鋼なるドラーガ・ノート ~S級パーティーから超絶無能の烙印を押されて追放される賢者、今更やめてくれと言われてももう遅い~

月江堂

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戦闘狂

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 俺はひたすらに何日間も奴らが居ないであろう森の最深部に向かって逃げ続けた。
その間、俺は、 1日中ひたすらに逃げ続け、
 食べ物は逃げている途中に落ちている食べ物を食べ、
  夜になったら、 一応 安全そうところで寝る。 何日間もそういう生活をしていた。





 そして、

 今日、

 ついに、

 俺は森の最深部にやってきた。
森の最深部は一層木々が生い茂り 
とても薄暗い場所だった。

 他にも 森の最深部には 巨大な洞窟や、
 断崖絶壁の壁なんかがあったりした。

 俺 は しばらく森の最深部を見た後 
流石にいないと思うが 奴らがいないとは言い切れないので、
俺以外に人がいないか確認することにした。

俺は

木のうろ

草むらの中 

巨大な洞窟の中 

大岩の影

などをくまなく探し回った。
そして なだらかな斜面にある洞窟を見ていた時の事だ、
 突然背後の草むらから人が立ち上がった。
まさか奴らがこんなところにまで居たとは、
居ないと思ったのに…
だが出てしまったからには仕方がない
俺は身構える。

だが
相手はいつまでたっても攻撃してこない
不思議に思い相手をよく見ると
俺と同じように鉄製の首輪から
鎖が伸びていて更に服は、ボロボロで全身が薄汚れている
男だという事がわかった。

 もしや俺と同じような人間だろうか?
だか先日、襲われたばかりだ
人を簡単に信用するわけにはいかねぇ
俺は相手を警戒する
どうやら相手も俺を警戒しているらしく 
俺を注意深く見ていた。
しばらく、俺たちはお互いのことを
ジッと見ていた。
すると突然相手が草むらから出てきた。
 一瞬もしや襲う気かと思ったが
相手はただ何もせず目の前にやってきただけだった。

 相手はしばらくその状態でいたので、
俺は、相手に敵意がないと判断し
試しに俺はお辞儀をしてみた
すると 
相手一応は俺に敵意がないと理解してくれたようだ、が、まだ警戒はしているようだった。

 まぁ警戒しているとはいえ相手に敵意がねぇ以上ひとまず安心だな、これで 殺されるなんてことはまずねぇだろう。
 と、 安心した俺は とりあえず 相手に何か話しかけてみることにした。

「 えっと、俺の名前はサイラス・フォルシウス、あんたは?」

すると相手は

「…ウ"ィラ・グゥエ"ラ"…」

と意味のわからないことを言った
考えてみてあることが思い当たったまさか言葉が通じない
嘘だろ
俺は、頭が真っ白になった。




__________________________________________________ 



あとがき






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