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王都へ
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少し進んだところだろうか。外の景色にも飽きてきた所だ。
なんせ草原。何も無い草原。
チラホラ弱そうなモンスターが居るが襲って来るわけでもないため、スルーしていく。
この間に、自分の事調べられねぇかなぁ…
ステータスやらスキルや何かしら表示することはできないのだろうか。
アニメとかでは手をスライドして『ステータスオープン』など唱えると表示されていた気がする…
「ステータスオープン!」
手をスライドしながら唱えてみる。
でねぇ…
「ステータスオープン!」
いろいろ試してみるがやはり表示されない…
まぁ王都に着いてから騎士に聞くなり王様に聞くなりするか…
同じ体制で、揺られ飽きた身体を休ませようと体制を横向きに変え、寝転ぼうと体重を傾けた時、頬に何かに当たる感触がする。
少し弾力があるような…でも硬いような…
「キャッ」
ん?隣には何も見えないのに声がした!?
しかも見えない何かがある…何か居る!!
手を伸ばし触ってみる。
ムニムニ
なんだこの感触。
少し掴める程度滑らかな曲線…少し硬いマシュマロの様な触りこごち。
「変態!!」
何も無いはずの目の前から、徐々にその正体が現れる。
猫耳の女の子 リザだった。
「なっ!? 何でお前が??」
リザは少し頬を赤裸目て、胸の辺りを両手で覆い隠すようにこちらを睨んでいる。
あ…さっきの感触ってもしかして…
未発達の胸か… 俺もさすがに幼い子供で興奮するほどロリータではない…
「あぁ…悪い…」
「あぁって何よ!!ふんっ!まだ成長過程なんだからね!」
「将来が楽しみだなっ! それよりどうやって乗り込んだ!?」
「出発する前に私のスキル『透体』を使って乗り込んだの。私は身体を透明化する事が出来るのよ!」
ハッと思い出す。
そう言えば、出発する前に戸が開いたな…騎士がちゃんと閉めて無かったと思ったが、あれはあの時、透体化したリザが乗り込んだのかっ。
「でも、お前スキル使い方分からないって…」
「修道女(シスター)に怒られるから嘘ついてたのっ! 本当は私とカイムだけは知ってるのっ! カイムが教えてくれて!」
カイム?そんな奴居たっけ?
あぁ、あの転生後にキレてどっかに行ってしまったあの子か…
それからリザはクスクスと笑いながらさっきは何してたの?と聞いてくる。
あ、さっきの『ステータスオープンスライド』見られていたのか…恥ずかしい…
自分のステータスを見たいんだよ、と答えると色々教えてくれた。
目を瞑り意識を集中させれば分かるだけだった。
早速、俺も目を瞑り暗闇の中に意識を集中すると頭の中に文字やパラメータが表示される。
ネーム 『ダイドウ・リョウガ』
種族 神仔
レベル1
固有スキル 禁忌『奴隷王』
(メイン効果)
・己より下位の者に触れる事で強制的に奴隷とする
・奴隷者のスキル、ステータスは主にリンクされる
・奴隷者は主の命令に逆らう事ができない
・未解放
・未解放
・未解放
・未解放
:
:
(その下はズラーと未解放が無数に並んでいる)
リンク数 9体
使用可能スキル数 10個
『遠視』視力増加
『水玉』水から水の球体を生成することが可能
『炎息』炎の息を吐く事が可能
『アラート』自分よりステータスが上位の者が近くに居た時、知らせる事が可能
また対象の人物に付与し、その者が危険に侵された時、知らせる事が可能
『透体』身体を透明化する事が可能
『雷指』指から雷を発生させ指先に帯電することが可能
『石破』触れた石を破砕することが可能
『霧幻』霧を放出し幻を作る事が可能
『空刃』空気の刃を飛ばす事が可能
『憤怒』感情-怒-に比例して攻撃力が増加
ステータス
HP25600
MP12800
攻撃10500
防御9075
移動速度92
え、何これ…奴隷王って。
この効果…もしかして… あの時、氷鬼をした時俺が子供達に触れたことによって強制的に奴隷にしてしまったのか!?
おいおい、俺は子供を奴隷にする趣味なんて無いぞ…
「スキルって無意識に使用できるのか?」
「本で読んだ事あるけど、スキルによっては無意識に出来るスキルもあれば、効果をちゃんと理解してイメージしないと発動しないスキルもあるらしいよ!」
無意識に出来る物もあるのか… 俺のやつはそれだな…
解除出来るものなのか? 別に困ることはないが…
しかし、奴隷って響きが良くない事をしてるみたいだ…
いやでもこの子リザは大きくなったらきっと美人になるぞ。
既にその素質が顔に現れている。
頭の中でリザが大人になった姿を想像し少しニヤける。
『ご主人様お帰りなさいっ! ご飯にしますか? そ・れ・と・も・お風呂?』と裸エプロンのリザが俺を出迎えているなんてことが…
この28年間童貞だったこの俺が!
女性と無縁だった俺が!
ハーレムライフを送れる最強のスキルではないか!
強要しなければ何も問題はない!
はっはっはっ!よし解除はしないでおこう!
「お兄ちゃん何でニヤニヤしてるの??」
リザの声で妄想は掻き消され現実に戻ってくる。
「いやなんでもない…」
それからリザは俺に色々と教えてくれた。
本で読んだ世界の歴史を。
この世界は人族の国 ブアロ王国。
*現在ではブァルム王国、アルツァホルン王国、ロザリオ王国に分裂している。
魔族の国 ホールダウンが存在した。
大昔から人族と魔族は争い殺し合いが絶えなかった。
魔族は元々魔力が高く、人族は圧倒的魔力に押され絶滅寸前まで追いやられていたが、ブアロ王国騎士団団長『ロイヤル・ア・イライザ』は自身を犠牲にし、稀に一度死んだ者が高魔力を取込みもう一度生を預かる事ができる『命魔法』を現在のブァルム王国一帯に発動。
その後稀に出現する強力な転生者達によって魔族軍に対抗、絶滅の危機を難逃れる。
魔族軍も予想外の戦力に被害を無視出来ないものとなり一時撤退、第一次世界対戦は終結した。
それからも幾度も魔族軍との交戦は有ったが、転生者達の活躍によって人族は生き永らえ続けた。
後に人々は転生者を『神の仔』と崇め崇拝した。
それが今でも伝承として言い伝え続けられているのか…
しかし異世界の人物が転生する事があるのだろうか?
俺みたいな地球からの転生者もいるのか?
元の世界に戻る事はできるのか?
俺は元の世界に戻りたいとは思わないが…
それに転生する前に聞こえた気がする声正体と、この禁忌 奴隷王についても…
疑問が止まらない。
ブアロ王国は何故三つに分裂したのかも気になる。その歴史について載っている文書は無かったみたいだが、まぁ王様なら知っているだろう。
王都で詳しく聞く必要があるな…
どうも…きな臭さが漂う。
リョウガは荷車から何もない空を見上げ、遡及した。
前の世界では感じる事が無かった生きる意味が、この世界で感じる事が出来るのだろうか…
その時、2つの声が聞こえる。
『---ヴォル・リーク 死亡---
---リンク解除---
---奴隷の灯火 獲得---』
「神の仔殿そろそろ王都が見えてきます」
また頭の中に聞こえた気がする声が騎士の声に掻き消されてしまった。
ん?また何か聞こえた気が…
いや気のせいか……
なんせ草原。何も無い草原。
チラホラ弱そうなモンスターが居るが襲って来るわけでもないため、スルーしていく。
この間に、自分の事調べられねぇかなぁ…
ステータスやらスキルや何かしら表示することはできないのだろうか。
アニメとかでは手をスライドして『ステータスオープン』など唱えると表示されていた気がする…
「ステータスオープン!」
手をスライドしながら唱えてみる。
でねぇ…
「ステータスオープン!」
いろいろ試してみるがやはり表示されない…
まぁ王都に着いてから騎士に聞くなり王様に聞くなりするか…
同じ体制で、揺られ飽きた身体を休ませようと体制を横向きに変え、寝転ぼうと体重を傾けた時、頬に何かに当たる感触がする。
少し弾力があるような…でも硬いような…
「キャッ」
ん?隣には何も見えないのに声がした!?
しかも見えない何かがある…何か居る!!
手を伸ばし触ってみる。
ムニムニ
なんだこの感触。
少し掴める程度滑らかな曲線…少し硬いマシュマロの様な触りこごち。
「変態!!」
何も無いはずの目の前から、徐々にその正体が現れる。
猫耳の女の子 リザだった。
「なっ!? 何でお前が??」
リザは少し頬を赤裸目て、胸の辺りを両手で覆い隠すようにこちらを睨んでいる。
あ…さっきの感触ってもしかして…
未発達の胸か… 俺もさすがに幼い子供で興奮するほどロリータではない…
「あぁ…悪い…」
「あぁって何よ!!ふんっ!まだ成長過程なんだからね!」
「将来が楽しみだなっ! それよりどうやって乗り込んだ!?」
「出発する前に私のスキル『透体』を使って乗り込んだの。私は身体を透明化する事が出来るのよ!」
ハッと思い出す。
そう言えば、出発する前に戸が開いたな…騎士がちゃんと閉めて無かったと思ったが、あれはあの時、透体化したリザが乗り込んだのかっ。
「でも、お前スキル使い方分からないって…」
「修道女(シスター)に怒られるから嘘ついてたのっ! 本当は私とカイムだけは知ってるのっ! カイムが教えてくれて!」
カイム?そんな奴居たっけ?
あぁ、あの転生後にキレてどっかに行ってしまったあの子か…
それからリザはクスクスと笑いながらさっきは何してたの?と聞いてくる。
あ、さっきの『ステータスオープンスライド』見られていたのか…恥ずかしい…
自分のステータスを見たいんだよ、と答えると色々教えてくれた。
目を瞑り意識を集中させれば分かるだけだった。
早速、俺も目を瞑り暗闇の中に意識を集中すると頭の中に文字やパラメータが表示される。
ネーム 『ダイドウ・リョウガ』
種族 神仔
レベル1
固有スキル 禁忌『奴隷王』
(メイン効果)
・己より下位の者に触れる事で強制的に奴隷とする
・奴隷者のスキル、ステータスは主にリンクされる
・奴隷者は主の命令に逆らう事ができない
・未解放
・未解放
・未解放
・未解放
:
:
(その下はズラーと未解放が無数に並んでいる)
リンク数 9体
使用可能スキル数 10個
『遠視』視力増加
『水玉』水から水の球体を生成することが可能
『炎息』炎の息を吐く事が可能
『アラート』自分よりステータスが上位の者が近くに居た時、知らせる事が可能
また対象の人物に付与し、その者が危険に侵された時、知らせる事が可能
『透体』身体を透明化する事が可能
『雷指』指から雷を発生させ指先に帯電することが可能
『石破』触れた石を破砕することが可能
『霧幻』霧を放出し幻を作る事が可能
『空刃』空気の刃を飛ばす事が可能
『憤怒』感情-怒-に比例して攻撃力が増加
ステータス
HP25600
MP12800
攻撃10500
防御9075
移動速度92
え、何これ…奴隷王って。
この効果…もしかして… あの時、氷鬼をした時俺が子供達に触れたことによって強制的に奴隷にしてしまったのか!?
おいおい、俺は子供を奴隷にする趣味なんて無いぞ…
「スキルって無意識に使用できるのか?」
「本で読んだ事あるけど、スキルによっては無意識に出来るスキルもあれば、効果をちゃんと理解してイメージしないと発動しないスキルもあるらしいよ!」
無意識に出来る物もあるのか… 俺のやつはそれだな…
解除出来るものなのか? 別に困ることはないが…
しかし、奴隷って響きが良くない事をしてるみたいだ…
いやでもこの子リザは大きくなったらきっと美人になるぞ。
既にその素質が顔に現れている。
頭の中でリザが大人になった姿を想像し少しニヤける。
『ご主人様お帰りなさいっ! ご飯にしますか? そ・れ・と・も・お風呂?』と裸エプロンのリザが俺を出迎えているなんてことが…
この28年間童貞だったこの俺が!
女性と無縁だった俺が!
ハーレムライフを送れる最強のスキルではないか!
強要しなければ何も問題はない!
はっはっはっ!よし解除はしないでおこう!
「お兄ちゃん何でニヤニヤしてるの??」
リザの声で妄想は掻き消され現実に戻ってくる。
「いやなんでもない…」
それからリザは俺に色々と教えてくれた。
本で読んだ世界の歴史を。
この世界は人族の国 ブアロ王国。
*現在ではブァルム王国、アルツァホルン王国、ロザリオ王国に分裂している。
魔族の国 ホールダウンが存在した。
大昔から人族と魔族は争い殺し合いが絶えなかった。
魔族は元々魔力が高く、人族は圧倒的魔力に押され絶滅寸前まで追いやられていたが、ブアロ王国騎士団団長『ロイヤル・ア・イライザ』は自身を犠牲にし、稀に一度死んだ者が高魔力を取込みもう一度生を預かる事ができる『命魔法』を現在のブァルム王国一帯に発動。
その後稀に出現する強力な転生者達によって魔族軍に対抗、絶滅の危機を難逃れる。
魔族軍も予想外の戦力に被害を無視出来ないものとなり一時撤退、第一次世界対戦は終結した。
それからも幾度も魔族軍との交戦は有ったが、転生者達の活躍によって人族は生き永らえ続けた。
後に人々は転生者を『神の仔』と崇め崇拝した。
それが今でも伝承として言い伝え続けられているのか…
しかし異世界の人物が転生する事があるのだろうか?
俺みたいな地球からの転生者もいるのか?
元の世界に戻る事はできるのか?
俺は元の世界に戻りたいとは思わないが…
それに転生する前に聞こえた気がする声正体と、この禁忌 奴隷王についても…
疑問が止まらない。
ブアロ王国は何故三つに分裂したのかも気になる。その歴史について載っている文書は無かったみたいだが、まぁ王様なら知っているだろう。
王都で詳しく聞く必要があるな…
どうも…きな臭さが漂う。
リョウガは荷車から何もない空を見上げ、遡及した。
前の世界では感じる事が無かった生きる意味が、この世界で感じる事が出来るのだろうか…
その時、2つの声が聞こえる。
『---ヴォル・リーク 死亡---
---リンク解除---
---奴隷の灯火 獲得---』
「神の仔殿そろそろ王都が見えてきます」
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いや気のせいか……
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