65 / 92
一人多い?
しおりを挟む
中学生の時、僕はサッカーのクラブチームに所属していた。因みにポジションは左サイドバック。
そんなことはどうでもいい。
僕は前に一度サッカーの試合で不思議な体験をした。
中一の秋になりかけている時のこと。
その日は〇〇県の方まで遠征に来ていた。
僕は前日に夜更かししてめちゃくちゃ調子が悪く、やる気が全くなかった。
アップで調子を上げれたお陰か、何とか僕はスタメンに選ばれた。
僕達は試合のピッチに入った。
だが、審判に呼び止められた。
「十二人だよ、一人抜けてくれるかな」
僕達はチームのメンバーの数を数えた。
すると、確かに十二人だった。
しかし、確実にありえないのだ。
今日試合に来ているのは、全員合わせて十二人。
ベンチにいるメンバーは一人しかおらず、一人多いなんてことは普通に考えておかしい。
数分経ちもう一度数えてみると、今度はちゃんと十一人だった。
みんな首を傾げていた。
試合が終わったあとも、見えない一人はなんだったのかという話題で持ち切りだった。
だけど、僕は知っている。
ピッチのど真ん中に立っていた、足が片方ない少年がいた事を。
そんなことはどうでもいい。
僕は前に一度サッカーの試合で不思議な体験をした。
中一の秋になりかけている時のこと。
その日は〇〇県の方まで遠征に来ていた。
僕は前日に夜更かししてめちゃくちゃ調子が悪く、やる気が全くなかった。
アップで調子を上げれたお陰か、何とか僕はスタメンに選ばれた。
僕達は試合のピッチに入った。
だが、審判に呼び止められた。
「十二人だよ、一人抜けてくれるかな」
僕達はチームのメンバーの数を数えた。
すると、確かに十二人だった。
しかし、確実にありえないのだ。
今日試合に来ているのは、全員合わせて十二人。
ベンチにいるメンバーは一人しかおらず、一人多いなんてことは普通に考えておかしい。
数分経ちもう一度数えてみると、今度はちゃんと十一人だった。
みんな首を傾げていた。
試合が終わったあとも、見えない一人はなんだったのかという話題で持ち切りだった。
だけど、僕は知っている。
ピッチのど真ん中に立っていた、足が片方ない少年がいた事を。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
【実体験アリ】怖い話まとめ
スキマ
ホラー
自身の体験や友人から聞いた怖い話のまとめになります。修学旅行後の怖い体験、お墓参り、出産前に起きた不思議な出来事、最近の怖い話など。個人や地域の特定を防ぐために名前や地名などを変更して紹介しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる