89 / 211
小さな恋の唄
しおりを挟む
「とうとう自分の正直な気持ちと向き合う気になったのね! ゾラ!! いいのよ! その気持ちは決して忌諱すべき物じゃないわ! むしろ男と男の恋愛は男女の物よりも純粋な愛……」
「ちょっと黙っててくれないか、アンセ、そういう話じゃ……」
「そうだ」
!?
いつものアンセさんの腐女子としての暴走が始まった。ただそれだけだと思ったんだけど、ゾラの口からは意外な言葉が漏れ出た。
「あれからずっと、考えていたんだ……この俺の中のもやもやした気持ちはいったい何なのか、と」
「ちょっちょっちょっ、ちょっと待って下さい? ゾラさん?」
アルグスさんが両手を出してゾラの言葉を止める。っていうか、私も待って欲しい。理解が追いつかない。何なのこの展開。
「なんだ?」
「いやおかしいですよね? 闘いが好きで、強敵を求めて僕と闘いたい、っていう話でしたよね?」
そう。確かそうだったはず。それが何故ホモの話に? もしかして淫紋がなにか悪影響を与えているのでは?
「俺は……恋という物をしたことがない。
だから分からなかったのかもしれない……この、胸の奥に熱く湧き上がる気持ち、これはもしかしたら『恋』って奴なんじゃないのか? と……」
ええ? 何これ? ええ~? ど、どうす……ええええ? どうすんのコレ?
「この間、アンセに『その気持ちが恋だと気付いていないだけだ』と言われて、その時からずっと考えていたんだ」
考えすぎて深みに嵌まっちゃってるじゃないですか! どうすんですかアンセさんこれ!! 何やってくれちゃってるんですか!!
「その通りよ」
ああくっそ! この人にバトン渡しちゃいけないんだった。
「いい? ゾラ、アルグスの事を考えると胸が苦しくなって夜も眠れなくなるでしょう? さっき、カルナ=カルアにアルグスをとられると思って怒りが沸き上がったんでしょう? それは間違いなく……」
いやアンセさん本当にやめて欲しい。ほんのちょっとでいいから自分の発言がどういう影響を及ぼすか考えてから口に出して欲しい。
「恋よ」
ヤメロってんだよこの行き遅れ。
「男同士でウコチャヌプコロしても、何も生まれないわ……」
出たよ、イリスウーフさんのウコチャヌプコロ。
「やっぱりそうだよな、俺は……おかしくなってしまったんだろうか」
なってますよ! イリスウーフさん、もう一押し! ゾラをなんとか説得して下さい!
「それは違うわ、イリスウーフ、ゾラ。ウコチャヌプコロとは、互いをよく知ると言うこと。それは、いらぬ闘いを避けることでもあるわ。
つまり、アルグスのリトルアルグスがゾラのスイートダリアに挿入されることによって、二人の闘いは回避されると思わない?」
どうやらアンセさんの中ではアル×ゾラらしい。強気受けは基本ですね。
「そ、そうだったの……まさか、私の求める『争いのない世界』はウコチャヌプコロによって実現される……?」
気をしっかり持って下さいイリスウーフさん。あなただけが頼りなのに。
「俺は……自分がもう分からない」
私もあなたが分からない。ゾラは両手で頭を抱え込んでいる。とても「狂犬」と呼ばれた人物の姿とは思えない。
「悩まなくていいの、自分の気持ちに正直になればいいのよ!」
アンセさん本当に話の終着点をどこに持って行こうとしてるんですか。これはもう、私が出てきて軌道修正をするしかないんじゃないのかな。
「ち、ちょっと待って下さい! ゾラさんはアルグスさんと闘いたいんですよね? それはやっぱり恋とは違うんじゃ……」
「おい!」
ところが私がしゃべり始めるとすぐにそれをドラーガさんが止めた。
「今クラリスと相談してたんだけどよ……」
意外にもドラーガさんもまじめに考えてたのか、でも確かに恋と勘違いさせてた方が闘いは回避できて平和に事は進められそうな気がするけど……
「面白いからほっとこうぜ」
何を相談してたんだよ!!
「プフッ、くひひひ……」
よく耳を澄ませばドラーガさんの懐からクラリスさんの笑い声が聞こえる。くそっ、こいつらには何も期待できない。
「いい? ゾラ。ホモは決して悪いことでもなければ異常な事でもないわ」
ああ、アンセさんのターンが始まってしまった。
「男は誰しも、心の中にホモを飼っているのよ」
なんだと。
「誰しも?」
「そうよ」
訝しげな顔でゾラが訪ねるがアンセさんは相変わらず訳知り顔で堂々と答える。この人の言うこと本気にしたらダメですよ。
「ガスタルデッロとデュラエス、見たところ随分仲がよかったわね……」
まさか……
「あいつらは不老不死を得る前からの友人で、共に人間と戦っ……」
「ホモだからよ」
「なんだと!?」
ちょっといい加減にしましょうかアンセさん。ゾラさんも「なんだと」じゃないですよ。そこは怒りましょうよ。
「テューマはやたらメッツァトルに絡んできて、人間を裏切ってまでアルグスを罠にはめようとしたわね……」
「あいつらはセゴーとともにオクタストリウムの支配者になろうと……」
「ホモだからよ」
「何だって!?」
ホントにこの人ヤバいぞ。ゾラさんの方じゃなくてアンセさんの方が。
「誰もが心にホモを飼っているの。多くの女の人が男性と恋に落ちるのも、心の中のホモ性が活動した結果にすぎないの……」
ん……? え? なんだって?
「何故ハチが花から花へと飛び回るか分かる?」
「そ、それは、花の蜜を集めるためで……」
「ホモだからよ」
……まいったな、本格的に分からなくなってきたぞ。
「蜜蜂は体を花粉まみれにして飛び回るでしょう? 花粉というのは人間で言えば精子よ。これはもう『ホモだから』以外の理由では説明が付かないわ」
誰かお医者さん呼んで。
「ひまわりが太陽に向かって花を咲かせ続ける理由が分かる?」
「まさか」
「ホモだからよ」
ゾラはその場にがくりと両膝をついた。
「なんと……なんということだ。
世界はこんなにも、ホモにあふれていたというのか……」
いやな世の中だ。
「ちょっと黙っててくれないか、アンセ、そういう話じゃ……」
「そうだ」
!?
いつものアンセさんの腐女子としての暴走が始まった。ただそれだけだと思ったんだけど、ゾラの口からは意外な言葉が漏れ出た。
「あれからずっと、考えていたんだ……この俺の中のもやもやした気持ちはいったい何なのか、と」
「ちょっちょっちょっ、ちょっと待って下さい? ゾラさん?」
アルグスさんが両手を出してゾラの言葉を止める。っていうか、私も待って欲しい。理解が追いつかない。何なのこの展開。
「なんだ?」
「いやおかしいですよね? 闘いが好きで、強敵を求めて僕と闘いたい、っていう話でしたよね?」
そう。確かそうだったはず。それが何故ホモの話に? もしかして淫紋がなにか悪影響を与えているのでは?
「俺は……恋という物をしたことがない。
だから分からなかったのかもしれない……この、胸の奥に熱く湧き上がる気持ち、これはもしかしたら『恋』って奴なんじゃないのか? と……」
ええ? 何これ? ええ~? ど、どうす……ええええ? どうすんのコレ?
「この間、アンセに『その気持ちが恋だと気付いていないだけだ』と言われて、その時からずっと考えていたんだ」
考えすぎて深みに嵌まっちゃってるじゃないですか! どうすんですかアンセさんこれ!! 何やってくれちゃってるんですか!!
「その通りよ」
ああくっそ! この人にバトン渡しちゃいけないんだった。
「いい? ゾラ、アルグスの事を考えると胸が苦しくなって夜も眠れなくなるでしょう? さっき、カルナ=カルアにアルグスをとられると思って怒りが沸き上がったんでしょう? それは間違いなく……」
いやアンセさん本当にやめて欲しい。ほんのちょっとでいいから自分の発言がどういう影響を及ぼすか考えてから口に出して欲しい。
「恋よ」
ヤメロってんだよこの行き遅れ。
「男同士でウコチャヌプコロしても、何も生まれないわ……」
出たよ、イリスウーフさんのウコチャヌプコロ。
「やっぱりそうだよな、俺は……おかしくなってしまったんだろうか」
なってますよ! イリスウーフさん、もう一押し! ゾラをなんとか説得して下さい!
「それは違うわ、イリスウーフ、ゾラ。ウコチャヌプコロとは、互いをよく知ると言うこと。それは、いらぬ闘いを避けることでもあるわ。
つまり、アルグスのリトルアルグスがゾラのスイートダリアに挿入されることによって、二人の闘いは回避されると思わない?」
どうやらアンセさんの中ではアル×ゾラらしい。強気受けは基本ですね。
「そ、そうだったの……まさか、私の求める『争いのない世界』はウコチャヌプコロによって実現される……?」
気をしっかり持って下さいイリスウーフさん。あなただけが頼りなのに。
「俺は……自分がもう分からない」
私もあなたが分からない。ゾラは両手で頭を抱え込んでいる。とても「狂犬」と呼ばれた人物の姿とは思えない。
「悩まなくていいの、自分の気持ちに正直になればいいのよ!」
アンセさん本当に話の終着点をどこに持って行こうとしてるんですか。これはもう、私が出てきて軌道修正をするしかないんじゃないのかな。
「ち、ちょっと待って下さい! ゾラさんはアルグスさんと闘いたいんですよね? それはやっぱり恋とは違うんじゃ……」
「おい!」
ところが私がしゃべり始めるとすぐにそれをドラーガさんが止めた。
「今クラリスと相談してたんだけどよ……」
意外にもドラーガさんもまじめに考えてたのか、でも確かに恋と勘違いさせてた方が闘いは回避できて平和に事は進められそうな気がするけど……
「面白いからほっとこうぜ」
何を相談してたんだよ!!
「プフッ、くひひひ……」
よく耳を澄ませばドラーガさんの懐からクラリスさんの笑い声が聞こえる。くそっ、こいつらには何も期待できない。
「いい? ゾラ。ホモは決して悪いことでもなければ異常な事でもないわ」
ああ、アンセさんのターンが始まってしまった。
「男は誰しも、心の中にホモを飼っているのよ」
なんだと。
「誰しも?」
「そうよ」
訝しげな顔でゾラが訪ねるがアンセさんは相変わらず訳知り顔で堂々と答える。この人の言うこと本気にしたらダメですよ。
「ガスタルデッロとデュラエス、見たところ随分仲がよかったわね……」
まさか……
「あいつらは不老不死を得る前からの友人で、共に人間と戦っ……」
「ホモだからよ」
「なんだと!?」
ちょっといい加減にしましょうかアンセさん。ゾラさんも「なんだと」じゃないですよ。そこは怒りましょうよ。
「テューマはやたらメッツァトルに絡んできて、人間を裏切ってまでアルグスを罠にはめようとしたわね……」
「あいつらはセゴーとともにオクタストリウムの支配者になろうと……」
「ホモだからよ」
「何だって!?」
ホントにこの人ヤバいぞ。ゾラさんの方じゃなくてアンセさんの方が。
「誰もが心にホモを飼っているの。多くの女の人が男性と恋に落ちるのも、心の中のホモ性が活動した結果にすぎないの……」
ん……? え? なんだって?
「何故ハチが花から花へと飛び回るか分かる?」
「そ、それは、花の蜜を集めるためで……」
「ホモだからよ」
……まいったな、本格的に分からなくなってきたぞ。
「蜜蜂は体を花粉まみれにして飛び回るでしょう? 花粉というのは人間で言えば精子よ。これはもう『ホモだから』以外の理由では説明が付かないわ」
誰かお医者さん呼んで。
「ひまわりが太陽に向かって花を咲かせ続ける理由が分かる?」
「まさか」
「ホモだからよ」
ゾラはその場にがくりと両膝をついた。
「なんと……なんということだ。
世界はこんなにも、ホモにあふれていたというのか……」
いやな世の中だ。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
拾ったものは大切にしましょう~子狼に気に入られた男の転移物語~
ぽん
ファンタジー
⭐︎コミカライズ化決定⭐︎
2024年8月6日より配信開始
コミカライズならではを是非お楽しみ下さい。
⭐︎書籍化決定⭐︎
第1巻:2023年12月〜
第2巻:2024年5月〜
番外編を新たに投稿しております。
そちらの方でも書籍化の情報をお伝えしています。
書籍化に伴い[106話]まで引き下げ、レンタル版と差し替えさせて頂きます。ご了承下さい。
改稿を入れて読みやすくなっております。
可愛い表紙と挿絵はTAPI岡先生が担当して下さいました。
書籍版『拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜』を是非ご覧下さい♪
==================
1人ぼっちだった相沢庵は住んでいた村の為に猟師として生きていた。
いつもと同じ山、いつもと同じ仕事。それなのにこの日は違った。
山で出会った真っ白な狼を助けて命を落とした男が、神に愛され転移先の世界で狼と自由に生きるお話。
初めての投稿です。書きたい事がまとまりません。よく見る異世界ものを書きたいと始めました。異世界に行くまでが長いです。
気長なお付き合いを願います。
よろしくお願いします。
※念の為R15をつけました
※本作品は2020年12月3日に完結しておりますが、2021年4月14日より誤字脱字の直し作業をしております。
作品としての変更はございませんが、修正がございます。
ご了承ください。
※修正作業をしておりましたが2021年5月13日に終了致しました。
依然として誤字脱字が存在する場合がございますが、ご愛嬌とお許しいただければ幸いです。
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜
フウ
ファンタジー
※30話あたりで、タイトルにあるお節介があります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これは、最強な幼女が気の赴くままに自堕落ライフを手に入を手に入れる物語。
「……そこまでテンプレ守らなくていいんだよ!?」
絶叫から始まる異世界暗躍! レッツ裏世界の頂点へ!!
異世界に召喚されながらも神様達の思い込みから巻き込まれた事が発覚、お詫びにユニークスキルを授けて貰ったのだが…
「このスキル、チートすぎじゃないですか?」
ちょろ神様が力を込めすぎた結果ユニークスキルは、神の域へ昇格していた!!
これは、そんな公式チートスキルを駆使し異世界で成り上が……らない!?
「圧倒的な力で復讐を成し遂げる?メンド臭いんで結構です。
そんな事なら怠惰に毎日を過ごす為に金の力で裏から世界を支配します!」
そんな唐突に発想が飛躍した主人公が裏から世界を牛耳る物語です。
※やっぱり成り上がってるじゃねぇか。 と思われたそこの方……そこは見なかった事にした下さい。
この小説は「小説家になろう」 「カクヨム」でも公開しております。
上記サイトでは完結済みです。
上記サイトでの総PV1000万越え!
私は逃げます
恵葉
ファンタジー
ブラック企業で社畜なんてやっていたら、23歳で血反吐を吐いて、死んじゃった…と思ったら、異世界へ転生してしまったOLです。
そしてこれまたありがちな、貴族令嬢として転生してしまったのですが、運命から…ではなく、文字通り物理的に逃げます。
貴族のあれやこれやなんて、構っていられません!
今度こそ好きなように生きます!
堕天使は天使となって生きる ~若き天使の子育て論~
紫隈嘉威(Σ・Χ)
ファンタジー
パウル・ユンカース、彼は特殊な環境で生まれ、育ち、生きてきた。ある日、彼はその身に刻まれたある種の呪いにより、世界の境界を越えてしまった。その先で、合流を果たした妹と、双子のセレとイムを救出することになる。
仲間を加え双子の心のケアをしつつ世界を旅して世界を学ぶ二人、双子があるべきところに戻った時、二人はあるべき姿へと戻る物語。
ソラ・ルデ・ビアスの書架
梢瓏
ファンタジー
蒼壁の大陸と呼ばれる大陸の南端にある小国メルヴィ・メルヴィレッジの、首都の隣にある街の寂れた商店街の裏路地にある、ソラ・ルデ・ビアスの書架。
築数百年~?とも思える建物はボロく寂れ、ただの古くさい古本屋にしか見えないだろう。
しかし何故かこの書架では、書架に所蔵されている本を巡ってのトラブルや陰謀が絶えないと言う。
一体この、ソラ・ルデ・ビアスの書架には何があると言うのか?
そしてこの書架の店主に隠された秘密が、蒼壁の大陸の命運を握る・・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる