135 / 211
イチェマルク第三形態
しおりを挟む
「曲者だ! 出会え!! 出会え!!」
おそらくは警備兵だろう。遠くから叫び声が聞こえたのだ。顔は平静を装っているものの、しかし私の心臓の鼓動が早まる。
このタイミングで「曲者」と言えば、おそらくはイチェマルクさんに違いないからだ。
まさか、見つかってしまったのか。
「てぃ、ティアグラ様! 不審者が!!」
「あ」
「あ」
思わず固まってしまう。
なんとティアグラに不審者の侵入を伝えに来たのはレタッサさんだったのだ。
ど、どういう……
何がどうなっているのか……まさかとは思うけど、イチェマルクさんがレタッサさんの説得に失敗した、なんてことはないよね? いくら何でも。
「あら、あなた達お知り合いなの?」
「あ、いや……」
二人とも言葉を濁して目を逸らす。
「いぎっ!?」
私の脇腹をドラーガさんがつねった。だって、しょうがないじゃん、思わず「あ」って言っちゃったんだから! と、思ったけどよくよく考えたらまずかったのは「あ」の方じゃなくてその後ごまかしたことの方か。
だってレタッサさんはティアグラの指示で私達を襲ってるんだもん。お知り合いで当たり前。ここは「この間私達を襲った奴!!」とか言ってレタッサさんを睨みつけるのが正解だったんだ。
「うふふ、やっぱりそういう事だったのね」
今のやり取りでティアグラは話の概要を理解したようだ。どんどんドツボに嵌っていく。
と、とりあえず何が起きたのか現状把握をしなければ。最悪の場合すぐにでもここを離脱する必要がある。
レタッサさんが走ってきた方を見てみると、照明にうすぼんやりとしか見えないけれど、時折金属のきらめきが見える。衛兵が数名がかりで何者かを取り囲んで攻撃しているようだ。
「何者か」というかまあ、十中八九イチェマルクさんなんだろうけど。
だんだんと目が慣れて暗闇の奥にあるものが見えてきた。
ん……これ、とんでもないレベルの戦いなのでは……?
闇夜の中にいたのは6人ほどの衛兵。それぞれが短めの槍を持っており、彼らの中心にいる何者かに矢継ぎ早に攻撃を仕掛け続けている。パッと見ただけでも分かる。ティアグラが自分の屋敷の警備を任せているだけあってかなりの手練れだ。
しかしその攻撃をはるかに上回る速度で潜り抜けるように躱し続ける曲者、それは間違いなくイチェマルクさんだった。スウェー、パリィ、ウィービング、さらには回り込み、敵自身の体を盾にして躱す。
人間にこんな動きができるなんて……レタッサさんとイチェマルクさんの間に何があったのかは知らないけど、こんなすごい人を不審者扱いするなんて。
闇の中に動き回る黒い影。影の中には白い布も見える。潜入する前あんな服着てたかな。警備兵たちは息が切れてきたのか、それともタイミングを合わせたいのか、イチェマルクさんを取り囲んでいったん止まり、イチェマルクさんもそれに合わせて止まって息を整える。
ん……っていうか、この服……
メイド服やんけ。
不審者だったわ。
レタッサさんの言うことが正しかった。そりゃ説得にも失敗するわ。
「今だ!!」
っと、そんなことを考えているうちに衛兵が攻撃を開始した。イチェマルクさんを挟み撃ちにするように二人が槍で攻撃、それを両手でパリィしたところに残りの四人が一斉攻撃! これはまずい。
イチェマルクさんはその突きを紙一重で身をよじりながら躱し、そして回転しながら体勢を立て直す。着ていた服は槍の穂先に切り裂かれてバラバラになった……んだけど……
なんで?
なんで下着まで女物のパンツとブラジャーをつけてるの?
それ要る?
百歩譲って収まりが悪いからパンツは履いたとしてもよ? ブラは必要?
不審者って言うか変質者じゃん。
「くっ、さすがは七聖鍵のイチェマルク、か……」
衛兵の一人が歯噛みする。
いやまあ、さすがって言うかさあ。全裸に女性もののパンツとブラをつけて、そして頭にはヘッドドレスをつけている男がそこにはいるわけで。
さすがって言えばさすがなんだけどさあ。
「レタッサ、お前は騙されているんだ!!」
イチェマルクさんがレタッサさんに語り掛けるけど、彼女は怯えた表情で視線を逸らすだけ。
なるほどね。
そりゃ説得失敗するわけだわ。服装に説得力がないもん。
しかしイチェマルクさんがレタッサさんに視線をやった瞬間、その隙を逃さずに衛兵は時間差で攻撃を仕掛ける。
さしものイチェマルクさんもこの連携には追い詰められ、そして詰将棋の様に逃げ道を塞がれた。危ない。槍がイチェマルクさんを捉えた! と思った時だった。
その刹那、イチェマルクさんは白い霧になって少し離れた場所に一瞬で移動した。
ああ……これは、ねぇ……その場にパンツとブラがぱさりと落ちる。ついでにヘッドドレスも。
ぶらん。
と再びイチェマルクさんが姿を現した。
もうね。
なんだろね。
この人、お約束だね。当然のように全裸で再び構えをとる。
「くそっ、ちょこまかと!!」
衛兵がさらに増え、今度は十人ほどでイチェマルクさんを取り囲んだ……のだが。
はっきり言って私は目で追う事すらできなかった。夜で視界が暗いせいもあるが、まるで空中を泳ぐ鰯の様に槍をすり抜け、距離を取り、あっという間に包囲網から抜け出した。
アルマーさんが「全裸は忍者の正装」とか言っていたが、本当にこれまでとは比較にすらならない異常なスピードだ。
「レタッサ! 俺を信じてくれ!!」
だから無理だって。
第三形態に進化したイチェマルクさんはあまりにも早すぎて、もはや「気持ち悪い」としか形容のしようがない動きで衛兵たちの攻撃を捌いていく。全裸で。
「さて、これで全容が分かったわねぇ」
イチェマルクさんと衛兵達の攻防が続く中、口を開いたのはティアグラだった。そうだ。余りにもイチェマルクさんの登場が異様だったのですっかり忘れていた。
「あなた達が正面から着て陽動している間に私の大切な家族を攫おうっていう魂胆だったのね……」
そう言ってティアグラはレタッサさんを抱きしめ、そして私達だけに見えるようにニヤリと笑みを見せた。
「こいつらも曲者よ。私から家族を奪おうというメッツァトルを捕らえろ!!」
イチェマルクさんが衛兵を引き付けている間にも兵たちは集まり続けていた。そして彼らが標的にするのは私達なのだ。
「ま、まずいわ、アルグス、逃げるわよ!」
そう言ってアンセさんがアルグさんの腕を引く。
アルグスさんは悔しそうな表情を見せたが、しかしそれでも私達に「逃げる」以外の選択肢などなかった。
なぜならこの屋敷に詰めている衛兵のほとんどは「孤児院」の「卒業生」なのだ。彼らを傷つけることは出来ない。
そして一方的に攻撃されたなら、私達にはイチェマルクさんみたいにそれを捌き続けるだけの能力はない。是非もなく、逃げるしか選択肢が残されてないのだ。
私達は、脇目も振らずに屋敷の外へ駆け出した。
おそらくは警備兵だろう。遠くから叫び声が聞こえたのだ。顔は平静を装っているものの、しかし私の心臓の鼓動が早まる。
このタイミングで「曲者」と言えば、おそらくはイチェマルクさんに違いないからだ。
まさか、見つかってしまったのか。
「てぃ、ティアグラ様! 不審者が!!」
「あ」
「あ」
思わず固まってしまう。
なんとティアグラに不審者の侵入を伝えに来たのはレタッサさんだったのだ。
ど、どういう……
何がどうなっているのか……まさかとは思うけど、イチェマルクさんがレタッサさんの説得に失敗した、なんてことはないよね? いくら何でも。
「あら、あなた達お知り合いなの?」
「あ、いや……」
二人とも言葉を濁して目を逸らす。
「いぎっ!?」
私の脇腹をドラーガさんがつねった。だって、しょうがないじゃん、思わず「あ」って言っちゃったんだから! と、思ったけどよくよく考えたらまずかったのは「あ」の方じゃなくてその後ごまかしたことの方か。
だってレタッサさんはティアグラの指示で私達を襲ってるんだもん。お知り合いで当たり前。ここは「この間私達を襲った奴!!」とか言ってレタッサさんを睨みつけるのが正解だったんだ。
「うふふ、やっぱりそういう事だったのね」
今のやり取りでティアグラは話の概要を理解したようだ。どんどんドツボに嵌っていく。
と、とりあえず何が起きたのか現状把握をしなければ。最悪の場合すぐにでもここを離脱する必要がある。
レタッサさんが走ってきた方を見てみると、照明にうすぼんやりとしか見えないけれど、時折金属のきらめきが見える。衛兵が数名がかりで何者かを取り囲んで攻撃しているようだ。
「何者か」というかまあ、十中八九イチェマルクさんなんだろうけど。
だんだんと目が慣れて暗闇の奥にあるものが見えてきた。
ん……これ、とんでもないレベルの戦いなのでは……?
闇夜の中にいたのは6人ほどの衛兵。それぞれが短めの槍を持っており、彼らの中心にいる何者かに矢継ぎ早に攻撃を仕掛け続けている。パッと見ただけでも分かる。ティアグラが自分の屋敷の警備を任せているだけあってかなりの手練れだ。
しかしその攻撃をはるかに上回る速度で潜り抜けるように躱し続ける曲者、それは間違いなくイチェマルクさんだった。スウェー、パリィ、ウィービング、さらには回り込み、敵自身の体を盾にして躱す。
人間にこんな動きができるなんて……レタッサさんとイチェマルクさんの間に何があったのかは知らないけど、こんなすごい人を不審者扱いするなんて。
闇の中に動き回る黒い影。影の中には白い布も見える。潜入する前あんな服着てたかな。警備兵たちは息が切れてきたのか、それともタイミングを合わせたいのか、イチェマルクさんを取り囲んでいったん止まり、イチェマルクさんもそれに合わせて止まって息を整える。
ん……っていうか、この服……
メイド服やんけ。
不審者だったわ。
レタッサさんの言うことが正しかった。そりゃ説得にも失敗するわ。
「今だ!!」
っと、そんなことを考えているうちに衛兵が攻撃を開始した。イチェマルクさんを挟み撃ちにするように二人が槍で攻撃、それを両手でパリィしたところに残りの四人が一斉攻撃! これはまずい。
イチェマルクさんはその突きを紙一重で身をよじりながら躱し、そして回転しながら体勢を立て直す。着ていた服は槍の穂先に切り裂かれてバラバラになった……んだけど……
なんで?
なんで下着まで女物のパンツとブラジャーをつけてるの?
それ要る?
百歩譲って収まりが悪いからパンツは履いたとしてもよ? ブラは必要?
不審者って言うか変質者じゃん。
「くっ、さすがは七聖鍵のイチェマルク、か……」
衛兵の一人が歯噛みする。
いやまあ、さすがって言うかさあ。全裸に女性もののパンツとブラをつけて、そして頭にはヘッドドレスをつけている男がそこにはいるわけで。
さすがって言えばさすがなんだけどさあ。
「レタッサ、お前は騙されているんだ!!」
イチェマルクさんがレタッサさんに語り掛けるけど、彼女は怯えた表情で視線を逸らすだけ。
なるほどね。
そりゃ説得失敗するわけだわ。服装に説得力がないもん。
しかしイチェマルクさんがレタッサさんに視線をやった瞬間、その隙を逃さずに衛兵は時間差で攻撃を仕掛ける。
さしものイチェマルクさんもこの連携には追い詰められ、そして詰将棋の様に逃げ道を塞がれた。危ない。槍がイチェマルクさんを捉えた! と思った時だった。
その刹那、イチェマルクさんは白い霧になって少し離れた場所に一瞬で移動した。
ああ……これは、ねぇ……その場にパンツとブラがぱさりと落ちる。ついでにヘッドドレスも。
ぶらん。
と再びイチェマルクさんが姿を現した。
もうね。
なんだろね。
この人、お約束だね。当然のように全裸で再び構えをとる。
「くそっ、ちょこまかと!!」
衛兵がさらに増え、今度は十人ほどでイチェマルクさんを取り囲んだ……のだが。
はっきり言って私は目で追う事すらできなかった。夜で視界が暗いせいもあるが、まるで空中を泳ぐ鰯の様に槍をすり抜け、距離を取り、あっという間に包囲網から抜け出した。
アルマーさんが「全裸は忍者の正装」とか言っていたが、本当にこれまでとは比較にすらならない異常なスピードだ。
「レタッサ! 俺を信じてくれ!!」
だから無理だって。
第三形態に進化したイチェマルクさんはあまりにも早すぎて、もはや「気持ち悪い」としか形容のしようがない動きで衛兵たちの攻撃を捌いていく。全裸で。
「さて、これで全容が分かったわねぇ」
イチェマルクさんと衛兵達の攻防が続く中、口を開いたのはティアグラだった。そうだ。余りにもイチェマルクさんの登場が異様だったのですっかり忘れていた。
「あなた達が正面から着て陽動している間に私の大切な家族を攫おうっていう魂胆だったのね……」
そう言ってティアグラはレタッサさんを抱きしめ、そして私達だけに見えるようにニヤリと笑みを見せた。
「こいつらも曲者よ。私から家族を奪おうというメッツァトルを捕らえろ!!」
イチェマルクさんが衛兵を引き付けている間にも兵たちは集まり続けていた。そして彼らが標的にするのは私達なのだ。
「ま、まずいわ、アルグス、逃げるわよ!」
そう言ってアンセさんがアルグさんの腕を引く。
アルグスさんは悔しそうな表情を見せたが、しかしそれでも私達に「逃げる」以外の選択肢などなかった。
なぜならこの屋敷に詰めている衛兵のほとんどは「孤児院」の「卒業生」なのだ。彼らを傷つけることは出来ない。
そして一方的に攻撃されたなら、私達にはイチェマルクさんみたいにそれを捌き続けるだけの能力はない。是非もなく、逃げるしか選択肢が残されてないのだ。
私達は、脇目も振らずに屋敷の外へ駆け出した。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!
七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」
その天使の言葉は善意からなのか?
異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか?
そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。
ただし、その扱いが難しいものだった。
転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。
基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。
○○○「これは私とのラブストーリーなの!」
主人公「いや、それは違うな」
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる