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11章 タレク島の決戦!!
STORY183 VSジョアファルア①
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「身の程をわきまえよ!!」
ジョアファルアは恫喝し、大業火魔術を無詠唱発動する。
激しく渦巻く業火の渦がラフィアスの足元から発生する。
「それから……」
(!?)
ジョアファルアは背後から聞こえた声に防御体勢をとりつつ振り返る。
「今の俺はウラボスだ!」
剛力魔術を無詠唱発動したウラボスがリア・ファルの杖を振り下ろす。
「くっ……」
ジョアファルアは激しい衝撃に襲われ、地面へと叩きつけられる。
(おのれ! 相変わらず腹立たしいやつめ!!)
ジョアファルアは空中のウラボスを睨めつける。
「それを言うなら……」
接近に成功したグラヴィエルが魔大剣を持つ手に力を込めて振り抜く。
「なめるな!」
ジョアファルアは素早く身をかわす。
「オレもグラヴィエルなんて名前じゃねぇよ。ゼルアルってんだ!」
ゼルアルはさらに一歩踏み込んで大剣を横に一閃した。
(こやつら!!)
魔大剣の切先がジョアファルアの腕をかすめ、一筋の血が流れる。
「人間風情が気高き神の血を流させるとは不届き千万!」
ジョアファルアは魔力を練る。雷撃渦魔術、光線渦魔術、火炎渦魔術を次々に無詠唱発動する。
「ちっ! なんつう威力だ!……」
荒れ狂う3つの大渦に襲われながら、ゼルアルは大剣の切先をジョアファルアに向けて腕を引く。
「火炎剣技・炎尖貫通突き!」
ゼルアルは大渦の合間を縫うよつに素早くジョアファルアに接近し、魔剣技をくり出す。
「あまいわ、愚か者!」
ジョアファルアは上空に飛び上がる。
「「大爆発魔術!!」」
ジョアファルアが詠唱発動したことでゼルアルは爆炎に呑み込まれる。
「なん……だと!?」
だが、同時にジョアファルア自身も爆炎に呑まれてしまう。
(おのれぇ! ラフィアスの仕業か!!)
ウラボスが同時に同じ魔術を詠唱したことに気付き、憤怒の形相となるジョアファルア。
(しかし、グラヴィエルには相当なダメージを与えたはず……)
ジョアファルアは爆炎に巻き込まれたゼルアルのほうを見る。が、その双眸は見開かれた。
ゼルアルは仮面は破壊されているが、大したダメージを受けている様子はない。
ジョアファルアはリャッカを睨みつける。
「あたしたちを忘れちゃ困るニャ!!」
ゼルアルに防御魔術を施したリャッカがジョアファルアに叫ぶ。
「おのれ……雑魚の分際で!」
リャッカは、ジョアファルアの凄まじい殺気を向けられ、足がすくむのを必死で堪える。
「言っただろ、今の俺たちには仲間がいると!!」
再び剛力魔術を施したウラボスの一撃がジョアファルアを打つ。
またしても地面に叩きつけられたジョアファルア。素早く立ち上がり、ウラボスに対して反撃するため魔力を練る。
「わたしだっているわ!!」
そうはさせまいと全能力強化超魔術を発動させたリアーナが斬撃と刺突を織り混ぜた連続攻撃を放つ。
(小娘が!)
ジョアファルアは攻撃の標的をリアーナに変更する。が、強烈な殺気を感じて飛び退く。直後、目の前にリア・ファルの杖が振り下ろされた。
(!?)
ウラボスは左手をジョアファルアに向けてかざす。
「大爆発魔術! 大爆発魔術! 大爆発魔術!」
ウラボスは連続で魔術を詠唱発動する。
「くぅっ!!」
大爆発を連続に受け、表情をゆがめるジョアファルア。
「まだだ! 雷光剣技・雷尖貫通突き!」
鋭く突きだされたゼルアルの大剣の切先から激しい電流が迸り、ジョアファルアを直撃する。
ゼルアルの強力な一撃を受けて吹き飛ばされたジョアファルア。空中で体勢を直して着地する。だが、勢いは止まらず、そのまま地面を後方へと滑っていく。
「さすがはラフィアスとグラヴィエルね」
ジョアファルアは、ウラボスたちに攻撃され、ダメージを受けているにもかかわらず不敵に笑む。
ジョアファルアは恫喝し、大業火魔術を無詠唱発動する。
激しく渦巻く業火の渦がラフィアスの足元から発生する。
「それから……」
(!?)
ジョアファルアは背後から聞こえた声に防御体勢をとりつつ振り返る。
「今の俺はウラボスだ!」
剛力魔術を無詠唱発動したウラボスがリア・ファルの杖を振り下ろす。
「くっ……」
ジョアファルアは激しい衝撃に襲われ、地面へと叩きつけられる。
(おのれ! 相変わらず腹立たしいやつめ!!)
ジョアファルアは空中のウラボスを睨めつける。
「それを言うなら……」
接近に成功したグラヴィエルが魔大剣を持つ手に力を込めて振り抜く。
「なめるな!」
ジョアファルアは素早く身をかわす。
「オレもグラヴィエルなんて名前じゃねぇよ。ゼルアルってんだ!」
ゼルアルはさらに一歩踏み込んで大剣を横に一閃した。
(こやつら!!)
魔大剣の切先がジョアファルアの腕をかすめ、一筋の血が流れる。
「人間風情が気高き神の血を流させるとは不届き千万!」
ジョアファルアは魔力を練る。雷撃渦魔術、光線渦魔術、火炎渦魔術を次々に無詠唱発動する。
「ちっ! なんつう威力だ!……」
荒れ狂う3つの大渦に襲われながら、ゼルアルは大剣の切先をジョアファルアに向けて腕を引く。
「火炎剣技・炎尖貫通突き!」
ゼルアルは大渦の合間を縫うよつに素早くジョアファルアに接近し、魔剣技をくり出す。
「あまいわ、愚か者!」
ジョアファルアは上空に飛び上がる。
「「大爆発魔術!!」」
ジョアファルアが詠唱発動したことでゼルアルは爆炎に呑み込まれる。
「なん……だと!?」
だが、同時にジョアファルア自身も爆炎に呑まれてしまう。
(おのれぇ! ラフィアスの仕業か!!)
ウラボスが同時に同じ魔術を詠唱したことに気付き、憤怒の形相となるジョアファルア。
(しかし、グラヴィエルには相当なダメージを与えたはず……)
ジョアファルアは爆炎に巻き込まれたゼルアルのほうを見る。が、その双眸は見開かれた。
ゼルアルは仮面は破壊されているが、大したダメージを受けている様子はない。
ジョアファルアはリャッカを睨みつける。
「あたしたちを忘れちゃ困るニャ!!」
ゼルアルに防御魔術を施したリャッカがジョアファルアに叫ぶ。
「おのれ……雑魚の分際で!」
リャッカは、ジョアファルアの凄まじい殺気を向けられ、足がすくむのを必死で堪える。
「言っただろ、今の俺たちには仲間がいると!!」
再び剛力魔術を施したウラボスの一撃がジョアファルアを打つ。
またしても地面に叩きつけられたジョアファルア。素早く立ち上がり、ウラボスに対して反撃するため魔力を練る。
「わたしだっているわ!!」
そうはさせまいと全能力強化超魔術を発動させたリアーナが斬撃と刺突を織り混ぜた連続攻撃を放つ。
(小娘が!)
ジョアファルアは攻撃の標的をリアーナに変更する。が、強烈な殺気を感じて飛び退く。直後、目の前にリア・ファルの杖が振り下ろされた。
(!?)
ウラボスは左手をジョアファルアに向けてかざす。
「大爆発魔術! 大爆発魔術! 大爆発魔術!」
ウラボスは連続で魔術を詠唱発動する。
「くぅっ!!」
大爆発を連続に受け、表情をゆがめるジョアファルア。
「まだだ! 雷光剣技・雷尖貫通突き!」
鋭く突きだされたゼルアルの大剣の切先から激しい電流が迸り、ジョアファルアを直撃する。
ゼルアルの強力な一撃を受けて吹き飛ばされたジョアファルア。空中で体勢を直して着地する。だが、勢いは止まらず、そのまま地面を後方へと滑っていく。
「さすがはラフィアスとグラヴィエルね」
ジョアファルアは、ウラボスたちに攻撃され、ダメージを受けているにもかかわらず不敵に笑む。
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