壊れたおもちゃ

ナツキ

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前編

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東京、倉庫のような一室。

「んぁあっ///」

「なーに。もしかして気持ちいーの」

「はぁっはぁっユ、ユウのすっごくおっきいぃ///」

「そお? にぃが小さいんじゃねーの」

悠成は兄の性器をツンと指ではじく。

「ん゛っ♡」

「やっば。もう出そうじゃん。まだ先っぽしか入ってないよ?」

「ぁあ♡だだって///」

兄は悠成の上でぷるぷると震えて、快楽を逃がそうとしているようだった。

「ほら、腰おろせよ。自分で全部入れて」

悠成が命令する口調で言うと、頬を赤らめながら頷いた。

「んっんっ////////」

苦しそうに顔をゆがめながら腰を下ろしていく兄はなまめかしく、悠成の性器はますます硬さを極めていった。




ーーー早く奥までゴキュゴキュと鳴らしながら突きたい。兄のナカを何度も何度もぐちゅぐちゅにかき回して、絶え間なく犯したアナルをぱっくりと開かせたままにしたい。そこから何発ものザーメンがとろとろと溢れ落ち、それをすくって兄の口に押し込んでやるんだ。



これから先のことを想像しながら、悠成はうっとりと兄を眺めた。

悶えながら、ゆっくりとゆっくりと悠成の硬く大きなモノを咥え込む兄。

2つ年上なはずなのに、弟の自分に逆らえない、美しい兄。
ウリ専で稼いだお金を、すべて自分に渡す兄。毎日毎日、休みなく働かされているのに、文句も言わずに尽くしてくれる。ほんの1ミリも罪悪感を持つことなく、悠成は兄をこきつかった。
むしろ、そうやって汚れていく兄を見て優越感に浸っているのだった。

兄が、実の兄である陽介が、自分を好きであると知っていたから。

「全部飲み込めたじゃん」

「んん♡」

「えらい、えらい」
悠成は蔑んだような言い方で褒め、下からぐいっと突いた。

「ん゛あ゛!!」

グチュっグチュっ

「ご褒美に、いっぱい奥あててやるよ」

「あっ♡あっ♡うれ、しぃ♡♡♡」

グチュグチュッグチュグチュッ

「ん♡ぁあッああ/////きもちぃっきもちぃっユウぅ♡♡♡♡♡」

「久々の休日なのに、ここ休ませないなんて、にぃはほんっと淫乱だなあ」

「あぁっ/////ユウとのえっちは違うっんぁああはぁあ゛」

「どう違うんだよ? ハルカぁ?」

「や、やめてぇっユウ」

兄をウリ専での名を呼ぶと、兄は一瞬ビクッと身体を震わせた。
これはプライベートだ、ウリとは違うんだと抗議するかのように。

「いっしょだろ。店でも感じまくってるんだろ? 性欲満たせてお金ももらえるなんて贅沢だよなあ? 今日はおれが払ったほうがいいかな?」

「ち、ちがうぅうっユウはっユウはこ、こいび」

「弟だろ」

悠成は冷たく言い放ち、そして兄の小さな乳首をギュッとつまんだ。

「あ゛ぁあ゛!!」

「弟のちんちんも欲しがるド淫乱だろ。なあ?」

「ぁあ゛……ユウぅ」

「しかも自分で咥え込んだよな? ハルカ?」

もう一度源氏名で呼ぶと、兄は悲しそうにこたえた。

「な、名前で呼んでよぉ」

「今日おれの言うこと全部聞けたら、呼んでやるよ。ハァル♡」

「ぅうっ全部聞くからぁ」

兄は簡単に承諾した。彼は本当に悠成の言いなりだった。
悠成にとって、兄はあくまでもウリ専での延長なのに。あまりにも一方的な愛情だった。

悠成は下から容赦なく突き上げ、兄を乱暴にイカせると、吐き出した自身の精液をすべて舐めさせることにした。

「ほら、おれの腹に出したやつ全部舐めろ。ちんちんもな? 一回キレイにしろよ」

「はぁっはぁっ」

頭を押さえつけると、陽介の股間はピクピクとうごめいた。とんだ淫乱ネコだ。乱暴に扱われて喜んでいる。弟の腹に飛び散った白濁の精液をペロペロと丹念に舐め、すべておいしそうに飲み込んだ。それから、まだ硬さを保つ悠成の性器も丁寧に舐め、愛おしそうに手でさする。

「うまいじゃん。さすがナンバーワンだね?」

汚い変態どもの粗チンもおいしそうに舐めると評判らしく、小さな店だったが兄は一番の人気キャストだ。店にいる時間は誰よりも長く、必然的に多くの客を相手していた。

「ユウのちんちん、おいしい……♡」

「……弟のちんちんしゃぶる姿、じじいに見せようか」

「だ、だめぇ」

悠成は父親をじじいと呼び、毛嫌いしていた。そんな父親も悠成のことはあまり好いてないようで、いっしょに住んでいた頃は喧嘩が絶えなかった。見かねた兄がいつも間に入ろうとしたが、それすらも悠成は嫌がり、兄を叱り時に殴った。

「……おれのものだなんて知ったら、じじいどうなるかな」

じじいにとって、大好きな陽介が大嫌いな悠成のものだと知ったら。
ごく自然に口角は上がり、顔がにやけた。

「今日は首輪と手枷しよっか。写真撮らせてよ」

「お、お父さんに見せるつもり?」

おびえた声で聞いてきたので、悠成はにやにやと笑いながら答えた。

「何でも言うこと聞くんだろ? ハルカ?」
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