器用な少年、異世界へ行く

本編

ハク先生のスキル講座

前回のあらすじ
スキルの事が気になったトキ。
そこで、この世界の事ならなんでも知っているハクに聞くことにした。

…よし！普通に書けた！…なんか短いけど！
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〈スキルには、様々な系統があります。剣術や魔法などの戦闘系、鍛冶や木工などの生産系、農業や漁業などの食物系、採掘や伐採などの回収系など、様々です。〉

へー、結構あるんだなぁ。それじゃあ、戦闘系だったら身体を鍛えていたけど、生産系だったら、制作の腕を鍛えるって事？

〈はい、そうなります。鍛冶スキルを例にすると、一般的に鍛冶スキルを持っていない鍛治師は鍛冶師見習いと呼ばれ、鍛冶スキルを身に付けてから一人前と言われる様になります。逆に、鍛冶スキルをLv50を超えていると名工と呼ばれ、Lv150を超えたならば歴史に名を残すと言われています。〉

なるほど、職人の鍛冶師なら、絶対に鍛冶スキルを持っているって事か！
よし、それなら早速…

〈お待ち下さい、マスター。先に鍛冶スキルについての説明を受けないと、鍛冶スキルを身につけることは出来ません。私の説明を聞くことをお勧めします。〉

え、そうなのか。それなら聞かないといけないな。それじゃあ、鍛冶スキルって何？

〈一般的に鍛冶スキルは、
［大剣や大斧などの武器や盾や鎧などの防具を作成する事が出来るようになるスキル。Lvが上昇すると、完成したアイテムのグレードが上がり、作成中の失敗する事が少なくなる。また武器、防具の耐久値をが減少している場合、修復する事が出来る。鍛冶スキルを持っていないと、武器、防具を作成できない。
スキル入手過程 鍛冶の事について学習する→武器、防具を作り、熟練度を上げる→一定の熟練度に達すれば入手］となっています。
ちなみに、一般人ならばスキルを手に入れるのに数ヶ月掛かります。〉

やっぱり、そんなに大変なのか…でもスキルが手に入らないと、装備が作れないらしいし、ここは倒れるまで頑張って修行を（ピコーン！）うおっ、なんだ？

［鍛冶スキルの名前と効果を知った事により、ギフト〔スキル学習〕の効果で鍛冶スキルLv1を覚えました。］




…え？

〈おめでとうございます、マスター。無事にスキルを獲得出来たようで何よりです。〉


…え？ほんとに手に入れたの？じゃあ、さっきの決意は何だったんだよ！
っていうか、ハクさんの説明でも〔スキル習得〕って発動するの！？
それなら、何でも覚えられるじゃ…

〈マスター、ギフトの効果による知識と経験の奔流が行われます。ご注意下さい。〉

え、何言って…


その瞬間、ハクさんの時みたいに頭に何かが流れ込んでくる感覚がした。
ハクさんの時よりも圧倒的に楽だったため、そんなに不快感は無かった。
そしてそれが流れ終わると…

自分は鍛冶の基本について、完全に覚えていた。それだけじゃない。鍛冶スキルを使ってアイテムを作った時の感覚を身体が覚えていた。鉄インゴットを炉から出すタイミング、叩く時の強さなどだが、その感覚自体が、物作りにおいて一番重要だと自分は考える。だから、この情報にはかなり感謝しているんだけど…

どうして先に言わなかったんだ！？

〈申し訳御座いません。我が神の説明不足で、学習した際に、本来覚えるはずである知識と経験を覚えさせるという所を言い忘れていたそうです。先程、「ごめんごめん、言い忘れてたよー」と仰られていました。〉

ごめんごめんて…いきなり情報が流れ込んで来た時、かなりびっくりしたんですけどね…まぁ、かなり役に立つから有難いんだけどさ。

それにしても、ハクさんの説明でも〔スキル学習〕できるなら…

ハクさん！生産系スキル全部教えて！

〈了解しました。それでは、鋳造スキルから…〉


それから、ハクさんの講座と、流れ込んでくる感覚に耐える時間が始まった…

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半分ノリで書いているので、後からおかしい所が出てくるかも知れません。
そんときは、無理矢理ねじ込みます。