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短編的なの書こうかなの章
閑話4 タークとおでかけ
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「え?光るステッキ?欲しいの?何で?」
「……いいから!売ってくれ!」
ターク・ナーデッドが声を押し殺しつつ叫ぶと言う器用な芸等をする。
こいつ最近出現頻度高めな気がするな。
時夫が新たなスライムを求めて冒険者ギルドでスライム討伐依頼を探していると、周囲の冒険者達の様子にビクビクオドオドとしながらタークが話しかけてきたのだ。
モヒカン系冒険者達がタークを揶揄う為か、無駄に舌を伸ばして左右非対称にした変顔でタークをニヤつきながら見つめている。
奴らなりの友好的な歓迎の仕方だが、別の文化圏のタークには伝わらないようだ。
「何で俺のいる場所わかったんだよ」
「フォクシーたんに聞いたんだ。こっちで依頼を確認してるはずだって」
時夫の饅頭屋のフワフワ系白狐店長の名前をこの男の口から聞くと犯罪の予感しかしない。
「何だと?盗撮目的での来店はギルド長とモルガー刑事に通報するぞ?」
時夫の言葉に反応して少し離れたところにいたギルド長が、壁に飾られた巨大な戦闘用のアックスを肩に担いで首をゴキゴキ音を立てながらゆっくりと距離を詰めてきている。
タークの命はもうすぐ尽きる。
「いや!ちゃんと饅頭買ったから!ほら!」
紙袋を見せつけてくるからまあ許してやるか。
ギルド長に目配せして下がってもらう。
「あれはウィルの店の在庫品だよ。
まだあるかどうかは分からないぞ?」
「道具屋のか!店に並んでないから気が付かなかった!」
こいつはウィルの店にも毎日行ってるからなぁ。
目覚まし時計を毎日買うなんて意外と金あるのか?
「よし……情報提供感謝する。では僕は忙しいのでな」
タークはキリッとした顔で立ち去ろうとするが、心配なので時夫もついて行く。
勿論こいつを心配している訳ではない。
ミーシャの心配だ。
「おい、僕は忙しいんだぞ。なんで着いてくるんだ」
「ウルセェ前科持ち!世話になってる人の店を荒らすんじゃない」
時夫とタークは言い合いながら『ウィルの魔道具屋』にやってきた。
「いらっしゃいませ!あ、トキオさん……と、常連さん」
ミーシャが笑顔で出迎えてくれた。
「聞いたか?僕は常連なんだぞ!」
タークは威張るが多分名前が分からなかっただけだと思うぞ。
「なあ、この間蚤の市で売ってた光るステッキまだあるかな?」
「水色が欲しいんだ!」
時夫の言葉にタークが被せてきた。
「ありますよ!この間売れた事で口コミで評判になったので店でも売ろうかって」
店の奥の方から声を聞いてかミーシャの父のウィルが顔を出す。
「お、トキオさんと……常連さん」
「ほらな!僕は常連だ!」
タークがウルセェ。
タークの事は一旦放置する。
「ウィル、水色の光るステッキはある?こいつが欲しいんだって」
「ありますよ!待っててください!」
一旦引っ込んで何故か2本持ってきた。
「日本で50ゴルダで良いですよ。いつもお世話になってますから」
「ほらな!聞いたか?僕が常連だから一本オマケして貰えたんだ!」
タークは大威張りだが、多分命の恩人の時夫にオマケしてくれたんだと思う。
25ゴルダずつ払って光るステッキを手に入れた。気分は魔法少女。
「で、これで遊ぶのか?」
正直使い道がわからない。
お祭りで子供が振り回すためのもんじゃないのか?
「ふふふ……さては知らないのか?アイドルグループ『スライムスレイヤーアフタースクール』を」
「知らん……」
この世界にもアイドルとかあるのか……。
この世界と向こうの世界は妙に同じ部分があるし、やはり古代魔法で変なもん召喚して影響を受けてそうだ。
その技術はもうちょいマシに使って欲しい。
「知らないのか……ニワカだな。
そもそもこの街……いや、この国のアイドルの歴史は……」
何やら長い話になりそうだった。
時夫は口を挟む。
「いや、詳しくは良いけど、これもって応援する感じか。それで水色が応援してるアイドルのイメージカラーなんだよな?」
アイドルには詳しくないが、それくらいは予想がつく。
「う……まあそうだね。
スラスレはまだ出来立てホヤホヤのグループなんだ。
僕が応援して盛り立ててやらないとな。
リーダーのレティちゃんはダンスがキレキレで顔も可愛いし、これからきっと世界に羽ばたくに決まっているんだ!
で、これからイベントがあるから行くんだよ。
暇ならキミも来るといい」
何故かタークは得意げだ。
「ふーん……スライムスレイヤーか。
俺の敵みたいな名前してるな」
時夫の夢はこの世界全てのスライムを我が子とする事だ。
スライムで世界を統一したい。
そして、ライブ会場は小さな半地下の劇場だった。
何やら盛り上がっている。
……どこかで見たような見てないようなモヒカン達がギャンギャン楽器を掻き鳴らしている。
魔獣みたいな雄叫びを上げてるが、喉が潰れないのか心配になる。
「おお……これがスライムスレイヤーか」
時夫は感慨深げに呟く。なんか思ってた方向性と違うな。
「ちがう!この次!」
タークが雄叫びに負けない声量で時夫の隣で叫んだ。
そして、時夫が予測していた方向性の女の子3人グループが現れた。
それこそ魔法少女のような可愛い系のヒラヒラした格好をしている。
真ん中のリーダーらしき水色の髪と瞳の女の子がリーダーのレティちゃんなのだろう。
「…………………………あれ?」
あれは……レティシャ……では?
時夫を目の敵にしているルミィの手下の暴力系メイドでは?
目を擦ってよく見るが、双子の妹とかで無い限りはレティシャで間違い無いと思う。
名前もレティだし。
そして、挨拶が終わって曲が始まると歌って踊り出す。
「…………………………」
あいつアイドルだったのか。
意外とかいうレベルじゃ無いよ。
まじか。ルミィは知ってるのかな?
隣では早速ステッキを光らせて踊り狂うタークがいた。
時夫も真似して踊ることにした。
踊る阿呆に見る阿呆だ。
踊るぜ!
その時、レティことレティシャと目があった。
お、固まってる。
まだ曲は終わってないぞ。
口をパクパクしている。
ふふふ……面白い表情だなぁ。
時夫は隣のタークと息を合わせ、レティのカラーである水色の光を周囲に散らしながら踊り狂った。
後日……。
饅頭屋で店でダラダラ過ごしていると、札束が目の前のテーブルに叩きつけられた。
「これで……黙っていて貰えますね?」
顔を上げるとレティシャが親の仇を見る顔で時夫を見ていた。
悔しそう!
悔しいのう悔しいのう。くくく……。
「別に仕事サボってやってるんじゃ無いなら良く無いか?」
「いいから!お嬢様に言ったら殺しますから!」
足音をドスドス響かせてアイドルさんは立ち去った。
「さて、金は別に要らないんだけどなぁ」
時夫はその金を全額タークに渡し、レティを盛り上げるように依頼した。
タークはこう言うところでは裏切らない気がしたので、細かい指示なんかは言わなかった。
タークとその仲間達は街中の水色の物を買い漁ってレティを応援し、スラスレの名前は少しだけ有名になったらしい。
「……いいから!売ってくれ!」
ターク・ナーデッドが声を押し殺しつつ叫ぶと言う器用な芸等をする。
こいつ最近出現頻度高めな気がするな。
時夫が新たなスライムを求めて冒険者ギルドでスライム討伐依頼を探していると、周囲の冒険者達の様子にビクビクオドオドとしながらタークが話しかけてきたのだ。
モヒカン系冒険者達がタークを揶揄う為か、無駄に舌を伸ばして左右非対称にした変顔でタークをニヤつきながら見つめている。
奴らなりの友好的な歓迎の仕方だが、別の文化圏のタークには伝わらないようだ。
「何で俺のいる場所わかったんだよ」
「フォクシーたんに聞いたんだ。こっちで依頼を確認してるはずだって」
時夫の饅頭屋のフワフワ系白狐店長の名前をこの男の口から聞くと犯罪の予感しかしない。
「何だと?盗撮目的での来店はギルド長とモルガー刑事に通報するぞ?」
時夫の言葉に反応して少し離れたところにいたギルド長が、壁に飾られた巨大な戦闘用のアックスを肩に担いで首をゴキゴキ音を立てながらゆっくりと距離を詰めてきている。
タークの命はもうすぐ尽きる。
「いや!ちゃんと饅頭買ったから!ほら!」
紙袋を見せつけてくるからまあ許してやるか。
ギルド長に目配せして下がってもらう。
「あれはウィルの店の在庫品だよ。
まだあるかどうかは分からないぞ?」
「道具屋のか!店に並んでないから気が付かなかった!」
こいつはウィルの店にも毎日行ってるからなぁ。
目覚まし時計を毎日買うなんて意外と金あるのか?
「よし……情報提供感謝する。では僕は忙しいのでな」
タークはキリッとした顔で立ち去ろうとするが、心配なので時夫もついて行く。
勿論こいつを心配している訳ではない。
ミーシャの心配だ。
「おい、僕は忙しいんだぞ。なんで着いてくるんだ」
「ウルセェ前科持ち!世話になってる人の店を荒らすんじゃない」
時夫とタークは言い合いながら『ウィルの魔道具屋』にやってきた。
「いらっしゃいませ!あ、トキオさん……と、常連さん」
ミーシャが笑顔で出迎えてくれた。
「聞いたか?僕は常連なんだぞ!」
タークは威張るが多分名前が分からなかっただけだと思うぞ。
「なあ、この間蚤の市で売ってた光るステッキまだあるかな?」
「水色が欲しいんだ!」
時夫の言葉にタークが被せてきた。
「ありますよ!この間売れた事で口コミで評判になったので店でも売ろうかって」
店の奥の方から声を聞いてかミーシャの父のウィルが顔を出す。
「お、トキオさんと……常連さん」
「ほらな!僕は常連だ!」
タークがウルセェ。
タークの事は一旦放置する。
「ウィル、水色の光るステッキはある?こいつが欲しいんだって」
「ありますよ!待っててください!」
一旦引っ込んで何故か2本持ってきた。
「日本で50ゴルダで良いですよ。いつもお世話になってますから」
「ほらな!聞いたか?僕が常連だから一本オマケして貰えたんだ!」
タークは大威張りだが、多分命の恩人の時夫にオマケしてくれたんだと思う。
25ゴルダずつ払って光るステッキを手に入れた。気分は魔法少女。
「で、これで遊ぶのか?」
正直使い道がわからない。
お祭りで子供が振り回すためのもんじゃないのか?
「ふふふ……さては知らないのか?アイドルグループ『スライムスレイヤーアフタースクール』を」
「知らん……」
この世界にもアイドルとかあるのか……。
この世界と向こうの世界は妙に同じ部分があるし、やはり古代魔法で変なもん召喚して影響を受けてそうだ。
その技術はもうちょいマシに使って欲しい。
「知らないのか……ニワカだな。
そもそもこの街……いや、この国のアイドルの歴史は……」
何やら長い話になりそうだった。
時夫は口を挟む。
「いや、詳しくは良いけど、これもって応援する感じか。それで水色が応援してるアイドルのイメージカラーなんだよな?」
アイドルには詳しくないが、それくらいは予想がつく。
「う……まあそうだね。
スラスレはまだ出来立てホヤホヤのグループなんだ。
僕が応援して盛り立ててやらないとな。
リーダーのレティちゃんはダンスがキレキレで顔も可愛いし、これからきっと世界に羽ばたくに決まっているんだ!
で、これからイベントがあるから行くんだよ。
暇ならキミも来るといい」
何故かタークは得意げだ。
「ふーん……スライムスレイヤーか。
俺の敵みたいな名前してるな」
時夫の夢はこの世界全てのスライムを我が子とする事だ。
スライムで世界を統一したい。
そして、ライブ会場は小さな半地下の劇場だった。
何やら盛り上がっている。
……どこかで見たような見てないようなモヒカン達がギャンギャン楽器を掻き鳴らしている。
魔獣みたいな雄叫びを上げてるが、喉が潰れないのか心配になる。
「おお……これがスライムスレイヤーか」
時夫は感慨深げに呟く。なんか思ってた方向性と違うな。
「ちがう!この次!」
タークが雄叫びに負けない声量で時夫の隣で叫んだ。
そして、時夫が予測していた方向性の女の子3人グループが現れた。
それこそ魔法少女のような可愛い系のヒラヒラした格好をしている。
真ん中のリーダーらしき水色の髪と瞳の女の子がリーダーのレティちゃんなのだろう。
「…………………………あれ?」
あれは……レティシャ……では?
時夫を目の敵にしているルミィの手下の暴力系メイドでは?
目を擦ってよく見るが、双子の妹とかで無い限りはレティシャで間違い無いと思う。
名前もレティだし。
そして、挨拶が終わって曲が始まると歌って踊り出す。
「…………………………」
あいつアイドルだったのか。
意外とかいうレベルじゃ無いよ。
まじか。ルミィは知ってるのかな?
隣では早速ステッキを光らせて踊り狂うタークがいた。
時夫も真似して踊ることにした。
踊る阿呆に見る阿呆だ。
踊るぜ!
その時、レティことレティシャと目があった。
お、固まってる。
まだ曲は終わってないぞ。
口をパクパクしている。
ふふふ……面白い表情だなぁ。
時夫は隣のタークと息を合わせ、レティのカラーである水色の光を周囲に散らしながら踊り狂った。
後日……。
饅頭屋で店でダラダラ過ごしていると、札束が目の前のテーブルに叩きつけられた。
「これで……黙っていて貰えますね?」
顔を上げるとレティシャが親の仇を見る顔で時夫を見ていた。
悔しそう!
悔しいのう悔しいのう。くくく……。
「別に仕事サボってやってるんじゃ無いなら良く無いか?」
「いいから!お嬢様に言ったら殺しますから!」
足音をドスドス響かせてアイドルさんは立ち去った。
「さて、金は別に要らないんだけどなぁ」
時夫はその金を全額タークに渡し、レティを盛り上げるように依頼した。
タークはこう言うところでは裏切らない気がしたので、細かい指示なんかは言わなかった。
タークとその仲間達は街中の水色の物を買い漁ってレティを応援し、スラスレの名前は少しだけ有名になったらしい。
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