106 / 129
探求の天使
第102話 フロアの案内
しおりを挟む
さて、この広めの場所を休憩に適した空間にしなくては。
時夫は収納から、ポイポイとベッドを出す。
残念ながらベッド自体は二つしかないが、魔法ではない本物のクッションは持ってきているし、布団もあるから問題ない。
ルミィとイーナが同じベッドを使って、ケイティは一人で使えば良い。
時夫は男だし離れたところに床にクッション敷いて我慢するし。
時夫がお気に入りの椅子を出して、配置をああでもない、こうでもないと動かしてると、ルミィが声をかけてきた。
「トキオ、毒でやられたところを見せてください」
「えー?痛かったけど、もう割と元気だぞ」
と、言いつつ本当はちょっと辛かったので、露出していた手を大人しく見せる。
表面が荒れて血が滲んでいる。
ちょっとヒリヒリするけど、これしきで騒いだら冒険者として、いい年したおっさんとして恥ずかしい気がするので我慢してた。
その他の部位はヘルメットや服で守られていた。
ドラゴンから出た後に『クリーンアップ』で念のために服の表面は洗浄しているので、被害は思ったより少なかった。
ノーマルスライムに守られていたのもある。
ルミィがそっと時夫の両手を優しく取る。
ひんやりした感触に心拍数が自然と僅かに上がる。
息を詰める。
平常心、平常心。
別に手が触れる事なんて今までも何度でもあったし。
「『ヒール』」
手を中心にほんのりとした温かさに全身が包まれる。
「ありがとう」
「いえ。これで大丈夫そうですね」
ルミィが小さく笑い、手が離れる。
その白い小さな手をつい目で追ってしまう。
そんな時夫の手をケイティが覗き込む。
「にゃにゃ!神聖魔法は本当に便利そうで羨ましいにゃん。
でも、神聖魔法持ちならもっと安全に良い暮らしが出来るはずなのに、邪教徒に挑むとか理解できないにゃ」
「ケイティだって、もっと安全に冒険者できるのに、ここにこうして居るだろ」
「そう言われればそうだにゃん!」
にゃはは!とケイティは楽しそうに笑う。
「ドラゴンゾンビから凄い魔石が取れたわ」
イーナが小さな手に大きな七色に輝く魔石を持って来た。
「にゃ!?全属性持ち!?しかもそのサイズ!?」
「魔物として長く生きている者の方が持ってる確率が高いとはいえ、これは凄いわよね」
「あたし全然活躍してないからにゃあ……」
ケイティがそれはもう見るからに羨ましそうに、涎が出そうな顔で魔石を見つめながら殊勝な事を言う。
「これ、小さめなのも取れたの。こっちなら……どうかしら?」
イーナが指先で摘めるくらいの虹色の魔石を見せながら、時夫を見る。
「良いんじゃ無いですか?ケイティにはこれからも頑張って貰わないといけませんから」
ルミィが許可を出した事で決定した。
「本当に良いの?後で返せとか言わにゃい?」
「そんなケチ臭い事しないよ。
ケイティの地図や薬のお陰で助かってるからな。
働きの分はしっかり貰っとけよ」
「……ありがと。トキオ、ルミィもイーナも良い奴らだにゃん!」
ケイティがむぎゅっと抱きついて来た。
腕の中に時夫もルミィも閉じ込められて、イーナは尻尾が巻き付いて抱き寄せられている。
ルミィとイーナもぎゅっと皆んなを抱きしめる。
時夫は……セクハラかなとビビって大人しくしていた。
「……ケイティ。……ほら、そろそろこのフロアの別の場所も案内して下さい。
安全を確かめないと」
「そうにゃ!あたしが案内できるのはこのフロアまでだから、しっかり働かないと!」
パッとケイティは体を離して、尻尾で着いてくるように合図してくる。
先ずは外に出るポータルとやらだ。
「おお!凄い!カッコいい!」
まさに魔法陣って感じだ!
光ってる!
文字が空中で回ってる!
「近づいちゃダメですよ!今は外出るつもり無いんですから」
ルミィが心配して時夫の服を握る。
「いや、子供じゃ無いんだから。そんなヘマしないって」
「ふふ……私も近づかないようにしないと。今の私は子供だもの」
イーナがクスクス笑う。
どうやら彼女は笑い上戸のようだ。
「次はこっちにゃん!プールがあるにゃん!」
ケイティが急かすように別の区画を指し示す。
透明な水が貯められている。
底は見えるが、足はつくだろうか?
ぼんやりと光る壁の魔法の灯りを、水面が反射している。
「確かに……プールだな」
「敵はいないんでしょうか?」
戦闘狂疑惑のあるルミィが杖を構えて警戒している。
イーナも剣を抜いている。
こちらもその名の通りの歴戦の勇者だ。眼光が幼女のそれでは無い。
「………………問題なさそうですね」
「水面に動きはないわね。生き物もいなさそうよ」
二人のツワモノが太鼓判を押したので、ここは安全な様だ。
「ここなんだろ?人喰い巨大魚とかがいるとかなら分かるんだけど……」
ルミィが魔法の光で水底まで照らす。
底の方に何か書いてある。
「水浴びして体を清める場所とかですかね。『クリーンアップ』では汚れ落としきれませんし。
水質検査しますね」
ルミィが青い魔石の付いた棒を水に付ける。
水質検査の魔道具か……水なら魔法で出せるから飲み水には困らないけど、便利そうだし購入検討してみるかな。
「うん……凄い綺麗な水です。
水を綺麗に保つ魔法が掛かってる様ですね。
これがあれば飲料水の問題は無くなります。
……古代魔法を知れば知る程に、自分の知識や能力の不足に愕然とします」
「ロストテクノロジーって奴か。
なんで魔法は弱くなったんだ?」
時夫も安全が保障された水に手を浸してみる。
冷たくて気持ちが良い。
「経典によると、邪神ハーシュレイが世界に混沌をもたらしたかららしいです!
原初の神がこの世界を創られた後、眠りについたのを良い事に瘴気を生み出したって」
ルミィの説明にケイティが微妙な表情をする。
「うにゃあ……。やっぱり獣人以外は女神ハーシュレイ嫌いなのよにゃ」
邪神に対する敬意を感じ取ったらしいルミィが、形の良い眉を顰める。
「獣人は違うのですか?あなたの弟も邪教徒により行方不明になってるのに?」
ルミィの現在のアルマへの思いはわからないが、ハーシュレイへの嫌悪感は恐らく昔よりも高まってるので、逆鱗ポイントである。
「いや、獣人の国やコミュニティでは今でもそれなりに慕われてる神様だからにゃ。
神様どうし仲良くして欲しいにゃん……なんてにゃ」
ルミィが口を開く前に、時夫が間に入る。
宗教観の揉め事が話し合いで簡単に解決するとは思えない。
獣人がハーシュレイに親しみがあるのは、自分達を生み出した存在だからだろう。
「まあまあ……良いじゃないか。
今は邪教徒討伐する気持ちに嘘が無いなら。
別にそれでハーシュレイと敵対しても良いんだろ?」
ルミィを抑えつつ、ケイティに確認する。
寝返るようならケイティにも容赦なく敵対するつもりだ。
でも、なるべくなら仲間でいたい。
既に友人くらいには思っている。
「ただ、敬う気持ちが多少あるだけにゃ。
そもそも敬虔な信者じゃ無いし」
「よし!じゃあ問題なしだな!良かった!」
時夫は心持ち大きめな声で、この話はお終いだという雰囲気に持っていく。
ついでに話を逸らす。
「で、原初の神って何?」
時夫は収納から、ポイポイとベッドを出す。
残念ながらベッド自体は二つしかないが、魔法ではない本物のクッションは持ってきているし、布団もあるから問題ない。
ルミィとイーナが同じベッドを使って、ケイティは一人で使えば良い。
時夫は男だし離れたところに床にクッション敷いて我慢するし。
時夫がお気に入りの椅子を出して、配置をああでもない、こうでもないと動かしてると、ルミィが声をかけてきた。
「トキオ、毒でやられたところを見せてください」
「えー?痛かったけど、もう割と元気だぞ」
と、言いつつ本当はちょっと辛かったので、露出していた手を大人しく見せる。
表面が荒れて血が滲んでいる。
ちょっとヒリヒリするけど、これしきで騒いだら冒険者として、いい年したおっさんとして恥ずかしい気がするので我慢してた。
その他の部位はヘルメットや服で守られていた。
ドラゴンから出た後に『クリーンアップ』で念のために服の表面は洗浄しているので、被害は思ったより少なかった。
ノーマルスライムに守られていたのもある。
ルミィがそっと時夫の両手を優しく取る。
ひんやりした感触に心拍数が自然と僅かに上がる。
息を詰める。
平常心、平常心。
別に手が触れる事なんて今までも何度でもあったし。
「『ヒール』」
手を中心にほんのりとした温かさに全身が包まれる。
「ありがとう」
「いえ。これで大丈夫そうですね」
ルミィが小さく笑い、手が離れる。
その白い小さな手をつい目で追ってしまう。
そんな時夫の手をケイティが覗き込む。
「にゃにゃ!神聖魔法は本当に便利そうで羨ましいにゃん。
でも、神聖魔法持ちならもっと安全に良い暮らしが出来るはずなのに、邪教徒に挑むとか理解できないにゃ」
「ケイティだって、もっと安全に冒険者できるのに、ここにこうして居るだろ」
「そう言われればそうだにゃん!」
にゃはは!とケイティは楽しそうに笑う。
「ドラゴンゾンビから凄い魔石が取れたわ」
イーナが小さな手に大きな七色に輝く魔石を持って来た。
「にゃ!?全属性持ち!?しかもそのサイズ!?」
「魔物として長く生きている者の方が持ってる確率が高いとはいえ、これは凄いわよね」
「あたし全然活躍してないからにゃあ……」
ケイティがそれはもう見るからに羨ましそうに、涎が出そうな顔で魔石を見つめながら殊勝な事を言う。
「これ、小さめなのも取れたの。こっちなら……どうかしら?」
イーナが指先で摘めるくらいの虹色の魔石を見せながら、時夫を見る。
「良いんじゃ無いですか?ケイティにはこれからも頑張って貰わないといけませんから」
ルミィが許可を出した事で決定した。
「本当に良いの?後で返せとか言わにゃい?」
「そんなケチ臭い事しないよ。
ケイティの地図や薬のお陰で助かってるからな。
働きの分はしっかり貰っとけよ」
「……ありがと。トキオ、ルミィもイーナも良い奴らだにゃん!」
ケイティがむぎゅっと抱きついて来た。
腕の中に時夫もルミィも閉じ込められて、イーナは尻尾が巻き付いて抱き寄せられている。
ルミィとイーナもぎゅっと皆んなを抱きしめる。
時夫は……セクハラかなとビビって大人しくしていた。
「……ケイティ。……ほら、そろそろこのフロアの別の場所も案内して下さい。
安全を確かめないと」
「そうにゃ!あたしが案内できるのはこのフロアまでだから、しっかり働かないと!」
パッとケイティは体を離して、尻尾で着いてくるように合図してくる。
先ずは外に出るポータルとやらだ。
「おお!凄い!カッコいい!」
まさに魔法陣って感じだ!
光ってる!
文字が空中で回ってる!
「近づいちゃダメですよ!今は外出るつもり無いんですから」
ルミィが心配して時夫の服を握る。
「いや、子供じゃ無いんだから。そんなヘマしないって」
「ふふ……私も近づかないようにしないと。今の私は子供だもの」
イーナがクスクス笑う。
どうやら彼女は笑い上戸のようだ。
「次はこっちにゃん!プールがあるにゃん!」
ケイティが急かすように別の区画を指し示す。
透明な水が貯められている。
底は見えるが、足はつくだろうか?
ぼんやりと光る壁の魔法の灯りを、水面が反射している。
「確かに……プールだな」
「敵はいないんでしょうか?」
戦闘狂疑惑のあるルミィが杖を構えて警戒している。
イーナも剣を抜いている。
こちらもその名の通りの歴戦の勇者だ。眼光が幼女のそれでは無い。
「………………問題なさそうですね」
「水面に動きはないわね。生き物もいなさそうよ」
二人のツワモノが太鼓判を押したので、ここは安全な様だ。
「ここなんだろ?人喰い巨大魚とかがいるとかなら分かるんだけど……」
ルミィが魔法の光で水底まで照らす。
底の方に何か書いてある。
「水浴びして体を清める場所とかですかね。『クリーンアップ』では汚れ落としきれませんし。
水質検査しますね」
ルミィが青い魔石の付いた棒を水に付ける。
水質検査の魔道具か……水なら魔法で出せるから飲み水には困らないけど、便利そうだし購入検討してみるかな。
「うん……凄い綺麗な水です。
水を綺麗に保つ魔法が掛かってる様ですね。
これがあれば飲料水の問題は無くなります。
……古代魔法を知れば知る程に、自分の知識や能力の不足に愕然とします」
「ロストテクノロジーって奴か。
なんで魔法は弱くなったんだ?」
時夫も安全が保障された水に手を浸してみる。
冷たくて気持ちが良い。
「経典によると、邪神ハーシュレイが世界に混沌をもたらしたかららしいです!
原初の神がこの世界を創られた後、眠りについたのを良い事に瘴気を生み出したって」
ルミィの説明にケイティが微妙な表情をする。
「うにゃあ……。やっぱり獣人以外は女神ハーシュレイ嫌いなのよにゃ」
邪神に対する敬意を感じ取ったらしいルミィが、形の良い眉を顰める。
「獣人は違うのですか?あなたの弟も邪教徒により行方不明になってるのに?」
ルミィの現在のアルマへの思いはわからないが、ハーシュレイへの嫌悪感は恐らく昔よりも高まってるので、逆鱗ポイントである。
「いや、獣人の国やコミュニティでは今でもそれなりに慕われてる神様だからにゃ。
神様どうし仲良くして欲しいにゃん……なんてにゃ」
ルミィが口を開く前に、時夫が間に入る。
宗教観の揉め事が話し合いで簡単に解決するとは思えない。
獣人がハーシュレイに親しみがあるのは、自分達を生み出した存在だからだろう。
「まあまあ……良いじゃないか。
今は邪教徒討伐する気持ちに嘘が無いなら。
別にそれでハーシュレイと敵対しても良いんだろ?」
ルミィを抑えつつ、ケイティに確認する。
寝返るようならケイティにも容赦なく敵対するつもりだ。
でも、なるべくなら仲間でいたい。
既に友人くらいには思っている。
「ただ、敬う気持ちが多少あるだけにゃ。
そもそも敬虔な信者じゃ無いし」
「よし!じゃあ問題なしだな!良かった!」
時夫は心持ち大きめな声で、この話はお終いだという雰囲気に持っていく。
ついでに話を逸らす。
「で、原初の神って何?」
0
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す
エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】
転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた!
元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。
相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ!
ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。
お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。
金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる