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大学
チアリーディング
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太って、さらに大学に行きたくなくなった。恥ずかしい。
単位は必要だから授業に行かないといけないけど、なるべく出席がいらないような授業を選んだ。
****
ある日、必要最低限の授業を受けようと、なんとか大学の校門に向かって長い真っ直ぐの道を歩いていると。チアリーディングサークルの人が、校門付近で勧誘活動をしていた。
中途半端な時間帯で、大学に向かう学生はぽつぽつ。だから勧誘活動の人は、やってくる学生の女子全てに声をかけていた。そしてすぐに断られていた。それを見ながら、もう校門のところまで来てその人と目があった。
あー私も声かけられるよなぁ。めんどくさいなぁと思っていた。
しかし。
横を通りすぎたのに、声を掛けられなかった。
あれ?
なんでだろ??
明らかに私だけ。
あぁ、私が太ってるから、チアリーディングに相応しくないんだ。
そりゃそうだ、あんなスカート履いて動ける体型じゃないよ。
別にチアリーディングサークルに入りたいなんて思ったことはないから、勧誘されなくて万々歳だけど、このことは私の心をえぐった。そして大学に通うことが余計に嫌なことになった。人と会いたくない。
つづく~
単位は必要だから授業に行かないといけないけど、なるべく出席がいらないような授業を選んだ。
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ある日、必要最低限の授業を受けようと、なんとか大学の校門に向かって長い真っ直ぐの道を歩いていると。チアリーディングサークルの人が、校門付近で勧誘活動をしていた。
中途半端な時間帯で、大学に向かう学生はぽつぽつ。だから勧誘活動の人は、やってくる学生の女子全てに声をかけていた。そしてすぐに断られていた。それを見ながら、もう校門のところまで来てその人と目があった。
あー私も声かけられるよなぁ。めんどくさいなぁと思っていた。
しかし。
横を通りすぎたのに、声を掛けられなかった。
あれ?
なんでだろ??
明らかに私だけ。
あぁ、私が太ってるから、チアリーディングに相応しくないんだ。
そりゃそうだ、あんなスカート履いて動ける体型じゃないよ。
別にチアリーディングサークルに入りたいなんて思ったことはないから、勧誘されなくて万々歳だけど、このことは私の心をえぐった。そして大学に通うことが余計に嫌なことになった。人と会いたくない。
つづく~
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