99 / 129
探求の天使
第95話 宝箱
しおりを挟む スタッフを連れて戻った時、愛する人がいなくなった。世界が終わったかと思うほどの喪失感が俺を襲う。
どこのどいつが、俺の妻を……!
彼女が勝手に何処かに行くわけがない。誰かが俺の愛する人を連れ去ったに違いないと思い、瞬時に普段あまり使わない魔力を開放して、リフレーシュの気配を手繰った。すると、人混みからかなり離れた暗い繁みに、彼女が着ていた服が乱雑に落ちているのを見つける。
「リフレーシュ……!」
スタッフも、俺の婚約者が行方不明という事態に騒然とし、彼女の捜索を開始するが、いかんせん雑多な人混みの中だ。
即時に出入り口には、怪しい人物が出入りしないように警備が配置され、恐らくは獣の姿になっているリフレーシュを見かけたら、すぐに連絡が入るようにしてくれた。とりあえず、誘拐されてどこかに連れていかれるような事態にはならないだろう。だが、園内で酷い目にあっていないだろうか。
きっと、ひとり寂しく泣いているに違いない。
つい先ほど、二度と彼女を泣かすものかと誓ったばかりだというのに、なんという体たらく。安全な場所だし、足が痛そうだからといって、彼女をひとりになどするんじゃなかった。
必死にあちこちを探していると、待ち合わせ場所から随分離れた観覧スペースで彼女が俺を呼ぶ声が聞こえて来た。耳を塞ぎたくなるほどの人の雑多な声と、パレードが始まる前のファンファーレの中、俺だけに聞こえる誰よりも大切な人の音色。
その音だけを頼りに、俺は走る事が困難な人混みを避けるために跳躍した。人と人のつくる僅かなスペースに着地して、何度かジャンプすると、女性スタッフの腕の中で「ぴぇ~!」と俺の名を繰り返す愛しい人の姿が見えた。
そっと彼女をスタッフから返してもらう。
汗をかき、息を荒げた俺の中で、初めて抱きしめた時以来の姿で縋り付いて来るリフレーシュの高い体温を感じ、ようやく俺の心臓が再び動き出したかのように感じた。
俺の名と、待ち合わせの場所から離れてごめんなさいと謝り続ける彼女の涙と鳴き声は、俺の胸をぎゅうっと締め付ける。
徐々に落ち着きを取り戻した俺たちを、スタッフが地下通路を使い、予定してた観覧のバルコニーに案内してくれた。
ウォンバット姿のリフレーシュもとっても愛らしい。俺に全身全霊で縋って甘えてくるとか、可愛い以外の何者でもないだろう。
撫でて撫でてって強請られたら、断るなどという選択肢は俺にはない。望むところだ。
パレードそっちのけで、彼女のもふっとした毛皮に指を入れて撫でる。毛の流れに沿って、外敵を粉砕できるという厚い皮に覆われたおしりやしっぽまで。おしりに触れた時、恥ずかしがって身もだえた彼女はとても愛らしい。
流石に、足の間の女の子の部分はやめておいたが、背中を毛の流れに逆らって、スーっと撫でると、くすぐったいのか、ぶわっと毛が逆立って震えたりする彼女の反応が、いちいち可愛くてたまらない。
「ぴぃ、ぴ……」
「ああ、俺もずっと撫でていたい。いいか?」
「ちゃちゃ」
彼女が言うには、ずっと撫でて貰いたかったらしい。メモリ殿下は、ウォンバットの生態にあまり詳しくないから、撫でまわされすぎると、本気でリフレーシュが俺を嫌がって嫌われると思っていたようだ。
まあ、リフレーシュの場合、撫で撫でして欲しい気持が、他のウォンバットよりも強いみたいだから、思う存分、これからは撫でまわせると思うと滅茶苦茶嬉しい。
だが……
愛する彼女に触れ、体中を触る事が出来ている。うん、確かに望んでいた。望んでいたが……
ちょっと、コレジャナイ感がする。
俺と彼女は婚約者同士で。今日こそ、彼女に触れたかった。彼女の全てを知り、思う存分イチャイチャしたかった。
イチャイチャ……は、出来ている。うん。甘えてくれて、俺も撫でて。ふたりの気持ちは最高潮に盛り上がり、甘いムードが漂っている。
だが、やっぱりコレジャナイ。
悶々とした釈然としない何かの正体は分かり切っている。この状態は、もふもふを堪能して幸せなだけだ。十分幸せなのだが、俺としては、もっとこう……
だが、安心しきって俺に体全体を預けている、愛しい彼女に、どう伝えたらいいのかわからない。
「ぷぅ?」
どうしたの? と、俺の様子が少しおかしいのを察した彼女が、顔をあげてピュアでつぶらな、清純そのものの瞳を向けて来る。
うっ……
俺の心にある、邪な下心が、100%濃縮ピュア成分に押しやられて怯む。
「いや……その……。リフレーシュ、あの、だなー……」
穢れが、清浄を通り越した涅槃寂静すらない、無の彼女に、俺と一夜を共にして欲しいなどと言えるだろうか?
女の子の相手に慣れている殿下とかなら、自然と誘って本願を果たしているだろうが。いかんせん、俺は未経験だし、女の子の扱いなんてこれっぽっちも知らない。どうやって誘えばいいんだ?
「……?」
もぞりと動いた彼女が、心配そうに俺の悩んでいる顔を覗き込んでペロっと舐めてくれた。厚いおしりが、体を起こしたために、俺の中心に当たったため、むくりと俺の欲望が鎌首を持ち上げてきて焦る。
「ああ、なんでもないというか……その。リフレーシュ」
言うんだ。散々、彼女を離接するホテルに誘って、めくるめく愛の一夜を過ごすためのセリフを練習してきたじゃないか。
困り果てた俺は、さりげなく誘う言葉を出せるはずもなく、別に準備していた下心を感じない言葉を彼女に贈る事にした。
「誕生日、おめでとう。本当は、観覧車でお祝いしてプレゼントを渡すつもりだったんだ」
今日は、彼女が成人になる記念日。一生に一度きりのその日に、一緒に過ごしたいとずっと思っていた。
「ち……!」
彼女が驚いて、体全体を感激で震えさせて俺に抱き着いて来る。ぎゅっと抱きしめて、今言うしかないと決心した。
「リフレーシュ……今日は、離れたくない。君の、18になった今日、俺と一緒にずっと過ごしてくれないか?」
俺は、ポケットに忍ばせた指輪を彼女に見せた。獣化状態なので、指にはめる事は出来ないが、セットのネックレスに通して首にかける。
「……」
少し黙った彼女は、その真意を理解したのか、俺をじーっと見つめて、そして、俺といたいと言ってくれたのであった。
レイトー殿下とメモリ殿下が、今回のお詫びに、隣接するホテルのスイートルームを抑えてくれている。俺は、彼女の返事を聞くや否や、まだパレードが終わっていないにも拘らず、彼女を抱えてテーマパークを後にした。
正直、頭が沸騰しそうなほど嬉しい。やっと、女の子と、しかも、最愛の人とあんな事や、こんな事が出来るんだ。興味なさげに振舞っていたが、俺も男だから、ずっと興味はあったしシたいとは思っていた。
だが、やっと。苦節18年と少し。ようやく、俺も経験する事になるんだ。
彼女も勿論初めてだろう。怖がらせないように、彼女にとっても一生に一度の、最高の思い出にしたい。
魔力認証で簡単に開く扉。自動で閉まるその時間すら惜しい。
「リフレーシュ……人化してくれないか? 君と愛し合いたい」
早速キスをしようとしたが、ウォンバット姿の彼女と、人化状態の俺ではサマにならない。ラッコの姿になったとしても、少々やりづらい事もあり、彼女に頼んだ。
俺の腕の中で、逡巡した彼女が、ぷるりと震えて姿形を変えて人化してくれた。
「フレイム、さま……」
「リフレーシュ、愛している」
頬を真っ赤にした彼女が、瞳を潤ませて俺を見つめて来る。人化した全裸の彼女は、もじもじして恥ずかしそうだ。もう、たまらん。
「あまり、見ないでください……」
「……」
俺としては、全てを隅から隅まで見たいに決まっている。だが、今日は俺たちの初夜だ。彼女の願いを叶えるべく、室内を照らすライトを魔法で消した。
「フレイムさま……あっ……」
俺は、暗がりの中でも見える彼女の白くてきめ細やかな柔肌を抱きしめながら、ふんわりした唇にキスを落し、そっとその柔らかなふくらみに右手を当てたのだった。
清浄(せいじょう):10の-21乗
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう):10の-24乗
どこのどいつが、俺の妻を……!
彼女が勝手に何処かに行くわけがない。誰かが俺の愛する人を連れ去ったに違いないと思い、瞬時に普段あまり使わない魔力を開放して、リフレーシュの気配を手繰った。すると、人混みからかなり離れた暗い繁みに、彼女が着ていた服が乱雑に落ちているのを見つける。
「リフレーシュ……!」
スタッフも、俺の婚約者が行方不明という事態に騒然とし、彼女の捜索を開始するが、いかんせん雑多な人混みの中だ。
即時に出入り口には、怪しい人物が出入りしないように警備が配置され、恐らくは獣の姿になっているリフレーシュを見かけたら、すぐに連絡が入るようにしてくれた。とりあえず、誘拐されてどこかに連れていかれるような事態にはならないだろう。だが、園内で酷い目にあっていないだろうか。
きっと、ひとり寂しく泣いているに違いない。
つい先ほど、二度と彼女を泣かすものかと誓ったばかりだというのに、なんという体たらく。安全な場所だし、足が痛そうだからといって、彼女をひとりになどするんじゃなかった。
必死にあちこちを探していると、待ち合わせ場所から随分離れた観覧スペースで彼女が俺を呼ぶ声が聞こえて来た。耳を塞ぎたくなるほどの人の雑多な声と、パレードが始まる前のファンファーレの中、俺だけに聞こえる誰よりも大切な人の音色。
その音だけを頼りに、俺は走る事が困難な人混みを避けるために跳躍した。人と人のつくる僅かなスペースに着地して、何度かジャンプすると、女性スタッフの腕の中で「ぴぇ~!」と俺の名を繰り返す愛しい人の姿が見えた。
そっと彼女をスタッフから返してもらう。
汗をかき、息を荒げた俺の中で、初めて抱きしめた時以来の姿で縋り付いて来るリフレーシュの高い体温を感じ、ようやく俺の心臓が再び動き出したかのように感じた。
俺の名と、待ち合わせの場所から離れてごめんなさいと謝り続ける彼女の涙と鳴き声は、俺の胸をぎゅうっと締め付ける。
徐々に落ち着きを取り戻した俺たちを、スタッフが地下通路を使い、予定してた観覧のバルコニーに案内してくれた。
ウォンバット姿のリフレーシュもとっても愛らしい。俺に全身全霊で縋って甘えてくるとか、可愛い以外の何者でもないだろう。
撫でて撫でてって強請られたら、断るなどという選択肢は俺にはない。望むところだ。
パレードそっちのけで、彼女のもふっとした毛皮に指を入れて撫でる。毛の流れに沿って、外敵を粉砕できるという厚い皮に覆われたおしりやしっぽまで。おしりに触れた時、恥ずかしがって身もだえた彼女はとても愛らしい。
流石に、足の間の女の子の部分はやめておいたが、背中を毛の流れに逆らって、スーっと撫でると、くすぐったいのか、ぶわっと毛が逆立って震えたりする彼女の反応が、いちいち可愛くてたまらない。
「ぴぃ、ぴ……」
「ああ、俺もずっと撫でていたい。いいか?」
「ちゃちゃ」
彼女が言うには、ずっと撫でて貰いたかったらしい。メモリ殿下は、ウォンバットの生態にあまり詳しくないから、撫でまわされすぎると、本気でリフレーシュが俺を嫌がって嫌われると思っていたようだ。
まあ、リフレーシュの場合、撫で撫でして欲しい気持が、他のウォンバットよりも強いみたいだから、思う存分、これからは撫でまわせると思うと滅茶苦茶嬉しい。
だが……
愛する彼女に触れ、体中を触る事が出来ている。うん、確かに望んでいた。望んでいたが……
ちょっと、コレジャナイ感がする。
俺と彼女は婚約者同士で。今日こそ、彼女に触れたかった。彼女の全てを知り、思う存分イチャイチャしたかった。
イチャイチャ……は、出来ている。うん。甘えてくれて、俺も撫でて。ふたりの気持ちは最高潮に盛り上がり、甘いムードが漂っている。
だが、やっぱりコレジャナイ。
悶々とした釈然としない何かの正体は分かり切っている。この状態は、もふもふを堪能して幸せなだけだ。十分幸せなのだが、俺としては、もっとこう……
だが、安心しきって俺に体全体を預けている、愛しい彼女に、どう伝えたらいいのかわからない。
「ぷぅ?」
どうしたの? と、俺の様子が少しおかしいのを察した彼女が、顔をあげてピュアでつぶらな、清純そのものの瞳を向けて来る。
うっ……
俺の心にある、邪な下心が、100%濃縮ピュア成分に押しやられて怯む。
「いや……その……。リフレーシュ、あの、だなー……」
穢れが、清浄を通り越した涅槃寂静すらない、無の彼女に、俺と一夜を共にして欲しいなどと言えるだろうか?
女の子の相手に慣れている殿下とかなら、自然と誘って本願を果たしているだろうが。いかんせん、俺は未経験だし、女の子の扱いなんてこれっぽっちも知らない。どうやって誘えばいいんだ?
「……?」
もぞりと動いた彼女が、心配そうに俺の悩んでいる顔を覗き込んでペロっと舐めてくれた。厚いおしりが、体を起こしたために、俺の中心に当たったため、むくりと俺の欲望が鎌首を持ち上げてきて焦る。
「ああ、なんでもないというか……その。リフレーシュ」
言うんだ。散々、彼女を離接するホテルに誘って、めくるめく愛の一夜を過ごすためのセリフを練習してきたじゃないか。
困り果てた俺は、さりげなく誘う言葉を出せるはずもなく、別に準備していた下心を感じない言葉を彼女に贈る事にした。
「誕生日、おめでとう。本当は、観覧車でお祝いしてプレゼントを渡すつもりだったんだ」
今日は、彼女が成人になる記念日。一生に一度きりのその日に、一緒に過ごしたいとずっと思っていた。
「ち……!」
彼女が驚いて、体全体を感激で震えさせて俺に抱き着いて来る。ぎゅっと抱きしめて、今言うしかないと決心した。
「リフレーシュ……今日は、離れたくない。君の、18になった今日、俺と一緒にずっと過ごしてくれないか?」
俺は、ポケットに忍ばせた指輪を彼女に見せた。獣化状態なので、指にはめる事は出来ないが、セットのネックレスに通して首にかける。
「……」
少し黙った彼女は、その真意を理解したのか、俺をじーっと見つめて、そして、俺といたいと言ってくれたのであった。
レイトー殿下とメモリ殿下が、今回のお詫びに、隣接するホテルのスイートルームを抑えてくれている。俺は、彼女の返事を聞くや否や、まだパレードが終わっていないにも拘らず、彼女を抱えてテーマパークを後にした。
正直、頭が沸騰しそうなほど嬉しい。やっと、女の子と、しかも、最愛の人とあんな事や、こんな事が出来るんだ。興味なさげに振舞っていたが、俺も男だから、ずっと興味はあったしシたいとは思っていた。
だが、やっと。苦節18年と少し。ようやく、俺も経験する事になるんだ。
彼女も勿論初めてだろう。怖がらせないように、彼女にとっても一生に一度の、最高の思い出にしたい。
魔力認証で簡単に開く扉。自動で閉まるその時間すら惜しい。
「リフレーシュ……人化してくれないか? 君と愛し合いたい」
早速キスをしようとしたが、ウォンバット姿の彼女と、人化状態の俺ではサマにならない。ラッコの姿になったとしても、少々やりづらい事もあり、彼女に頼んだ。
俺の腕の中で、逡巡した彼女が、ぷるりと震えて姿形を変えて人化してくれた。
「フレイム、さま……」
「リフレーシュ、愛している」
頬を真っ赤にした彼女が、瞳を潤ませて俺を見つめて来る。人化した全裸の彼女は、もじもじして恥ずかしそうだ。もう、たまらん。
「あまり、見ないでください……」
「……」
俺としては、全てを隅から隅まで見たいに決まっている。だが、今日は俺たちの初夜だ。彼女の願いを叶えるべく、室内を照らすライトを魔法で消した。
「フレイムさま……あっ……」
俺は、暗がりの中でも見える彼女の白くてきめ細やかな柔肌を抱きしめながら、ふんわりした唇にキスを落し、そっとその柔らかなふくらみに右手を当てたのだった。
清浄(せいじょう):10の-21乗
涅槃寂静(ねはんじゃくじょう):10の-24乗
0
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す
エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】
転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた!
元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。
相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ!
ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。
お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。
金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる