(ほぼ)1分で読める怖い話

白装束のやつ

　これは厄介なやつに目をつけられた者の話。



　俺は学校を遅刻しそうになり急いでマンションの七階にあるうちから飛び出した。エレベーターに乗り込み、一階のボタンを押して閉じるボタンを連打した。
　エレベーターが一階に着いて、俺は全力疾走しようと扉が開いた瞬間スタートダッシュを決めた。するとエントランスの外の窓に、白装束を着たいかにもヤバそうなやつと目が合ってしまった。
「ﾎﾞｿﾎﾞｿ…ﾎﾞｿﾎﾞｿ…」
ずっとボソボソなんか言っていて非常に気味が悪かった。
　俺はとりあえず学校まで全力疾走した。


　その日の夜。白装束の奴は来たんだ。

　遂に俺の部屋の前のドアに来た。すると俺の部屋を猛烈な勢いで叩いてきた。本当に猛烈に。

　日が昇った時にやっと音は収まった。
　ドアを見るとなんとドアに釘が打ち付けられていた。