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蜜月
蜜月⑥🚫
しおりを挟む「……っ」
「薬師様、来て下さいませ。貴方様の子種、わたくしの奥に下さい。わたくしは、大丈夫です」
「ナディア……ッ」
薬師の顔が真っ赤に染まった。
「あっ、わたくしはまた言葉を違えましたか? いけませんね、こういう事は不慣れで…… 」
ナディアが眉をハの字に曲げて気落ちする。
「ああ、くそっ。こんなの反則だ、可愛い過ぎるっ。いつもいつも、俺ばかり翻弄されて、それでなくても俺は、お前の香りに正気じゃ無くなるってのに! 」
顔はナディアの横に並べて、下半身だけ捻るようにして蜜口に当てられていたものが、ぎちぎちと中を押し開くようにして、奥をめがけて入ってくる。
「……あ……っつ……っつく」
息が、詰まりそうになる程に痛くて苦しい。
たっぷりとした潤滑液に満ちた内壁を、質量あるものが押し入ってざらついた膣壁を擦り上げてくる感覚に、ざわざわと肌が粟立ってくる。
必要以上に質量あるそれを、直に感じているだけでナディアの意識は弾け飛びそうになった。
「ぅんっ、は……、流石に処女の締め上げ、すげぇわ。……くそっ、俺を追い詰める気かよ、ナディアっ…… 入っただけでイキそうだっ」
お腹一杯に入り込んだ薬師のそれは、大きくて熱くて、びくびくと息づいている。
なにか命を宿した生物が蠢いているような錯覚を覚える。
不快感はなく、すごく幸せで涙が出そうになったナディアであった。
「は……っ、櫂っさまぁ~っ」
苦しくて浅い息をしていると、薬師が攻めるようなオスの眼差しのまま、ナディアの唇に優しいキスを落とす。
暫く奥まで入った儘にし、ナディアが落ち着くと静かにゆっくりと引き抜いたそれを、勢いをつけてずんと彼女最奥を突いた。
その擦り上げに、ぞくぞくが迫り上がり、揺さぶられた身体から声が止まらない。
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