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第三部 女王様の禁じられたよろこび
4**
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取締役営業本部長は、頭部以外の全裸をさらけ出した私をあざ笑った。
「それが反省のかたち? 馬鹿言っちゃいけませんよ、あなたはその体が大層ご自慢だから、自分で勝手に裸になったんでしょ。それを見せつければ私が圧倒されると思い込んで! 浅はかですな。そんなあなたの傲慢さはね、分別のある大人には全部お見通しなんですよ!」
「! 思い至りもしませんでした!」
本当に! 何という愚かな私、この、上から93-59-88の極上ボディに制圧されぬ男などいないと私は思い込んで、取締役営業本部長様に裸体をさらしたのだ! ああ、もう言い逃れはできない、どのような罰であろうと、私は受けなければならない!
多岐沢様がソファから立ち上がって近づいてくる。私の足元にしゃがんで、私の衣服に手を伸ばしているらしい。そうか、罰として衣服を没収? 構わない、それで私の傲慢の罪が償われるならば!
「これはあなたの不心得に対する罰だ。服はすべて焼却する。きょうはその格好で帰宅しなさい」
「こ……この、黒いマスクだけの、全裸ででございますか!?」
「そうです!」
「それはっ! どうかご勘弁を!」
「ご勘弁? 私には何の誠意も感じられない。誠意を示す時にはどうするんでしたっけ?」
取締役営業本部長様が、「どうするんでしたっけ?」と問いを投げておられる! これは与えられた最後の機会、ここで一切の躊躇は無用!
「このようにいたします!」
愚かな女にふさわしく、私は床に仰向けになって両足を持ち上げ、ひざ裏を手で抱えてこれでもかとばかりに大きく広げ、中心にあるものをさらけ出した。その、女の蜜壺からあふれ出た熱い液体が、でんぐり返った拍子に尻の穴まで垂れてくる。私は唇をゆがめて、間近から見下ろしているであろう多岐沢様に向かって叫ぶ。
「ご覧ください、これこそが私の誠意のかたち、下の方が泣いているのです、反省の涙を流して尻の穴まで濡れているのでございます!」
「ほう。これが誠意のかたち?」
足の間に多岐沢がしゃがみ込む気配。泡立つほどに汚液を垂れ流している開口部に、偉大なる営業本部長様の吐息さえ感じられるかと思われた時、まさにその中心部の縦溝を、何か尖ったものでつつかれた。
「ひぎっ……」
遂にその日の第一声が、多岐沢様のご命令でどぎついルージュを塗りたくった唇を裂いて洩れて出た。
ここから先は、慎みも理性も良識も、混沌の坩堝へ溶け入ってしまう時間。阿鼻叫喚のうちに泣き叫ぶよろこびが待っているのだ。
「誠意にもいろんなかたちがあるもんだ。これがあなたにふさわしい、誠意のかたちってことね?」
「は、はいっ……。仰せの通りでございます」
早くも息も絶え絶えのかすれ声で、私はお答え申し上げる。
ボールペンの先なのだろうか、何か冷たく尖ったものが陰阜をついばむようにつついたかと思うと、今度は敏感な内側の襞をめくり返し、上の方へとなぞっていく。それだけで私は体を痙攣させ、太ももの内側を押さえている手から力が抜けそうになってしまう。
「んぬぬぬぬぅっ……! そっ、その先は、どうか、お許しください!」
「その先って、ここか?」
「あぐっ……」
尖ったその先端が、私の敏感な核を軽くつついた時、腰骨が軽く跳ねた。開口部の奥からは、さらなる淫液があふれ出す。そのはしたない汁が尻の穴の脇を伝って、カーペットにしたたり落ちていくのが分かる。
「何やら、どんどん流れてきてますね。あなたの『誠意』ってやつが」
「は、はひぃぃ……」
「誠意の出し惜しみはいけませんよ! 社会人としての重要な場面では特に!」
「お言葉、肝に銘じます!」
「よく言うねぇ……」
「それが反省のかたち? 馬鹿言っちゃいけませんよ、あなたはその体が大層ご自慢だから、自分で勝手に裸になったんでしょ。それを見せつければ私が圧倒されると思い込んで! 浅はかですな。そんなあなたの傲慢さはね、分別のある大人には全部お見通しなんですよ!」
「! 思い至りもしませんでした!」
本当に! 何という愚かな私、この、上から93-59-88の極上ボディに制圧されぬ男などいないと私は思い込んで、取締役営業本部長様に裸体をさらしたのだ! ああ、もう言い逃れはできない、どのような罰であろうと、私は受けなければならない!
多岐沢様がソファから立ち上がって近づいてくる。私の足元にしゃがんで、私の衣服に手を伸ばしているらしい。そうか、罰として衣服を没収? 構わない、それで私の傲慢の罪が償われるならば!
「これはあなたの不心得に対する罰だ。服はすべて焼却する。きょうはその格好で帰宅しなさい」
「こ……この、黒いマスクだけの、全裸ででございますか!?」
「そうです!」
「それはっ! どうかご勘弁を!」
「ご勘弁? 私には何の誠意も感じられない。誠意を示す時にはどうするんでしたっけ?」
取締役営業本部長様が、「どうするんでしたっけ?」と問いを投げておられる! これは与えられた最後の機会、ここで一切の躊躇は無用!
「このようにいたします!」
愚かな女にふさわしく、私は床に仰向けになって両足を持ち上げ、ひざ裏を手で抱えてこれでもかとばかりに大きく広げ、中心にあるものをさらけ出した。その、女の蜜壺からあふれ出た熱い液体が、でんぐり返った拍子に尻の穴まで垂れてくる。私は唇をゆがめて、間近から見下ろしているであろう多岐沢様に向かって叫ぶ。
「ご覧ください、これこそが私の誠意のかたち、下の方が泣いているのです、反省の涙を流して尻の穴まで濡れているのでございます!」
「ほう。これが誠意のかたち?」
足の間に多岐沢がしゃがみ込む気配。泡立つほどに汚液を垂れ流している開口部に、偉大なる営業本部長様の吐息さえ感じられるかと思われた時、まさにその中心部の縦溝を、何か尖ったものでつつかれた。
「ひぎっ……」
遂にその日の第一声が、多岐沢様のご命令でどぎついルージュを塗りたくった唇を裂いて洩れて出た。
ここから先は、慎みも理性も良識も、混沌の坩堝へ溶け入ってしまう時間。阿鼻叫喚のうちに泣き叫ぶよろこびが待っているのだ。
「誠意にもいろんなかたちがあるもんだ。これがあなたにふさわしい、誠意のかたちってことね?」
「は、はいっ……。仰せの通りでございます」
早くも息も絶え絶えのかすれ声で、私はお答え申し上げる。
ボールペンの先なのだろうか、何か冷たく尖ったものが陰阜をついばむようにつついたかと思うと、今度は敏感な内側の襞をめくり返し、上の方へとなぞっていく。それだけで私は体を痙攣させ、太ももの内側を押さえている手から力が抜けそうになってしまう。
「んぬぬぬぬぅっ……! そっ、その先は、どうか、お許しください!」
「その先って、ここか?」
「あぐっ……」
尖ったその先端が、私の敏感な核を軽くつついた時、腰骨が軽く跳ねた。開口部の奥からは、さらなる淫液があふれ出す。そのはしたない汁が尻の穴の脇を伝って、カーペットにしたたり落ちていくのが分かる。
「何やら、どんどん流れてきてますね。あなたの『誠意』ってやつが」
「は、はひぃぃ……」
「誠意の出し惜しみはいけませんよ! 社会人としての重要な場面では特に!」
「お言葉、肝に銘じます!」
「よく言うねぇ……」
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