32 / 129
復讐の天使
第31話 潜入!王立魔法学園!
しおりを挟む
時夫とルミィは今後について話し合った。
まず、王家が信用出来ないと言う点ではバッチリ意見が合った。
なので、時夫こそが真の聖女であると名乗った場合は、伊織の処遇も、時夫の今後の自由もどうなるかわからないので、伊織には悪いが代役を務めておいて貰うことにした。
そして、時夫伊織のそばになるべくいる事にした。
伊織が祈ったタイミングで近くで時夫も祈る事で、病を治す奇跡は伊織が起こしたのだと周囲に錯覚させるのだ。
しかし、その為にはもっと協力者が必要だ。
近々、王子と聖女は国中を周りながら、巡礼と邪教徒討伐をするらしい……と新聞に書いてあった。
できればそれにくっついて行きたい。
なんならその御一行の一員になりたい。
アレックス第一王子は何と言っても現在最も王の座に近い人物だ。大量の護衛やら世話係が付くだろうから、その中に紛れ込みたい。
ルミィの謎のコネだけでは紛れ込むまでは出来そうらしい。
が、正体をバラしたく無ければ、正体を隠すのを手伝ってくれる人をそろそろ募った方が良いとルミィが提案して来たのだ。
そんな訳で、アレックス王子や伊織となるべく近い関係性且つ、信用出来そうで、口が硬そうで、王子のやり口に不満を持ってそうで、色々融通が利きそうな性格の……都合の良い人材を探す為に、やって来ました、王立魔法学園!!
そして、採用されました用務員!!
時夫に『乾燥』の魔法を授けてくれたボルゾイ師匠は、ちゃんと約束を覚えてくれてくれた。
時夫とルミィを用務員として採用してくれたのだ。
「良いか、用務員の道は険しく困難な道だ。
だがな……お前たちは良い目をしている。きっと用務員道《よーむいんどー》を極めてこの国、否、この世界をより良い方向へと変えていってくれると信じている」
身長2メートルの師匠の節くれだってゴツゴツした大きな手が時夫の撫で肩に、力強くも優しく置かれた。
「はい!師匠!いち用務員としてこれから精一杯頑張ります!」
時夫は偉大なる師匠の激励に感涙しながら腹から声を出して返事をした。
「頑張ります!」
ルミィも元気に返事をした。
さーて、伊織と王子は何処にいるだろうか?
掃除に勤しみつつ、学園での様子や人間関係を観察するぞ!
時夫は変装済みの赤毛に用務員の制服のキャップをしっかりと被り、念の為の変装用のメガネを掛けた。
ルミィもミルクティー色にした髪をポニーテールにして、帽子の後ろから飛び出させている。
ヘーゼルに変化させた瞳もメガネで隠し、変装バッチリだ。
この生活魔法のカリスマが本気を出せば学園中ピッカピカだが、それだと作業がすぐに終わって、早々にお役御免になってしまいかねない。
なるべく手作業で頑張ろう。
時夫はボルゾイ師匠の教えを忠実に守りながら、両親に感謝、友人に感謝、世界に感謝、そして何より大事なラブアンドピースを胸に、心を込めて学園の床を磨き始めた。
「感謝!感謝!感謝!………………感謝!」
ルミィもブツブツ呟きながら窓を拭いている。良い感じだ。ルミィもきっと良い用務員になれるだろう。
フッ……俺も負けてられないな。
「……感謝!!」
時夫は呟き、床を擦る手に力を込めた。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
「きゃー!すみません!ごめんなさい!!」
「もう!またですか?何度やったらわかるんです?」
伊織はまたやってしまった。
魔法薬の精製手順を間違えて、クリスタルの容器が爆発してしまったのだ。
魔法薬のクラスは、薬剤を扱える教室が狭いので男女分かれての履修となっている。
つまり、アレックス第一王子や、伊織を普段守ってくれている王子の友人達がいない為に、令嬢達はここぞとばかりに伊織を責めた。
「わたくしのスカートにクリスタルのカケラが付いてしまいましたわ!破片で怪我をしたらどうしてくれるの?」
「薬品このまま床に溢したままにする訳にはいかないわ。早く掃除しないと……」
「ごめんなさい!あ、床は私が綺麗にします!」
伊織は一番得意な魔法の水を操り床を掃除しようとした。
「お待ちなさい!」
女しかいない時での伊織の監督責任者であるところのパトリーシャが慌てて伊織を止める。が、遅かった。
ザバザバザバーーーー!!!!
「きゃー!」「ちょっとー靴が濡れちゃう!」「薬品混じってるから気をつけて!」
水が大量に発生して、あたり一面床がびしょ濡れになった。
下の階に水が浸水してもおかしくない量だ。
教師が生徒達に水から離れる様に言いわたし、掃除させる為に用務員を呼びにいった。
「……イオリ様、先生が最初に仰ったでしょう?
魔法薬の精製が速やかに行われる様に、水系統の魔法支援の強力な魔道具を五つも作動させていると……。
そんな教室内でイオリ様ほどの魔力量の方が水を発生させては、こうなるのも当たり前です」
パトリーシャの言葉に、伊織はシュンと項垂れつつ感謝を述べた。
「そっか、魔道具とかよく分からなくて聞き流してた。説明してくれてありがとうね」
パトリーシャに怒られる伊織を見て、他の令嬢がヒソヒソと囁き合う。
伊織は社交とか、貴族の言葉とかが分からずに、女子の集団の中で既に完全に浮いていた。
アレックス王子がいれば、伊織がヘマをしても執りなしてくれるのだが、今しばらく我慢するしかない。
その時、ドアがノックされ赤毛のメガネの用務員が入って来た。
用務員といえば、やたらと体が大きいお爺さんばかり見かけていたが他にもいたらしい。
「失礼いたします」
若い女性の用務員も入って来た。ミルクティー色の髪をポニーテールにしていて、丸メガネでなかなか可愛らしい。
用務員の二人はヒソヒソと何か話し合った後、赤毛の男性が何かを唱えた。
するとあっという間に床の水は無くなってしまった。
「……魔法だ」
瞬きをする間のあっという間の出来事に、伊織は思わずそう呟いた。
「当たり前でしょう?」
パトリーシャには伊織の呟きが聞こえたらしい。彼女には自分の失敗が瞬時に解決された驚きと感動は伝わらなかったらしい。
伊織は赤毛の用務員と目があった。
用務員は安心させる様に軽く頷いてから、部屋を去った。
伊織はその後もいつも通りに、失敗しては顰蹙を買い、教師に指されても答えられず、パトリーシャに勉強不足を諌められ、他の令嬢に冷笑され、アレックス王子や乳母子のリックや騎士を目指すイーサンや、のんびりした性格の令息のフィリーに庇って貰いつつ、何とか魔法世界の常識が分からないままに授業をこなしていった。
「魔法学園ってもっと楽しいところだと思ってたけど、大変過ぎる……もっと勉強頑張らないと」
最近は病院の慰問で忙しいけど、勉強道具持っていった方が良いかも。
……勉強する時間あるかな。
でも、聖女だもん。頑張らないと。もっと。
まず、王家が信用出来ないと言う点ではバッチリ意見が合った。
なので、時夫こそが真の聖女であると名乗った場合は、伊織の処遇も、時夫の今後の自由もどうなるかわからないので、伊織には悪いが代役を務めておいて貰うことにした。
そして、時夫伊織のそばになるべくいる事にした。
伊織が祈ったタイミングで近くで時夫も祈る事で、病を治す奇跡は伊織が起こしたのだと周囲に錯覚させるのだ。
しかし、その為にはもっと協力者が必要だ。
近々、王子と聖女は国中を周りながら、巡礼と邪教徒討伐をするらしい……と新聞に書いてあった。
できればそれにくっついて行きたい。
なんならその御一行の一員になりたい。
アレックス第一王子は何と言っても現在最も王の座に近い人物だ。大量の護衛やら世話係が付くだろうから、その中に紛れ込みたい。
ルミィの謎のコネだけでは紛れ込むまでは出来そうらしい。
が、正体をバラしたく無ければ、正体を隠すのを手伝ってくれる人をそろそろ募った方が良いとルミィが提案して来たのだ。
そんな訳で、アレックス王子や伊織となるべく近い関係性且つ、信用出来そうで、口が硬そうで、王子のやり口に不満を持ってそうで、色々融通が利きそうな性格の……都合の良い人材を探す為に、やって来ました、王立魔法学園!!
そして、採用されました用務員!!
時夫に『乾燥』の魔法を授けてくれたボルゾイ師匠は、ちゃんと約束を覚えてくれてくれた。
時夫とルミィを用務員として採用してくれたのだ。
「良いか、用務員の道は険しく困難な道だ。
だがな……お前たちは良い目をしている。きっと用務員道《よーむいんどー》を極めてこの国、否、この世界をより良い方向へと変えていってくれると信じている」
身長2メートルの師匠の節くれだってゴツゴツした大きな手が時夫の撫で肩に、力強くも優しく置かれた。
「はい!師匠!いち用務員としてこれから精一杯頑張ります!」
時夫は偉大なる師匠の激励に感涙しながら腹から声を出して返事をした。
「頑張ります!」
ルミィも元気に返事をした。
さーて、伊織と王子は何処にいるだろうか?
掃除に勤しみつつ、学園での様子や人間関係を観察するぞ!
時夫は変装済みの赤毛に用務員の制服のキャップをしっかりと被り、念の為の変装用のメガネを掛けた。
ルミィもミルクティー色にした髪をポニーテールにして、帽子の後ろから飛び出させている。
ヘーゼルに変化させた瞳もメガネで隠し、変装バッチリだ。
この生活魔法のカリスマが本気を出せば学園中ピッカピカだが、それだと作業がすぐに終わって、早々にお役御免になってしまいかねない。
なるべく手作業で頑張ろう。
時夫はボルゾイ師匠の教えを忠実に守りながら、両親に感謝、友人に感謝、世界に感謝、そして何より大事なラブアンドピースを胸に、心を込めて学園の床を磨き始めた。
「感謝!感謝!感謝!………………感謝!」
ルミィもブツブツ呟きながら窓を拭いている。良い感じだ。ルミィもきっと良い用務員になれるだろう。
フッ……俺も負けてられないな。
「……感謝!!」
時夫は呟き、床を擦る手に力を込めた。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
「きゃー!すみません!ごめんなさい!!」
「もう!またですか?何度やったらわかるんです?」
伊織はまたやってしまった。
魔法薬の精製手順を間違えて、クリスタルの容器が爆発してしまったのだ。
魔法薬のクラスは、薬剤を扱える教室が狭いので男女分かれての履修となっている。
つまり、アレックス第一王子や、伊織を普段守ってくれている王子の友人達がいない為に、令嬢達はここぞとばかりに伊織を責めた。
「わたくしのスカートにクリスタルのカケラが付いてしまいましたわ!破片で怪我をしたらどうしてくれるの?」
「薬品このまま床に溢したままにする訳にはいかないわ。早く掃除しないと……」
「ごめんなさい!あ、床は私が綺麗にします!」
伊織は一番得意な魔法の水を操り床を掃除しようとした。
「お待ちなさい!」
女しかいない時での伊織の監督責任者であるところのパトリーシャが慌てて伊織を止める。が、遅かった。
ザバザバザバーーーー!!!!
「きゃー!」「ちょっとー靴が濡れちゃう!」「薬品混じってるから気をつけて!」
水が大量に発生して、あたり一面床がびしょ濡れになった。
下の階に水が浸水してもおかしくない量だ。
教師が生徒達に水から離れる様に言いわたし、掃除させる為に用務員を呼びにいった。
「……イオリ様、先生が最初に仰ったでしょう?
魔法薬の精製が速やかに行われる様に、水系統の魔法支援の強力な魔道具を五つも作動させていると……。
そんな教室内でイオリ様ほどの魔力量の方が水を発生させては、こうなるのも当たり前です」
パトリーシャの言葉に、伊織はシュンと項垂れつつ感謝を述べた。
「そっか、魔道具とかよく分からなくて聞き流してた。説明してくれてありがとうね」
パトリーシャに怒られる伊織を見て、他の令嬢がヒソヒソと囁き合う。
伊織は社交とか、貴族の言葉とかが分からずに、女子の集団の中で既に完全に浮いていた。
アレックス王子がいれば、伊織がヘマをしても執りなしてくれるのだが、今しばらく我慢するしかない。
その時、ドアがノックされ赤毛のメガネの用務員が入って来た。
用務員といえば、やたらと体が大きいお爺さんばかり見かけていたが他にもいたらしい。
「失礼いたします」
若い女性の用務員も入って来た。ミルクティー色の髪をポニーテールにしていて、丸メガネでなかなか可愛らしい。
用務員の二人はヒソヒソと何か話し合った後、赤毛の男性が何かを唱えた。
するとあっという間に床の水は無くなってしまった。
「……魔法だ」
瞬きをする間のあっという間の出来事に、伊織は思わずそう呟いた。
「当たり前でしょう?」
パトリーシャには伊織の呟きが聞こえたらしい。彼女には自分の失敗が瞬時に解決された驚きと感動は伝わらなかったらしい。
伊織は赤毛の用務員と目があった。
用務員は安心させる様に軽く頷いてから、部屋を去った。
伊織はその後もいつも通りに、失敗しては顰蹙を買い、教師に指されても答えられず、パトリーシャに勉強不足を諌められ、他の令嬢に冷笑され、アレックス王子や乳母子のリックや騎士を目指すイーサンや、のんびりした性格の令息のフィリーに庇って貰いつつ、何とか魔法世界の常識が分からないままに授業をこなしていった。
「魔法学園ってもっと楽しいところだと思ってたけど、大変過ぎる……もっと勉強頑張らないと」
最近は病院の慰問で忙しいけど、勉強道具持っていった方が良いかも。
……勉強する時間あるかな。
でも、聖女だもん。頑張らないと。もっと。
9
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

転売屋(テンバイヤー)は相場スキルで財を成す
エルリア
ファンタジー
【祝!第17回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞!】
転売屋(テンバイヤー)が異世界に飛ばされたらチートスキルを手にしていた!
元の世界では疎まれていても、こっちの世界なら問題なし。
相場スキルを駆使して目指せ夢のマイショップ!
ふとしたことで異世界に飛ばされた中年が、青年となってお金儲けに走ります。
お金は全てを解決する、それはどの世界においても同じ事。
金金金の主人公が、授かった相場スキルで私利私欲の為に稼ぎまくります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる