55 / 74
5 巫女
伝説②
しおりを挟む
盲目の綾井には身の回りの世話をする久目という侍女がいた。歳は17で、美人というほどではなかったが、その立ち居振る舞いや声色に男を引き付けてやまぬ魔性めいたものがあり、神の近くに置くがよかろうという年寄りの忠告があったなどと噂もされていた。綾井の身近に仕えたのは、月のものを見た12の時からで、初めこそ親元を離れての務めを悲しんだが、5年を経て巫女の介添えぶりもすっかり板につき、ところを得たように見えていた。
歳月が経つにつれ、久目は綾井を神の如く敬うようになっていた。しかし綾井は、久目が心ひそかに自らを巫女に擬していることを苦々しく思っていた。
誰もが自分のようになれるわけではない。相応の資質に恵まれた者だけが、巫女としてその身に神を迎えることができる。資質を持たざる者が巫女たらんと願い、おのれの身に神の招来を渇望するのは僭上であり、危険極まりない。時にはそれを久目の前で仄めかしてもみたが、そのたびに分かっていながら分からぬような素振りをされる。いずれ好いた男でもできれば熱も冷めるのではと、淡く期待しながら接していた。
3週間が経った。田植えを前にした4月の半ば、村の聖域には神饌と神酒が供えられ、正装した志於綾井が豊穣祈願の舞を奉納した。橘幸嗣は国司である父幸麻呂の名代として列席した。
祭儀が終わり、宴が始まった。その場では幸嗣が国府の代表者という格好になったので、彼の周囲には村の主だった者が集まり、草深い蛮地の料理や酒でのもてなしに恥じ入って見せながら、御曹司の洗練された都ぶりの立ち居振る舞い、深淵な教養を盛んに褒めそやした。
盲目の巫女は笑わなかった。長老たちから盛んに追従を受ける若者は、沈んだ面持ちの綾井に関心を向けたが、それ以上に彼女の傍らに持している久目に目を奪われた。
幸嗣が、笑顔で綾井に問うた。
「巫女どのは家代々の職掌を継いでおられるのか」
「いいえ。我が家は麦を植え、山で木の実を採り、川で漁をして暮らしを立てておりました」
御曹司の笑顔に微かな影が差し、目が左右に泳ぐ。
「なるほど、巫の才は神の司る決めごとなれば、血筋によって介される余地はなし。左様申されるか」
「大方は、そのように。つきましては、御曹司様」
動座の件を綾井が言い出すと予感して、長老たちの顔に緊張が走った。まだ早かろうと思ったのだが、彼らとて巫女の判断に口を差し挟むことはできなかった。
「我ら淳土呂の者は、その名を口にすることを禁じられております神とともに、天地開闢よりこの地に暮らしてまいりました。別の土地には別の、名を言うまじき神がおわします。土地と神は一つ。ゆえに、『動座』とは理屈の通らぬお話でございます。お分かりでしょうか御曹司様」
幾らか微醺を帯びていた長老たちであったが、あまりの歯に衣着せぬ物言いにたちまち酔いも醒め、苦しげな作り笑顔を装いつつ幸嗣の顔を眺める。国司の御曹司は目を伏せ、一つ大きく頷いたのだった。
「土地と神は一つ。それは揺るがぬ真理と存じます。そして釈尊の説いた慈悲の教えは決して巫女どのの言葉に背かぬと私は考えます。良いお話を伺うことができました」
その言葉の終わりとともに、幸嗣の視線は、綾井の傍らに持している久目に向けられた。御曹司の眼差しを正面から受け止め、可憐な処女の顔がたちまち茜色に染まったのは無理からぬことだった。
この様子をさりげなく注視していた長老たちは、御曹司の視線の向いた先にその関心の在り処を目ざとく読み取った。宴が果てた後、久目は郡司の家に呼ばれた。明後日の朝、国司の館へ出向いて御曹司に面会し、御礼の品々を直接進呈してきてほしい。巫女には自分たちが話して了解を貰っておくとの指示だった。
そして容姿と才覚に恵まれた齢19歳の幸嗣は、既に「その道」には相当程度通暁していた。
翌朝早く、進物を満載した牛車に揺られて出立した久目は、日が暮れても帰らなかった。翌日の昼を相当回ってから、女となった少女は空の牛車とともに村に戻った。まだ夢の中にいるような表情で、足元も定かではなかった。
家で久目を出迎えた郡司は、痛ましさと自らの疚しさに胸の潰れる思いだった。人身御供を強いることを承知で少女を使者に選んだのだから。幸嗣が快く進物を受け取ったことを久目が淡々と述べ伝えると、郡司は「苦労を掛けた」と言葉少なに労った。久目は主人である綾井の庵へ足を向けた。
御曹司のもとで何が起きるか、初めから巫女は承知していたので、久目をことさら咎めたりはしなかった。侍女が戻った時、巫女は「我らが神の意とするところを、御曹司どのはどう思うている」と問うた。侍女は答えた。
「幸嗣様は確かに約束してくださいました。きっと、神意に適うよう自分が国司様に取り計らうと」
これは誇張だった。侍女は自らの心を奪った男の言葉を、多分に粉飾して主人に伝えていた。その語り口に嘘の気配を覚った巫女は、苦渋をにじませながら侍女に告げた。
「分かりました。お前も存じておるように、ひとたび男に身を許した者がお側に在ることを、神はお許しにならぬ。明日より別の者が我の介添えをいたすこととなろう。今までよく仕えてくれた」
久目は返す言葉もなく平伏する。一方、綾井の胸には一つの不安が蟠っていた。よもやとは思うが、この侍女が長年自分に仕える間「名を呼ぶまじき神」の名を知ってしまったのではないか。
巫女は大きく深呼吸してから、曖昧な聞き方で久目に問うた。
「最後に尋ねる。もし存じておるなら、申してみよ」
久目は答えなかった。無言のまま、身を震わせつつ巫女の下を退出した。
不確かな足取りで巫女の庵を離れ、川のほとりまでたどり着いたところで、久目は噴き上がる慟哭に身を任せた。
……涙に濡れた顔を上げると、水かさの増した川が滔滔と流れている。このまま身を投げてしまえば我が身の穢れも洗われようか。
そして知ってはならぬ神の名を、主人である巫女の口の動きから読んでしまった罪も永久に拭い去られるだろうか。
なれどこの川は、水をたたえた神域。穢れた身をうち捨て、さらに怖るべき罪を重ねんとするか。
そのような真似はできない。
不意に、幸嗣の笑顔が脳裏に浮かんだ。御曹司様のもとで過ごした、夢のような時間。あの逞しい胸。しなやかな指先。五体が溶けてしまうかと思われた瞬間。どうぞ、あのひとときをもう一度。
少女は遂に、ひと繋がりの呪文を口にした。
それは歓楽のさなかに、幸嗣から教えられた。名を口にすることを禁じられた神に仕えていた間は、忌まわしき限りと怖れてきた一連の音の羅列である。
ぎゃてぃ、ぎゃてぃ、はらぎゃてぃ、はらそうぎゃてぃ、ぶぉじぃ、すばはぁ。
その日のうちに、久目は村から姿を消した。
歳月が経つにつれ、久目は綾井を神の如く敬うようになっていた。しかし綾井は、久目が心ひそかに自らを巫女に擬していることを苦々しく思っていた。
誰もが自分のようになれるわけではない。相応の資質に恵まれた者だけが、巫女としてその身に神を迎えることができる。資質を持たざる者が巫女たらんと願い、おのれの身に神の招来を渇望するのは僭上であり、危険極まりない。時にはそれを久目の前で仄めかしてもみたが、そのたびに分かっていながら分からぬような素振りをされる。いずれ好いた男でもできれば熱も冷めるのではと、淡く期待しながら接していた。
3週間が経った。田植えを前にした4月の半ば、村の聖域には神饌と神酒が供えられ、正装した志於綾井が豊穣祈願の舞を奉納した。橘幸嗣は国司である父幸麻呂の名代として列席した。
祭儀が終わり、宴が始まった。その場では幸嗣が国府の代表者という格好になったので、彼の周囲には村の主だった者が集まり、草深い蛮地の料理や酒でのもてなしに恥じ入って見せながら、御曹司の洗練された都ぶりの立ち居振る舞い、深淵な教養を盛んに褒めそやした。
盲目の巫女は笑わなかった。長老たちから盛んに追従を受ける若者は、沈んだ面持ちの綾井に関心を向けたが、それ以上に彼女の傍らに持している久目に目を奪われた。
幸嗣が、笑顔で綾井に問うた。
「巫女どのは家代々の職掌を継いでおられるのか」
「いいえ。我が家は麦を植え、山で木の実を採り、川で漁をして暮らしを立てておりました」
御曹司の笑顔に微かな影が差し、目が左右に泳ぐ。
「なるほど、巫の才は神の司る決めごとなれば、血筋によって介される余地はなし。左様申されるか」
「大方は、そのように。つきましては、御曹司様」
動座の件を綾井が言い出すと予感して、長老たちの顔に緊張が走った。まだ早かろうと思ったのだが、彼らとて巫女の判断に口を差し挟むことはできなかった。
「我ら淳土呂の者は、その名を口にすることを禁じられております神とともに、天地開闢よりこの地に暮らしてまいりました。別の土地には別の、名を言うまじき神がおわします。土地と神は一つ。ゆえに、『動座』とは理屈の通らぬお話でございます。お分かりでしょうか御曹司様」
幾らか微醺を帯びていた長老たちであったが、あまりの歯に衣着せぬ物言いにたちまち酔いも醒め、苦しげな作り笑顔を装いつつ幸嗣の顔を眺める。国司の御曹司は目を伏せ、一つ大きく頷いたのだった。
「土地と神は一つ。それは揺るがぬ真理と存じます。そして釈尊の説いた慈悲の教えは決して巫女どのの言葉に背かぬと私は考えます。良いお話を伺うことができました」
その言葉の終わりとともに、幸嗣の視線は、綾井の傍らに持している久目に向けられた。御曹司の眼差しを正面から受け止め、可憐な処女の顔がたちまち茜色に染まったのは無理からぬことだった。
この様子をさりげなく注視していた長老たちは、御曹司の視線の向いた先にその関心の在り処を目ざとく読み取った。宴が果てた後、久目は郡司の家に呼ばれた。明後日の朝、国司の館へ出向いて御曹司に面会し、御礼の品々を直接進呈してきてほしい。巫女には自分たちが話して了解を貰っておくとの指示だった。
そして容姿と才覚に恵まれた齢19歳の幸嗣は、既に「その道」には相当程度通暁していた。
翌朝早く、進物を満載した牛車に揺られて出立した久目は、日が暮れても帰らなかった。翌日の昼を相当回ってから、女となった少女は空の牛車とともに村に戻った。まだ夢の中にいるような表情で、足元も定かではなかった。
家で久目を出迎えた郡司は、痛ましさと自らの疚しさに胸の潰れる思いだった。人身御供を強いることを承知で少女を使者に選んだのだから。幸嗣が快く進物を受け取ったことを久目が淡々と述べ伝えると、郡司は「苦労を掛けた」と言葉少なに労った。久目は主人である綾井の庵へ足を向けた。
御曹司のもとで何が起きるか、初めから巫女は承知していたので、久目をことさら咎めたりはしなかった。侍女が戻った時、巫女は「我らが神の意とするところを、御曹司どのはどう思うている」と問うた。侍女は答えた。
「幸嗣様は確かに約束してくださいました。きっと、神意に適うよう自分が国司様に取り計らうと」
これは誇張だった。侍女は自らの心を奪った男の言葉を、多分に粉飾して主人に伝えていた。その語り口に嘘の気配を覚った巫女は、苦渋をにじませながら侍女に告げた。
「分かりました。お前も存じておるように、ひとたび男に身を許した者がお側に在ることを、神はお許しにならぬ。明日より別の者が我の介添えをいたすこととなろう。今までよく仕えてくれた」
久目は返す言葉もなく平伏する。一方、綾井の胸には一つの不安が蟠っていた。よもやとは思うが、この侍女が長年自分に仕える間「名を呼ぶまじき神」の名を知ってしまったのではないか。
巫女は大きく深呼吸してから、曖昧な聞き方で久目に問うた。
「最後に尋ねる。もし存じておるなら、申してみよ」
久目は答えなかった。無言のまま、身を震わせつつ巫女の下を退出した。
不確かな足取りで巫女の庵を離れ、川のほとりまでたどり着いたところで、久目は噴き上がる慟哭に身を任せた。
……涙に濡れた顔を上げると、水かさの増した川が滔滔と流れている。このまま身を投げてしまえば我が身の穢れも洗われようか。
そして知ってはならぬ神の名を、主人である巫女の口の動きから読んでしまった罪も永久に拭い去られるだろうか。
なれどこの川は、水をたたえた神域。穢れた身をうち捨て、さらに怖るべき罪を重ねんとするか。
そのような真似はできない。
不意に、幸嗣の笑顔が脳裏に浮かんだ。御曹司様のもとで過ごした、夢のような時間。あの逞しい胸。しなやかな指先。五体が溶けてしまうかと思われた瞬間。どうぞ、あのひとときをもう一度。
少女は遂に、ひと繋がりの呪文を口にした。
それは歓楽のさなかに、幸嗣から教えられた。名を口にすることを禁じられた神に仕えていた間は、忌まわしき限りと怖れてきた一連の音の羅列である。
ぎゃてぃ、ぎゃてぃ、はらぎゃてぃ、はらそうぎゃてぃ、ぶぉじぃ、すばはぁ。
その日のうちに、久目は村から姿を消した。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
幽子さんの謎解きレポート~しんいち君と霊感少女幽子さんの実話を元にした本格心霊ミステリー~
しんいち
キャラ文芸
オカルト好きの少年、「しんいち」は、小学生の時、彼が通う合気道の道場でお婆さんにつれられてきた不思議な少女と出会う。
のちに「幽子」と呼ばれる事になる少女との始めての出会いだった。
彼女には「霊感」と言われる、人の目には見えない物を感じ取る能力を秘めていた。しんいちはそんな彼女と友達になることを決意する。
そして高校生になった二人は、様々な怪奇でミステリアスな事件に関わっていくことになる。 事件を通じて出会う人々や経験は、彼らの成長を促し、友情を深めていく。
しかし、幽子にはしんいちにも秘密にしている一つの「想い」があった。
その想いとは一体何なのか?物語が進むにつれて、彼女の心の奥に秘められた真実が明らかになっていく。
友情と成長、そして幽子の隠された想いが交錯するミステリアスな物語。あなたも、しんいちと幽子の冒険に心を躍らせてみませんか?
ゾンビ発生が台風並みの扱いで報道される中、ニートの俺は普通にゾンビ倒して普通に生活する
黄札
ホラー
朝、何気なくテレビを付けると流れる天気予報。お馴染みの花粉や紫外線情報も流してくれるのはありがたいことだが……ゾンビ発生注意報?……いやいや、それも普通よ。いつものこと。
だが、お気に入りのアニメを見ようとしたところ、母親から買い物に行ってくれという電話がかかってきた。
どうする俺? 今、ゾンビ発生してるんですけど? 注意報、発令されてるんですけど??
ニートである立場上、断れずしぶしぶ重い腰を上げ外へ出る事に──
家でアニメを見ていても、同人誌を売りに行っても、バイトへ出ても、ゾンビに襲われる主人公。
何で俺ばかりこんな目に……嘆きつつもだんだん耐性ができてくる。
しまいには、サバゲーフィールドにゾンビを放って遊んだり、ゾンビ災害ボランティアにまで参加する始末。
友人はゾンビをペットにし、効率よくゾンビを倒すためエアガンを改造する。
ゾンビのいることが日常となった世界で、当たり前のようにゾンビと戦う日常的ゾンビアクション。ノベルアッププラス、ツギクル、小説家になろうでも公開中。
表紙絵は姫嶋ヤシコさんからいただきました、
©2020黄札
最終死発電車
真霜ナオ
ホラー
バイト帰りの大学生・清瀬蒼真は、いつものように終電へと乗り込む。
直後、車体に大きな衝撃が走り、車内の様子は一変していた。
外に出ようとした乗客の一人は身体が溶け出し、おぞましい化け物まで現れる。
生き残るためには、先頭車両を目指すしかないと知る。
「第6回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞をいただきました!
怪物どもが蠢く島
湖城マコト
ホラー
大学生の綿上黎一は謎の組織に拉致され、絶海の孤島でのデスゲームに参加させられる。
クリア条件は至ってシンプル。この島で二十四時間生き残ることのみ。しかしこの島には、組織が放った大量のゾンビが蠢いていた。
黎一ら十七名の参加者は果たして、このデスゲームをクリアすることが出来るのか?
次第に明らかになっていく参加者達の秘密。この島で蠢く怪物は、決してゾンビだけではない。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
うまなちゃんはもっと感じたい
釧路太郎
ホラー
天才霊能力者栗宮院午彪と天才霊能力者栗宮院奈緒美の娘である栗宮院うまなは生まれる前から期待されていたのだが、残念なことに霊能力を持つことはなかった。
霊能力はないものの、持ち前の明るさと努力することを苦ともしない根性で勉強も運動も人並み以上にこなせており、人望も厚く学級委員長を任されるほどでもあった。
栗宮院うまなは両親からの寵愛を一身に受けすくすくと育ってはいたのだが、天才霊能力者である両親から生まれた事もあり、外野からの期待は栗宮院うまなにとって重いプレッシャーとなって圧し掛かっていき、家に帰ってくると自室へ閉じこもりふさぎ込むようになってしまった。
そんな彼女の様子を見かねた両親は信頼出来る友人である清澄真名のフォトスタジオでアルバイトとして働かせることで彼女に秘められた力を育てようとしたのであった。
清澄真名が代表を務めるフォトスタジオ零楼館は通常の写真とは別に心霊写真を収集して調査し、場合によっては除霊までを行う業務を行っているのだ。
栗宮院うまなは清澄真名のもとで修業し、一流の霊能力者になることが出来るのだろうか。
彼女にかかっているプレッシャーが軽くなることはあるのだろうか。
オサキ怪異相談所
てくす
ホラー
ある街の、ある処に、其処は存在する。
怪異……
そんな不可思議な世界に迷い込んだ人を助ける者がいた。
不可思議な世界に迷い込んだ者が今日もまた、助けを求めにやってきたようだ。
【オサキ怪異相談所】
憑物筋の家系により、幼少から霊と関わりがある尾先と、ある一件をきっかけに、尾先と関わることになった茜を中心とした物語。
【オサキ外伝】
物語の進行上、あまり関わりがない物語。基本的には尾先以外が中心。メインキャラクター以外の掘り下げだったりが多めかも?
【怪異蒐集譚】
外伝。本編登場人物の骸に焦点を当てた物語。本編オサキの方にも関わりがあったりするので本編に近い外伝。
【夕刻跳梁跋扈】
鳳とその友人(?)の夕凪に焦点を当てた物語。
【怪異戯曲】
天満と共に生きる喜邏。そして、ある一件から関わることになった叶芽が、ある怪異を探す話。
※非商用時は連絡不要ですが、投げ銭機能のある配信媒体等で記録が残る場合はご一報と、概要欄等にクレジット表記をお願いします。
過度なアドリブ、改変、無許可での男女表記のあるキャラの性別変更は御遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる