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男子トイレの覗き魔
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林くん(仮名)の中学時代にはとにかくヤバイ奴がいたという。
「本当に何を仕出かすか分からないような奴だったんだ。」
林くんはそのヤバイ奴とは関わらないようにしていた。
度々そのヤバい奴(田中と呼ぶ)は問題を起こしており、例にあげると目が合っただけで虐められたと勘違いしてその男子生徒の目を指で刺したり、先生に廊下を走っているのを注意されて、ムカついて持っていた木の枝で首を刺したりと、ここから分かる通りまじでヤバイ奴だった。
そんな中、一番ヤバイ事件が起きたのだという。
「俺が放課後どうしても大便をしたくなったんだ。」
林くんがトイレの個室に入っていた時、誰かがこちらの方へやってくる足音が聞こえた。
「そしたら俺の個室の前で止まったんだよ。」
「次の瞬間、ガタガタって大きな音を立てて上から覗いてきたんだ。ガン見してきたよ。」
林くんは田中と目が合ったまま、しばらく硬直していた。
ようやく状況を理解した林くんはズボンを急いで上げて、田中には目もくれずトイレを後にした。
その後、田中は他の人のトイレも覗き見したということで先生達がかなり激怒していたからか、流石の田中でも反省して大人しくなったという。
「今思うと笑い話だな」
僕は林くんの反応から、恐らくブツを見られたことについて、全く抵抗が無さそうだったのが少し引っかかった。
「本当に何を仕出かすか分からないような奴だったんだ。」
林くんはそのヤバイ奴とは関わらないようにしていた。
度々そのヤバい奴(田中と呼ぶ)は問題を起こしており、例にあげると目が合っただけで虐められたと勘違いしてその男子生徒の目を指で刺したり、先生に廊下を走っているのを注意されて、ムカついて持っていた木の枝で首を刺したりと、ここから分かる通りまじでヤバイ奴だった。
そんな中、一番ヤバイ事件が起きたのだという。
「俺が放課後どうしても大便をしたくなったんだ。」
林くんがトイレの個室に入っていた時、誰かがこちらの方へやってくる足音が聞こえた。
「そしたら俺の個室の前で止まったんだよ。」
「次の瞬間、ガタガタって大きな音を立てて上から覗いてきたんだ。ガン見してきたよ。」
林くんは田中と目が合ったまま、しばらく硬直していた。
ようやく状況を理解した林くんはズボンを急いで上げて、田中には目もくれずトイレを後にした。
その後、田中は他の人のトイレも覗き見したということで先生達がかなり激怒していたからか、流石の田中でも反省して大人しくなったという。
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