117 / 129
探求の天使
第112話 ルミィの望み
しおりを挟む
瓦礫の山を越えて薄暗く広い部屋の中を時夫達三人は歩いていく。
何があるか分からないから、杖と剣は手に持ったまま。
ルミィが魔法の光を浮かせて周囲を照らす。
石造りの床の上、コツコツと三人の足音が反響する。
進んだ先には大きな両開きの黒い扉。
金色の細かい装飾が施された鍵穴がある。
「鍵……何処なんだろう?」
周囲を探す。
扉の横には何かの台座があるが、特に何も置いていない。蹴っても何も起きない。
そして、鍵も普通に見当たらない。
ルミィとイーナが扉や鍵穴を攻撃したが、古代魔法はどれほど強力なのか、傷一つ付かない。
「困りましたね……」
ルミィがむむーっと唇を尖らせた。
その時、
――ドスン!
地面が僅かに揺れるような重い音がした。
そちらを見ると、見覚えのある生き物??がいた。
「あ!あれはスフィ……じゃなくて人面大猫!」
そう、クイズ大好き人面大猫だ。
一応警戒する三人をよそに扉横の台座に座り、いつぞやの質問をイケボでする。
――朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?
「――!!答えは南方手足もげもげタコネズミ!」
時夫は得意げに答えた。
――いや、別の答えで頼む。
頼まれた。
「そんな……南方手足もげもげタコネズミ以外に答えなんて…………」
時夫は絶望した。頭を掻きむしる。
「……答えは人間?」
イーナが小首を傾げて可愛く答えた。
――正解
人面大猫はペッ!!っと口から金色の大きな鍵を吐き出した。
そして丸まって寝る体制になった。
「え!?人間!?なんで……!?」
ルミィが答えに驚愕している。
時夫はふんぞり返って解説する。
「ほら、人間は赤ん坊はハイハイするし、大人は二本足で歩くし、老人は杖をつくだろう?」
「え?それは人に寄るんじゃ無いですか?」
「……確かに」
時夫は撃沈した。タコネズミは個体によらず足の本数変わるのかなぁ?
上手く説明できる気がしなくて時夫は唸る。
「クスクス……確かにルミィちゃんの言う通りね。
でも、クイズなんてそんなものじゃ無い?」
イーナが時夫の様子を見て笑っている。
「そうですね!」
ルミィが納得したのでもう良いや。
鍵を拾って次が本当の最奥だろうな……と祈りながら扉を開けた。
そこは、宝物庫であり図書館であった。
「――っ!!なあ!お宝じゃ無いか!?」
時夫は壁に掛けられている、宝石が散りばめられた短剣に手を伸ばす。
「勝手に触らないでください!変な魔法が発動したらどうするんですか!」
ルミィに叱られた。
シュンとなりつつ手を下げる。
そこは宝剣や、杖、槍、盾、王冠、ネックレス、様々な冒険者が夢見る宝が飾られていた。
そして、分厚い豪奢な装丁の本が所狭しと置かれている。
「これって俺たちのにはならないの?」
第一発見者だ。
是非とも権利を主張しておきたい。
「いえ、ここの国の所有になると思いますよ」
ルミィが慎重に本を観察して、手に取りながら答えた。
ちぇっ!俺が大人しい日本人で良かったな!
ルミィが追い返した冒険者達なら我先にと持ち去っていたに違いない。
「本は大丈夫そうか?」
「はい。特に変な魔法は掛かってないようです」
ルミィはペラペラと何冊かページを捲る。
「どうやら年代はバラバラなようです」
ルミィが本を手に取っては、中を確認していく。
「どんな情報を探しているんだ?」
「……召喚です」
ルミィが唯一使える古代魔法だ。
むしろ他のは知っても使えないから意味ないのか。
何か他の世界からお取り寄せしたいものがあるのかな?
熱心に調べ物をするルミィの邪魔をしない様に、時夫はお宝の観察をする。
「これ魔石かなぁ?」
「昔は魔石は存在しなかったとレグラが言ってたから、本物の宝石じゃないかしら?」
「なるほど……ルビーとかかな?この世界にも存在するのか……いや、これがルビーかは分からないけど」
時夫の知ってる赤い石がルビーなだけだ。
見ても分からない。無色透明なのはダイヤモンドかな?くらいの知識レベルだ。
しばらくすると、ルミィがこちらに来た。
手には一冊の本。
「それがお目当ての知識の本か?」
「はい……でも、他にもありそうです。
他の冒険者が入って来れないようにしておいて、後で閲覧させて貰えるように頼んでみますね」
紆余曲折があったが、どうやら今回の目的は果たせた様だ。
後日、あのお宝と本やら歴史的な資料は全てノマ連邦の方で管理することになった。
当たり前かもしれないが、少しガッカリしたり?
ケイティたち姉弟の死体はこっそり埋葬した。
ルミィが掛け合ってくれたのだ。
ルミィはやはり苛烈で冷酷で、だけども優しい。
密やかな三人きりの葬儀。
花を手向けて、それで終わりだ。
長く感傷に浸る程の時間を過ごしていない。
……でも、もう少しだけ一緒に冒険をしたかったかな。
大迷宮は瘴気も消え去り、一般開放されている。
お土産に大迷宮饅頭と大迷宮タペストリーも買った。
「古代魔法の……召喚に関するを何冊か借りられました。
これで研究が進められます」
帰りの馬車の中でルミィが本を何冊か見せてくれた。
しかし、古代語は一応自動翻訳されているが、古文の様に翻訳されてしまっている。
……いや、そこは現代文に普通に翻訳してほしかった。
ありけり……だとか異世界で見ることになるとは思わなかったよ。古文の成績はそんなに良くなかったから勘弁して欲しい。
時夫は軽く見てから直ぐにルミィに返した。
ダメだ……勉強すると眠くなる。
時夫は馬車の揺れもあって眠ってしまった。
♢♢♢♢♢
「それでルミィちゃん、あなたの望む魔法は得られそうなの?」
ルミィがすっかり寝入って変な体勢に首が曲がっている時夫を見ていると、イーナがそう声をかけてきた。
「……そう願います」
どうやらイーナには、ルミィが何をしたいのかお見通しな様だ。
「でもね、ルミィちゃん。
私はあなたがそんなに苦労しなくても……時夫くんが私達の事まで背負ったりしなくても良いと思ってるの。
……もちろん残された家族は大変だと思うわ。
だけど、若い人達の人生を私達年寄りは邪魔したくなんて無いのよ。
きっとご家族もそうだわ。
山元さんも、平さんももう死んでいる。
生きているあなた達は、あなた達の幸せだけを考えたって良いのよ」
幼い姿の年長者の言葉を有り難く聞き、その上でルミィは返答する。
「でも、私はトキオの全ての願いを叶えてあげたいんです。
悲しみや後悔をなるべく取り除いてあげたいんです。
そのための苦労なら……楽しいですよ」
ルミィの微笑みを見て、イーナも微笑んだ。
「そう……なら私にも手伝わせてね」
イーナも疲れていた様で少ししたら眠ってしまった。
ルミィは変な姿勢の時夫をたまに見ながら、手元の本に目を通す。
この中にルミィの望む未来をもたらす奇跡がある事を願いながら。
何があるか分からないから、杖と剣は手に持ったまま。
ルミィが魔法の光を浮かせて周囲を照らす。
石造りの床の上、コツコツと三人の足音が反響する。
進んだ先には大きな両開きの黒い扉。
金色の細かい装飾が施された鍵穴がある。
「鍵……何処なんだろう?」
周囲を探す。
扉の横には何かの台座があるが、特に何も置いていない。蹴っても何も起きない。
そして、鍵も普通に見当たらない。
ルミィとイーナが扉や鍵穴を攻撃したが、古代魔法はどれほど強力なのか、傷一つ付かない。
「困りましたね……」
ルミィがむむーっと唇を尖らせた。
その時、
――ドスン!
地面が僅かに揺れるような重い音がした。
そちらを見ると、見覚えのある生き物??がいた。
「あ!あれはスフィ……じゃなくて人面大猫!」
そう、クイズ大好き人面大猫だ。
一応警戒する三人をよそに扉横の台座に座り、いつぞやの質問をイケボでする。
――朝は四本足、昼は二本足、夕は三本足。この生き物は何か?
「――!!答えは南方手足もげもげタコネズミ!」
時夫は得意げに答えた。
――いや、別の答えで頼む。
頼まれた。
「そんな……南方手足もげもげタコネズミ以外に答えなんて…………」
時夫は絶望した。頭を掻きむしる。
「……答えは人間?」
イーナが小首を傾げて可愛く答えた。
――正解
人面大猫はペッ!!っと口から金色の大きな鍵を吐き出した。
そして丸まって寝る体制になった。
「え!?人間!?なんで……!?」
ルミィが答えに驚愕している。
時夫はふんぞり返って解説する。
「ほら、人間は赤ん坊はハイハイするし、大人は二本足で歩くし、老人は杖をつくだろう?」
「え?それは人に寄るんじゃ無いですか?」
「……確かに」
時夫は撃沈した。タコネズミは個体によらず足の本数変わるのかなぁ?
上手く説明できる気がしなくて時夫は唸る。
「クスクス……確かにルミィちゃんの言う通りね。
でも、クイズなんてそんなものじゃ無い?」
イーナが時夫の様子を見て笑っている。
「そうですね!」
ルミィが納得したのでもう良いや。
鍵を拾って次が本当の最奥だろうな……と祈りながら扉を開けた。
そこは、宝物庫であり図書館であった。
「――っ!!なあ!お宝じゃ無いか!?」
時夫は壁に掛けられている、宝石が散りばめられた短剣に手を伸ばす。
「勝手に触らないでください!変な魔法が発動したらどうするんですか!」
ルミィに叱られた。
シュンとなりつつ手を下げる。
そこは宝剣や、杖、槍、盾、王冠、ネックレス、様々な冒険者が夢見る宝が飾られていた。
そして、分厚い豪奢な装丁の本が所狭しと置かれている。
「これって俺たちのにはならないの?」
第一発見者だ。
是非とも権利を主張しておきたい。
「いえ、ここの国の所有になると思いますよ」
ルミィが慎重に本を観察して、手に取りながら答えた。
ちぇっ!俺が大人しい日本人で良かったな!
ルミィが追い返した冒険者達なら我先にと持ち去っていたに違いない。
「本は大丈夫そうか?」
「はい。特に変な魔法は掛かってないようです」
ルミィはペラペラと何冊かページを捲る。
「どうやら年代はバラバラなようです」
ルミィが本を手に取っては、中を確認していく。
「どんな情報を探しているんだ?」
「……召喚です」
ルミィが唯一使える古代魔法だ。
むしろ他のは知っても使えないから意味ないのか。
何か他の世界からお取り寄せしたいものがあるのかな?
熱心に調べ物をするルミィの邪魔をしない様に、時夫はお宝の観察をする。
「これ魔石かなぁ?」
「昔は魔石は存在しなかったとレグラが言ってたから、本物の宝石じゃないかしら?」
「なるほど……ルビーとかかな?この世界にも存在するのか……いや、これがルビーかは分からないけど」
時夫の知ってる赤い石がルビーなだけだ。
見ても分からない。無色透明なのはダイヤモンドかな?くらいの知識レベルだ。
しばらくすると、ルミィがこちらに来た。
手には一冊の本。
「それがお目当ての知識の本か?」
「はい……でも、他にもありそうです。
他の冒険者が入って来れないようにしておいて、後で閲覧させて貰えるように頼んでみますね」
紆余曲折があったが、どうやら今回の目的は果たせた様だ。
後日、あのお宝と本やら歴史的な資料は全てノマ連邦の方で管理することになった。
当たり前かもしれないが、少しガッカリしたり?
ケイティたち姉弟の死体はこっそり埋葬した。
ルミィが掛け合ってくれたのだ。
ルミィはやはり苛烈で冷酷で、だけども優しい。
密やかな三人きりの葬儀。
花を手向けて、それで終わりだ。
長く感傷に浸る程の時間を過ごしていない。
……でも、もう少しだけ一緒に冒険をしたかったかな。
大迷宮は瘴気も消え去り、一般開放されている。
お土産に大迷宮饅頭と大迷宮タペストリーも買った。
「古代魔法の……召喚に関するを何冊か借りられました。
これで研究が進められます」
帰りの馬車の中でルミィが本を何冊か見せてくれた。
しかし、古代語は一応自動翻訳されているが、古文の様に翻訳されてしまっている。
……いや、そこは現代文に普通に翻訳してほしかった。
ありけり……だとか異世界で見ることになるとは思わなかったよ。古文の成績はそんなに良くなかったから勘弁して欲しい。
時夫は軽く見てから直ぐにルミィに返した。
ダメだ……勉強すると眠くなる。
時夫は馬車の揺れもあって眠ってしまった。
♢♢♢♢♢
「それでルミィちゃん、あなたの望む魔法は得られそうなの?」
ルミィがすっかり寝入って変な体勢に首が曲がっている時夫を見ていると、イーナがそう声をかけてきた。
「……そう願います」
どうやらイーナには、ルミィが何をしたいのかお見通しな様だ。
「でもね、ルミィちゃん。
私はあなたがそんなに苦労しなくても……時夫くんが私達の事まで背負ったりしなくても良いと思ってるの。
……もちろん残された家族は大変だと思うわ。
だけど、若い人達の人生を私達年寄りは邪魔したくなんて無いのよ。
きっとご家族もそうだわ。
山元さんも、平さんももう死んでいる。
生きているあなた達は、あなた達の幸せだけを考えたって良いのよ」
幼い姿の年長者の言葉を有り難く聞き、その上でルミィは返答する。
「でも、私はトキオの全ての願いを叶えてあげたいんです。
悲しみや後悔をなるべく取り除いてあげたいんです。
そのための苦労なら……楽しいですよ」
ルミィの微笑みを見て、イーナも微笑んだ。
「そう……なら私にも手伝わせてね」
イーナも疲れていた様で少ししたら眠ってしまった。
ルミィは変な姿勢の時夫をたまに見ながら、手元の本に目を通す。
この中にルミィの望む未来をもたらす奇跡がある事を願いながら。
0
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す
エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】
転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた!
元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。
相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ!
ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。
お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。
金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる