(ほぼ)1分で読める怖い話

オールした時

　オールした時、眠気が午後の3時くらいにものすごい勢いでやってきたから寝た。
　ベットにどうやって入ったかとかは記憶がなかった。
　
　目が覚めて体を動かそうとしても動かない。
　部屋が暗くなっているから夜になっているのは確実だった。
　疲れてるだけだと思いもう一度僕は眠りについた。

　再び目が覚めると今度は部屋が明るくなっていた。
　しかし体は動かない。
　流石にこんだけ寝たので眠気もさっぱりどっかに行ってしまった。
　トイレに行きたいと思っても体が動かない。

　どうしようかと思っていたら突然目の前が暗くなった。
　暗くなったと思ったら、目の前には彼女の姿があった。

　彼女曰く、俺は丸一日目を覚まさなかったのだという。寝ている間、ものすごい唸り声を上げて苦しそうだったらしい。
　止むを得ず彼女は俺のみぞおちを殴った。

　もしかしたら俺は彼女が居なかったらまだ眠りの世界から脱出できていなかったかもしれない。