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Extra2:Moonlight scandal
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――まぶし……。
朝の眩しい光がカーテンを閉め忘れた窓から入ってきて、否応無く夢から起こされた。
昨夜は、エアコンもタイマーを設定し忘れて、朝までつけっ放しだったせいか、なんだかちょっと身体が怠い。
時計を見ると、まだ6時。
「あれ? 携帯……」
足元でくしゃくしゃになって、全然役に立ってないタオルケットのかたまりの中を探ってみると、中から昨夜手に握ったままだったはずの携帯が出てきた。
寝てしまって気付かなかったかもしれない、透さんの着信を確認する。が、電話もメールもきてなかった。
「どうしたんだろう……」
昨夜、メールも出来ないくらい遅くなったんだろうか……。
そう考えると、途端に不安が押し寄せる。
早く透さんの声を聞きたいけど、こんな朝早くに電話するわけにもいかないし。
透さんは、今日も仕事のはずだから……。
「7時になったら電話してみようかな」
それまで、もう一眠りしようかと思ったけど、寝ちゃったら絶対7時に起きる自信がなくて、仕方なくのっそりとベッドから立ち上がって冷蔵庫を開ける。
エアコンを付けっ放しだったせいか、喉がカラカラだった。取り敢えず牛乳をグラスに注いで、一気に飲み干す。
本当なら昨夜は透さんちに泊まるつもりだったし、今日のバイトは昼からだから、午前中丸々予定がない。
しかも、俺にしては珍しく早起きしちゃって、やることがない……。
でも、何もしないで起きてると、透さんのことが気になって仕方がない。
――まさか、あの婚約者の人と……。
「……ないないない! そんな事、絶対ないっ」
自分で勝手に悪い方に考えてどうするんだ!
おもいっきり、頭を何度も横に振って、馬鹿な考えを振り払う。
――でも……連絡するって言ったのに………。
清楚で可愛らしくて、いかにもお嬢様な感じの美絵さんの姿が頭を過る。
あんな可愛い女の人に言い寄られたら、男だったら……いくら透さんでも……。
「あぁあああ! もう!!!」
透さんに限って、そんなことある訳ないじゃん! 俺じゃないんだから……。
「あはははは……」
ダメだ、何もしないでいると、余計な事考え過ぎる。
そうだ、部屋を掃除しよう! あと洗濯も、だな。
洗濯機を回しながら、窓を全開にして、あちこち散らばった雑誌やら脱ぎ散らかした服やら片付けて、掃除機をかける。
余計なことは考えずにただひたすら掃除して、洗い上がった洗濯物を小さなバルコニーに干していると、ローテーブルの上に置いてあった携帯が鳴った。
――透さんだ!
時計を見ると、もう7時を少し回ったところだった。
――まぶし……。
朝の眩しい光がカーテンを閉め忘れた窓から入ってきて、否応無く夢から起こされた。
昨夜は、エアコンもタイマーを設定し忘れて、朝までつけっ放しだったせいか、なんだかちょっと身体が怠い。
時計を見ると、まだ6時。
「あれ? 携帯……」
足元でくしゃくしゃになって、全然役に立ってないタオルケットのかたまりの中を探ってみると、中から昨夜手に握ったままだったはずの携帯が出てきた。
寝てしまって気付かなかったかもしれない、透さんの着信を確認する。が、電話もメールもきてなかった。
「どうしたんだろう……」
昨夜、メールも出来ないくらい遅くなったんだろうか……。
そう考えると、途端に不安が押し寄せる。
早く透さんの声を聞きたいけど、こんな朝早くに電話するわけにもいかないし。
透さんは、今日も仕事のはずだから……。
「7時になったら電話してみようかな」
それまで、もう一眠りしようかと思ったけど、寝ちゃったら絶対7時に起きる自信がなくて、仕方なくのっそりとベッドから立ち上がって冷蔵庫を開ける。
エアコンを付けっ放しだったせいか、喉がカラカラだった。取り敢えず牛乳をグラスに注いで、一気に飲み干す。
本当なら昨夜は透さんちに泊まるつもりだったし、今日のバイトは昼からだから、午前中丸々予定がない。
しかも、俺にしては珍しく早起きしちゃって、やることがない……。
でも、何もしないで起きてると、透さんのことが気になって仕方がない。
――まさか、あの婚約者の人と……。
「……ないないない! そんな事、絶対ないっ」
自分で勝手に悪い方に考えてどうするんだ!
おもいっきり、頭を何度も横に振って、馬鹿な考えを振り払う。
――でも……連絡するって言ったのに………。
清楚で可愛らしくて、いかにもお嬢様な感じの美絵さんの姿が頭を過る。
あんな可愛い女の人に言い寄られたら、男だったら……いくら透さんでも……。
「あぁあああ! もう!!!」
透さんに限って、そんなことある訳ないじゃん! 俺じゃないんだから……。
「あはははは……」
ダメだ、何もしないでいると、余計な事考え過ぎる。
そうだ、部屋を掃除しよう! あと洗濯も、だな。
洗濯機を回しながら、窓を全開にして、あちこち散らばった雑誌やら脱ぎ散らかした服やら片付けて、掃除機をかける。
余計なことは考えずにただひたすら掃除して、洗い上がった洗濯物を小さなバルコニーに干していると、ローテーブルの上に置いてあった携帯が鳴った。
――透さんだ!
時計を見ると、もう7時を少し回ったところだった。
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