキタさんも推理が出来るんですね!流石拷問探偵ルミィ様の相棒だ!」
モルガー刑事が手放しに褒めてくれるが、そもそもルミィは推理とかして無い。
それともこの世界では薬や暴力も推理に含むと言うのか?
推理という言葉の持つ包容力半端ねぇ。
「しかし……タコネズミか。
前にも聞いたなぁ。あのスフィンク……じゃなくて人面大猫だっけかのクイズでも。
タコネズミって何?」
「トキオはそんな事も知らないんですか?
タコネズミは伝説上の生き物ですよ!」
ルミィの説明を纏めると自分の手足を食ったりしながら人々を襲うヤバい奴らしい。
でも、伝説っていうからには実在はしないんだろうな。
良かった良かった。
「つまりはこの怪盗もヤバい奴だと自称してるのか。ヤバいな。
で、ルミィの拷問でなんとかしてほしいって話か」
拷問の前に先ずは捕まえるところからだな。
ルミィは機動力が国内どころか世界一らしい上に、アルマのボーナスで飛行距離も上がり続けてダントツだ。
相手は地下にでも身を潜めるしか無いんじゃ無いかな。
「それがですね……怪盗がこれまで捕まらなかった理由なんですが、なんと空を飛ぶんですよ!」
「何ですって!!」
ルミィがガタンと椅子を蹴倒して立ち上がる。
飛行魔法はルミィにとってはアイデンティティだ。
ライバル出現に気色ばむ。
杖による飛行はルミィの専売特許では無いが、他の空を飛べる風の魔法使いの能力では戦闘に利用するのが難しい。
そもそも使用方法が極めて限定的になってしまう程に短距離しか飛べない人が多いのだ。
そこそこ長距離飛べる人もいるが、その速度はルミィと比べると断然に劣る。
その為に普通は戦闘ではなく、上空からの偵察、監視のために使われるらしい。
時夫がこれまでに見た、ルミィ以外の飛んでいる奴らはビックリするほど低速だった。
そして、あんまりのんびりな速度のまま上空に行くと、空を飛ぶ魔獣に狙わる危険がある。
その上で――ルミィ以外の奴は――たまにバランスを崩してグルグル回転して落下してしまう事があるそうだ。
だから基本は低空でしか活動しないらしいし、いざ落下した時に地面激突から魔道具なんかで守ってもらう為に、飛ぶ時は安全面を考えて仲間数人と行動するのが半分規則のようなものだそうだ。
…………だからこそ、三人乗りでもバランスを崩さない技術を持ち、魔物に負けない速度で超高高度を飛び回り、自由落下と共に敵陣に突っ込んでいたルミィが戦争で比類なき活躍を出来ていたのだ。
空を飛ぶ魔法は、そもそも習得にはかなりの時間を要するので、他の技の習得に時間を割くのが難しくなる。
なのに色々出来るルミィは実は天才とかいう奴の様だった。
つまり、その相棒である時夫は天才と同格なので、ほぼ天才と言っても過言ではない。
要するにそういう事なのだ。
で、色々と思考があちこちに飛んだが、そんな特別な魔法を怪盗とやらは使っているのだ。警察から逃げるのに。
「空は私のモノ!カトンボは叩き落としてやる!」
ルミィが勝手なことを言っている。
ルミィの空にかける想いは狂気に満ちていた。
「カトンボ……?カトンボって言ったかしら?」
フルーツ大福モドキを一人黙々と食べていたイーナが虫の名前に反応した。
この虫殺しの勇者は、そのうちこの世界の虫を殺戮し過ぎて生態系を破壊しそうだ。
「普通の速度の飛行魔法なら、鉄砲とかで撃ち落とせるんじゃ?」
この世界の魔道具の鉄砲は発射されるのが魔法なので反動が少なくて扱いやすいらしい。
自動翻訳で鉄砲だけど、鉄はあんまり関係なさそうだ。形状は割と似ている。
「それがあっという間に空高く飛び上がるとか……」
モルガー刑事はお茶を濃いめの啜りながら答えてくれる。
「……怪盗は単独なんですよね?」
「ああ……そうなんだ」
何てこった。
ルミィ以外の飛行魔法使いの定石を覆す存在だ。
単なる命知らずなだけかも知れないが。
ルミィはグギギギギ……と歯軋りしている。
ルミィだけの高高度強襲使いなど許さないのだろう。
「安心してルミィちゃん。私とルミィちゃんの力が合わされば敵なんていないわ」
そうなのだ。
イーナが杖に一緒に乗って数十の光線を撃ち出せば大抵の敵は倒せそうなのだ。
イーナは小柄で軽いから、杖に乗せた時の負荷も軽い。
因みに時夫がルミィとタッグを組んだら、上空からのスライム爆撃が多分最強最悪だと思う。
燃料スライムと火炎スライムをばら撒いたら広範囲に地獄を生み出せる。
女子二人でライバルを消し炭にする計画を話し出してるので、そちらは放置して時夫がモルガー刑事に話を聞く。
「それでドラゴンの心というのは……?」
「世界最大の炎の魔石です。
博物館に特別に展示するのですが……」
「なるほど……わかりました。
とりあえず女子達がヤル気なので任せてください」
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