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恋愛編
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それからは時間との戦いだった
私ではなくマーサをはじめとする私付きの使用人や仕立て屋のお針子達が、である
貴族が社交に出る際にはそれなりの準備が必要だ
流行を抑えながらもありふれていない、個性を演出できるドレス
それに見合う宝飾品に、華やかな髪型を彩るリボンやレース、美しい靴も忘れてはいけない
これらを毎シーズンごとに新調する
(余談だが、この習慣は表向きでは家の権威を見せつけるためとして知られているが実は有力貴族が率先して消費をすることで経済を回すという狙いがあるのだ
決してやみくもに無駄遣いをしているわけではない)
この習慣から、私も出席する予定だったガーデンパーティー用のドレスは数着用意してある
そう、ガーデンパーティー用は…なのだ
ドレスも靴もアクセサリーもすべてガーデンパーティーと夜会ではデザインが異なる
その上、夜会ではパートナーと衣装やアクセサリーなどをさりげなくそろえる必要がある
夜会に出席するつもりがなかった私は殿下と揃えた衣装がないどころか、夜会用のドレスを新調していなかったのだ
迂闊だったわ…
誘われた時点で念のために一着くらい準備しておけばよかった…
そう思ってももう遅い
私の回りは目の回るような勢いで夜会にでるための用意をしていた
だが、それにも限界があったようで…
「申し訳ございません、セシリア様
アクセサリーの準備が間に合いそうにありません…」
「あら、そう…」
申し訳なさげに報告してきた馴染みの仕立て屋
縮こまる姿に苦笑を浮かべて口を開いた
「仕方ないわ
一週間ですべてを揃えろなんて無茶を言っているのはわかってたもの、気にしないでちょうだい
むしろドレスと靴を間に合わせてくれてありがとう」
ひたすらに謝る仕立て屋にそう声をかけ、気にしないように念を押して退出させる
「どういたしましょう…?」
マーサの問いに苦笑を浮かべた
「仕方ないわ
なんとかしましょう」
「なんとか、ですか…」
「えぇ、例えば今持っているものをアレンジするとか…」
「そうですね
…髪飾りは生花を使ってもよろしいかと」
「あぁ、それも素敵ね
ネックレスは…魔法で溶けない氷の輪でも作ってみる?」
「…それは少し厳つくないですか?」
「そう?繊細な作りにすればクリスタルみたいで素敵じゃないかしら」
二人で相談していると、扉がノックされた
マーサが扉を開けるとメイドがラッピングされた箱をもって立っている
「失礼致します
皇宮からお届け物でございます」
「皇宮?何かしら…」
首をかしげてテーブルの上に置かれた包みを見る
そこには確かに皇室を示す印が押してあった
「お空けいたしましょうか」
「そうね、お願い」
私の返事を受けてマーサが包みを開ける
なかに入っていたのは美しい宝飾品だった
繊細で美しいシルバーの細工が施されたネックレスと髪飾り
中央で圧倒的な存在感を放つラピスラズリの周りにはキラキラと煌めくクリスタルが散りばめられており、見るものに華やかな印象をあたえる
反対にピアスはトライアングルの中央に大ぶりのパールと小さなラピスラズリが揺れるシンプルで品のあるデザインのものだった
「まぁ…綺麗・・・」
思わず感嘆の声を洩らすとマーサも頷く
「本当に、見事な細工ですね
…こちらをどうぞ。一緒に入っておりました」
そういいながら差し出されたのはメッセージカード
受け取って二つ折りのそれを開き、中を確認すると可愛らしいカードには似合わない整った文字が几帳面に整列していた
“突然の同行願いですまない
承諾してくれて感謝する
少しでも準備を手伝えればと思って俺と揃いのものを用意させた
よければ付けてくれ”
「あら…」
殿下からだったのね
てっきり皇后様かと・・・
殿下が気を回してくださるなんてめずらしい
そんな失礼なことを考えているとスッと筆記具と数種類のカードが差し出された
「お礼のメッセージカードはどれにいたしましょう
一緒にお送りする品はいつもの店のギフトでよろしいですか?
それともお花にいたしましょうか」
「そうねぇ…とりあえずカードはもう少しシンプルなものにしてくれる?」
並べられた花やリボン、レースをモチーフにしたカードを指差してそう言うとマーサが首をかしげる
それに苦笑しつつ送り主が殿下だと言うことを伝えた
「!そうでしたか、てっきり皇后陛下からかと…
申し訳ありません。では…こちらでいかがでしょう」
変わりに並べられたカードのなかからクローバーの描かれたものを選び、メッセージを書きながらお返しについて考える
何にしようかしら?
いつものお店のは皇后さまがお好きなのは知ってるけれど、殿下はどうかわからないし・・・
殿下のお好きな物…喜んでいただけるもの・・・あ、そうだわ
「ねぇ、今から少しキッチンを使ってもいいかしら」
「キッチンですか?大丈夫だと思いますが・・・
どうされました?」
「お返しのお品を、ね」
そう言うとマーサは一瞬驚いたような顔をし、すぐにそれは素敵ですね、と微笑んだ
さて、今度は何を作ろうかしら
私ではなくマーサをはじめとする私付きの使用人や仕立て屋のお針子達が、である
貴族が社交に出る際にはそれなりの準備が必要だ
流行を抑えながらもありふれていない、個性を演出できるドレス
それに見合う宝飾品に、華やかな髪型を彩るリボンやレース、美しい靴も忘れてはいけない
これらを毎シーズンごとに新調する
(余談だが、この習慣は表向きでは家の権威を見せつけるためとして知られているが実は有力貴族が率先して消費をすることで経済を回すという狙いがあるのだ
決してやみくもに無駄遣いをしているわけではない)
この習慣から、私も出席する予定だったガーデンパーティー用のドレスは数着用意してある
そう、ガーデンパーティー用は…なのだ
ドレスも靴もアクセサリーもすべてガーデンパーティーと夜会ではデザインが異なる
その上、夜会ではパートナーと衣装やアクセサリーなどをさりげなくそろえる必要がある
夜会に出席するつもりがなかった私は殿下と揃えた衣装がないどころか、夜会用のドレスを新調していなかったのだ
迂闊だったわ…
誘われた時点で念のために一着くらい準備しておけばよかった…
そう思ってももう遅い
私の回りは目の回るような勢いで夜会にでるための用意をしていた
だが、それにも限界があったようで…
「申し訳ございません、セシリア様
アクセサリーの準備が間に合いそうにありません…」
「あら、そう…」
申し訳なさげに報告してきた馴染みの仕立て屋
縮こまる姿に苦笑を浮かべて口を開いた
「仕方ないわ
一週間ですべてを揃えろなんて無茶を言っているのはわかってたもの、気にしないでちょうだい
むしろドレスと靴を間に合わせてくれてありがとう」
ひたすらに謝る仕立て屋にそう声をかけ、気にしないように念を押して退出させる
「どういたしましょう…?」
マーサの問いに苦笑を浮かべた
「仕方ないわ
なんとかしましょう」
「なんとか、ですか…」
「えぇ、例えば今持っているものをアレンジするとか…」
「そうですね
…髪飾りは生花を使ってもよろしいかと」
「あぁ、それも素敵ね
ネックレスは…魔法で溶けない氷の輪でも作ってみる?」
「…それは少し厳つくないですか?」
「そう?繊細な作りにすればクリスタルみたいで素敵じゃないかしら」
二人で相談していると、扉がノックされた
マーサが扉を開けるとメイドがラッピングされた箱をもって立っている
「失礼致します
皇宮からお届け物でございます」
「皇宮?何かしら…」
首をかしげてテーブルの上に置かれた包みを見る
そこには確かに皇室を示す印が押してあった
「お空けいたしましょうか」
「そうね、お願い」
私の返事を受けてマーサが包みを開ける
なかに入っていたのは美しい宝飾品だった
繊細で美しいシルバーの細工が施されたネックレスと髪飾り
中央で圧倒的な存在感を放つラピスラズリの周りにはキラキラと煌めくクリスタルが散りばめられており、見るものに華やかな印象をあたえる
反対にピアスはトライアングルの中央に大ぶりのパールと小さなラピスラズリが揺れるシンプルで品のあるデザインのものだった
「まぁ…綺麗・・・」
思わず感嘆の声を洩らすとマーサも頷く
「本当に、見事な細工ですね
…こちらをどうぞ。一緒に入っておりました」
そういいながら差し出されたのはメッセージカード
受け取って二つ折りのそれを開き、中を確認すると可愛らしいカードには似合わない整った文字が几帳面に整列していた
“突然の同行願いですまない
承諾してくれて感謝する
少しでも準備を手伝えればと思って俺と揃いのものを用意させた
よければ付けてくれ”
「あら…」
殿下からだったのね
てっきり皇后様かと・・・
殿下が気を回してくださるなんてめずらしい
そんな失礼なことを考えているとスッと筆記具と数種類のカードが差し出された
「お礼のメッセージカードはどれにいたしましょう
一緒にお送りする品はいつもの店のギフトでよろしいですか?
それともお花にいたしましょうか」
「そうねぇ…とりあえずカードはもう少しシンプルなものにしてくれる?」
並べられた花やリボン、レースをモチーフにしたカードを指差してそう言うとマーサが首をかしげる
それに苦笑しつつ送り主が殿下だと言うことを伝えた
「!そうでしたか、てっきり皇后陛下からかと…
申し訳ありません。では…こちらでいかがでしょう」
変わりに並べられたカードのなかからクローバーの描かれたものを選び、メッセージを書きながらお返しについて考える
何にしようかしら?
いつものお店のは皇后さまがお好きなのは知ってるけれど、殿下はどうかわからないし・・・
殿下のお好きな物…喜んでいただけるもの・・・あ、そうだわ
「ねぇ、今から少しキッチンを使ってもいいかしら」
「キッチンですか?大丈夫だと思いますが・・・
どうされました?」
「お返しのお品を、ね」
そう言うとマーサは一瞬驚いたような顔をし、すぐにそれは素敵ですね、と微笑んだ
さて、今度は何を作ろうかしら
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