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第三部 女王様の禁じられたよろこび

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 でも終わらない、終わってくださらない、ああ腰がうごく、このあさましくもみだらなこしが、うごいて、波をうって、あなたさまの動きに追いすがろうとする、でも、でもあなたさまは容赦なさらない、も、もうだめ、ひ、ひいいいいい!


「ngigigigigiiiiiii~~~───!!!」


 まさにこれぞ、あらゆる女体が待ち焦がれていたもの! 究極の御神体様、いえ、唯一神にして至高神にして造物主にして第一動因、それがついにわたくしのなかへと、光臨なさったのだ! とうとう世界は新しい時代に!

 男どもが正面にぶら下げているあの、不格好な持ち物から、遂に女たちが解きはなたれる時が来た! これぞわたしどもが待ち焦がれていた唯一神様! いま、かぎりなく尊い唯一神様がわたくしのなかで、無心に舞いを舞ってくだすっている! そしてこの、卑しい牝牛もあなたさまの舞いにあわせて、とうとう、天にのぼる時が、やってまいったのでございます、それにしても、ひ、ひぃぃぃ、この、めくるめく、すごさ、もうわたくしのみもこころもばらばらに、なってしまいまするおやめになってぇ!

 たえまなくこの M E U S H I 🐄 は、イく、イぎっぱなしぃぃぃ! とめてくれない、いやぁ、もうらめ、りゃめ、とめてとめてしんじゃうんぎいいいいいいいいいいいいい!

 そこっ、そこっそこそこそこぉぉ!



 んひぃぃぃぃぃぃ!!



 ああでる、でる、もれちゃう、わたしのなかのものがぜぇぇぇんぶ、とけてながれて、でていってしまいます、もうおよしになって、おやめくださいませあなたさまひいいいいい!



*  *  *


 
    だ        め
           し   ぬ

    い

        い


          い い


             い   い い

  ほ ん    と
       も  う

           だ め
     ら  め


              りゃ   めぇぇ……


   よ    すぎて

     し  ぬ


  あ あ

      あ あ ああ あ

   こ この  まま

   こ  ころ して

    こ ろ してえぇぇぇ

  おね
     おねが い いいいい


 
「校長! 間もなく『コウイチ』が弾けますぞ」
「何だと? ダッチハズバンドのくせに射精するのか!」
「はい! こいつが中出しする量といったら普通の男の軽く3倍、その上、ただのザーメンってわけじゃありません」
「そりゃどういうことだ。まさか本当に女を孕ませるわけじゃあるまいな?」
「それはさすがに無理ですが、このマシンはですね、……女の体を膣の中から狂わせちまう媚薬を内蔵していて、ザーメンの代わりにそいつを噴射するらしいです」
「ほう、媚薬を中出しか! で、女はどうなる?」
「中の方の感度が軽く10倍になるって話ですよ! つまり、もう始末に負えないくらいの、とんでもなく淫乱なバケモノになってるわけです!」
「そりゃ大したもんだ!」
「そうです! お……こいつのモノが弾けるまであと15秒」


 にゃ

 にゃんにゃの わたひの なか もう どろどろ

 どぇも ごしんたひ さまがあ  ああ AA あつく あちゅく にゃあって きだあああ


「秒読みに入ります! 射精まで、スリー、トゥー、ワン、ゼロ!」
「ドーン!」

 ほぎゃええええええええええ!

 呆けていたわたくしは目が覚めた! 『コウイチ』様によってわたしの中に注ぎ込まれた尊い御神水が、この卑しい牝牛の汚液と混じり合って淫門から噴出し、霧となって宙を漂っているのが分かる!

 それに付けても御神水のありがたさよ! 牝牛のからだ中が、尊い成分によって浄化されてゆくのが分かりますありがたや!



*  *  *



 ああ……なんていうしあわせ。わたくしは、めうしにうまれてよかったのでございます。『こういち』さまのそそいでくだすった、ありがたいごしんすいによって、いきながらに、
 🐄 め う し 🐄 は、ごくらくじょうどへ、やってまいりました。



*  *  *



 
「真朋さん、この女、媚薬ぶち込まれて感度百倍になってるらしいよ。ちょっと見なよ、本気汁ダダ漏れだよ!」
「そうだね。じゃあ気の毒だから、一つお邪魔しようか。……しっかし、この様子を親に見せてやりたいよ。気絶するんじゃないか」
「まあ、そう言わずに」
「じゃあ……おおう、火傷しそうなくらい熱くなってるわ、他人事ながら心配になってくるわな。うん……締めつけてる締めつけてる、さっきよりずっと具合良くなったわ、こりゃ大したもんだよ野平ちゃん」


 よ い
 よ い
 よ よ よ い いいいい い
 ご く ら く じょおおおうどへ まいり ました わ たくし わぁ
 おおいなる かみさま 
 の
 ぶっとい おうごん のぉ ふとざお でぇ 
 なん ども な んど も
 つき ころされて は よみ がえり
 よみが へり
 よろ こび の な みだ うぉ ながぁしま する

 おね がひ で ござい ます る

 もぉう なに とぞ かんにん かん にん で ござい まする

 ひ ひとおも いに つき ころして

 ぢ ごくへ 

 つき おとし て くだしゃり ませぇぇぇぇ

 い いだい なる ふとざお さまぁぁぁ


 ごしょうで ごじゃりましゅる

 こ この この け けがらわし い めうし に やすらぎを


 どう か やすらぎ  を



 
「いやぁ真朋さんすごいですな、及ばずながら私もかくありたいと……ん? どうしました真朋さん? 真朋さん! ……おい鳥居」
「はいっ!」
「真朋さん動かなくなっちまったぞ」
「ほんとだ……あれ、真朋常務息をしてませんよ」

 ! 一気に目が覚めた。

 確かに私の背中でジジイはぐったりして動かなくなった。ピクリともせずのしかかっている。ていうか硬直してる! しかし私の中に差し込まれたものは萎えずに隆々としたまま。どういうこと……?

「何てこった……本当に息してねえや。昇天なすったってことかよ、シャレになんねえぞ」

 ?
 ?

 じょ、冗談はやめて! 入社前の女子就活生の背中で大手製薬会社常務が変死? 電車の週刊誌吊り広告にデカデカと報じられる私の醜聞! いえそれよりどうしてジジイのちんぽは抜けないの? あなた様もう用がお済みならお引き取りくださいませ後生でございます!


「抜けねえぞおい……仕方ない。悪いが桜、このまま救急車に乗ってくれ」


 ぎ  ぃ  え  え  え  え  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー ! ! ! ! ! 


 冗談じゃない、この格好で救急車に? 背中にジジイの死骸を背負った牝牛の姿で救急車に搬送されるド変態女子大生の末路! 嫌です嫌です嫌です、人様にこんな姿をさらすくらいなら無間地獄に落ちた方がマシ、いっそジジイともども灰になるまで焼いてくだされませ、この恥知らずのド変態女の痕跡もこの世に残らぬように!

「今、救急車呼びました!」
「そうか! いや大変なことになったな、しかし顔見られたくないだろう? だから牛のマスクは被ったままでいろよ。何、病院で注射でも打ってもらえばすぐに抜けるさ」

 いやああああ! せ、せめてこの口枷はずして、人間に戻して、お願いいいい!



      *  *  *



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