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仕掛け部屋
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「な……」
沈黙を破ったのはアルグスさんだった。といっても、言葉に詰まってしまったが。
「なにしてくれてんだ、ドラーガ……」
部屋に入ったところに、ちょうど手をかけられるくらいの具合の良いでっぱりがあった。それに手をかけてドラーガさんが休憩したところ、ガコンという音と共に入ってきた入り口に岩戸が下りてきたのだ。
まあ、まず間違いなく今のが仕掛けになって扉が閉まったのだろう。
ダンジョンに入る前、アルグスさんに口を酸っぱくして言われていたことがある。
「その辺の物に不用意に触らないこと」……とくに、意味ありげな出っ張りだとか窪み、レバー、飾りなどなど。「触りたい」と思うものほど「触るな」……前回も今回もアルグスさんは私と、そしてドラーガさんに念を押していた。
「あ? どうかしたか?」
どうかしたかもなにも……私は周りを見回す。広間は石壁などではなく天然で出来たようなむき出しの岩肌。両側には8体の戦士の彫像があり、出口は他にない。行き止まりだ。
「ヴァ……ヴァンフルフは……?」
「分からない。この部屋に入ったらもういなかった。どこかに隠し扉があるのかもしれないが……」
「んだよ、結局逃がしちまったのか、情けねーな」
ブチッ、という音が聞こえそうなくらいアルグスさんとアンセさんが歯を食いしばり、憤怒の表情になる。しかし二度、三度と深呼吸をしてそれを押し殺した。まあ……きっと日常茶飯事なのかもしれない。
「と、ところでドラーガ、あんた荷物は?」
ひくひくと顔を引きつらせながらも、努めてアンセさんが冷静に尋ねる。
「あん? そんなもん最初の崩落の部屋を降りるときに置いてきたぜ。あんなもん担いで急斜面を下りられるわけねーだろ」
担いでなかったけど降りられなくって滑落したくせに。
「荷物持ちもまともにできないの……ッ!!」
ギリ、とアンセさんが歯噛みする音が聞こえる。ひぃ、自分が怒られてるわけじゃないのに怖い。
「い、一旦出来事をまとめましょう! ここから脱出することを考えないと!」
何とか空気を換えようと私は提案すると、ようやく二人とも冷静になったようで、立ったまま情報を整理する。
「まず、テューマ達がやはり裏切り者って言うのは確定だな。しかし黒幕は全くの謎だ。さっきの黒いローブの人物、それに魔族四天王と言っていたヴァンフルフ。奴ら、どうやらここに巣食ってるモンスターどもと取引してるみたいだな」
「ギルドはどうなります?」
アルグスさんの言葉にクオスさんが尋ねる。アルグスさんは顎を撫で、少し考えてから言葉を発する。
「リーアン(受付嬢)は照会の記録はないと言っていた。ということは正規のルートを経ずしてテューマ達は僕達の探索の情報を得たことになる。つまり繋がってると見ていいだろうな……」
ダンジョンのモンスター、ギルド、そしてヤミ専従のテューマさん達の三つが繋がっていることになる。状況は絶望的だ。
「なんとかテューマ達は撃退したものの、取り逃がし、黒幕共の足掛かりもない……」
アルグスさんが続けた言葉に、アンセさんが苦々しい顔で締める。
「挙句の果てに、ドラーガのせいで部屋に閉じ込められ、物資もない、と」
これにドラーガさんは気を悪くしたようだった。
「あん? 俺のせいだってのか? だったらこれをもっかい作動させりゃいいだけだろう」
振り返ってさっき触った出っ張りをガコガコと動かす。
「やめろ馬鹿! 触るなって言ってるだろ!!」
「馬鹿だ……と……」
振り向いたドラーガさんの顔が真顔になる。それと同時に私達の後ろでゴゴゴゴ、と岩のこすれる音。
……ああ、やっぱり。嫌な予感って当たるよなあ。部屋の脇に控えていた8体の戦士の彫像が動き出した。やっぱりゴーレムだった。
「魔法は温存する……アンセ達は下がっていろ。僕一人でやる」
そう言ってアルグスさんは部屋の中央に進み出る。それに導かれるようにストーンゴーレムたちは歩み寄っていく。単純に一番近い敵を狙うのか。ゴーレムたちは武器を持っていない。腰に剣は差しているが、どうやら見た目通りそれは張りぼての武器なのだろう。
しかしだからと言って一人で8体ものストーンゴーレムの相手が出来るものなのか。
ゴーレムたちは段々と速度をあげながらアルグスさんに手を伸ばす。質量攻撃で圧し潰すつもりだ。
「トルトゥーガ!!」
両側から伸びてくる腕、それを回転するトルトゥーガが受け、回転により逸らす。一瞬潰されるようにも見えたが、しかし折り重なる様に攻撃を仕掛けるゴーレム達はまるで爆散するかのように次々と粉々になっていった。
ゴーレムの身体を突き破って現れたのは、回転する丸盾。
轟音をあげながら伸び、縮み、遠心力を利用して砕き、裂き、破壊しつくす。時間にしてほんの十数秒。
8体あったストーンゴーレムは一瞬のうちに回転するトルトゥーガに砕かれて砂礫と化した。
「こんなもんか……」
アルグスさんはガラクタと化したゴーレムの残骸の上に立ち、ごそごそと懐をまさぐり、緑色の宝石、ローブの人影が「竜の魔石」と呼んでいたものを取り出して高く掲げた。
「でてこい! これが欲しいんだろう!」
しかし返ってくるのは静寂のみ。
「へっ、無視されてやんの」
いや、ドラーガさんが言葉を返した。なんでこう、この人は……
「お前ちょっとは自重しろ! どれだけ迷惑かけてると思ってるんだ、今回ちょっと酷いぞ!!」
「なにぃ!? 俺がいったいいつ迷惑かけたってんだ! 的確なアドバイスとサポートでパーティーに尽力してるだろうが!!」
ドラーガさん的にはそうなんだろうか。
「段々あんたがギルドのスパイなんじゃないかって気がしてきたわ……この穀潰しが……ッ!!」
アンセさんも完全に切れてしまっている。
「なんだとてめえら! 寄ってたかって、アレか! イジメって奴か! 最近の冒険者はこれだから!! パワハラで組合にチクってやる!」
なんとドラーガさんが逆切れした。さらにずんずんとゴーレムが立っていた場所の壁の方に歩いて行った。
「もう我慢ならん! この棒で頭カチ割ってやる!!」
そう言ってさっきまでゴーレムの影に隠れて見えていなかったレバーのようなものを引っこ抜こうとする。
「その辺の物勝手に触るなって言われたでしょう!」
私は慌ててドラーガさんを止めようとするが、時すでに遅し。レバーが急に変な角度に曲がり、「ガコン」と音がした。
「んぁッ!?」
それと同時にドラーガさんのいた場所に穴が開く。急に足場を失ったドラーガさんの腕が宙を掻く。そして、がっしりと……
私の胸を掴んだ。
「キャアアァァ!!」
ひどいセクハラ! でもこの腕を掴んでドラーガさんを引き上げなきゃ、と思ったところに何かが後ろから突っ込んできた。
「私のドラーガに色仕掛けすんなって言ってんだろうがぁ!!」
クオスさん、今、そんなこと言ってる時じゃ……
私とドラーガさん、そしてクオスさんは落とし穴に吸い込まれるように落ちて行った。
バタン
三人が姿を消すと、すぐに落とし穴は蓋が閉じられた。
アルグスがとぼとぼと近寄り、再度レバーを動かしてみるが、何の反応もない。
「……なんてこった」
部屋には絶望の色濃い顔の、アルグスとアンセが取り残されたのだった。
沈黙を破ったのはアルグスさんだった。といっても、言葉に詰まってしまったが。
「なにしてくれてんだ、ドラーガ……」
部屋に入ったところに、ちょうど手をかけられるくらいの具合の良いでっぱりがあった。それに手をかけてドラーガさんが休憩したところ、ガコンという音と共に入ってきた入り口に岩戸が下りてきたのだ。
まあ、まず間違いなく今のが仕掛けになって扉が閉まったのだろう。
ダンジョンに入る前、アルグスさんに口を酸っぱくして言われていたことがある。
「その辺の物に不用意に触らないこと」……とくに、意味ありげな出っ張りだとか窪み、レバー、飾りなどなど。「触りたい」と思うものほど「触るな」……前回も今回もアルグスさんは私と、そしてドラーガさんに念を押していた。
「あ? どうかしたか?」
どうかしたかもなにも……私は周りを見回す。広間は石壁などではなく天然で出来たようなむき出しの岩肌。両側には8体の戦士の彫像があり、出口は他にない。行き止まりだ。
「ヴァ……ヴァンフルフは……?」
「分からない。この部屋に入ったらもういなかった。どこかに隠し扉があるのかもしれないが……」
「んだよ、結局逃がしちまったのか、情けねーな」
ブチッ、という音が聞こえそうなくらいアルグスさんとアンセさんが歯を食いしばり、憤怒の表情になる。しかし二度、三度と深呼吸をしてそれを押し殺した。まあ……きっと日常茶飯事なのかもしれない。
「と、ところでドラーガ、あんた荷物は?」
ひくひくと顔を引きつらせながらも、努めてアンセさんが冷静に尋ねる。
「あん? そんなもん最初の崩落の部屋を降りるときに置いてきたぜ。あんなもん担いで急斜面を下りられるわけねーだろ」
担いでなかったけど降りられなくって滑落したくせに。
「荷物持ちもまともにできないの……ッ!!」
ギリ、とアンセさんが歯噛みする音が聞こえる。ひぃ、自分が怒られてるわけじゃないのに怖い。
「い、一旦出来事をまとめましょう! ここから脱出することを考えないと!」
何とか空気を換えようと私は提案すると、ようやく二人とも冷静になったようで、立ったまま情報を整理する。
「まず、テューマ達がやはり裏切り者って言うのは確定だな。しかし黒幕は全くの謎だ。さっきの黒いローブの人物、それに魔族四天王と言っていたヴァンフルフ。奴ら、どうやらここに巣食ってるモンスターどもと取引してるみたいだな」
「ギルドはどうなります?」
アルグスさんの言葉にクオスさんが尋ねる。アルグスさんは顎を撫で、少し考えてから言葉を発する。
「リーアン(受付嬢)は照会の記録はないと言っていた。ということは正規のルートを経ずしてテューマ達は僕達の探索の情報を得たことになる。つまり繋がってると見ていいだろうな……」
ダンジョンのモンスター、ギルド、そしてヤミ専従のテューマさん達の三つが繋がっていることになる。状況は絶望的だ。
「なんとかテューマ達は撃退したものの、取り逃がし、黒幕共の足掛かりもない……」
アルグスさんが続けた言葉に、アンセさんが苦々しい顔で締める。
「挙句の果てに、ドラーガのせいで部屋に閉じ込められ、物資もない、と」
これにドラーガさんは気を悪くしたようだった。
「あん? 俺のせいだってのか? だったらこれをもっかい作動させりゃいいだけだろう」
振り返ってさっき触った出っ張りをガコガコと動かす。
「やめろ馬鹿! 触るなって言ってるだろ!!」
「馬鹿だ……と……」
振り向いたドラーガさんの顔が真顔になる。それと同時に私達の後ろでゴゴゴゴ、と岩のこすれる音。
……ああ、やっぱり。嫌な予感って当たるよなあ。部屋の脇に控えていた8体の戦士の彫像が動き出した。やっぱりゴーレムだった。
「魔法は温存する……アンセ達は下がっていろ。僕一人でやる」
そう言ってアルグスさんは部屋の中央に進み出る。それに導かれるようにストーンゴーレムたちは歩み寄っていく。単純に一番近い敵を狙うのか。ゴーレムたちは武器を持っていない。腰に剣は差しているが、どうやら見た目通りそれは張りぼての武器なのだろう。
しかしだからと言って一人で8体ものストーンゴーレムの相手が出来るものなのか。
ゴーレムたちは段々と速度をあげながらアルグスさんに手を伸ばす。質量攻撃で圧し潰すつもりだ。
「トルトゥーガ!!」
両側から伸びてくる腕、それを回転するトルトゥーガが受け、回転により逸らす。一瞬潰されるようにも見えたが、しかし折り重なる様に攻撃を仕掛けるゴーレム達はまるで爆散するかのように次々と粉々になっていった。
ゴーレムの身体を突き破って現れたのは、回転する丸盾。
轟音をあげながら伸び、縮み、遠心力を利用して砕き、裂き、破壊しつくす。時間にしてほんの十数秒。
8体あったストーンゴーレムは一瞬のうちに回転するトルトゥーガに砕かれて砂礫と化した。
「こんなもんか……」
アルグスさんはガラクタと化したゴーレムの残骸の上に立ち、ごそごそと懐をまさぐり、緑色の宝石、ローブの人影が「竜の魔石」と呼んでいたものを取り出して高く掲げた。
「でてこい! これが欲しいんだろう!」
しかし返ってくるのは静寂のみ。
「へっ、無視されてやんの」
いや、ドラーガさんが言葉を返した。なんでこう、この人は……
「お前ちょっとは自重しろ! どれだけ迷惑かけてると思ってるんだ、今回ちょっと酷いぞ!!」
「なにぃ!? 俺がいったいいつ迷惑かけたってんだ! 的確なアドバイスとサポートでパーティーに尽力してるだろうが!!」
ドラーガさん的にはそうなんだろうか。
「段々あんたがギルドのスパイなんじゃないかって気がしてきたわ……この穀潰しが……ッ!!」
アンセさんも完全に切れてしまっている。
「なんだとてめえら! 寄ってたかって、アレか! イジメって奴か! 最近の冒険者はこれだから!! パワハラで組合にチクってやる!」
なんとドラーガさんが逆切れした。さらにずんずんとゴーレムが立っていた場所の壁の方に歩いて行った。
「もう我慢ならん! この棒で頭カチ割ってやる!!」
そう言ってさっきまでゴーレムの影に隠れて見えていなかったレバーのようなものを引っこ抜こうとする。
「その辺の物勝手に触るなって言われたでしょう!」
私は慌ててドラーガさんを止めようとするが、時すでに遅し。レバーが急に変な角度に曲がり、「ガコン」と音がした。
「んぁッ!?」
それと同時にドラーガさんのいた場所に穴が開く。急に足場を失ったドラーガさんの腕が宙を掻く。そして、がっしりと……
私の胸を掴んだ。
「キャアアァァ!!」
ひどいセクハラ! でもこの腕を掴んでドラーガさんを引き上げなきゃ、と思ったところに何かが後ろから突っ込んできた。
「私のドラーガに色仕掛けすんなって言ってんだろうがぁ!!」
クオスさん、今、そんなこと言ってる時じゃ……
私とドラーガさん、そしてクオスさんは落とし穴に吸い込まれるように落ちて行った。
バタン
三人が姿を消すと、すぐに落とし穴は蓋が閉じられた。
アルグスがとぼとぼと近寄り、再度レバーを動かしてみるが、何の反応もない。
「……なんてこった」
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