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トリックアートじゃない何か
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これはとあるトリックアート館での話。
中学生5人組がトリックアート館で遊ぶことになった。
しかし、中学生男子には少しつまらない物ばかりで帰ろうとしていた。
すると、出口付近にひとつの建物を見つけた。
『傾く家』
折角だからと5人はそこに入ることにした。
中に入ると自分たち以外誰もおらず、湿っぽい空気が漂っていた。
5人は嫌な予感がし、とっとと遊んで帰ろうと話していた。
1歩1歩慎重に進んでいくとどんどん体が左側に寄っていく。
「うおー!結構おもろいな!」
進んでいくにつれ、まともに歩くことも難しくなってくる。
すると、あるひとりが声を上げた。
「…やべぇ、もどれねぇ。」
他の4人はふざけているのだろうと茶化していた。
だが、ほかの4人もある違和感を感じていた。
進むにつれて体が重くなってきているのだ。
「早く出よう!」
それを聞いた5人は走り出したが、その時には体がほぼ動かなくなっていた。
その時だった。
「このまま一緒だね」
そう囁く何かがそこに居た。
その後もトリックアート館は営業しているという。
中学生5人組がトリックアート館で遊ぶことになった。
しかし、中学生男子には少しつまらない物ばかりで帰ろうとしていた。
すると、出口付近にひとつの建物を見つけた。
『傾く家』
折角だからと5人はそこに入ることにした。
中に入ると自分たち以外誰もおらず、湿っぽい空気が漂っていた。
5人は嫌な予感がし、とっとと遊んで帰ろうと話していた。
1歩1歩慎重に進んでいくとどんどん体が左側に寄っていく。
「うおー!結構おもろいな!」
進んでいくにつれ、まともに歩くことも難しくなってくる。
すると、あるひとりが声を上げた。
「…やべぇ、もどれねぇ。」
他の4人はふざけているのだろうと茶化していた。
だが、ほかの4人もある違和感を感じていた。
進むにつれて体が重くなってきているのだ。
「早く出よう!」
それを聞いた5人は走り出したが、その時には体がほぼ動かなくなっていた。
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