幽霊が見たいから百物語を書いてく

十一話 オハフクさん

ある田舎町にある学校に赴任した女性教師の話。

その女性は今まで都会の方の学校で勤めていたのだが、少し問題を起こしてしまい、郊外の学校へ行くことになってしまった。

その町はThe田舎町という風景で、コンビニは3km先。
今までの都会暮らしの人からするととてつもなく不便だろう。

だが、学校での生活は楽しいという。
無邪気な子供たちを見ているとこっちも幸せになるなり、女性が教師を続けられる源だ。

しかし、ある日の給食でそれは出た。

「あっ、今日の給食オハフクさんじゃん！」
「よっしゃ！最近出てこなかったよな！」

オハフクさん？
初めて聞いた料理だ。

女性はその町での伝統的な食べ物だと思っていた。

しかし、給食の時間に出てきたものは、想像を絶するものだった。

「な、なにこれ」
出てきたのは青色っぽい塊。
とても人間が食うものではなかったようだ。

あまりの風貌に手をつけられていないでいると、
「オハフクさん、食べないの？」
「先生が残すなんてダメなんだァ」

子供たちがこのように言ってきた。

女性は仕方がなく食べることにした。

口に入れた瞬間ものすごい不快感と不安が押し寄せてきた。

そして、冷静になり、周りを見ると、そこには紫色で歪んだ教室があった。

女性はたまらず逃げようとした。
しかし、よく分からないなにかに腕を捕まれ、無理やりオハフクさんを口に入れられる。

「ああ、助けて！助けて！」

その女性の声は学校中をこだました。









はい、闇芝居さん感謝！
この話を読んでいる方の年代ってどんな感じなんでしょうかね？
ちょっと気になります笑。
さて、前回から身の回りに変化は特にないですね。
次回もお楽しみに！！