平凡男の快進撃

ウルナム

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再会2

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無言のまま職場を歩く2人。

「ここで働いてたの?」

彼女が言った。

「うん。」

「まさか、一緒に働くことになるとはね。あっ、先輩だから敬語を使わなきゃね。」

「俺もびっくりした。敬語は、いいょ。逆になんか不自然だし。」

「いや、課長達がいるから敬語使います。」

「そっか。了解。」

そうだった。課長達の目を気にしながら接しなければならない。
ただでさえ新人教育係も面倒なのにそんなことまで気にしなくてはいけないのか。

「とりあえず、3ヶ月の試用期間は、2人で教えながらするから。なにか気になることとか分からないことあればなんでも聞いて。」

「頼もしいです。ありがとうございます。


とは言ったものの、あのカラオケであったことが頭からはなれない。
キスしたり胸を揉んだり。
また、息子が反応する。
この先どうなるんだろう。


彼女を見る。

またあの下着着てるのかな。
と変な妄想ばかりで仕事にならない。

昼から外の営業だ。

その前に昼飯だな。

「昼飯は?」

俺が聞く。
普段は近くのコンビニでカップラーメンを買って職場で食べている。

流石に彼女にカップラーメンを食べているとは言いたくない。

「私、お弁当を持ってきました。」

「そうか。偉いな。流石女の子だ。

「もともと小さいころから料理するの好きなんです。高校の時も自分で毎朝父親と私の分も作って学校行ってました。」 

「へぇーしっかりしてるな。」

少し感心する俺。

「じゃあ、俺、外で食べてくるから1時にここに集合で。」

手を挙げてその場を去った。
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