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第二章:迷う心とタバコ味の……
(38)*
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「おい桜川、本気かよ」
目の前にしゃがみ込んで見ていた先輩が、愉しそうに桜川先輩を見上げた。
「本当はね、こうして男の手で善がってるのを写真に撮って、構内の掲示板に貼ったら面白いかなーって、思ってたんだけどね」
――何て恐ろしい計画を立ててるんですか、桜川先輩!
「でも、喘いでる顔が可愛いから、最後までやっちゃおうかなーって」
「マジかよー」
店内に響く3人の笑い声。
「俺ね、男もイケるんだよね。何ならハメ撮りとかもいいかもね、俺の顔は写さずにね」
桜川先輩は笑いながらそう言うと、俺の顎をぐいっと掴み、俯いた顔を上げさせられて……
――キスされるッ!
反射的に顔を逸らしたけど、避けきれずに唇の横を舐められて、また身体が震えた。
――しかも、今、ハメ撮りとか言った? 冗談じゃないっ!
「乳首だけで随分感じているみたいだけど、下の方はどうなってんの? もうキツイんじゃないの?」
クックッと笑いながら、俺の顔を覗きこむ。
「脱がしてやんよ」
目の前にいた先輩が、俺のベルトをカチャカチャと外そうとしている。
ちょっと待って。これマジなの? 何か悪い冗談だよね?
だけど、抵抗しようとした手は、背後から桜川先輩に拘束されてしまう。
「や、めっ……」
ジタバタともがく足は、もう一人の先輩に押さえ付けられて、ジーンズと下着を一気に膝の辺りまで下ろされて……俺の意思なんて関係なく、すっかり猛ってしまっている半身が空気に晒された。
「あれぇ、ホントに胸だけで感じちゃった?」
さっき、ゆり先輩とトイレでイチャイチャしてても、何の反応も無かったのに、今は痛いくらいに主張していて、既に先走りで濡れそぼっている。
――なんでなんだよ……ホントになんか、身体が変なんだけど……。
耳元で「淫乱だな」と、囁く桜川先輩の手が伸びてきて、俺の猛りきった半身を撫で上げる。
「ア……あっ……」
予想以上の刺激に下肢が震えて、吐息と共に甘すぎる声が漏れてしまった。 あともう少しでも刺激を与えれば、即効で達してしまいそう。
「ねえ直、自分でして見せてよ」
――え?
「もう、イキたいんでしょ? だから自分でやりなよ」
そう言いながら、桜川先輩が俺の耳を舐めあげた。
「あ……ン……は……ッ」
クチュクチュと耳の中に舌を入れられて、堪らずに腰が浮く。
「や、やめッ」
「ほら、早く自分で触りなって」
もう、どうしようもなく、イキたくて手を伸ばそうとしたその時、デジカメを構えている先輩の姿が視界に入った。
駄目だ、こんな自分でヤッてるところを撮られるのは、絶対嫌だ!
辛うじて残っていた理性で手を止めると、耳元で桜川先輩がクスクスと笑う。
「どうしたのー? 早くやらないと、後ろ、いきなり突っ込んじゃうよー?」
悔しくて、悔しくて、涙が滲んで視界がぼやけた。
目の前にしゃがみ込んで見ていた先輩が、愉しそうに桜川先輩を見上げた。
「本当はね、こうして男の手で善がってるのを写真に撮って、構内の掲示板に貼ったら面白いかなーって、思ってたんだけどね」
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「でも、喘いでる顔が可愛いから、最後までやっちゃおうかなーって」
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――キスされるッ!
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――しかも、今、ハメ撮りとか言った? 冗談じゃないっ!
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クックッと笑いながら、俺の顔を覗きこむ。
「脱がしてやんよ」
目の前にいた先輩が、俺のベルトをカチャカチャと外そうとしている。
ちょっと待って。これマジなの? 何か悪い冗談だよね?
だけど、抵抗しようとした手は、背後から桜川先輩に拘束されてしまう。
「や、めっ……」
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「あれぇ、ホントに胸だけで感じちゃった?」
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――なんでなんだよ……ホントになんか、身体が変なんだけど……。
耳元で「淫乱だな」と、囁く桜川先輩の手が伸びてきて、俺の猛りきった半身を撫で上げる。
「ア……あっ……」
予想以上の刺激に下肢が震えて、吐息と共に甘すぎる声が漏れてしまった。 あともう少しでも刺激を与えれば、即効で達してしまいそう。
「ねえ直、自分でして見せてよ」
――え?
「もう、イキたいんでしょ? だから自分でやりなよ」
そう言いながら、桜川先輩が俺の耳を舐めあげた。
「あ……ン……は……ッ」
クチュクチュと耳の中に舌を入れられて、堪らずに腰が浮く。
「や、やめッ」
「ほら、早く自分で触りなって」
もう、どうしようもなく、イキたくて手を伸ばそうとしたその時、デジカメを構えている先輩の姿が視界に入った。
駄目だ、こんな自分でヤッてるところを撮られるのは、絶対嫌だ!
辛うじて残っていた理性で手を止めると、耳元で桜川先輩がクスクスと笑う。
「どうしたのー? 早くやらないと、後ろ、いきなり突っ込んじゃうよー?」
悔しくて、悔しくて、涙が滲んで視界がぼやけた。
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