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本領発揮
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「最近、よくムカフ島に探索に出ているようだな……」
「今日はギルドに買い取ってほしいもんがある」
セゴーさんが話しかけてきた言葉を完全に無視してドラーガさんは自分の用件を述べ、テーブルの上にごとりと小袋を出し、そこから竜の魔石を取り出した。
「こっ……これは……」
このリアクション、セゴーさんはやはり七聖鍵と手を組んでいるだけあって、これがなんだか分かっているみたいだ。クラリスさんの話から推測するに、この『竜の魔石』はかなり貴重なもので、しかも『不老不死』の施術をするにあたって欠くべからざる素材のはず。
「買い取りだな……いいだろう。金貨五枚で……」
「大金貨十枚以上だ。それ以下ならすり潰して肥料の代わりに畑にでも撒くぜ」
だっ……大金貨十枚!? それだけあれば普通の家庭なら数年は遊んで暮らせる金額! いくら何でも吹っ掛けすぎだよ! セゴーさんも目を丸くして驚いている。周りで昼食を取っていた冒険者達も物事の異常さに気付いてこちらに視線を集める。正気かこの男。
「てめえ常識ってもんがねえのか? こんな石っころを大金貨十枚以上だと!? 金貨五枚だ! それ以上は出せん!!」
思った通りセゴーさんは顔を真っ赤にして烈火の如く怒り出した。ホントこの人人を怒らせるのだけは上手いな。アルグスさん達もセゴーさんのリアクションを見て戦々恐々としている。クオスさんとイリスウーフさんだけはキラキラとした目でドラーガさんを見てるけど。
「ほぉん、なるほど、石っころねエ……だったらこの石はその辺の行商人にでも売っちまおうかねえ? 古物商じゃなくて行商人にだ。この意味が分かるか?」
余裕の笑みを浮かべながらドラーガさんがそう言うとセゴーさんは今度はみるみるうちに顔面蒼白になってきた。忙しい人だ。しかし古物商ならすぐに買い戻せるけれど、行商人に売ってしまったら最後、どこに消えてしまうかは分からない。それをセゴーさんが望まないのは私でも分かる。
「ま、待て! 十枚。金貨十枚だ。これでどうだ?」
一気に二倍になった。無理な金額を吹っかけて値を吊り上げるつもりなのか。こんな交渉術があるのか。そうだよね。さすがにこんな石一つを大金貨十枚なんていくら何でも非現実的だもんね。びっくりした。本当に大金貨十枚で売るつもりなのかと思った。
「てめえは金貨と大金貨の区別がつかねえおポンチ野郎か? 市場で大根買ってんじゃねえんだぞ! ちょこちょこ値切ってんじゃねえよ。んなはした金で売れるか!」
そう言ってドラーガさんは魔石を小袋にしまいだした。え? マジなの?
「ま、待て!」
そう言ってセゴーさんは手を伸ばすが、ドラーガさんはさっと小袋を手元に引き寄せる。
「お、落ち着いてよく考えろ。金貨十枚だぞ? はっきりと言おう。俺が出せる金額はそれが限界だし、ギルドや古物商、宝石商に持って行ってもそれの価値を正しく推し量れるものはいない。これ以上の金額でなど、どこででも売れんぞ!」
セゴーさんの言葉にドラーガさんはにやりと笑みを見せた。
「そうさ。その通りだ。俺はここが、この魔石の価値を最も正しく判断できる場所と知ってたから来たのさ」
「だったら……」
「大金貨十枚以上だ」
ピシャリと言い放つ。
「セゴー、なんでてめえがポケットマネーで支払おうとしてんだ? てめえが判断できねえならキリシアからのお客様にでも相談してみるんだな。消えろ」
「なっ、なぜそれを……」
そう言ってドラーガさんはセゴーさんの応えを聞くことなく懐に小袋を押し込んだ。
「ぐぇ」
クラリスさんのうめき声が小さく聞こえる。この人、懐にクラリスさんがいるの忘れてたな。
「オイ姉ちゃん、日替わり定食6人分だ。飯にしようぜ」
ドラーガさんは「もう話は済んだ」と言わんばかりに手早く昼食をオーダーして話を切り上げる。怒り心頭のセゴーさんは真っ赤な顔でプルプルと震えながらも立ち上がり、急いで天文館の外に出て行った。
「む……無茶苦茶するわね、ドラーガ……」
「ひやひやしたよ」
アンセさんとアルグスさんが緊張を解いてそう言った。私もそう思う。
実際今セゴーさんはじめとするギルドのメンバーと私達は敵対してるわけで……あれ? でも向こうは「私達がギルドが敵対してることに気付いてる」ってことには気づいてるのかな? 七聖鍵やテューマさん達と戦いはしたけど、そこまでの情報を得てることは知られてない……? いや、でもどっちにしろ今ドラーガさんがキリシアの事を口に出したからなあ……
そう考えていると料理が運ばれてきたのでとりあえず私達は昼食をとることにした。
鶏肉のソテーに玉ねぎのスープ、それとパン。
思えばダンジョンに入ってからこっちまともな食事をとっていなかった。昨日の夕食も適当だったし。
しっかり出汁を取ったオニオンスープの旨みが体に染みわたる。チキンは胸肉だから少しパサパサしてるけど、しっかりシーズニングが振ってあって美味しい。
不思議な感じだ。
天文館に入る前は一歩足を踏み入れたら最悪問答無用で周りの人間が襲い掛かってきてえらいことになるんじゃないかと思ってたけど、入ってみれば何のことはない。全てがドラーガさんの筋書き通りに進んでいる。
本当に不思議な人だ。この人は。いったいどういう人生を送ってきたらこんなメンタルの強さが手に入るんだろう。今も何事もなかったかのようにチキンソテーに齧り付いている。
「さっさと食えよ? 本命が来ちまうぜ?」
さっさと食べ終えたドラーガさんがカップの水をごくりと飲んで私にそう言った。
本命? セゴーさんがおそらく七聖鍵に意見を伺いに行って、買取のために戻ってくるだけなんじゃないのかな? と、考えていると、天文館の扉が開いた。扉が開いたのに外の光が入ってこない。
その巨体は大きく作ってある扉をくぐる様に頭を下げて通り、悠然と歩いてこちらに近づいてくる。
「面白いものを手に入れたそうだね、ドラーガ君、と言ったかな?」
低く響く声。
その巨躯の男は、そう言って近くにあった椅子を私達のテーブルの前に置くと、ずしりと軋ませながら座った。左手に持っていた巨大な十字剣をテーブルに立てかける。
「君が手に入れた石には私も興味がある。是非見せていただきたいな」
十字架のガスタルデッロ。
「今日はギルドに買い取ってほしいもんがある」
セゴーさんが話しかけてきた言葉を完全に無視してドラーガさんは自分の用件を述べ、テーブルの上にごとりと小袋を出し、そこから竜の魔石を取り出した。
「こっ……これは……」
このリアクション、セゴーさんはやはり七聖鍵と手を組んでいるだけあって、これがなんだか分かっているみたいだ。クラリスさんの話から推測するに、この『竜の魔石』はかなり貴重なもので、しかも『不老不死』の施術をするにあたって欠くべからざる素材のはず。
「買い取りだな……いいだろう。金貨五枚で……」
「大金貨十枚以上だ。それ以下ならすり潰して肥料の代わりに畑にでも撒くぜ」
だっ……大金貨十枚!? それだけあれば普通の家庭なら数年は遊んで暮らせる金額! いくら何でも吹っ掛けすぎだよ! セゴーさんも目を丸くして驚いている。周りで昼食を取っていた冒険者達も物事の異常さに気付いてこちらに視線を集める。正気かこの男。
「てめえ常識ってもんがねえのか? こんな石っころを大金貨十枚以上だと!? 金貨五枚だ! それ以上は出せん!!」
思った通りセゴーさんは顔を真っ赤にして烈火の如く怒り出した。ホントこの人人を怒らせるのだけは上手いな。アルグスさん達もセゴーさんのリアクションを見て戦々恐々としている。クオスさんとイリスウーフさんだけはキラキラとした目でドラーガさんを見てるけど。
「ほぉん、なるほど、石っころねエ……だったらこの石はその辺の行商人にでも売っちまおうかねえ? 古物商じゃなくて行商人にだ。この意味が分かるか?」
余裕の笑みを浮かべながらドラーガさんがそう言うとセゴーさんは今度はみるみるうちに顔面蒼白になってきた。忙しい人だ。しかし古物商ならすぐに買い戻せるけれど、行商人に売ってしまったら最後、どこに消えてしまうかは分からない。それをセゴーさんが望まないのは私でも分かる。
「ま、待て! 十枚。金貨十枚だ。これでどうだ?」
一気に二倍になった。無理な金額を吹っかけて値を吊り上げるつもりなのか。こんな交渉術があるのか。そうだよね。さすがにこんな石一つを大金貨十枚なんていくら何でも非現実的だもんね。びっくりした。本当に大金貨十枚で売るつもりなのかと思った。
「てめえは金貨と大金貨の区別がつかねえおポンチ野郎か? 市場で大根買ってんじゃねえんだぞ! ちょこちょこ値切ってんじゃねえよ。んなはした金で売れるか!」
そう言ってドラーガさんは魔石を小袋にしまいだした。え? マジなの?
「ま、待て!」
そう言ってセゴーさんは手を伸ばすが、ドラーガさんはさっと小袋を手元に引き寄せる。
「お、落ち着いてよく考えろ。金貨十枚だぞ? はっきりと言おう。俺が出せる金額はそれが限界だし、ギルドや古物商、宝石商に持って行ってもそれの価値を正しく推し量れるものはいない。これ以上の金額でなど、どこででも売れんぞ!」
セゴーさんの言葉にドラーガさんはにやりと笑みを見せた。
「そうさ。その通りだ。俺はここが、この魔石の価値を最も正しく判断できる場所と知ってたから来たのさ」
「だったら……」
「大金貨十枚以上だ」
ピシャリと言い放つ。
「セゴー、なんでてめえがポケットマネーで支払おうとしてんだ? てめえが判断できねえならキリシアからのお客様にでも相談してみるんだな。消えろ」
「なっ、なぜそれを……」
そう言ってドラーガさんはセゴーさんの応えを聞くことなく懐に小袋を押し込んだ。
「ぐぇ」
クラリスさんのうめき声が小さく聞こえる。この人、懐にクラリスさんがいるの忘れてたな。
「オイ姉ちゃん、日替わり定食6人分だ。飯にしようぜ」
ドラーガさんは「もう話は済んだ」と言わんばかりに手早く昼食をオーダーして話を切り上げる。怒り心頭のセゴーさんは真っ赤な顔でプルプルと震えながらも立ち上がり、急いで天文館の外に出て行った。
「む……無茶苦茶するわね、ドラーガ……」
「ひやひやしたよ」
アンセさんとアルグスさんが緊張を解いてそう言った。私もそう思う。
実際今セゴーさんはじめとするギルドのメンバーと私達は敵対してるわけで……あれ? でも向こうは「私達がギルドが敵対してることに気付いてる」ってことには気づいてるのかな? 七聖鍵やテューマさん達と戦いはしたけど、そこまでの情報を得てることは知られてない……? いや、でもどっちにしろ今ドラーガさんがキリシアの事を口に出したからなあ……
そう考えていると料理が運ばれてきたのでとりあえず私達は昼食をとることにした。
鶏肉のソテーに玉ねぎのスープ、それとパン。
思えばダンジョンに入ってからこっちまともな食事をとっていなかった。昨日の夕食も適当だったし。
しっかり出汁を取ったオニオンスープの旨みが体に染みわたる。チキンは胸肉だから少しパサパサしてるけど、しっかりシーズニングが振ってあって美味しい。
不思議な感じだ。
天文館に入る前は一歩足を踏み入れたら最悪問答無用で周りの人間が襲い掛かってきてえらいことになるんじゃないかと思ってたけど、入ってみれば何のことはない。全てがドラーガさんの筋書き通りに進んでいる。
本当に不思議な人だ。この人は。いったいどういう人生を送ってきたらこんなメンタルの強さが手に入るんだろう。今も何事もなかったかのようにチキンソテーに齧り付いている。
「さっさと食えよ? 本命が来ちまうぜ?」
さっさと食べ終えたドラーガさんがカップの水をごくりと飲んで私にそう言った。
本命? セゴーさんがおそらく七聖鍵に意見を伺いに行って、買取のために戻ってくるだけなんじゃないのかな? と、考えていると、天文館の扉が開いた。扉が開いたのに外の光が入ってこない。
その巨体は大きく作ってある扉をくぐる様に頭を下げて通り、悠然と歩いてこちらに近づいてくる。
「面白いものを手に入れたそうだね、ドラーガ君、と言ったかな?」
低く響く声。
その巨躯の男は、そう言って近くにあった椅子を私達のテーブルの前に置くと、ずしりと軋ませながら座った。左手に持っていた巨大な十字剣をテーブルに立てかける。
「君が手に入れた石には私も興味がある。是非見せていただきたいな」
十字架のガスタルデッロ。
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