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娼婦と交易商人
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背中まである金色の髪が月の光を照り返して輝いて見える。青い瞳は宝石のように光っていて、整った顔立ちは町中の女性の憧れの的だった。
三十歳という若さで、この港町の他にもいくつも店を持つ才覚のある交易商人。
名前はフェリオ。
顔見知りというか、娼婦の時の客の一人だった男だ。
「こんばんは、ロジー」
「こんばんは」
挨拶するのに見上げなければいけないほど背が高い。
見惚れるほどいい男で金持ち。娼館に来なくても女は勝手によってくるはずなのに、彼は週に一度は娼館にやってきて女性を求める。
もっとも、その笑みの裏側に気味の悪い性癖があるのを知っているのは、彼の相手をしたことのある娼婦だけだ。もちろん私も彼の特殊な性癖を知っている。
娼婦に手を出すわけでもなく、ただ飾り立ててそれを見ながら自慰をする変わった性癖。
ベッドの上で自分は服を着たまま、娼婦の体を愛でるように隅々にまで手を這わせる。髪や顔、胸や足、恥部はもちろん口の中にまで指を入れてその感触を楽しむ。自らの舌を使って愛撫したりはせず、とにかく手触りを楽しむかのように全身を触りまくる。
一番理解できないのは、自身の猛りを入れようとしないことだ。自分で持ってきた花をベッドに散らし、娼婦をその上に座らせて眺めながら自慰でイく。こちらから触ることは厳禁で、口で奉仕することも嫌がる。ベッドに花と共に飾られれば身動きすることも禁止され、ただ見て触って、勝手に達して満足し帰っていく。
生きている人間ではなく、人形を愛する者もいる。恐らくそういった類の性癖の持ち主なのだろう。それでもフェリオは他の客に比べれば上客だ。奉仕の必要がなく、性交もないので疲れない。それに自身の性癖をよくわかっているのか、通常の価格よりも割増しで金を払う。フェリオが望む通り従順でおとなしくしていれば、勝手に一人で盛り上がって一人で達っして満足する。
この男がいまだに未婚なのは、そういう理由からなのかもしれない。
しかしここは娼館ではない。さらに飲み比べの勝負中だ。たとえ互いに席を外している間でも、消極的な態度をとれば自分に負けた気分になりザイクスにも呑まれる。気を強く保つようにフェリオを睨んだ。
「何か用?」
常とは違う私の態度にフェリオが整った眉をピクリと動かした。
「強気なロジーも悪くないが、私はいつもの従順な君の方が好きだな」
「これが本来の私よ」
娼館にいる時は確かに娼婦だが、今はただの一人の女だ。フェリオの趣味に合わせる必要も媚を売る必要もない。
「私とあなたの関係は終わったの」
私が突き放したように言っても、フェリオは首を傾げてゆるく笑う。
「それは今までと違う、新しい関係を作りたいということかな」
「あなたに愛でられるだけのお人形になる気は、もうないわ」
彼の性癖を揶揄するように言えば、フェリオの体がピクリと震えた。すっと目を細め一瞬で私に詰め寄った。常人とは思えない身ごなしで逃げる間もなく腕を取られ、グイッと強引に引っ張られる。ヒールを履いていた私はたまらずバランスを崩した。抱きすくめられるようにフェリオの腕に捕えられる。
「ロジー、君は私のものだ」
娼婦に愛を囁く男はいくらでもいるが、ほとんどが嘘だ。だが、フェリオが嘘をついている様子はない。これでも娼婦として十数年やってきた。相手が嘘をついているかどうかくらいわかる。
「永遠の美と愛を君に捧げよう」
耳元で囁かれて背筋がぞくりと震えた。愛を囁かれているのに、なぜか震えが止まらない。人の温かさを感じない、ゾッとするほど冷たく響く低い声。
初めてこの男を怖いと思った。何の感情も感じさせない声に、心の底から震え上がる。恐怖に勝手に膝が震えた。けれど、そんな情けない姿を見せたくなくて足を叱咤して我慢する。
次の瞬間、フェリオが後方へ吹っ飛んだ。何が起こったかわからず呆然としていると、腕を強く引かれて肩を抱かれる。目の前に筋肉の壁があって、上を見上げればぎらつく黄色の瞳があった。獰猛な猛獣を思わせる瞳がフェリオに向けれれている。隠すことのない殺気が辺りに満ちていて、息苦しいほどの緊張感に息を飲んだ。
「こいつは俺の女だ」
唸るように低く漏れ出た声に、フェリオが忌々しげにザイクスを睨む。絶対に敵わないことは理解しているようで、手向かうことはさすがにしない。
同じ低い声でもフェリオとは違う。思わずザイクスの服の裾を掴んだ。その手の上から大きな手のひらが重ねられた。それ熱いと感じるほど、私は全身から血の気を失っていた。
「失せろ」
濃密な殺意と共に発せられた言葉に、フェリオが舌打ちして立ち上がる。口から流れる血をそのままに、青い瞳が私を捕らえた。
「また今度ゆっくりと話をしよう、ロジー」
金の髪をなびかせて、フェリオは立ち去った。街の角の向こうへと姿を消すまで、その背中を見送った。フェリオの背中が見えなくなると、私は詰めていた息を吐いた。重ねられていた手のひらをぎゅっと握られる。
「大丈夫か?」
「ええ。別にどうということはないわ」
震えているのは伝わっているだろう。冷たくなっている手のひらからも緊張しているのがわかるはずだ。それでも私は何でもない風を装ってそう答えた。
そう言って振り仰げば、心底心配そうな黄色の瞳があって息を飲む。近くで見ればザイクスは意外に端整な顔をしている。髭を剃ればきっと精悍な顔立ちをしているのだろうことが伺えた。
「あいつはなんだ」
ザイクスがフェリオの消えた方向を睨みながら唸る。
「ただの知り合いよ」
「……その割には、随分と親しそうだったが」
疑いの眼差しを向けられたが嘘ではない。娼婦でなくなった今、フェリオは客ではなくただの知り合いだ。
「以前親しかっただけ。でも、もう今は関わりのない男よ」
「あいつ、ロジーを自分のものだと抜かしやがった。腹の立つ野郎だ。手加減せずに殴ればよかった」
ザイクスが殴ったら、血が出るだけではすまなさそうだ。忌々しげに手を握ったり開いたりしながら、まだ文句を言っているザイクスに呆れた。
どうもこの男と一緒にいると調子が狂う。
勝負の掛け金は金貨二枚にもなる。大金をかけているだけに勝負中はピリピリした空気が流れるものだ。負けたくないからと相手を睨んだり、皮肉の一つも言いそうなものなのにザイクスはそういうところがまったくない。何かと話しかけてくるし、周りの野次にも笑って応える余裕すらある。
今の件だって私を放っておいて店に戻り、男と逢引をしていたと言いふらせば彼の勝ちが決まる。その後でフェリオを力づくで引き離せば、私も簡単に手に入るだろうに、わざわざ間に入って助けた。
本当に何を考えているのかわからない。まるで負けても構わないと思っているようにも見える。飲みながらかけてくる言葉は飾りがなく遠慮もない。だからこそ馴れ馴れしく感じるが、親しみがあって肩の力が抜けてしまいそうになる。
私は目を瞑って短く息を吐く。体の震えは止まった。手のひらも熱を取り戻してきている。気持ちを整え目を開けた時には、元の気の強い私に戻っていた。
「私はあいつのものじゃないわ。あなたのものでもね」
「今は、な」
「これからもずっと、私は私だけのものよ」
睨みつけた私の視線をものともせず、ザイクスはニヤリと笑う。
「気の強い女は好きだ。だが、今のは貸しにしとくぞ」
「はあ? か弱い女を助けたのが貸しになるなんて、ずいぶんと器量が狭いじゃない」
少しでも頼りになると思ったことはなかったことにしよう。一人心で頷いて見上げれば、上機嫌の笑みがあった。
「お前相手に貸しを作るのは悪くないからな」
「あ、そう。じゃあこっちからも言うけど、あなた、勝負が終わるまでは私に指一本触れないって言ってたわよね? さっき、体を密着させてたんじゃない?」
私にぴったりと寄り添うような筋肉質な体。肩に添えられた手。重ねられた手のひら。腕だって引っ張られた。嫌じゃなかったからそのままにしていたが、ザイクスは今更気づいたように慌てて私から手を離す。
「これは、不可抗力だろ。助けた際の」
「助けるんじゃなくて、貸しを作りたかっただけでしょ」
私の言葉にザイクスがぐっと言葉に詰まる。
「なかったのことにしてあげるから、貸しもなし。それでいいでしょ?」
私の言葉にむーむー唸っていたザイクスが諦めたように首を振ってから、ひたりと私を見てくる。
「…………勝負は俺が勝つからな」
不機嫌そうに唇を尖らせた姿。誰よりも大きな体で髭面なのに、その幼いしぐさのギャップがあまりにもおかしくて思わず噴き出した。しまったと思って慌てて口を押えるが、ザイクスは私の顔をしっかりと見ていた。ニヤッと笑って見下ろしてくる。
「お前は笑ってる方がいい」
「余計なお世話よ。ほら、勝負を続けるわよっ」
私は表情を取り繕うと、ザイクスを伴って店へ戻った。
三十歳という若さで、この港町の他にもいくつも店を持つ才覚のある交易商人。
名前はフェリオ。
顔見知りというか、娼婦の時の客の一人だった男だ。
「こんばんは、ロジー」
「こんばんは」
挨拶するのに見上げなければいけないほど背が高い。
見惚れるほどいい男で金持ち。娼館に来なくても女は勝手によってくるはずなのに、彼は週に一度は娼館にやってきて女性を求める。
もっとも、その笑みの裏側に気味の悪い性癖があるのを知っているのは、彼の相手をしたことのある娼婦だけだ。もちろん私も彼の特殊な性癖を知っている。
娼婦に手を出すわけでもなく、ただ飾り立ててそれを見ながら自慰をする変わった性癖。
ベッドの上で自分は服を着たまま、娼婦の体を愛でるように隅々にまで手を這わせる。髪や顔、胸や足、恥部はもちろん口の中にまで指を入れてその感触を楽しむ。自らの舌を使って愛撫したりはせず、とにかく手触りを楽しむかのように全身を触りまくる。
一番理解できないのは、自身の猛りを入れようとしないことだ。自分で持ってきた花をベッドに散らし、娼婦をその上に座らせて眺めながら自慰でイく。こちらから触ることは厳禁で、口で奉仕することも嫌がる。ベッドに花と共に飾られれば身動きすることも禁止され、ただ見て触って、勝手に達して満足し帰っていく。
生きている人間ではなく、人形を愛する者もいる。恐らくそういった類の性癖の持ち主なのだろう。それでもフェリオは他の客に比べれば上客だ。奉仕の必要がなく、性交もないので疲れない。それに自身の性癖をよくわかっているのか、通常の価格よりも割増しで金を払う。フェリオが望む通り従順でおとなしくしていれば、勝手に一人で盛り上がって一人で達っして満足する。
この男がいまだに未婚なのは、そういう理由からなのかもしれない。
しかしここは娼館ではない。さらに飲み比べの勝負中だ。たとえ互いに席を外している間でも、消極的な態度をとれば自分に負けた気分になりザイクスにも呑まれる。気を強く保つようにフェリオを睨んだ。
「何か用?」
常とは違う私の態度にフェリオが整った眉をピクリと動かした。
「強気なロジーも悪くないが、私はいつもの従順な君の方が好きだな」
「これが本来の私よ」
娼館にいる時は確かに娼婦だが、今はただの一人の女だ。フェリオの趣味に合わせる必要も媚を売る必要もない。
「私とあなたの関係は終わったの」
私が突き放したように言っても、フェリオは首を傾げてゆるく笑う。
「それは今までと違う、新しい関係を作りたいということかな」
「あなたに愛でられるだけのお人形になる気は、もうないわ」
彼の性癖を揶揄するように言えば、フェリオの体がピクリと震えた。すっと目を細め一瞬で私に詰め寄った。常人とは思えない身ごなしで逃げる間もなく腕を取られ、グイッと強引に引っ張られる。ヒールを履いていた私はたまらずバランスを崩した。抱きすくめられるようにフェリオの腕に捕えられる。
「ロジー、君は私のものだ」
娼婦に愛を囁く男はいくらでもいるが、ほとんどが嘘だ。だが、フェリオが嘘をついている様子はない。これでも娼婦として十数年やってきた。相手が嘘をついているかどうかくらいわかる。
「永遠の美と愛を君に捧げよう」
耳元で囁かれて背筋がぞくりと震えた。愛を囁かれているのに、なぜか震えが止まらない。人の温かさを感じない、ゾッとするほど冷たく響く低い声。
初めてこの男を怖いと思った。何の感情も感じさせない声に、心の底から震え上がる。恐怖に勝手に膝が震えた。けれど、そんな情けない姿を見せたくなくて足を叱咤して我慢する。
次の瞬間、フェリオが後方へ吹っ飛んだ。何が起こったかわからず呆然としていると、腕を強く引かれて肩を抱かれる。目の前に筋肉の壁があって、上を見上げればぎらつく黄色の瞳があった。獰猛な猛獣を思わせる瞳がフェリオに向けれれている。隠すことのない殺気が辺りに満ちていて、息苦しいほどの緊張感に息を飲んだ。
「こいつは俺の女だ」
唸るように低く漏れ出た声に、フェリオが忌々しげにザイクスを睨む。絶対に敵わないことは理解しているようで、手向かうことはさすがにしない。
同じ低い声でもフェリオとは違う。思わずザイクスの服の裾を掴んだ。その手の上から大きな手のひらが重ねられた。それ熱いと感じるほど、私は全身から血の気を失っていた。
「失せろ」
濃密な殺意と共に発せられた言葉に、フェリオが舌打ちして立ち上がる。口から流れる血をそのままに、青い瞳が私を捕らえた。
「また今度ゆっくりと話をしよう、ロジー」
金の髪をなびかせて、フェリオは立ち去った。街の角の向こうへと姿を消すまで、その背中を見送った。フェリオの背中が見えなくなると、私は詰めていた息を吐いた。重ねられていた手のひらをぎゅっと握られる。
「大丈夫か?」
「ええ。別にどうということはないわ」
震えているのは伝わっているだろう。冷たくなっている手のひらからも緊張しているのがわかるはずだ。それでも私は何でもない風を装ってそう答えた。
そう言って振り仰げば、心底心配そうな黄色の瞳があって息を飲む。近くで見ればザイクスは意外に端整な顔をしている。髭を剃ればきっと精悍な顔立ちをしているのだろうことが伺えた。
「あいつはなんだ」
ザイクスがフェリオの消えた方向を睨みながら唸る。
「ただの知り合いよ」
「……その割には、随分と親しそうだったが」
疑いの眼差しを向けられたが嘘ではない。娼婦でなくなった今、フェリオは客ではなくただの知り合いだ。
「以前親しかっただけ。でも、もう今は関わりのない男よ」
「あいつ、ロジーを自分のものだと抜かしやがった。腹の立つ野郎だ。手加減せずに殴ればよかった」
ザイクスが殴ったら、血が出るだけではすまなさそうだ。忌々しげに手を握ったり開いたりしながら、まだ文句を言っているザイクスに呆れた。
どうもこの男と一緒にいると調子が狂う。
勝負の掛け金は金貨二枚にもなる。大金をかけているだけに勝負中はピリピリした空気が流れるものだ。負けたくないからと相手を睨んだり、皮肉の一つも言いそうなものなのにザイクスはそういうところがまったくない。何かと話しかけてくるし、周りの野次にも笑って応える余裕すらある。
今の件だって私を放っておいて店に戻り、男と逢引をしていたと言いふらせば彼の勝ちが決まる。その後でフェリオを力づくで引き離せば、私も簡単に手に入るだろうに、わざわざ間に入って助けた。
本当に何を考えているのかわからない。まるで負けても構わないと思っているようにも見える。飲みながらかけてくる言葉は飾りがなく遠慮もない。だからこそ馴れ馴れしく感じるが、親しみがあって肩の力が抜けてしまいそうになる。
私は目を瞑って短く息を吐く。体の震えは止まった。手のひらも熱を取り戻してきている。気持ちを整え目を開けた時には、元の気の強い私に戻っていた。
「私はあいつのものじゃないわ。あなたのものでもね」
「今は、な」
「これからもずっと、私は私だけのものよ」
睨みつけた私の視線をものともせず、ザイクスはニヤリと笑う。
「気の強い女は好きだ。だが、今のは貸しにしとくぞ」
「はあ? か弱い女を助けたのが貸しになるなんて、ずいぶんと器量が狭いじゃない」
少しでも頼りになると思ったことはなかったことにしよう。一人心で頷いて見上げれば、上機嫌の笑みがあった。
「お前相手に貸しを作るのは悪くないからな」
「あ、そう。じゃあこっちからも言うけど、あなた、勝負が終わるまでは私に指一本触れないって言ってたわよね? さっき、体を密着させてたんじゃない?」
私にぴったりと寄り添うような筋肉質な体。肩に添えられた手。重ねられた手のひら。腕だって引っ張られた。嫌じゃなかったからそのままにしていたが、ザイクスは今更気づいたように慌てて私から手を離す。
「これは、不可抗力だろ。助けた際の」
「助けるんじゃなくて、貸しを作りたかっただけでしょ」
私の言葉にザイクスがぐっと言葉に詰まる。
「なかったのことにしてあげるから、貸しもなし。それでいいでしょ?」
私の言葉にむーむー唸っていたザイクスが諦めたように首を振ってから、ひたりと私を見てくる。
「…………勝負は俺が勝つからな」
不機嫌そうに唇を尖らせた姿。誰よりも大きな体で髭面なのに、その幼いしぐさのギャップがあまりにもおかしくて思わず噴き出した。しまったと思って慌てて口を押えるが、ザイクスは私の顔をしっかりと見ていた。ニヤッと笑って見下ろしてくる。
「お前は笑ってる方がいい」
「余計なお世話よ。ほら、勝負を続けるわよっ」
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